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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第862話 シュウゲン 45 Lv上げ&アシュカナ帝国の狙い
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※<外伝> 椎名賢也 『椎名 賢也 64 迷宮都市での情報収集』~『椎名 賢也 69 迷宮都市 炊き出しに現れた母親達&商業ギルドでの登録』を挿入話としてUPしています。
更新通知から探せなかった方は、4巻の次にある<外伝> 椎名賢也の続きを確認して下さい。
以前書いていたのですが、挿入話を入れる方法が分からずUPが遅くなりました。
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まだお昼を済ませていない沙良達と食事を共にしたあと、Lv上げのために広いグランドがある場所へ移動する。
儂は小夜の後方で待機し、危険がないように見守った。
沙良はアイテムBOXから次々に魔物を出しておるが、少々ペースが早いのではないかと心配になる。
ダンジョン内でも、これほど頻繁に魔物と遭遇はせん。
Lv上げをしている皆は大丈夫か?
まぁ美佐子の傍には響君が、結花さんと雫ちゃんと樹君には奏が付いておるから怪我をする事もないじゃろう。
沙良は飛翔魔法の練習をすると言い、空を飛んでいた。
が……賢也と尚人君に両手を持たれ、更に茜とセイが付き添っている状態だ。
あれで練習になるのかの?
どうやら皆、沙良が一人で飛ぶのを牽制しているようだな。
目を離した隙に落っこちると思っているのかも知れん。
沙良の従魔達も落ち着きがなく、そわそわした様子で上を見ておる。
再び小夜に視線を戻すと、迷宮都市に出現する魔物と戦っていた。
これまでのLv上げの成果か、大型魔物を前にしても一歩も引かず薙刀を繰り出す。
狙い過たず、首を切り落としておった。
これなら犯罪者相手にも引けは取るまい。
冒険者を襲うような犯罪者が都市に住む人間に手を出すとは思えんが、自衛手段はあったほうがいい。
その後、Lv上げが終了するまで小夜は危なげなく魔物を倒し続けた。
皆のLvが45になった報告を受け、沙良が満足そうに笑う。
沙良から渡された手鏡で、また少し容姿が若返ったのを確認した小夜は嬉しそうだ。
うむ、儂も彼女が長生きしてくれるのを願っておるからの。
肌に張りが出てきたのではないか?
家庭のある小夜が、夕食を食べる事なく帰ってしまいガッカリする。
いや今日は思いがけず会えたのだから、これで満足しよう。
日曜日。
子供達の炊き出し後、皆でガーグ老の工房へ向かった。
沙良に引退した近衛騎士から武術を習っていると聞いた茜が興味を示し、自分も付いて行くと言う。
茜には稽古など必要なかろうが、その内の1人が姉の偽装結婚相手だと知ったからには、強さを確かめずにはおられまい。
工房の門を開くと、2匹の白梟とガルム達が樹君と沙良を目掛け飛んでくる。
ガーグ老達は畏まった態度で一列に整列し、儂らを出迎えた。
「こんにちは~。今日も、よろしくお願いします。メンバーが1人増えたので紹介しますね。妹の茜です」
そんな彼らへ沙良が気軽に声を掛ける。
「サラ……ちゃん、ようきたの。妹さんは美佐子殿の子供のようじゃな」
賢也と茜を見比べて、容姿の相似性に気付いたガーグ老がそう述べる。
「茜です。姉の結婚相手だと聞きました。少し、その腕を確認したい。ご老人、お相手願えるか?」
彼らの中で最も強いガーグ老に視線を合わせ、茜がさっそく仕合を申し込んだ。
「ほうっ、では儂が相手になって進ぜよう」
