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BL学園に転生した件
お忍びランチ
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「うん…だからあの日は運命だと思った。だから、お願い…俺の【薔薇のパル】に、恋人になって?」
「えっ?…えぇっ!?」
馬鹿でかい声が出て思わず口を手で覆う。
「直ぐにとは言わないよ、ちょっとずつ俺を知って欲しいんだ。」
おかしい…護迎メイは【青薔薇学園物語】の攻略対象で主人公の花咲ナズナを好きになる筈だ。
モブである平凡な俺なんかに傾倒する筈がない。
何かのバグか?
「…勘違いじゃない?」
「じゃあこれは?説明出来る?」
片手を取られ彼の左胸に掌を当てられる。
…凄いバクバクいってる。
「…不整脈?」
「頑なだなァ…俺は至って健康ですゥ~。」
ぶすくれた顔もイケメンなんだな、イケメンってズルだ。
腰を抱く腕が俺を更に抱き寄せ、鼻先が肩口に触れる。
ふわりと香るおそらく柔軟剤の匂い、意外だ香水つけてないんだ。
「…香水、つけてないんだな。」
「あ~俺、鼻良くてさァ~そういうの無理なんだよね。」
「意外だ。」
「よく言われる。」
おかしい…男に抱き締められてるのに、これっぽっちも嫌悪感がない。
イケメンだから?イケメンだからか?
…いや、イケメンでもお断りだな。
じゃあ何故今の状態を許してる、嶋崎御形。
抜け出さなければ…このままじゃ駄目な気がする。
身動ぐと今までのは何だったのか、と驚く程に呆気なく腕が離れて行った。
「ごめんね?苦しくなかった?」
この人意外とよく謝るな、と思いながら首を横に振る。
「よかった…あっそうだ、ご飯。」
そう言われると急速に空腹感が襲って来た。
「御形くんもお腹減ったよね?いいお店知ってるんだ、一緒に行こ?」
お願い。そう言ってゆるく首を傾げる。
そしてこの人意外と甘え上手なタイプなんだな、と思った。
はぁ、と一つ溜息をつきダンボールへ向き直り私服を取り出す。
「着替えるんで部屋の外で…いや、目立つな。」
「あ、大丈夫。」
そう言うと護迎メイはフードを被りサングラスをかけた。
「この状態で待ってるから。」
「うーん…まぁいいか、じゃあ待ってて。」
「やった!待ってるから!」
そう言い残すと手を振りドアの外へ出て行った。
もう一度溜息をつく、俺って押しに弱過ぎやしないか?
前世?からの性分だし治しようもないか…。
備え付けのクローゼットを開きネクタイを解き、ブレザーとスラックスも脱ぎ、ハンガーへかける。
シャツを脱ぎ暫く思索するとシャワールームと思われるドアを開いた。
やっぱりあった…そこにはドラム式洗濯機が一台設置されていた。
シャツをそこへ放り込み、ジーンズと黒で無地のTシャツを着込み青色のパーカーを羽織る。
再びダンボールへ向かい、シンプルな肩掛けカバンを取り出す。
カバンの口を開け、学生カバンから財布とハンカチとティッシュを移し変えれば、クローゼットに付いている鏡を見ながら手櫛で髪を整える。
カバンを斜めがけに掛け。
…これでいいか。
待たせているのだ、腹をくくれ嶋崎御形。
ドアの横にかけられていた鍵を手に取り、ドアを開ける。
護迎メイは廊下の壁に凭れかかってスマホを弄っていた。
「待たせたな。」
「ううん、全然。」
スマホをケツポケットに突っ込めば、サングラス越しにニコリと微笑まれた。
「御形くん、洋食好き?」
言いながら壁から身を起こし、廊下を進み始めた。
隣へ並び歩きながら少し思案する。
「…まぁそれなりに。」
「人が少なくて、パスタが美味しい店知ってるんだよね。」
「人気がないんでなく?」
「隠れた名店って感じ。」
階段を下りロビーを通り過ぎ、靴を履き替えに一度別れる。
靴はまだ荷解きしていなかったから、ローファーを履く。
合流すると足元を見られた。
「…靴。持ってくれば良かったのに。」
「待たせるのも何か悪いだろ?」
「御形くん律儀だねェ~。」
そんなとこも好きだけど。
言われ慌てて周りを見渡す…人はいない、良かった…。
