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(夜のお庭――――きっとロマンティックに違いないわ♡)
「ゔゔ……」
唸り声が茂みから聞こえた。
……フロティナは何か獣がいるのかも、と覗き込む。
(もしかしたらケガをしているかも。かなり苦しそうだわ)と……
するとそこには獣ではなく、背中を丸めた成人男性が苦しそうに唸り声を上げていた。
「大丈夫ですか?」フロティナは慌てて彼の背中に手を添え、顔を覗き込む。
その時――――――
リンゴーン、リンゴーン……と背後で鐘が鳴った気がした。《おめでとうフロティナ》《おめでとう》《もうこれで思い残すことはないね》空からやって来た天使がフロティナの腕を掴む。
フロティナを現世から連れ出そうとする天使を振り払い彼女はもう一度男性を見た。
神さま、私出会ってしまいました!
(ええー?す、て、き♡)
その男性はフロティナのどタイプだった。
手から伝わる背筋と肩幅の広さ……開けた胸から覗く胸筋……そして何よりも顔!凛々しい眉に、よく通った男らしい鼻筋に、涼し気な目元はフロティナのどタイプだった。
大事な事だから何度でも言うがめちゃくちゃどタイプだったのだ。
ただ、彼は俯いているから全貌ははっきりしていないけれど……でも絶対に素敵なのだこの男性は。
「あ、ああ……大丈夫で……す……放っておいてください……」
男性は苦しそうに顔を歪めると、ポタ……っと大粒の汗を垂らした。
(……あら……?)
「大丈夫ですか?30分以内に何か飲食を?」と尋ねる。
今は秋めいていて、大粒の汗をかくほど暑くはない。それに……彼の額を走る血管が浮き上がっているのを見て、フロティナは質問をした。
「は……はい、…………飲み物を……」
「飲み物を……?…………すみません」
フロティナは男性の手首に触れると脈をとる。
人間は専門外だが……人型のモンスターと同じようなものだろうか?
それにしても脈が……普通ではない。
(……これは媚薬かもしれない。しかもかなりの量を摂取しなければこのような状態にはならないわ。血の流れが速くなってる)
男性はフロティナが手を触れただけでも刺激になるようで、ビクッと身体を震わせると何かに耐えるようにハアハアと荒い息を吐いている。
(大変……媚薬の解消法は……)
媚薬はロマンチックなイメージがあるけれど、血を上げるので大量服用はまさに毒。
フロティナは男性に「あなたは恐らく媚薬を飲んでしまったと思います」と告げる。「……媚薬……」男性は苦しそうに眉を寄せ、額に汗を浮かべている。
「水分をたくさんとって……体外に排出する方法がありますが……歩くことは出来ますか?」フロティナは男性の手首を掴む。トクトクと妙に早い脈と身体の熱感に反して冷たい指先がフロティナの不安を掻き立てていく……
「あ……歩くことは……」
「無理ですよね……頭が痛いですか?」男性は歩くどころか動くことも難しそうだ。それに……額に浮き出る血管にフロティナは心配が膨らむ。
(媚薬をかなり大量に飲んだのかしら……早く排出しないと危ないかもしれない……)フロティナは「頭痛……がします」と苦しそうに告げた男性を見て……覚悟を決めた。
うずくまる男性の背後に覆いかぶさるように手を回し、フロティナは彼のベルトをカチャカチャと緩める。
身体が大きいので手が回らず、片方の手でぎこちなく外す。
「な……や、やめ……」
「すみません……お嫌だとは思いますが……我慢してくださいまし」力なく抵抗する男性に申し訳なさを感じつつ……フロティナは男性の下着に手を入れる。
「すみません。緊急事態でございまして……どうか犬に噛まれたと思って忘れてください……」
彼の下着の中は水を浴びたように濡れていて、陰茎を掴もうにもヌルヌルとそれは逃げていく。
「う……っ」
男性は媚薬のせいか、数回フロティナの手が触れただけで地面に精を吐き出した。
地面にビュッビュッ……と複数回に分けて精が放たれる。
少しも柔らかくならない男性器と、額に浮き上がる血管を見てフロティナは(まだ血が上がってる……)と再び男性器をぎこちない手つきで扱いた。
初めて触れたそれは……鉄のように固くて熱い。
媚薬のせいなのか、それともこの男性自身の性なのか……それを意識した時、フロティナはお腹の底がキュ……と切なく疼く気がして意識を散らす。
(いけない……余計な事を考えるものではないわ)
フロティナのぎこちない手つきでは足りないのか、男性が腰を揺らす。彼女の手の中でニュルニュルと男性器が扱かれていく。
「う……」
時折漏れる男性の声が心地よさそうで、フロティナの欲を掻き立て彼女の下着もまた……水を掛けたように濡れた。本来だとこれを女性の中で行うのだ、そう考えると頭の中がドンドン桃色になっていく気がしてフロティナは頭を振った。
(そんなこと考えてはこの男性に失礼だわ。この方は媚薬の被害者……どうやら自分で飲んだわけではなさそうだし……)
(額の血管の膨らみが落ち着いてきたわ……)
数回男性が射精した後、媚薬が抜けてきたのかだいぶ症状が落ち着いてきた。フロティナはそれを見届けて「あの……もうそろそろ大丈夫そうなので、私はこれで……」と彼に耳打ちをする。
男性はふいに話しかけられて驚いたのかビクッと身体を大きく揺らしたので「あ、すみません……急に話しかけて」とフロティナは慌てて謝罪をし「あの、医務室に行かれてくださいね」とペコペコ頭を下げると急いでその場を去った。
よく考えれば……その直後だった。
バルカンから婚約の申し入れがあったのは――――
「ゔゔ……」
唸り声が茂みから聞こえた。
……フロティナは何か獣がいるのかも、と覗き込む。
(もしかしたらケガをしているかも。かなり苦しそうだわ)と……
するとそこには獣ではなく、背中を丸めた成人男性が苦しそうに唸り声を上げていた。
「大丈夫ですか?」フロティナは慌てて彼の背中に手を添え、顔を覗き込む。
その時――――――
リンゴーン、リンゴーン……と背後で鐘が鳴った気がした。《おめでとうフロティナ》《おめでとう》《もうこれで思い残すことはないね》空からやって来た天使がフロティナの腕を掴む。
フロティナを現世から連れ出そうとする天使を振り払い彼女はもう一度男性を見た。
神さま、私出会ってしまいました!