受けて立つガーグ老は面白そうな顔をし、部下に槍を持ってこさせた。
勝負は一瞬で着くだろう。これは儂もよく観察しておかねば。
ガーグ老の長男ゼンが仕合開始の合図を出すと、2人はお互いに槍を構え相手を見据える。
暫くそのままの状態が続くかと思った瞬間、最初にガーグ老が動いた。
ガーグ老の鋭い突きを茜が躱して薙ぎ払う。
それをガーグ老が槍で受け止め、周囲に重く鈍い音が響き渡った。
それだけで2人は槍を収めると、茜が一礼して仕合が唐突に終わる。
ガーグ老の部下達は茜を感心した様子で見ていた。
「姉をよろしく頼む」
相手の技量を感じ取った茜は、一言そう伝えて戻ってきた。
ふむガーグ老相手では、まだまだ勝てぬか……。
「儂はガーグだ。良い腕をしておるな。勧誘したいくらいだが……」
王族の護衛になれるほど腕を買ってくれるのは嬉しいが、茜は儂の孫娘じゃ。
ガーグ老の部下にはさせられん。
それに、姉を慕っておる茜が沙良から目を離すとは思えない。
ガーグ老の言葉を聞いた茜は、僅かに眉をピクリと動かしただけで返答をしなかった。
返事がなかった事で、勧誘は難しいと悟ったガーグ老が家族を紹介する。
茜は見た目年齢が逆の5人兄弟を見て首を傾げ、四男と五男の嫁に至っては一歩後退り、沙良に小声で忠告していた。
「姉さん、考え直した方がいい」
確かにアレと親戚になるのは儂も遠慮したい。
今日も盛大に口紅がはみ出しておるしな。
本当に嫁なのか、大いに疑わしいところじゃ。
稽古を終えたあと、ガーグ老達相手に将棋を指してホームへ戻る。
沙良から話があるらしく、皆が美佐子の家へ集まる事になった。
夕食は中華だったので和食が恋しくなる。
樹君の前にだけ鰻の蒲焼と肝焼きがあるんだが、儂の分はないのかの?
デザートに出された物をプリンだと思い食べたら、甘酸っぱい味がして微妙な顔になる。
こりゃ一体何の味だ?
沙良に尋ねると、マンゴープリンだと言われ納得した。
南国のフルーツか……儂は饅頭のほうが好きだな。
デザートを食べ終わる頃、沙良が話し出す。
雫ちゃんを狙った犯人達から聞き出した話を聞き、アシュカナ帝国の王が情報操作をしていると分かった。
カルドサリ王国の冒険者ギルドは甘いという噂を流し、他国の冒険者資格を剥奪された者達をこの国に送っているらしい。
しかも冒険者の少女に懸賞金をかけて攫うよう誘導している。
その少女は間違いなく沙良の事だろう。
こういった絡め手を使う相手は非常に厄介だ。
直接、実力行使に出るような人物のほうが倒しやすい。
別大陸の王となると、気軽に暗殺しに行くわけにもいかないな。
孫に執着する相手を排除したいが……。
沙良が樹君へ魔石にドレインの付与をお願いする。
多分、支援している子供達を心配し持たせるためだな。
序に結花さんの従魔用の巾着を、マジックバッグにして欲しいと頼んでいた。
兎の魔物に合せて、可愛らしい兎と人参の刺繍がしてある。
これは、まぁ許容範囲内だろう。
翌週、迷宮都市のダンジョンで冒険者を襲った28人の犯人達が捕まった。
冒険者ギルドは、それを踏まえて新たな通達を出したようだ。
迷宮都市でクランに加入していない冒険者が罪を犯した場合、斬首刑になるのを承諾した誓約書へ署名しないと、ダンジョンへの入場許可は下りないらしい。
鉱山送りではなく斬首刑とは、また思い切った政策じゃな。
だが、効果は確実にありそうだ。
少なくとも、迷宮都市のダンジョンで悪事を働こうとする者はいなくなる。
噂を聞いて他国から来た元冒険者達は、迷宮都市を離れるだろう。
土曜日。
再びメンバーのLv上げを決行した沙良は、皆がLv50になるまで魔物を出し続けた。
小夜もLv50になり、見た目年齢がかなり若くなった。
78歳だと聞いていたが50代後半に見える。
これは基礎値が高くHPが多い所為だろうか?