「こっから歩いて10分くらい。」
「へぇ…意外と近いんだな。」
「うん、だから行きつけ。」
それからはとりとめのない話をしながら店へ向かった。
着いたのはこじんまりとした喫茶店だった、看板には『Amber』と書かれていた。
相手がドアベルを鳴らしながら入って行くのに続く、中もこじんまりとしてでも流れるジャズとマッチした落ち着いた雰囲気の店内だった。
席はカウンター六席にテーブル席が三席、お客は居ないようだった。
「瑞希さん、今日のおすすめ二つで。」
相手は勝手知ったるという風に一番奥のテーブル席に座った。
俺も後を追い対面へ座る、珈琲の香りが漂っている。
カウンターへ目をやると30代前半に見える男性が片眉を上げて此方を見ていた。
「…お前がツレを連れて来るなんて初めてだな。」
「あ~この子は特別。」
ふーん、とさっきとは打って変わってさして興味無さそうな返事を返し調理へ取り掛かったようだ。
「瑞希さん、幾つだと思う?」
「え?30代前半?」
「ぶっぶー!45歳で俺らより歳上の息子がいるんだよね。」
「えっ若…。」
「わかるわかる、俺も最初は…」
「童顔で悪かったな。」
気付けばテーブルの横にいた瑞希さんがお冷を持って来てくれていた、コトリと二対置かれる。
「す、すみません…!」
「いや、慣れてるから構わない。」
そう一言言えばカウンター内に戻って行った。
声をひそめて相手に問う。
「し、失礼に思われてないかな?」
「大丈夫、大丈夫。怒ってたら追い出されてるから。」
へらへらと笑いながら軽口を叩く、あっこれは追い出された事があるんだなと思った。
「そんな事より…俺、御形くんに名前、フルネームでしか呼ばれたこと無い。」
サングラスを取り、やけに真剣な目でそう言われ、そう言えばそうだなと思った。
「…護迎さん?」
「他人行儀!」
「護迎くん?」
「もう一声!」
「…メイさん。」
「…何か新鮮!妥協しよう!」
妥協と言いながらも相手、メイさんは満面の笑みだ。
このイケメンは俺の呼び方一つでご満悦の様だ。
「美味しかった…特に最後のティラミス…。」
「あんまりにも美味しそうに食べるから、俺の分もあげちゃったよ。」
「それは…ご馳走様でした。」
「いいよ、いいよ。いい顔見れたしね。」
甘いものに目がない俺はもうあの味に感動した。
あのティラミスも瑞希さんの手作りらしい、道順忘れないように覚えとこう。
「甘いもの好きなんだ?じゃあ次はケーキバイキングでも行く?」
次…次があるのか。
逡巡していると頭を撫でられた。
「俺は御形くんにもっと俺を知って欲しいし、御形くんの事も知りたい。」
頭から手を離すと一歩先に出て、正面から見つめられた。
「…次も求めていい?」
サングラス越しにもわかる真剣な眼差しに思わず一つ頷いてしまった。
嗚呼…意思が弱いぞ、嶋崎御形。
再び満面の笑みを浮かべたメイさんは、俺の左手を取ると手の甲に口付けた。
「ンなッ!?」
「ありがとう!御形くん!」
「ここ外だから!」
手を取り返しベシリと腕を叩くも、メイさんはニコニコと笑いながら歩き始め俺も周囲に人がいないか確認しながら続く。
「外じゃなきゃいいの?」
「そうとは言ってない!」
やいのやいのとしながら歩いていたら、気付けば俺の部屋の前まで着いていた。
「…じゃあ、名残惜しいけど帰るね。」
「いい店教えてくれてありがとう。」
「うん…また連絡するから。」
「…うん。」
ひらり手を一つ振るとメイさんは踵を返して去って行った。
俺はその背中を暫く眺めてドアに向き直った。
ドアに額を合わせ溜息をつく…断り切れなかった。
それに…あの人、メイさんの隣は存外に居心地よくて…。
「…おい。」
思考を巡らせてる最中、急に声をかけられてビクリと肩を震わす。
「具合でも悪いんか?」
声の方へ視線をやると、そこに居たのは古鬼田平子だった。
「い、いや!別に!」
慌ててドアから額を離し首を横に振る。
何でここに古鬼田平子が!?
「…そうか、ならいい。」
そう言うと彼は隣のドアを開けて入って行った…隣の部屋だったんだ…。
てか、心配してくれた?あの一匹狼でヤンキーの古鬼田平子が?
