この世界で 〜公安部公安第二課の誇り〜


 かつての激動の時代が通り過ぎた日本も、現代は、平和で安泰、それでいて何ら自由な日々が保障された毎日を暮らせる国へと変わった。
 そんな時代、平成の終わりに警察官を拝命した安西仁は、若干23歳にして公安課への配属が決まった。その異動の裏に隠された真実ー
 風化していたはずの昭和時代の火種が、新たに燻っていた。
 これは公安警察官安西の復讐の始まりであった。
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