急激に変化した事で家族から不審に思われないか心配だが、小夜は気にした様子がない。
異世界にはLvを上げる以外で、若返りの効果がある薬でもあるのか?
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お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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まだお昼を済ませていない沙良達と食事を共にしたあと、Lv上げのために広いグランドがある場所へ移動する。
儂は小夜の後方で待機し、危険がないように見守った。
沙良はアイテムBOXから次々に魔物を出しておるが、少々ペースが早いのではないかと心配になる。
ダンジョン内でも、これほど頻繁に魔物と遭遇はせん。
Lv上げをしている皆は大丈夫か?
まぁ美佐子の傍には響君が、結花さんと雫ちゃんと樹君には奏が付いておるから怪我をする事もないじゃろう。
沙良は飛翔魔法の練習をすると言い、空を飛んでいた。
が……賢也と尚人君に両手を持たれ、更に茜とセイが付き添っている状態だ。
あれで練習になるのかの?
どうやら皆、沙良が一人で飛ぶのを牽制しているようだな。
目を離した隙に落っこちると思っているのかも知れん。
沙良の従魔達も落ち着きがなく、そわそわした様子で上を見ておる。
再び小夜に視線を戻すと、迷宮都市に出現する魔物と戦っていた。
これまでのLv上げの成果か、大型魔物を前にしても一歩も引かず薙刀を繰り出す。
狙い過たず、首を切り落としておった。
これなら犯罪者相手にも引けは取るまい。
冒険者を襲うような犯罪者が都市に住む人間に手を出すとは思えんが、自衛手段はあったほうがいい。
その後、Lv上げが終了するまで小夜は危なげなく魔物を倒し続けた。
皆のLvが45になった報告を受け、沙良が満足そうに笑う。
沙良から渡された手鏡で、また少し容姿が若返ったのを確認した小夜は嬉しそうだ。
うむ、儂も彼女が長生きしてくれるのを願っておるからの。
肌に張りが出てきたのではないか?
家庭のある小夜が、夕食を食べる事なく帰ってしまいガッカリする。
いや今日は思いがけず会えたのだから、これで満足しよう。
日曜日。
子供達の炊き出し後、皆でガーグ老の工房へ向かった。
沙良に引退した近衛騎士から武術を習っていると聞いた茜が興味を示し、自分も付いて行くと言う。
茜には稽古など必要なかろうが、その内の1人が姉の偽装結婚相手だと知ったからには、強さを確かめずにはおられまい。
工房の門を開くと、2匹の白梟とガルム達が樹君と沙良を目掛け飛んでくる。
ガーグ老達は畏まった態度で一列に整列し、儂らを出迎えた。
「こんにちは~。今日も、よろしくお願いします。メンバーが1人増えたので紹介しますね。妹の茜です」
そんな彼らへ沙良が気軽に声を掛ける。
「サラ……ちゃん、ようきたの。妹さんは美佐子殿の子供のようじゃな」
賢也と茜を見比べて、容姿の相似性に気付いたガーグ老がそう述べる。
「茜です。姉の結婚相手だと聞きました。少し、その腕を確認したい。ご老人、お相手願えるか?」
彼らの中で最も強いガーグ老に視線を合わせ、茜がさっそく仕合を申し込んだ。
「ほうっ、では儂が相手になって進ぜよう」
受けて立つガーグ老は面白そうな顔をし、部下に槍を持ってこさせた。
勝負は一瞬で着くだろう。これは儂もよく観察しておかねば。
ガーグ老の長男ゼンが仕合開始の合図を出すと、2人はお互いに槍を構え相手を見据える。
暫くそのままの状態が続くかと思った瞬間、最初にガーグ老が動いた。
ガーグ老の鋭い突きを茜が躱して薙ぎ払う。
それをガーグ老が槍で受け止め、周囲に重く鈍い音が響き渡った。
それだけで2人は槍を収めると、茜が一礼して仕合が唐突に終わる。