困惑しながらも俺も鍵を開けて部屋へ入る。
ドサリとベッド脇にカバンを落とせば、そのままベッドへダイブする。
流石…ふかふかだ。
ゴロリと寝返りをうち天井を見上げる。
時間はまだ一時だったが怒濤の一日で疲れきっていた。
荷解きをしなきゃいけないが…後でもいいだろう。
俺は疲れた脳を休めるように目を閉じた…平穏な日々を願いながら。
「えっ?…えぇっ!?」
馬鹿でかい声が出て思わず口を手で覆う。
「直ぐにとは言わないよ、ちょっとずつ俺を知って欲しいんだ。」
おかしい…護迎メイは【青薔薇学園物語】の攻略対象で主人公の花咲ナズナを好きになる筈だ。
モブである平凡な俺なんかに傾倒する筈がない。
何かのバグか?
「…勘違いじゃない?」
「じゃあこれは?説明出来る?」
片手を取られ彼の左胸に掌を当てられる。
…凄いバクバクいってる。
「…不整脈?」
「頑なだなァ…俺は至って健康ですゥ~。」
ぶすくれた顔もイケメンなんだな、イケメンってズルだ。
腰を抱く腕が俺を更に抱き寄せ、鼻先が肩口に触れる。
ふわりと香るおそらく柔軟剤の匂い、意外だ香水つけてないんだ。
「…香水、つけてないんだな。」
「あ~俺、鼻良くてさァ~そういうの無理なんだよね。」
「意外だ。」
「よく言われる。」
おかしい…男に抱き締められてるのに、これっぽっちも嫌悪感がない。
イケメンだから?イケメンだからか?
…いや、イケメンでもお断りだな。
じゃあ何故今の状態を許してる、嶋崎御形。
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この人意外とよく謝るな、と思いながら首を横に振る。
「よかった…あっそうだ、ご飯。」
そう言われると急速に空腹感が襲って来た。
「御形くんもお腹減ったよね?いいお店知ってるんだ、一緒に行こ?」
お願い。そう言ってゆるく首を傾げる。
そしてこの人意外と甘え上手なタイプなんだな、と思った。
はぁ、と一つ溜息をつきダンボールへ向き直り私服を取り出す。
「着替えるんで部屋の外で…いや、目立つな。」
「あ、大丈夫。」
そう言うと護迎メイはフードを被りサングラスをかけた。
「この状態で待ってるから。」
「うーん…まぁいいか、じゃあ待ってて。」
「やった!待ってるから!」
そう言い残すと手を振りドアの外へ出て行った。
もう一度溜息をつく、俺って押しに弱過ぎやしないか?
前世?からの性分だし治しようもないか…。
備え付けのクローゼットを開きネクタイを解き、ブレザーとスラックスも脱ぎ、ハンガーへかける。
シャツを脱ぎ暫く思索するとシャワールームと思われるドアを開いた。
やっぱりあった…そこにはドラム式洗濯機が一台設置されていた。
シャツをそこへ放り込み、ジーンズと黒で無地のTシャツを着込み青色のパーカーを羽織る。
再びダンボールへ向かい、シンプルな肩掛けカバンを取り出す。
カバンの口を開け、学生カバンから財布とハンカチとティッシュを移し変えれば、クローゼットに付いている鏡を見ながら手櫛で髪を整える。
カバンを斜めがけに掛け。
…これでいいか。
待たせているのだ、腹をくくれ嶋崎御形。
ドアの横にかけられていた鍵を手に取り、ドアを開ける。
護迎メイは廊下の壁に凭れかかってスマホを弄っていた。
「待たせたな。」
「ううん、全然。」
スマホをケツポケットに突っ込めば、サングラス越しにニコリと微笑まれた。
「御形くん、洋食好き?」
言いながら壁から身を起こし、廊下を進み始めた。
隣へ並び歩きながら少し思案する。
「…まぁそれなりに。」
「人が少なくて、パスタが美味しい店知ってるんだよね。」
「人気がないんでなく?」
「隠れた名店って感じ。」
階段を下りロビーを通り過ぎ、靴を履き替えに一度別れる。
靴はまだ荷解きしていなかったから、ローファーを履く。
合流すると足元を見られた。
「…靴。持ってくれば良かったのに。」
「待たせるのも何か悪いだろ?」
「御形くん律儀だねェ~。」
そんなとこも好きだけど。
言われ慌てて周りを見渡す…人はいない、良かった…。
「こっから歩いて10分くらい。」
「へぇ…意外と近いんだな。」
「うん、だから行きつけ。」
それからはとりとめのない話をしながら店へ向かった。
着いたのはこじんまりとした喫茶店だった、看板には『Amber』と書かれていた。