(ええー?す、て、き♡)
その男性はフロティナのどタイプだった。
手から伝わる背筋と肩幅の広さ……開けた胸から覗く胸筋……そして何よりも顔!凛々しい眉に、よく通った男らしい鼻筋に、涼し気な目元はフロティナのどタイプだった。
大事な事だから何度でも言うがめちゃくちゃどタイプだったのだ。
ただ、彼は俯いているから全貌ははっきりしていないけれど……でも絶対に素敵なのだこの男性は。
「あ、ああ……大丈夫で……す……放っておいてください……」
男性は苦しそうに顔を歪めると、ポタ……っと大粒の汗を垂らした。
(……あら……?)
「大丈夫ですか?30分以内に何か飲食を?」と尋ねる。
今は秋めいていて、大粒の汗をかくほど暑くはない。それに……彼の額を走る血管が浮き上がっているのを見て、フロティナは質問をした。
「は……はい、…………飲み物を……」
「飲み物を……?…………すみません」
フロティナは男性の手首に触れると脈をとる。
人間は専門外だが……人型のモンスターと同じようなものだろうか?
それにしても脈が……普通ではない。
(……これは媚薬かもしれない。しかもかなりの量を摂取しなければこのような状態にはならないわ。血の流れが速くなってる)
男性はフロティナが手を触れただけでも刺激になるようで、ビクッと身体を震わせると何かに耐えるようにハアハアと荒い息を吐いている。
(大変……媚薬の解消法は……)
媚薬はロマンチックなイメージがあるけれど、血を上げるので大量服用はまさに毒。
フロティナは男性に「あなたは恐らく媚薬を飲んでしまったと思います」と告げる。「……媚薬……」男性は苦しそうに眉を寄せ、額に汗を浮かべている。
「水分をたくさんとって……体外に排出する方法がありますが……歩くことは出来ますか?」フロティナは男性の手首を掴む。トクトクと妙に早い脈と身体の熱感に反して冷たい指先がフロティナの不安を掻き立てていく……
「あ……歩くことは……」
「無理ですよね……頭が痛いですか?」男性は歩くどころか動くことも難しそうだ。それに……額に浮き出る血管にフロティナは心配が膨らむ。
(媚薬をかなり大量に飲んだのかしら……早く排出しないと危ないかもしれない……)フロティナは「頭痛……がします」と苦しそうに告げた男性を見て……覚悟を決めた。
うずくまる男性の背後に覆いかぶさるように手を回し、フロティナは彼のベルトをカチャカチャと緩める。
身体が大きいので手が回らず、片方の手でぎこちなく外す。
「な……や、やめ……」
「すみません……お嫌だとは思いますが……我慢してくださいまし」力なく抵抗する男性に申し訳なさを感じつつ……フロティナは男性の下着に手を入れる。
「すみません。緊急事態でございまして……どうか犬に噛まれたと思って忘れてください……」
彼の下着の中は水を浴びたように濡れていて、陰茎を掴もうにもヌルヌルとそれは逃げていく。
「う……っ」
男性は媚薬のせいか、数回フロティナの手が触れただけで地面に精を吐き出した。
地面にビュッビュッ……と複数回に分けて精が放たれる。
少しも柔らかくならない男性器と、額に浮き上がる血管を見てフロティナは(まだ血が上がってる……)と再び男性器をぎこちない手つきで扱いた。
初めて触れたそれは……鉄のように固くて熱い。
媚薬のせいなのか、それともこの男性自身の性なのか……それを意識した時、フロティナはお腹の底がキュ……と切なく疼く気がして意識を散らす。
(いけない……余計な事を考えるものではないわ)
フロティナのぎこちない手つきでは足りないのか、男性が腰を揺らす。彼女の手の中でニュルニュルと男性器が扱かれていく。
「う……」
時折漏れる男性の声が心地よさそうで、フロティナの欲を掻き立て彼女の下着もまた……水を掛けたように濡れた。本来だとこれを女性の中で行うのだ、そう考えると頭の中がドンドン桃色になっていく気がしてフロティナは頭を振った。
(そんなこと考えてはこの男性に失礼だわ。この方は媚薬の被害者……どうやら自分で飲んだわけではなさそうだし……)
(額の血管の膨らみが落ち着いてきたわ……)
数回男性が射精した後、媚薬が抜けてきたのかだいぶ症状が落ち着いてきた。フロティナはそれを見届けて「あの……もうそろそろ大丈夫そうなので、私はこれで……」と彼に耳打ちをする。
男性はふいに話しかけられて驚いたのかビクッと身体を大きく揺らしたので「あ、すみません……急に話しかけて」とフロティナは慌てて謝罪をし「あの、医務室に行かれてくださいね」とペコペコ頭を下げると急いでその場を去った。
よく考えれば……その直後だった。
バルカンから婚約の申し入れがあったのは――――
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