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第二章 ダンスパーティー
伝承
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番外編です。
☆★☆★☆
それは今から千年以上も前のこと。
その頃この地の平和は魔族によって脅かされていた。
何人もの者が魔族に戦いを挑み、そして散っていった。どの者も皆魔族の王、魔王の住む城に入ることはおろか、近づくことすらできなかったという。
それでも名声、地位、金、理由は様々だが挑む者は後を絶たなかったという。
王は頭を抱え、魔族を倒す方法を求めて一日中書庫に籠っていた。
見る見るうちに人口は減った。
人口が三分の一に減り、女子どもか、老人、病人以外の者が殆どいなくなった頃、ようやく王は一冊の書物を探し当てた。
そこには異世界から勇者を召喚する方法が書かれていたという。王はすぐに王宮中の魔術師に命じて勇者の召喚をさせた。
現れた勇者は十代半ばの可愛らしい少女だったという。
王はすぐに少女に魔王を倒すように頼んだ。
しかし少女は首を縦には振らなかった。
少女は争いごとなどほとんどない世界からやって来た。強くも何んともない私がそんなことを言われても出来るはずがないと王に告げた。
だが王は勇者召喚で呼ばれた存在なのだから倒せるはずだと一歩も譲らなかった。
結局少女が訓練をしてみてその結果でどうするか決めることになった。
訓練の合間に様々なものを少女は伝えたという。有名なところでは料理、お菓子、学校教育の知識などだ。その頃はまだ学園が存在しておらず、学校といえば貴族だけが通える貴族院だけだったのだ。今ではその貴族院も姿を消し、学園だけが残っている。
少女は剣の腕はいまいちだったが魔術の腕は凄まじいものだった。一月もしないうちにすべての魔術が使えるようになった。
少女は覚悟を決めた表情で王に怖いが魔王に挑戦すると告げたそうだ。もし魔王を倒したら元の世界に帰すと言われたことも大きかったのだろう。
少女は魔王城に向かった。誰もたどり着けなかった魔王城に少女は1日で辿り着いたという。
そして少女は魔王に挑んだ。少女と魔王の戦いは一週間に及んだという。
戦いは少女の勝利で終わった。
しかし王は少女を元の世界に帰そうとは最初から思っていなかった。そもそも帰す方法がなかったという説もある。
最初のうちはやれ英雄の帰還だ、パーティーだと騒がしく少女は気に止めていなかった。一週間が過ぎたあたりで疑問を持ち始めた。半月が過ぎたころには疑問は疑いに変わった。
ある日王は少女にこの国の王太子と結婚しないかと持ち掛けたという。少女は断り、いい加減帰してくれと頼んだ。だが王は諦めず、少女を帰そうとしなかった。
少女は王が帰す気がないことを悟ると次の日の朝には姿を消していたという。王は必死になって兵に国中を捜させたが見つからなかった。国民はそんな兵の姿を見て王が少女に何かしたから姿を消したのではないかと噂した。
それからというもの少女を見た者はいないという。
少女の名をサクラといった。
☆★☆★☆
伝説が大袈裟なものになったり、真実が捻じ曲がって伝わっていることはよくあることです。どこまでが真実か、考えて見てください。
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それは今から千年以上も前のこと。
その頃この地の平和は魔族によって脅かされていた。
何人もの者が魔族に戦いを挑み、そして散っていった。どの者も皆魔族の王、魔王の住む城に入ることはおろか、近づくことすらできなかったという。
それでも名声、地位、金、理由は様々だが挑む者は後を絶たなかったという。
王は頭を抱え、魔族を倒す方法を求めて一日中書庫に籠っていた。
見る見るうちに人口は減った。
人口が三分の一に減り、女子どもか、老人、病人以外の者が殆どいなくなった頃、ようやく王は一冊の書物を探し当てた。
そこには異世界から勇者を召喚する方法が書かれていたという。王はすぐに王宮中の魔術師に命じて勇者の召喚をさせた。
現れた勇者は十代半ばの可愛らしい少女だったという。
王はすぐに少女に魔王を倒すように頼んだ。
しかし少女は首を縦には振らなかった。
少女は争いごとなどほとんどない世界からやって来た。強くも何んともない私がそんなことを言われても出来るはずがないと王に告げた。
だが王は勇者召喚で呼ばれた存在なのだから倒せるはずだと一歩も譲らなかった。
結局少女が訓練をしてみてその結果でどうするか決めることになった。
訓練の合間に様々なものを少女は伝えたという。有名なところでは料理、お菓子、学校教育の知識などだ。その頃はまだ学園が存在しておらず、学校といえば貴族だけが通える貴族院だけだったのだ。今ではその貴族院も姿を消し、学園だけが残っている。
少女は剣の腕はいまいちだったが魔術の腕は凄まじいものだった。一月もしないうちにすべての魔術が使えるようになった。
少女は覚悟を決めた表情で王に怖いが魔王に挑戦すると告げたそうだ。もし魔王を倒したら元の世界に帰すと言われたことも大きかったのだろう。
少女は魔王城に向かった。誰もたどり着けなかった魔王城に少女は1日で辿り着いたという。
そして少女は魔王に挑んだ。少女と魔王の戦いは一週間に及んだという。
戦いは少女の勝利で終わった。
しかし王は少女を元の世界に帰そうとは最初から思っていなかった。そもそも帰す方法がなかったという説もある。
最初のうちはやれ英雄の帰還だ、パーティーだと騒がしく少女は気に止めていなかった。一週間が過ぎたあたりで疑問を持ち始めた。半月が過ぎたころには疑問は疑いに変わった。
ある日王は少女にこの国の王太子と結婚しないかと持ち掛けたという。少女は断り、いい加減帰してくれと頼んだ。だが王は諦めず、少女を帰そうとしなかった。
少女は王が帰す気がないことを悟ると次の日の朝には姿を消していたという。王は必死になって兵に国中を捜させたが見つからなかった。国民はそんな兵の姿を見て王が少女に何かしたから姿を消したのではないかと噂した。
それからというもの少女を見た者はいないという。
少女の名をサクラといった。
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