44 / 46
第2章
第42話【確率超過】
しおりを挟む
さて、問題はどのくらい使えば良いかという事だが。
あれこれ考えるのもめんどくさいしひとまずここまで追い詰められたことに経緯を払って1億ジル使ってやろう。
「さて、葵。楽しかったが、相手が悪かったな。金の力は全てを凌駕する! 食らえ!! 【札束で殴る】!!」
「なんだぞれは! はっ! どんな攻撃だって私にダメージを与えることは出来ないぞ!! ぐはぁっ!?」
俺がスキルを使うと、俺の右手に馬鹿みたいにデカい札束が握られていた。
大きさの割に重さは感じない。
それで思いっきり葵の頬を殴る。
いや、正確にはデカすぎて体全体を殴って吹っ飛ばした。
【札束で殴る】
ジルを使い敵を殴る。使用するジル/(敵のレベル×10000)の確率で敵を気絶状態にする。使ったジルは消える。
俺もこれを誰かに使うのは初めてだったし、覚えてすらいなかった。
だが、これはダメージを与えるスキルじゃないから【見切りの極意】で無効にはできない。
そして問題は敏捷差による確率の変動だが、葵のレベルは今65、65万あれば100%になるところをその100倍以上の金をつぎ込んだ。
いくら敏捷差があったとしてもこれでは回避は無理だろう。
「え!? ちょっと!? 葵ちゃん大丈夫!? 何したのさ! ショーニン!!」
「はっ! 教えてやるわけないだろ? と、ロキも葵も言ってたぞ?」
これで葵は気絶、つまり何も出来ない状態だ。
アイテムの使用は禁止されているから、メンバーが起こすこともできない。
回復職が居ないのが災いしたな!
これで俺の勝利だ!!
「ということで、面白い戦略を見つけてくれたお礼に、ロキたちにはこれを使ってやる」
「え……ちょっと。別にお礼はいいかなー?」
「お構いなく! 【金に目が眩む】!!」
出現したコインが光り輝く!
こっちも大幅に確率超過させた大判振る舞い!!
「うわぁあああ!?」
「目がぁ! 目がぁ! ああ! あああぁぁぁぁっ!!」
ということでみんなめでたく見えなくなったところで……【金をばら撒く】!
無数のコインが俺を中心に撒き散らされる。
ロキたちのメンバーにタンクはいない。
いや、スルトがそれっぽかったか?
そういえば、なんであいつだけいないんだろうなぁ。
まぁいいか。
俺の攻撃でロキ以外はめでたく倒れた。
てかなんでロキだけ生きてるんだ?
「さすがだね。ショーニン。葵ちゃんと俺のコンボなら倒せると思ったんだけどなぁ」
「いや、正直危なかった。よくあんなの考えたな。もし気絶をすぐ起こせる回復職が居たらやばかったな」
「なるほどね。回復職がちょうど辞めちゃったんだよね。それ入れたのが葵ちゃんだったんだけど、上手くいくと思ったのになぁ」
「まぁ、葵が居なかったら速攻で勝負が決まってたし、しょうがないな。それよりもなんでまた生きてるんだ?」
二人きりになった広場でまるでイベントが終わったかのように俺らは自然に話し込む。
まだ、プレイヤーは残ってるだろうが正直こいつら以上に苦戦させてくれる相手がいるとは思えない。
「あー、最後の悪あがき。【擦り付け】っていうスキルだよ。一回だけダメージを敵に擦り付けることができるんだ。もちろん多用はできないスキル。これでネタ切れ」
「そうか。そんな隠し玉も持ってたんだな。それじゃあ、敬意を払って俺の最大攻撃で倒してやるよ」
そう言うと俺は【ドッペルゲンガー】と【ヘルフレイム】を順に使う。
無数の炎が俺を中心に円形に立ち上がり、ロキを包む。
一度目の攻撃で既に倒れていて、二度目の炎は誰も居ない広場を照らす。
既に残りのプレイヤーを倒しても俺のポイントに到達するのは不可能。
という事は、あと完全に消化試合だな。
『あーっと!! 全ての攻撃を見事に見切り、優勢に立っていたと思われていたロキ選手と葵選手! 葵選手は無慈悲にも札束で殴られ、気絶してしまいました!! 残されたパーティメンバーもそのまま攻撃するのではなく、失明させてから倒すという極悪非道さ! 悪魔ではありません! 魔王だー!! 遺ったロキ選手もオーバーキルの上の更に追い討ち!! 心というものがないのかー!?」
まじでこのサキってやつなんなんだよ……。
後でクレーム入れるぞ、本気で。
「まぁ、そんなん気にしててもしょうがないな。三人はまだ無事か」
あいつらとそろそろ合流するかな。
というか、自分で言うのもなんだけど、よくここまで生き残ったな。
「ん? お前らもやるの?」
「聞きしに優る強さだな。ショーニン。だが、それも終わりだ」
あれ、こいつロキのパーティメンバーのスルトって奴だよな?
他に五人メンバーがいるな、っておいおい。
「スルトってロキのメンバーじゃなかったのか? なんでジェシーやサンドラと一緒にいるんだ?」
「そんなことはどうでもいいだろう。今は俺がリーダーだ。そしてお前では俺らには勝てん。今までの戦いを見てて確信した。諦めろ」
なんだ、この自身は……まぁ、はったりだろ。
勝てるなら最初から挑んできてるはずだ。
まさかこっちの手札を見てたとかそういう事か?
