こうして少女は最強となった

松本鈴歌

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第四章 護衛依頼

十五日目 今後の予定

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 困惑する兵士を帰し、時期に運ばれてきた料理を食べて4人は部屋に戻るとそのまま就寝した。

 翌朝、門でアレキスたちと合流すると、そのまま旅立った。

「おそらく今日も野営することになると思います」

 だから料理は頼むと、アレキスは言外に告げた。

「わかりました」


 進むこと約一時間、一行は昨日とは打って変わって見通しの良い草原の中にいた。

「これだけ見通しが良いと、奇襲の心配をしなくて済むから楽で良いな」
「確かにその通りですが、このヘザー平原には聞いた話ですと、スピードに特化した魔物が出るそうです」
「油断はできないってことか」

 アルフォードの呟きを聞いたアレキスが、4人にこの草原の情報を教えてくれた。

 途中でお昼休憩を取ることとなり、半分無理矢理マリアが料理をすることとなった。マリアは時間もあまり余裕がないと予想をつけ、比較的簡単に作れるホットサンドに決めた。
 パンをスライスし、同じく薄くスライスした野菜とチーズを間に挟んで、軽く両面を焼けば完成だ。

「できたよ~」

 昼食を食べながら、今後の予定を話し合うこととなった。

「今のところ予定よりもかなり速く進めています。この分ですと、10日後には目的地のエイセルの街に到着できそうです。これも皆さんのお陰です」

 アレキスは深々と頭を下げた。

「お礼を言われるようなことではありませんよ」
「そうですよ。僕たちは依頼を受けただけですから」

 4人は慌てていたが、それは頭を下げられたからではなかった。

(そういえば、依頼表の目的地見てなかったかも)
(期間と報酬しか見てなかったわ)
(……目的地を今知るなんて)
(うっかりしていたな。うん?エイセル?どこか聞き覚えが……)

 つまるところ、4人とも目的地を知らなかったのだった。

「それよりも、時間ももったいないし、予定の方に話を移しましょう」
「そうですね。今後の予定ですが、今日中に次の街には辿り着けないでしょうし、この平原で1泊します。明日の昼過ぎには鉱山の街、ホランドに着くと思います。余裕もあるのでそこで1泊ですね。明後日には第四王子の直轄領に入れると思います」

 第四王子の直轄領と言われた瞬間、一瞬だがアルフォードの顔色が変わった。そのことに気づいたのは一人を除いていなかった。

「直轄領に入った後は少し進む速度を落として、1日1つずつ街を進んでいきたいと思っています」
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