相手がドアベルを鳴らしながら入って行くのに続く、中もこじんまりとしてでも流れるジャズとマッチした落ち着いた雰囲気の店内だった。
席はカウンター六席にテーブル席が三席、お客は居ないようだった。
「瑞希さん、今日のおすすめ二つで。」
相手は勝手知ったるという風に一番奥のテーブル席に座った。
俺も後を追い対面へ座る、珈琲の香りが漂っている。
カウンターへ目をやると30代前半に見える男性が片眉を上げて此方を見ていた。
「…お前がツレを連れて来るなんて初めてだな。」
「あ~この子は特別。」
ふーん、とさっきとは打って変わってさして興味無さそうな返事を返し調理へ取り掛かったようだ。
「瑞希さん、幾つだと思う?」
「え?30代前半?」
「ぶっぶー!45歳で俺らより歳上の息子がいるんだよね。」
「えっ若…。」
「わかるわかる、俺も最初は…」
「童顔で悪かったな。」
気付けばテーブルの横にいた瑞希さんがお冷を持って来てくれていた、コトリと二対置かれる。
「す、すみません…!」
「いや、慣れてるから構わない。」
そう一言言えばカウンター内に戻って行った。
声をひそめて相手に問う。
「し、失礼に思われてないかな?」
「大丈夫、大丈夫。怒ってたら追い出されてるから。」
へらへらと笑いながら軽口を叩く、あっこれは追い出された事があるんだなと思った。
「そんな事より…俺、御形くんに名前、フルネームでしか呼ばれたこと無い。」
サングラスを取り、やけに真剣な目でそう言われ、そう言えばそうだなと思った。
「…護迎さん?」
「他人行儀!」
「護迎くん?」
「もう一声!」
「…メイさん。」
「…何か新鮮!妥協しよう!」
妥協と言いながらも相手、メイさんは満面の笑みだ。
このイケメンは俺の呼び方一つでご満悦の様だ。
「美味しかった…特に最後のティラミス…。」
「あんまりにも美味しそうに食べるから、俺の分もあげちゃったよ。」
「それは…ご馳走様でした。」
「いいよ、いいよ。いい顔見れたしね。」
甘いものに目がない俺はもうあの味に感動した。
あのティラミスも瑞希さんの手作りらしい、道順忘れないように覚えとこう。
「甘いもの好きなんだ?じゃあ次はケーキバイキングでも行く?」
次…次があるのか。
逡巡していると頭を撫でられた。
「俺は御形くんにもっと俺を知って欲しいし、御形くんの事も知りたい。」
頭から手を離すと一歩先に出て、正面から見つめられた。
「…次も求めていい?」
サングラス越しにもわかる真剣な眼差しに思わず一つ頷いてしまった。
嗚呼…意思が弱いぞ、嶋崎御形。
再び満面の笑みを浮かべたメイさんは、俺の左手を取ると手の甲に口付けた。
「ンなッ!?」
「ありがとう!御形くん!」
「ここ外だから!」
手を取り返しベシリと腕を叩くも、メイさんはニコニコと笑いながら歩き始め俺も周囲に人がいないか確認しながら続く。
「外じゃなきゃいいの?」
「そうとは言ってない!」
やいのやいのとしながら歩いていたら、気付けば俺の部屋の前まで着いていた。
「…じゃあ、名残惜しいけど帰るね。」
「いい店教えてくれてありがとう。」
「うん…また連絡するから。」
「…うん。」
ひらり手を一つ振るとメイさんは踵を返して去って行った。
俺はその背中を暫く眺めてドアに向き直った。
ドアに額を合わせ溜息をつく…断り切れなかった。
それに…あの人、メイさんの隣は存外に居心地よくて…。
「…おい。」
思考を巡らせてる最中、急に声をかけられてビクリと肩を震わす。
「具合でも悪いんか?」
声の方へ視線をやると、そこに居たのは古鬼田平子だった。
「い、いや!別に!」
慌ててドアから額を離し首を横に振る。
何でここに古鬼田平子が!?
「…そうか、ならいい。」
そう言うと彼は隣のドアを開けて入って行った…隣の部屋だったんだ…。
てか、心配してくれた?あの一匹狼でヤンキーの古鬼田平子が?
困惑しながらも俺も鍵を開けて部屋へ入る。
ドサリとベッド脇にカバンを落とせば、そのままベッドへダイブする。
流石…ふかふかだ。
ゴロリと寝返りをうち天井を見上げる。
時間はまだ一時だったが怒濤の一日で疲れきっていた。
荷解きをしなきゃいけないが…後でもいいだろう。
俺は疲れた脳を休めるように目を閉じた…平穏な日々を願いながら。
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