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第五章 エイセルの街
リオナ(4)
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その後のことは正直よく覚えていない。気がつけば夜になっており、代官のレイン様のお屋敷にいた。『今日からしばらくここでお世話になるのよ』って、お姉さんが言っていたのはなんとなく覚えている。
お姉さんはハッキリとしたことは何ひとつ言わなかったけど、お母さんをあんな風にしたのは街のごろつきどもだってことは理解できた。
次の日は一日中そんなあいつらが許せなくって、平然と過ごしているのが許せなくって、あいつらに蹴りの一発でも入れてやらないことには気が収まらなくって、少しでも情報を求めて街を彷徨い歩いた。
夕方になって、やっとあいつらがいるであろう場所がわかった。でもその場所が問題だった。酒場。私では門前払いを受けることは間違いなかった。
そんな時だ。エリザお姉ちゃんを見かけたのは。
エリザお姉ちゃんは笑顔だったけど、どこか怖かった。周りの皆も避けて通っていた。でもなんとなく、それこそ言葉にできる理由なんてないけど、私と同じ、あいつらをどうにかしてやりたいと思っているような気がした。
「おねぇさん、そんな笑顔で何かいいことでもあったの?」
大っ嫌いな幼く見える自分の見た目を精一杯生かすことにした。
「ううん、お姉さんはこれから悪者退治に行くの」
その言葉に私は狂喜乱舞した。この人ならあの酒場に一緒に行ってくれるかもしれない。
「悪者退治っ!?私も行きたい!」
ちょっとわざとらしかったかと思ったけど、お姉さんはそのことには気がつかなかったようで、内心ホッとした。
「う~ん、でも危ないのよ?」
渋るお姉さんに、これは一筋縄ではいかないかもしれないと、少し焦った。
「私、ついていっちゃダメなの?」
ウソ泣きをして見せれば、お姉さんは焦り出した。
「そ、そんなことは言ってないわ」
「じゃあついていってもいいよね?」
小首を傾げて見上げれば、お姉さんが迷っていることがよくわかった。
「好きにしなさい。ただし危ない目にあっても知らないわよ」
その言葉に内心小躍りしたい気分だった。これで第一段階はクリアだ。後はあの酒場に上手く誘導するだけ。
「うん!ありがとう、おねぇちゃん」
さて、言うのは簡単だけど、どうやって誘導しようかな?
お姉さんはハッキリとしたことは何ひとつ言わなかったけど、お母さんをあんな風にしたのは街のごろつきどもだってことは理解できた。
次の日は一日中そんなあいつらが許せなくって、平然と過ごしているのが許せなくって、あいつらに蹴りの一発でも入れてやらないことには気が収まらなくって、少しでも情報を求めて街を彷徨い歩いた。
夕方になって、やっとあいつらがいるであろう場所がわかった。でもその場所が問題だった。酒場。私では門前払いを受けることは間違いなかった。
そんな時だ。エリザお姉ちゃんを見かけたのは。
エリザお姉ちゃんは笑顔だったけど、どこか怖かった。周りの皆も避けて通っていた。でもなんとなく、それこそ言葉にできる理由なんてないけど、私と同じ、あいつらをどうにかしてやりたいと思っているような気がした。
「おねぇさん、そんな笑顔で何かいいことでもあったの?」
大っ嫌いな幼く見える自分の見た目を精一杯生かすことにした。
「ううん、お姉さんはこれから悪者退治に行くの」
その言葉に私は狂喜乱舞した。この人ならあの酒場に一緒に行ってくれるかもしれない。
「悪者退治っ!?私も行きたい!」
ちょっとわざとらしかったかと思ったけど、お姉さんはそのことには気がつかなかったようで、内心ホッとした。
「う~ん、でも危ないのよ?」
渋るお姉さんに、これは一筋縄ではいかないかもしれないと、少し焦った。
「私、ついていっちゃダメなの?」
ウソ泣きをして見せれば、お姉さんは焦り出した。
「そ、そんなことは言ってないわ」
「じゃあついていってもいいよね?」
小首を傾げて見上げれば、お姉さんが迷っていることがよくわかった。
「好きにしなさい。ただし危ない目にあっても知らないわよ」
その言葉に内心小躍りしたい気分だった。これで第一段階はクリアだ。後はあの酒場に上手く誘導するだけ。
「うん!ありがとう、おねぇちゃん」
さて、言うのは簡単だけど、どうやって誘導しようかな?
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