いや……考えすぎだろ。
『おーっと!? 魔王ショーニンに挑むパーティが再び現れました!! スルト選手のパーティです! 行けー! やっちまえー!! お前は魔王を倒す勇者だー!!』
まじでこいつ……後で覚えてろよ……。
あれこれ考えるのもめんどくさいしひとまずここまで追い詰められたことに経緯を払って1億ジル使ってやろう。
「さて、葵。楽しかったが、相手が悪かったな。金の力は全てを凌駕する! 食らえ!! 【札束で殴る】!!」
「なんだぞれは! はっ! どんな攻撃だって私にダメージを与えることは出来ないぞ!! ぐはぁっ!?」
俺がスキルを使うと、俺の右手に馬鹿みたいにデカい札束が握られていた。
大きさの割に重さは感じない。
それで思いっきり葵の頬を殴る。
いや、正確にはデカすぎて体全体を殴って吹っ飛ばした。
【札束で殴る】
ジルを使い敵を殴る。使用するジル/(敵のレベル×10000)の確率で敵を気絶状態にする。使ったジルは消える。
俺もこれを誰かに使うのは初めてだったし、覚えてすらいなかった。
だが、これはダメージを与えるスキルじゃないから【見切りの極意】で無効にはできない。
そして問題は敏捷差による確率の変動だが、葵のレベルは今65、65万あれば100%になるところをその100倍以上の金をつぎ込んだ。
いくら敏捷差があったとしてもこれでは回避は無理だろう。
「え!? ちょっと!? 葵ちゃん大丈夫!? 何したのさ! ショーニン!!」
「はっ! 教えてやるわけないだろ? と、ロキも葵も言ってたぞ?」
これで葵は気絶、つまり何も出来ない状態だ。
アイテムの使用は禁止されているから、メンバーが起こすこともできない。
回復職が居ないのが災いしたな!
これで俺の勝利だ!!
「ということで、面白い戦略を見つけてくれたお礼に、ロキたちにはこれを使ってやる」
「え……ちょっと。別にお礼はいいかなー?」
「お構いなく! 【金に目が眩む】!!」
出現したコインが光り輝く!
こっちも大幅に確率超過させた大判振る舞い!!
「うわぁあああ!?」
「目がぁ! 目がぁ! ああ! あああぁぁぁぁっ!!」
ということでみんなめでたく見えなくなったところで……【金をばら撒く】!
無数のコインが俺を中心に撒き散らされる。
ロキたちのメンバーにタンクはいない。
いや、スルトがそれっぽかったか?
そういえば、なんであいつだけいないんだろうなぁ。
まぁいいか。
俺の攻撃でロキ以外はめでたく倒れた。
てかなんでロキだけ生きてるんだ?
「さすがだね。ショーニン。葵ちゃんと俺のコンボなら倒せると思ったんだけどなぁ」
「いや、正直危なかった。よくあんなの考えたな。もし気絶をすぐ起こせる回復職が居たらやばかったな」
「なるほどね。回復職がちょうど辞めちゃったんだよね。それ入れたのが葵ちゃんだったんだけど、上手くいくと思ったのになぁ」
「まぁ、葵が居なかったら速攻で勝負が決まってたし、しょうがないな。それよりもなんでまた生きてるんだ?」
二人きりになった広場でまるでイベントが終わったかのように俺らは自然に話し込む。
まだ、プレイヤーは残ってるだろうが正直こいつら以上に苦戦させてくれる相手がいるとは思えない。
「あー、最後の悪あがき。【擦り付け】っていうスキルだよ。一回だけダメージを敵に擦り付けることができるんだ。もちろん多用はできないスキル。これでネタ切れ」
「そうか。そんな隠し玉も持ってたんだな。それじゃあ、敬意を払って俺の最大攻撃で倒してやるよ」
そう言うと俺は【ドッペルゲンガー】と【ヘルフレイム】を順に使う。
無数の炎が俺を中心に円形に立ち上がり、ロキを包む。
一度目の攻撃で既に倒れていて、二度目の炎は誰も居ない広場を照らす。
既に残りのプレイヤーを倒しても俺のポイントに到達するのは不可能。
という事は、あと完全に消化試合だな。
『あーっと!! 全ての攻撃を見事に見切り、優勢に立っていたと思われていたロキ選手と葵選手! 葵選手は無慈悲にも札束で殴られ、気絶してしまいました!! 残されたパーティメンバーもそのまま攻撃するのではなく、失明させてから倒すという極悪非道さ! 悪魔ではありません! 魔王だー!! 遺ったロキ選手もオーバーキルの上の更に追い討ち!! 心というものがないのかー!?」
まじでこのサキってやつなんなんだよ……。
後でクレーム入れるぞ、本気で。
「まぁ、そんなん気にしててもしょうがないな。三人はまだ無事か」
あいつらとそろそろ合流するかな。
というか、自分で言うのもなんだけど、よくここまで生き残ったな。
「ん? お前らもやるの?」
「聞きしに優る強さだな。ショーニン。だが、それも終わりだ」
あれ、こいつロキのパーティメンバーのスルトって奴だよな?
他に五人メンバーがいるな、っておいおい。
「スルトってロキのメンバーじゃなかったのか? なんでジェシーやサンドラと一緒にいるんだ?」
「そんなことはどうでもいいだろう。今は俺がリーダーだ。そしてお前では俺らには勝てん。今までの戦いを見てて確信した。諦めろ」
なんだ、この自身は……まぁ、はったりだろ。
勝てるなら最初から挑んできてるはずだ。
まさかこっちの手札を見てたとかそういう事か?
いや……考えすぎだろ。
『おーっと!? 魔王ショーニンに挑むパーティが再び現れました!! スルト選手のパーティです! 行けー! やっちまえー!! お前は魔王を倒す勇者だー!!』
まじでこいつ……後で覚えてろよ……。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる