この恋は恋なんて言わない

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50話

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「別に…」





「嘘だろ。その感じ、、、」






「まぁ、とりあえず…エレベーター来たし乗ろうよ!!」




と恭介がその場を収めてエレベーターに乗り込んだ






"25階です"






エレベーターを降りチラッと悟さんの家の方を見ると女性の姿はなく家に入ったんだと確信した。




その様子を見ていた蒼が俺の腕を引っ張った



「行くぞ」




と言い俺の家の前に着いた。


「早く開けてよーーーー」




と駄々をこねる恭介に俺はつい笑ってしまい。



「分かった笑   待ってって笑」





鍵を取り出すと一緒にもう一つの鍵が落ちた。



それは、悟さんの家の鍵だった。



「2つ持ってるの?」




っと恭介に聞かれ 「あっ、うん…」と言うと朝日が恭介からすぐ鍵を取り返し「はい」と渡してくれた





「ありがとう。」





そして、すぐに扉を開けた


「どうぞ~。」




「お邪魔しまーす」





朝日が入る前に「ありがとう。」と言うと




肩をトントンと叩いて家へ入って行った。




































そこから、何時間経ったのだろう。






今まであった事をメンバーに話
お互いの恋の話 今後の事など色々話をしていると、お酒がドンドン進み…





俺たちは、全員ベロベロに酔っていた。








すると、恭介が急に彼氏を呼んだと言い出し朝日と蒼はすでに眠りについており俺だけ少し焦っているとインターホンがなった。







「あっ、彼氏かも~」






「俺下まで迎えに行く~!!」







この時はすでに酔っていたからインターホンの画面も確認もせずエントランスにいる彼氏を迎えに行くと慌てて外に出る恭介の後ろ姿を見届け、眠い目を擦りながら彼氏さんが来るならっと思い少し片付けをしようとしていた。







すると、玄関先から…「誰ですか」



と言う声が聞こえてきた。






すると、悟さんの声が少し聞こえ 、俺はハッとなり






「…さ、」





俺は、すぐに玄関に向かうと悟さんと恭介が話をしていた







「恭介!!!」



チラッと悟さんを見ると苦笑いをしていた


「あっ、蓮くんの彼氏さんですか~?あはははははは! 俺の彼氏はいつ来るの~!!!」




かなり、酔っ払ってる恭介をどうしたらいいか分からずにいると悟さんは「入っていい?」と聞いてきて「はい」と答えると恭介を寝室まで連れて行ってくれた





「ありがとうございます」





「全然大丈夫。慣れてるから」と笑ってみせた。







すると、悟さんは「蓮は…大丈夫?」







「あっ、はい。」












「…」


沈黙が続き、悟さんの顔を見るとやっぱり生々しいアザが残っていた








「…悟さんこそ大丈夫ですか。」







「うん?」







「…顔のアザ。」







「あ…うん。大丈夫。」









「…良かったです。」







他に色々聞きたかったけど何故かそれ以上は聞けず黙っていると。










「メンバーの皆さんもいるしまた今度来るね。」






「え」







「蓮もゆっくり休んで。疲れたでしょ。」



と言い僕の頭を撫でて寝室を出て行った

















俺は去って行った悟さんをすぐに追いかけ後ろから抱きしめた。



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