ガーグ老の部下達は茜を感心した様子で見ていた。
「姉をよろしく頼む」
相手の技量を感じ取った茜は、一言そう伝えて戻ってきた。
ふむガーグ老相手では、まだまだ勝てぬか……。
「儂はガーグだ。良い腕をしておるな。勧誘したいくらいだが……」
王族の護衛になれるほど腕を買ってくれるのは嬉しいが、茜は儂の孫娘じゃ。
ガーグ老の部下にはさせられん。
それに、姉を慕っておる茜が沙良から目を離すとは思えない。
ガーグ老の言葉を聞いた茜は、僅かに眉をピクリと動かしただけで返答をしなかった。
返事がなかった事で、勧誘は難しいと悟ったガーグ老が家族を紹介する。
茜は見た目年齢が逆の5人兄弟を見て首を傾げ、四男と五男の嫁に至っては一歩後退り、沙良に小声で忠告していた。
「姉さん、考え直した方がいい」
確かにアレと親戚になるのは儂も遠慮したい。
今日も盛大に口紅がはみ出しておるしな。
本当に嫁なのか、大いに疑わしいところじゃ。
稽古を終えたあと、ガーグ老達相手に将棋を指してホームへ戻る。
沙良から話があるらしく、皆が美佐子の家へ集まる事になった。
夕食は中華だったので和食が恋しくなる。
樹君の前にだけ鰻の蒲焼と肝焼きがあるんだが、儂の分はないのかの?
デザートに出された物をプリンだと思い食べたら、甘酸っぱい味がして微妙な顔になる。
こりゃ一体何の味だ?
沙良に尋ねると、マンゴープリンだと言われ納得した。
南国のフルーツか……儂は饅頭のほうが好きだな。
デザートを食べ終わる頃、沙良が話し出す。
雫ちゃんを狙った犯人達から聞き出した話を聞き、アシュカナ帝国の王が情報操作をしていると分かった。
カルドサリ王国の冒険者ギルドは甘いという噂を流し、他国の冒険者資格を剥奪された者達をこの国に送っているらしい。
しかも冒険者の少女に懸賞金をかけて攫うよう誘導している。
その少女は間違いなく沙良の事だろう。
こういった絡め手を使う相手は非常に厄介だ。
直接、実力行使に出るような人物のほうが倒しやすい。
別大陸の王となると、気軽に暗殺しに行くわけにもいかないな。
孫に執着する相手を排除したいが……。
沙良が樹君へ魔石にドレインの付与をお願いする。
多分、支援している子供達を心配し持たせるためだな。
序に結花さんの従魔用の巾着を、マジックバッグにして欲しいと頼んでいた。
兎の魔物に合せて、可愛らしい兎と人参の刺繍がしてある。
これは、まぁ許容範囲内だろう。
翌週、迷宮都市のダンジョンで冒険者を襲った28人の犯人達が捕まった。
冒険者ギルドは、それを踏まえて新たな通達を出したようだ。
迷宮都市でクランに加入していない冒険者が罪を犯した場合、斬首刑になるのを承諾した誓約書へ署名しないと、ダンジョンへの入場許可は下りないらしい。
鉱山送りではなく斬首刑とは、また思い切った政策じゃな。
だが、効果は確実にありそうだ。
少なくとも、迷宮都市のダンジョンで悪事を働こうとする者はいなくなる。
噂を聞いて他国から来た元冒険者達は、迷宮都市を離れるだろう。
土曜日。
再びメンバーのLv上げを決行した沙良は、皆がLv50になるまで魔物を出し続けた。
小夜もLv50になり、見た目年齢がかなり若くなった。
78歳だと聞いていたが50代後半に見える。
これは基礎値が高くHPが多い所為だろうか?
急激に変化した事で家族から不審に思われないか心配だが、小夜は気にした様子がない。
異世界にはLvを上げる以外で、若返りの効果がある薬でもあるのか?
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2025/9/29
追記開始しました。毎日更新は難しいですが気長にお待ちください。
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