この恋は恋なんて言わない

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14話

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車に乗り込むとマネージャーさんが


「朝食べてないでしょ?」っと言って用意してくれたパンを頬張っていると




「目 どうした?」





「あ、すみません。 昨日、映画見て感動しちゃって」





「そうか。 それにしても、腫れてるな」





「すみません、なんとかやろうと思ったんですけど。」




「まぁ、仕方ない、雑誌の撮影だから編集でなんとかなるよ」




「そうですね」




って話ていると現場に着き スタッフさん達な挨拶しそのまま楽屋へ向かいメンバーに


「おはよう」




「おはよ…え、 蓮くん 目どうしたの?」
とメイク中の恭介が心配そうな顔で僕の顔を見てきた








「おはよう。 昨日、映画で感動しちゃってさ」
と話していると 蒼と朝日も楽屋に入ってきた




「お前、目…」




「映画で感動しちゃって…」話を蒼にすると
「そっか」で終わったが朝日違った




「お前、後で話。」とだけ言って椅子に座りメイクを始めた





俺も、メイクさんに呼ばれ椅子に座りメイクを始めた




メイクさんがずっと、「うーん」と悩んでいた




「すみません。こんなに目…」と言うと

「気にしないで。」と優しく声をかけてくれた




今までこんな事なかったから、自分プロ意識の低さを改めて感じこんな状態じゃいけないって思いとりあえず仕事に集中することにした、











その日は、雑誌撮影を5時間程度で終わらし自分達の冠番組の収録を3本行い、


「お疲れ様でした」


と言って時計をみると、すでに朝の4時だった






マネージャーは「お疲れ様。 今日は、本当に夕方からだから。   4時ぐらいに迎えに行く」と言われメンバーは「よっしゃー寝れるー」と叫んでいた







お互い車に乗り込み「お疲れ~」と言い帰ろうとすると朝日が「今日は、俺もお前も疲れてるしまた今日聞くから、」



「分かった。お疲れ」



「うん。お疲れ」




と言ってお互い違う車に乗り込み俺は車に揺られながら眠りについた







「着いたよ。蓮」





マネージャーの声で目を覚まし俺は「お疲れ様でした」



と言ってマンションへ向かって行った




エレベーターを待っていると後ろから足音が聞こえて 会釈だけしようと顔をみるとそこには悟さんが立っていた







俺は、疲れてボーっとしていたから悟さんにビックリしてつい「うぁ、」と声を出してしまった






すると、悟さんは「驚きすぎでしょ」


と言われ するとタイミング良く、エレベーターが到着した




俺達は、エレベーターに乗り込んだ瞬間
悟さんは俺にキスをしてきた







急な事に俺はビックリして悟さんを引き離そうと必死に押してもビクッともしなかった。



「ん…んん 」




自分が惨めに見えてきて気付いたら涙を流していた




それに、気付いた悟さんはすぐにキスをやめ
「ごめん。 」



と言うと、タイミングがいいエレベーターは

「25階です」と開き 俺はそのまま 後ろを振り向きもせず逃げるようにその場を去った





悟さんは何かを察したのか



追いかけても来なかった
















「片想いってこんな感じなのかな。」















 
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