3 / 4
後
しおりを挟む
結局家に着いたのは、家を出てから6日目の昼前だった。
『ただいま。』
『ローゼン‼︎』
入るなり、母さんに抱きしめられた。
子猫は驚いて俺の尻尾の下に隠れた。
俺の尻尾は母さん譲りのふわふわだからな。子猫一匹くらいなら隠れるスペースはある
『ごめん母さん…』
『ローゼン、ライドに話は聞いたが、きちんと説明してくれ。』
父さんが静かに来て言った。
母さんは少し落ち着いたのか身体をはなして父さんに寄り添っている。
『うん、ちゃんと話す。
けど…まずはこいつを温めてやりたいんだ。』
俺は子猫を母さん達の前に鼻先で少し押すと、子猫は俺の鼻先を避けて、胸にすり寄ってきた。
優しく舐めてやると嬉しそうに、満足そうに鳴いた。
その体は少し震えている。
拾った時からずっとかすかに震えて、寒がっていた。
『まぁまぁ、話は夜聞くから、お風呂で洗ってあげなさい。』
母さんは何か勘違いしてる気がする…
けど、お言葉に甘えて、洗い場に行く。
子猫は俺から離れないように着いてくる。
この家では、いつでも猫が入れるように、ぬるま湯の小さめの風呂がある。
俺は初めての風呂に怯える子猫を優しく洗ってやる。
驚いたことに、子猫は雄だった。
声が高いから雌だと思っていた。
一緒に湯に浸かると、子猫は俺にくっついてきた。
可愛いやつだ
風呂を出ると子猫を拭いてやる
震えは止まっている
さっぱりして眠くなったのか、うつらうつらしている。
俺専用のクッションで抱き締めるようにしてやると、安心したように眠った。
夕飯の時間になると、ライドが呼びに来た。
『兄さん、ご飯だけどどうするの?
その子すごく疲れてるみたいだけど…』
『もう少しだけ寝かしてやってくれ』
『それはいいけど…どうすんの、その子?』
『前も言ったが、帰り『違うよ』…』
『兄さん…その子のこと、すごく大切になってるんでしょ?分かるよ。弟だもん。今まで見たことないくらい優しくて愛おしそうにその子のこと見てる。』
『…』
『何も言わないつもり?もしその子が帰りたいって言って、帰したら…後悔しない?』
『…こいつはまだ幼い…俺はすでに13だぞ?俺よりいい奴がきっといる…』
『歳とか関係ないよ。好きなら伝えなきゃ。』
『…今のこいつに言っても、わからないだろう。そうなれば、なし崩しにこいつの人生を俺に縛ることになる。
俺は…結婚なんてどうでもいいと思ってたが、こいつとはちゃんと理解して、愛し愛される関係になりたいんだ。』
『そう…』
ライドはそう言うと、部屋から出て行った。
『ただいま。』
『ローゼン‼︎』
入るなり、母さんに抱きしめられた。
子猫は驚いて俺の尻尾の下に隠れた。
俺の尻尾は母さん譲りのふわふわだからな。子猫一匹くらいなら隠れるスペースはある
『ごめん母さん…』
『ローゼン、ライドに話は聞いたが、きちんと説明してくれ。』
父さんが静かに来て言った。
母さんは少し落ち着いたのか身体をはなして父さんに寄り添っている。
『うん、ちゃんと話す。
けど…まずはこいつを温めてやりたいんだ。』
俺は子猫を母さん達の前に鼻先で少し押すと、子猫は俺の鼻先を避けて、胸にすり寄ってきた。
優しく舐めてやると嬉しそうに、満足そうに鳴いた。
その体は少し震えている。
拾った時からずっとかすかに震えて、寒がっていた。
『まぁまぁ、話は夜聞くから、お風呂で洗ってあげなさい。』
母さんは何か勘違いしてる気がする…
けど、お言葉に甘えて、洗い場に行く。
子猫は俺から離れないように着いてくる。
この家では、いつでも猫が入れるように、ぬるま湯の小さめの風呂がある。
俺は初めての風呂に怯える子猫を優しく洗ってやる。
驚いたことに、子猫は雄だった。
声が高いから雌だと思っていた。
一緒に湯に浸かると、子猫は俺にくっついてきた。
可愛いやつだ
風呂を出ると子猫を拭いてやる
震えは止まっている
さっぱりして眠くなったのか、うつらうつらしている。
俺専用のクッションで抱き締めるようにしてやると、安心したように眠った。
夕飯の時間になると、ライドが呼びに来た。
『兄さん、ご飯だけどどうするの?
その子すごく疲れてるみたいだけど…』
『もう少しだけ寝かしてやってくれ』
『それはいいけど…どうすんの、その子?』
『前も言ったが、帰り『違うよ』…』
『兄さん…その子のこと、すごく大切になってるんでしょ?分かるよ。弟だもん。今まで見たことないくらい優しくて愛おしそうにその子のこと見てる。』
『…』
『何も言わないつもり?もしその子が帰りたいって言って、帰したら…後悔しない?』
『…こいつはまだ幼い…俺はすでに13だぞ?俺よりいい奴がきっといる…』
『歳とか関係ないよ。好きなら伝えなきゃ。』
『…今のこいつに言っても、わからないだろう。そうなれば、なし崩しにこいつの人生を俺に縛ることになる。
俺は…結婚なんてどうでもいいと思ってたが、こいつとはちゃんと理解して、愛し愛される関係になりたいんだ。』
『そう…』
ライドはそう言うと、部屋から出て行った。
0
あなたにおすすめの小説
出戻り王子が幸せになるまで
あきたいぬ大好き(深凪雪花)
BL
初恋の相手と政略結婚した主人公セフィラだが、相手には愛人ながら本命がいたことを知る。追及した結果、離縁されることになり、母国に出戻ることに。けれど、バツイチになったせいか父王に厄介払いされ、後宮から追い出されてしまう。王都の下町で暮らし始めるが、ふと訪れた先の母校で幼馴染であるフレンシスと再会。事情を話すと、突然求婚される。
一途な幼馴染×強がり出戻り王子のお話です。
※他サイトにも掲載しております。
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
雫
ゆい
BL
涙が落ちる。
涙は彼に届くことはない。
彼を想うことは、これでやめよう。
何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。
僕は、その場から音を立てずに立ち去った。
僕はアシェル=オルスト。
侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガー=ハルミトンと婚約した。
彼には、他に愛する人がいた。
世界観は、【夜空と暁と】と同じです。
アルサス達がでます。
【夜空と暁と】を知らなくても、これだけで読めます。
2025.4.28 ムーンライトノベルに投稿しました。
王様の恋
うりぼう
BL
「惚れ薬は手に入るか?」
突然王に言われた一言。
王は惚れ薬を使ってでも手に入れたい人間がいるらしい。
ずっと王を見つめてきた幼馴染の側近と王の話。
※エセ王国
※エセファンタジー
※惚れ薬
※異世界トリップ表現が少しあります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる