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第六章 王都への帰路
ヨルの森
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試合には負けてしまったが、リオナは無事にGランクに上がることができた。
リオナはカウンターで受け取ったばかりの新しいギルドカードを嬉しそうにアイテムポーチにしまった。
「それじゃあ行くか」
アルフォードの言葉に頷くと、6人はヨルの森に向かって歩き出した。
30分ほどで森の入口に辿り着くと、マリアは心配そうにリオナを振り返った。
「大丈夫?ごめんね。ついいつものペースで来ちゃったから……」
マリアは申し訳なさそうに言った。
「……だ、だい……じょう……ぶ」
リオナは肩で息をしていた。
ここまでうっかり《強化》で進んできたために、使えないリオナは全力疾走を余儀なくされたのだ。一番後ろにいたために誰も気がつかず、リオナ自身も皆に声をかける余裕などなかった。
5分ほど休憩し、その際にエリザベートから《キュア》をかけてもらい、ある程度体力は回復した。
「リオもある程度使えるようにしておいた方が良いよね?」
「そうだな。馬鹿な貴族どもからの攻撃材料を減らしておくに越したことはない」
「あいつらは執拗だからね。無属性だけでも最低限覚えておけば、少なくとも嫌味ぐらいしか言えないと思うよ」
マリアの言葉にアルフォードとアーティスも大きく頷いた。
ということで、とりあえず魔力の感知から練習しましょうか?覚えればさっきの冒険者ぐらいだったら倒せるようになると思うわよ」
「やる!」
倒せるようになると聞いた瞬間、リオナの目の色が変わった。
「歩きながらでもできるから、魔物を探しながらゆっくり歩こう?」
「う、うん」
リオナはおずおずと頷いた。
「魔力はね、体の中を回っているの。血液みたいにね。血液が心臓を中心にしているのと同じように、魔力もおへその辺りを中心に回ってるから、そこを意識してみると良いよ」
「う、うん。わかった」
リオナは早速意識を集中してみた。
実はこれ、目を閉じて行った方が見つけ易いのだが、ローザが作業しながらやれと言うタイプの人間だったので、マリアはそのことを知らない。
立ち止まって集中して行えば早ければ数秒、時間がかかる者でも1分ほどで終わることも、ながらで行うとかなり難易度が上がり、結局リオナが自分の魔力を知覚できるようになったのはそれから1時間後、他の者たちがシルバーウルフの群れを3つ、ブラックウルフの群れを1つ全滅させた頃だった。
リオナはカウンターで受け取ったばかりの新しいギルドカードを嬉しそうにアイテムポーチにしまった。
「それじゃあ行くか」
アルフォードの言葉に頷くと、6人はヨルの森に向かって歩き出した。
30分ほどで森の入口に辿り着くと、マリアは心配そうにリオナを振り返った。
「大丈夫?ごめんね。ついいつものペースで来ちゃったから……」
マリアは申し訳なさそうに言った。
「……だ、だい……じょう……ぶ」
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ここまでうっかり《強化》で進んできたために、使えないリオナは全力疾走を余儀なくされたのだ。一番後ろにいたために誰も気がつかず、リオナ自身も皆に声をかける余裕などなかった。
5分ほど休憩し、その際にエリザベートから《キュア》をかけてもらい、ある程度体力は回復した。
「リオもある程度使えるようにしておいた方が良いよね?」
「そうだな。馬鹿な貴族どもからの攻撃材料を減らしておくに越したことはない」
「あいつらは執拗だからね。無属性だけでも最低限覚えておけば、少なくとも嫌味ぐらいしか言えないと思うよ」
マリアの言葉にアルフォードとアーティスも大きく頷いた。
ということで、とりあえず魔力の感知から練習しましょうか?覚えればさっきの冒険者ぐらいだったら倒せるようになると思うわよ」
「やる!」
倒せるようになると聞いた瞬間、リオナの目の色が変わった。
「歩きながらでもできるから、魔物を探しながらゆっくり歩こう?」
「う、うん」
リオナはおずおずと頷いた。
「魔力はね、体の中を回っているの。血液みたいにね。血液が心臓を中心にしているのと同じように、魔力もおへその辺りを中心に回ってるから、そこを意識してみると良いよ」
「う、うん。わかった」
リオナは早速意識を集中してみた。
実はこれ、目を閉じて行った方が見つけ易いのだが、ローザが作業しながらやれと言うタイプの人間だったので、マリアはそのことを知らない。
立ち止まって集中して行えば早ければ数秒、時間がかかる者でも1分ほどで終わることも、ながらで行うとかなり難易度が上がり、結局リオナが自分の魔力を知覚できるようになったのはそれから1時間後、他の者たちがシルバーウルフの群れを3つ、ブラックウルフの群れを1つ全滅させた頃だった。
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