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ギルドを後にして周囲を見ながらリュイル達の後を歩く。
見る限り街中では冒険者ギルドのように男女の比率は偏ってはいない感じだ。
「これからどうするんだ?」
この後の予定をリュイルに確認する。
「この後行動するにしても先に宿を押さえようかと思うのだけどどう?」
「休息するにしても休むにしても、落ち着ける場所があったほうが良いが」
確かにリュイルのいう宿の確保は必要だと思う。
だが宿の部屋では料理なんてつくるスペース無いだろうし宿の外ではスキルを見られる可能性あるからな。
固有スキルさえ見られなければかまわないとも言えるんだが。
あまり見られたくはないよなぁ。
「何かあるの?」
「宿に泊まるのは俺も必要だとは思うが宿では俺は食事作らないぞ、というか作れないぞ」
「「「「「「 ! 」」」」」」
歩いていた6人が止まり全員が俺を見る。
見られても困るんだが。
「宿の部屋で料理は出来ないだろうし、俺のスキルを見られるわけにもいかないだろう」
「考えてなかったわ」
「宿でゆっくり休みたいのも確かですし」
「食事はしたい」
「どうしたらいいかしらね」
「私はヒロさんの料理優先しますよ」
「私は食事があればいいわよ」
それぞれが意見をのべる。
さてどうするべきか。
宿も料理も両方可能なら理想なんだがな。
それなりに人通りがあるところで7人が立ち止まっているわけにもいかない。
街の外へ料理をつくりに行くしかないか。
時間で街に入れなかったときはその時に考えよう。
「この街の外で人が来ないような場所って近くにあるか?」
「少し歩くけどあるわよ」
「そこに案内してくれ」
リュイル達に案内してもらった場所は街からそれなりに離れた所で森に近い場所だった。
「この場所は人が来ない場所じゃないけど見かけるのは少ない場所よ」
「俺が料理している間人が来なければ良いだけだし。フィア、結界張ったら適当に何か獲ってきてくれないか?」
「わかったわ、何か獲ってくるわね」
そう言ってフィアは結界を張るとすぐに森の方へ飛んでいった。
そこそこ時間もあるし可能なときに肉の補充はしておいたほうが良いからな。
「リュイル達は周囲の確認を頼む。人がこちらに来なければいいから」
その言葉にリュイル達はうなずき俺を中心に離れていく。
さて、作る分としては、今日の夕食と明日の朝と昼か。
確認すればフォレストバードの肉はまだあるな。
夕食と朝のスープには肉とスライスした玉ねぎにスープの素で良いだろう。
コンロ2つあるから一度に2つ仕込めるのは楽になった。
明日の朝は卵焼きとソーセージかベーコンと焼いて食パンとスープ。
昼はチキンカツサンドでいいか。
今日の夕食はチキンカツを大量に作ると。
フォレストバードの肉を適当な大きさと厚さに切る。
切った肉に小麦粉をまぶして溶き卵につけパン粉につけて油で揚げれば良い。
後はひたすらあげる。
しばらくチキンカツを作っているとフィアが帰ってくる。
曲がってはいけない方向に首が曲がったでっかい牛を。
どうやってしとめているのか気になるな。
出来れば野宿は個人的に避けたいので、フィアが獲ってきたものに関して聞くのは後回し。
リュイル達に解体を頼みその間にチキンカツを量産。
解体が終わる頃には料理の方もあらかた終了。
後は俺のアイテムボックスに全部収納して宿に向かう。
リュイル達がいつも利用している宿に行き食事なしの宿泊を頼む。
7人で1部屋を借りれば安いのだが7人部屋は無かったのでリュイル達5人と俺とフィアの2人部屋で2部屋借りる事に。
夕食はリュイル達の部屋が大きいのでそちらですることになった。
別々に食事では俺が面倒だし、食事のときに明日からの話とか今後の話もしておきたい。
宿の料金もリュイル達に出してもらったし、フォレストバードの素材換金のお金のこともある。
とりあえずは、食事をするためにリュイル達が借りた部屋に移動した。
