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第四章 護衛依頼
十六日目(1) ホランドの街到着
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予定通り一行は翌日の昼過ぎにはホランドに到着した。今回は前回のように、寝ている間に魔物山ができていたとかそういうことはなかった。逆にまったく魔物に遭遇しなかった。
「宿を取るには早いし、せっかくだし色んな店を回ってみましょう」
いつも通り門でアレキスたちと別れた4人は、エリザベートの提案で露天めぐりをすることになった。
「鉱山の街と呼ばれるだけあって、金属製品が多いわね」
「んっ?マリア、何か探しているのか?」
「うん。可愛い髪留めがあったら買おうかと思って」
そんなことを話しながら、4人は冷やかして回った。
「あっ、これ可愛い」
マリアが目を止めたのは、雑貨が並んでいる店に置いてあった組紐だった。青系統の色で纏められており、両端には小さな花のモチーフが付いていた。
「それで良いのか?金属製のやつもかなりあるぞ」
「う~ん、あの手のやつも良いんだけど、激しい動きをしたら取れそうだから嫌なんだよね」
「……せっかくだし、街中にいる時用に一つぐらい買っても良いんじゃないか?」
「うん!良さそうなのがあったらそうする。おじさん、これいくらですか?」
マリアは露店を出していた男性に視線を向けた。
「銅貨5枚だな。少し高いが買うのかい、嬢ちゃん」
「はい」
マリアはマジックポーチの中から財布代わりにしている布袋を出すと、銅貨を5枚取り出して渡した。
「たしかに。ありがとな」
マリアは早速髪を結んでいた革紐を取ると、買ったばっかりの組紐で耳の上あたりで束ねた。
「じゃあ次行こっか」
服を売っている露店には、エリザベートが目を輝かせたが、売られている服の質を見て肩を落とした。
「流石にちょっと、なんていうか微妙ね。皆は何か良いものあった?」
「特にはなかったな」
「僕もだよ」
「私は買おうかどうか悩んでいるのが一つ……」
「えっ?どれ?」
「隣の店のやつなんだけど……」
そう言われて3人は隣の露店に目を向けた。
「ああ、あれかしら?」
「うん」
エリザベートが指指したのは、銀色のバレッタだった。蒼い花に蝶がとまっている飾りが付いている。それは可愛いというよりは綺麗と言った方がよく、マリアよりも少し上の者向けの品だった。
「?気に入ったんだったら買ったら?」
「で、でも私には似合わないかなって……」
「そんなことないわよ。そりゃあもう少し年上、私ぐらいの歳の人が付けるのが普通だとは思うけど、十分似合うと思うわよ」
「で、でも高そうだし」
「何言ってるの。お金なら持っているでしょう?」
「そうなんだけど、私みたいな子供が高い買い物をしたら、絡まれそうだなって」
「……わかったわ。私が買ってくるわ」
「で、でもお金払わせちゃ悪いよ」
「後で返してくれれば良いわ」
「……わかった」
「宿を取るには早いし、せっかくだし色んな店を回ってみましょう」
いつも通り門でアレキスたちと別れた4人は、エリザベートの提案で露天めぐりをすることになった。
「鉱山の街と呼ばれるだけあって、金属製品が多いわね」
「んっ?マリア、何か探しているのか?」
「うん。可愛い髪留めがあったら買おうかと思って」
そんなことを話しながら、4人は冷やかして回った。
「あっ、これ可愛い」
マリアが目を止めたのは、雑貨が並んでいる店に置いてあった組紐だった。青系統の色で纏められており、両端には小さな花のモチーフが付いていた。
「それで良いのか?金属製のやつもかなりあるぞ」
「う~ん、あの手のやつも良いんだけど、激しい動きをしたら取れそうだから嫌なんだよね」
「……せっかくだし、街中にいる時用に一つぐらい買っても良いんじゃないか?」
「うん!良さそうなのがあったらそうする。おじさん、これいくらですか?」
マリアは露店を出していた男性に視線を向けた。
「銅貨5枚だな。少し高いが買うのかい、嬢ちゃん」
「はい」
マリアはマジックポーチの中から財布代わりにしている布袋を出すと、銅貨を5枚取り出して渡した。
「たしかに。ありがとな」
マリアは早速髪を結んでいた革紐を取ると、買ったばっかりの組紐で耳の上あたりで束ねた。
「じゃあ次行こっか」
服を売っている露店には、エリザベートが目を輝かせたが、売られている服の質を見て肩を落とした。
「流石にちょっと、なんていうか微妙ね。皆は何か良いものあった?」
「特にはなかったな」
「僕もだよ」
「私は買おうかどうか悩んでいるのが一つ……」
「えっ?どれ?」
「隣の店のやつなんだけど……」
そう言われて3人は隣の露店に目を向けた。
「ああ、あれかしら?」
「うん」
エリザベートが指指したのは、銀色のバレッタだった。蒼い花に蝶がとまっている飾りが付いている。それは可愛いというよりは綺麗と言った方がよく、マリアよりも少し上の者向けの品だった。
「?気に入ったんだったら買ったら?」
「で、でも私には似合わないかなって……」
「そんなことないわよ。そりゃあもう少し年上、私ぐらいの歳の人が付けるのが普通だとは思うけど、十分似合うと思うわよ」
「で、でも高そうだし」
「何言ってるの。お金なら持っているでしょう?」
「そうなんだけど、私みたいな子供が高い買い物をしたら、絡まれそうだなって」
「……わかったわ。私が買ってくるわ」
「で、でもお金払わせちゃ悪いよ」
「後で返してくれれば良いわ」
「……わかった」
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