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第六章 王都への帰路
リオナのランクアップ試験(2)
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「ラルフさん!困ります!」
「良いだろ別に。試験官はBランク以上だから条件は満たしている筈だ」
「それはそうですけど……私の一存では……」
受付嬢は困ったように言った。
「あら、良いわよ。許可するわ。何の問題もないしね」
「ギルドマスター!?」
マリアたちが来ていると知らせを受け、慌てて仕事を放り出して飛んできたギルドマスターのステラだった。
受付嬢は驚愕の声を上げたがステラは意に解さず、あれよあれよという間にリオナのランクアップ試験の準備は整っていった。
「審判は私が務めさせてもらうわ。危険だと思ったら止めに入るからね」
「はい!」
「ああ、わかっている」
リオナはエリザベートから貰ったアイテムポーチの中から白銀のデスサイズを取り出して構えた。その瞬間小さく騒めきが起こった。
ラルフも剣を抜いた。
このギルドに刃を潰した剣は置いていない。
「嬢ちゃん、どこかの口だけの我儘なお嬢様かと思っていたが、なかなか骨がありそうじゃねぇか」
ラルフは楽し気に笑った。
「……それでは始め!」
ステラの合図で戦闘が始まった。
リオナは合図とともにラルフに駆け寄るとデスサイズを横薙ぎに振るった。
「えいっ!」
「うおっ!」
可愛らしい掛け声とともに剣の間合いの外から放たれた一撃はラルフの予想以上に鋭く、ラルフはバックステップで回避した。
自然と距離を取る形となった。
「なかなかやるじゃねぇか」
ラルフはニヤリと笑った。
「……あなたも私が5歳児だっていうの?」
「いや、さっきのは冗談だろ?どう見積もってもせいぜい6歳ぐらいにしか見えねぇよ」
リオナはその言葉に表情を変えた。
「あなたも私をそんな風にいうの!?」
リオナは瞳に怒りの炎を燃やした。
そのまま再度距離を詰めると、デスサイズを横薙ぎに振るう。
ラルフは今度はそれを剣で受け止めた。そしてそのまま刃を滑らすとリオナの懐に飛び込んだ。
「っ!?」
リオナは咄嗟に返す力で柄でラルフを薙ぎ払おうとしたが、容易く左手で掴まれてしまった。そしてそのまま右手の剣をリオナの首筋に当てた。
「そこまでよ!勝者ラルフ!」
ステラの宣言に歓声が上がった。
リオナは悔し気に手を握りこんだ。
「なかなか見事だったぜ。……それにしてもなんで鎌なんだ?」
ラルフは手を差し出しながら不思議そうにデスサイズを見た。
「……私の身長で使える武器ってほとんどなくて」
リオナは自嘲気味に笑いながらラルフの手を握った。
「良いだろ別に。試験官はBランク以上だから条件は満たしている筈だ」
「それはそうですけど……私の一存では……」
受付嬢は困ったように言った。
「あら、良いわよ。許可するわ。何の問題もないしね」
「ギルドマスター!?」
マリアたちが来ていると知らせを受け、慌てて仕事を放り出して飛んできたギルドマスターのステラだった。
受付嬢は驚愕の声を上げたがステラは意に解さず、あれよあれよという間にリオナのランクアップ試験の準備は整っていった。
「審判は私が務めさせてもらうわ。危険だと思ったら止めに入るからね」
「はい!」
「ああ、わかっている」
リオナはエリザベートから貰ったアイテムポーチの中から白銀のデスサイズを取り出して構えた。その瞬間小さく騒めきが起こった。
ラルフも剣を抜いた。
このギルドに刃を潰した剣は置いていない。
「嬢ちゃん、どこかの口だけの我儘なお嬢様かと思っていたが、なかなか骨がありそうじゃねぇか」
ラルフは楽し気に笑った。
「……それでは始め!」
ステラの合図で戦闘が始まった。
リオナは合図とともにラルフに駆け寄るとデスサイズを横薙ぎに振るった。
「えいっ!」
「うおっ!」
可愛らしい掛け声とともに剣の間合いの外から放たれた一撃はラルフの予想以上に鋭く、ラルフはバックステップで回避した。
自然と距離を取る形となった。
「なかなかやるじゃねぇか」
ラルフはニヤリと笑った。
「……あなたも私が5歳児だっていうの?」
「いや、さっきのは冗談だろ?どう見積もってもせいぜい6歳ぐらいにしか見えねぇよ」
リオナはその言葉に表情を変えた。
「あなたも私をそんな風にいうの!?」
リオナは瞳に怒りの炎を燃やした。
そのまま再度距離を詰めると、デスサイズを横薙ぎに振るう。
ラルフは今度はそれを剣で受け止めた。そしてそのまま刃を滑らすとリオナの懐に飛び込んだ。
「っ!?」
リオナは咄嗟に返す力で柄でラルフを薙ぎ払おうとしたが、容易く左手で掴まれてしまった。そしてそのまま右手の剣をリオナの首筋に当てた。
「そこまでよ!勝者ラルフ!」
ステラの宣言に歓声が上がった。
リオナは悔し気に手を握りこんだ。
「なかなか見事だったぜ。……それにしてもなんで鎌なんだ?」
ラルフは手を差し出しながら不思議そうにデスサイズを見た。
「……私の身長で使える武器ってほとんどなくて」
リオナは自嘲気味に笑いながらラルフの手を握った。
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