ヴァンパイアと女子大生

*misa*

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女子大生#1

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私の彼氏、佐沼颯哉は彼女のひいき目なしでもとてもカッコイイ。すごい美形で深紅の瞳。普段は黒いカラコンしてるのがもったいないって思うくらい綺麗な目。そんな颯哉だから私は不安になる。いつかは私以上に綺麗な人が颯哉を奪っちゃうんじゃないかって不安になる。颯哉は社会人だから私と時間を合わせるのが少し難しい。なにより、社会人になると出会いも増えるっていうし…颯哉の前では明るく振舞えていても、私の心は不安でいっぱいだった。
それに、颯哉は何か隠してるんだと思う。これは付き合って1,2年してから気づいたんだけど颯哉、何か隠してる。
最初のうちは何か言いづらいことなのかなって思って何も言わなかったんだけどさすがに4年目になったらなんで話してくれないのかって思うようになっちゃって…もしかしたら私はもう飽きられちゃったのかなとか考えるようになっちゃった。だから私は今日のお泊まりおうちデートで何を隠してるのか聞くことにしたんだ。

―――◆―――◆―――◆―――◆―――

聞くまでにやっぱり時間がかかった。…………………過ごしてて確信したのは私はやっぱり颯哉が好きだってこと。未央って呼ばれるたびにドキドキするし、キスするたびにきゅんってなって胸が締め付けられるの。でももう我慢できなかった。聞いたら爆発しちゃって子供みたいに大泣きしちゃって颯哉が抱きしめてくれた。そうして颯哉が教えてくれた。

「俺は、ヴァンパイアなんだ」

びっくりした。正直言ってそんなことなの!?って思っちゃった。でも4年付き合って言ってくれなかったんだから颯哉にとって大事なことなんだろうなって思った。そしたら

「気持ち悪い?…でも俺は未央に離れられたら生きていけない…気持ち悪いかもしれないけど俺から離れていかない
で…。未央は俺の番なんだ…」

番ってその人の対ってことだよね?それを聞いて颯哉が苦しんでることなのに私は幸福感を覚えてしまった。

「颯哉。私、今から酷いこと言うね」
「…うん…」

ごめんね、でも

「私、颯哉がヴァンパイアだってこと聞いて「え?そんなこと?」って思っちゃった。だってヴァンパイアだからなに?今まで接してきた颯哉と何も変わらないでしょう?私はヴァンパイアの颯哉が好きなんじゃないの。私はただの佐沼颯哉が好きなんだよ。颯哉だって私がヴァンパイアだとしても嫌いになんてならないでしょ?……ね?だから…だから泣かないで…私はどこにも行かないし颯哉から離れない。今までもこれからも颯哉が大好きだよ」

本当に。颯哉にだったら私の血を全部飲まれてもいい。大好きなの。私はさっきのお返しという風に颯哉の顔じゅうにキスをする。さっきと逆だね。大人の余裕を持った颯哉も少し子どもっぽい颯哉も大好き。

「…未央にはかなわないな…ホントに…大好き…愛してる」
「…ありがとう。私も愛してるよ」

そう言って私達はどちらからでもなく自然とキスをする…そしてだんだんと深くて甘いキスに変わっていく。

―――◆―――◆―――◆―――◆―――

キスしてたらなんかシたくなっちゃった。でも恥ずかしいから言いたくない…かも…そんなこと考えていたら

「未央…俺、シたい…。未央の血、飲みたい」

颯哉も同じこと考えてたんだ…確かに私もシたい。でも気になる

「…うん、いいよ。でも、シながら血、飲むの?」
「その方が相手に負担がないらしい…俺はシたことないからわからない…でも未央の血が飲みたい…」

そう言いながらキスを再開してくる颯哉はなんか今までにないくらい目がギラギラしてる…

「…………………私もシたい………」

小さな声でつぶやいた言葉を颯哉は聞き逃さなかった―――
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