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第四章 護衛依頼
十四日目(22) 買物(7)
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「私は、えっと、そうだな、短剣ってありますか?」
「短剣ですね?少々お待ち下さい」
もはや細かく言わなくても、わかってきたのか、店員は種類だけ確認すると、取りに行った。
店員が運んできたのは二振りの短剣だった。片方は青く、もう片方は金色に輝いており、どちらもそれぞれ金色の蔓と、青い蔓が巻き付いたデザインで、白銀の薔薇の花で飾られている。
「?二っつ?」
「ええ、こちらは二振りで一組の作品になっております。青い方はオリハルコン、金色の方はアダマンタイト製です。花はミスリルですね。こちらもドリアン氏の作となります」
「先ほどまでの作品と一緒で、蔓薔薇がデザインされているのは、何か意味があるんですか?」
「はい。先ほどからお見せしている物は全てこの店で偶然出会われて意気投合したドリアン氏とオーデヒド氏が、協力して作り上げたシリーズものとなっております。他にも槍もございますよ」
「……そちらも見せてくれますか?」
マリアは他にも何か言いたそうにしていたが、それだけを言葉にした。
「少々お待ち下さい」
それだけ言って取りに立ち去った店員はすぐに戻ってきた。手には赤い槍が握られている。当然のことながら、こちらにも白銀の蔓と葉、漆黒の花で出来た蔓薔薇が巻き付白金貨いていた。長さは一般的な槍と変わらないが、何とかマリアにも使えそうだ。
「こちらがそうですね。材質はヒヒイロカネとミスリル、ガルヴォルンです。作者は勿論ドリアン氏です」
店員の説明は殆どマリアの耳を素通りしていた。
「ねぇ、両方買っちゃダメ?」
マリアはダメもとで3人にお伺いを立てた。
「う~ん、今回のお金は殆どマリア1人で稼いだものみたいなものだしね」
「気に入ったんだったら別に遠慮しなくて良いぞ」
「当然の権利だと思うしね」
3人の返答に、マリアはホッとした顔をした後、満面の笑みを浮かべた。
「短剣が二振りで大金貨10枚、槍が大金貨8枚だよ」
店員は、マリアがそちらに顔を向けただけで意図を察したのか、値段を教えてくれた。
「ってことは全員分で、えっと……」
「大金貨41枚だな」
大金貨1枚あれば、一家族が優に10年は遊んで暮らせるのだが、金銭感覚が麻痺しているのか、至極当然のごとく言い切った。
「お買い上げは以上でよろしいでしょうか?」
「あ~、武具の方も見たいんだが、動きを阻害しないものを見せて貰えるか?」
「……全員分でしょうか?」
「ああ」
店員はそれ以上何も聞かず、奥の方に取りに行った。
「短剣ですね?少々お待ち下さい」
もはや細かく言わなくても、わかってきたのか、店員は種類だけ確認すると、取りに行った。
店員が運んできたのは二振りの短剣だった。片方は青く、もう片方は金色に輝いており、どちらもそれぞれ金色の蔓と、青い蔓が巻き付いたデザインで、白銀の薔薇の花で飾られている。
「?二っつ?」
「ええ、こちらは二振りで一組の作品になっております。青い方はオリハルコン、金色の方はアダマンタイト製です。花はミスリルですね。こちらもドリアン氏の作となります」
「先ほどまでの作品と一緒で、蔓薔薇がデザインされているのは、何か意味があるんですか?」
「はい。先ほどからお見せしている物は全てこの店で偶然出会われて意気投合したドリアン氏とオーデヒド氏が、協力して作り上げたシリーズものとなっております。他にも槍もございますよ」
「……そちらも見せてくれますか?」
マリアは他にも何か言いたそうにしていたが、それだけを言葉にした。
「少々お待ち下さい」
それだけ言って取りに立ち去った店員はすぐに戻ってきた。手には赤い槍が握られている。当然のことながら、こちらにも白銀の蔓と葉、漆黒の花で出来た蔓薔薇が巻き付白金貨いていた。長さは一般的な槍と変わらないが、何とかマリアにも使えそうだ。
「こちらがそうですね。材質はヒヒイロカネとミスリル、ガルヴォルンです。作者は勿論ドリアン氏です」
店員の説明は殆どマリアの耳を素通りしていた。
「ねぇ、両方買っちゃダメ?」
マリアはダメもとで3人にお伺いを立てた。
「う~ん、今回のお金は殆どマリア1人で稼いだものみたいなものだしね」
「気に入ったんだったら別に遠慮しなくて良いぞ」
「当然の権利だと思うしね」
3人の返答に、マリアはホッとした顔をした後、満面の笑みを浮かべた。
「短剣が二振りで大金貨10枚、槍が大金貨8枚だよ」
店員は、マリアがそちらに顔を向けただけで意図を察したのか、値段を教えてくれた。
「ってことは全員分で、えっと……」
「大金貨41枚だな」
大金貨1枚あれば、一家族が優に10年は遊んで暮らせるのだが、金銭感覚が麻痺しているのか、至極当然のごとく言い切った。
「お買い上げは以上でよろしいでしょうか?」
「あ~、武具の方も見たいんだが、動きを阻害しないものを見せて貰えるか?」
「……全員分でしょうか?」
「ああ」
店員はそれ以上何も聞かず、奥の方に取りに行った。
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