見る限り街中では冒険者ギルドのように男女の比率は偏ってはいない感じだ。
「これからどうするんだ?」
この後の予定をリュイルに確認する。
「この後行動するにしても先に宿を押さえようかと思うのだけどどう?」
「休息するにしても休むにしても、落ち着ける場所があったほうが良いが」
確かにリュイルのいう宿の確保は必要だと思う。
だが宿の部屋では料理なんてつくるスペース無いだろうし宿の外ではスキルを見られる可能性あるからな。
固有スキルさえ見られなければかまわないとも言えるんだが。
あまり見られたくはないよなぁ。
「何かあるの?」
「宿に泊まるのは俺も必要だとは思うが宿では俺は食事作らないぞ、というか作れないぞ」
「「「「「「 ! 」」」」」」
歩いていた6人が止まり全員が俺を見る。
見られても困るんだが。
「宿の部屋で料理は出来ないだろうし、俺のスキルを見られるわけにもいかないだろう」
「考えてなかったわ」
「宿でゆっくり休みたいのも確かですし」
「食事はしたい」
「どうしたらいいかしらね」
「私はヒロさんの料理優先しますよ」
「私は食事があればいいわよ」
それぞれが意見をのべる。
さてどうするべきか。
宿も料理も両方可能なら理想なんだがな。
それなりに人通りがあるところで7人が立ち止まっているわけにもいかない。
街の外へ料理をつくりに行くしかないか。
時間で街に入れなかったときはその時に考えよう。
「この街の外で人が来ないような場所って近くにあるか?」
「少し歩くけどあるわよ」
「そこに案内してくれ」
リュイル達に案内してもらった場所は街からそれなりに離れた所で森に近い場所だった。
「この場所は人が来ない場所じゃないけど見かけるのは少ない場所よ」
「俺が料理している間人が来なければ良いだけだし。フィア、結界張ったら適当に何か獲ってきてくれないか?」
「わかったわ、何か獲ってくるわね」
そう言ってフィアは結界を張るとすぐに森の方へ飛んでいった。
そこそこ時間もあるし可能なときに肉の補充はしておいたほうが良いからな。
「リュイル達は周囲の確認を頼む。人がこちらに来なければいいから」
その言葉にリュイル達はうなずき俺を中心に離れていく。
さて、作る分としては、今日の夕食と明日の朝と昼か。
確認すればフォレストバードの肉はまだあるな。
夕食と朝のスープには肉とスライスした玉ねぎにスープの素で良いだろう。
コンロ2つあるから一度に2つ仕込めるのは楽になった。
明日の朝は卵焼きとソーセージかベーコンと焼いて食パンとスープ。
昼はチキンカツサンドでいいか。
今日の夕食はチキンカツを大量に作ると。
フォレストバードの肉を適当な大きさと厚さに切る。
切った肉に小麦粉をまぶして溶き卵につけパン粉につけて油で揚げれば良い。
後はひたすらあげる。
しばらくチキンカツを作っているとフィアが帰ってくる。
曲がってはいけない方向に首が曲がったでっかい牛を。
どうやってしとめているのか気になるな。
出来れば野宿は個人的に避けたいので、フィアが獲ってきたものに関して聞くのは後回し。
リュイル達に解体を頼みその間にチキンカツを量産。
解体が終わる頃には料理の方もあらかた終了。
後は俺のアイテムボックスに全部収納して宿に向かう。
リュイル達がいつも利用している宿に行き食事なしの宿泊を頼む。
7人で1部屋を借りれば安いのだが7人部屋は無かったのでリュイル達5人と俺とフィアの2人部屋で2部屋借りる事に。
夕食はリュイル達の部屋が大きいのでそちらですることになった。
別々に食事では俺が面倒だし、食事のときに明日からの話とか今後の話もしておきたい。
宿の料金もリュイル達に出してもらったし、フォレストバードの素材換金のお金のこともある。
とりあえずは、食事をするためにリュイル達が借りた部屋に移動した。
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