くすぐり小説【想像したことを書き綴るだけ】

ホロン

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短編小説 - 家族・友達・仲間くすぐり

妹をくすぐる①-1(兄視点)

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「ねえ、お兄ちゃん。」
「ん?何だ?」
「お兄ちゃんってさ、くすぐりフェチなんだよね?」
「いきなりなんだ!?そしてなぜ知っている!?」

妹に告げられた衝撃の一言。
俺の最大の秘密をまさか妹が知っていたとは。

「いや、なんとなくだけど…。」
「なんとなくでなぜ当てられる!?」

むしろくすぐりフェチなど、勘で当てる方が難しいだろう。

「それで…あの…頼みたいことがあるんだけど…。」
「頼みたいこと?」

妹は少しだけ躊躇いながらも俺に言った。

「私を、くすぐってほしい…の…。」
「なん…だと…?」

またもや衝撃の一言だ。

賢さを持て余し、人生をクールかつ可愛く生きてきた俺の妹のイメージを、180度ひっくり返すような発言を、俺の妹は俺の前で言ったのだ。

「えっと…ダメ?」
「…いや、むしろ嬉しいほどだな。」

ここまで懇願するということはおそらく妹もくすぐりフェチだ、そうとしか思えない。
しかもくすぐられたい側、これはかなり好都合だ。

それだけではない。

おそらく妹は、今日の日を狙っていた。
なぜなら今日は、父さんも母さんも宴会やら飲み会やらがあるため、帰りがかなり遅い。
ゆえに、今晩だけは俺ら二人だけという状況なのだ。

ここまで考えていた妹の期待には、兄として答えなけばいけない。

「えっと…縛られるのは嫌だから、手を上に上げるだけにするね。あまり激しくくすぐると多分降ろしちゃうかもしれないから、優しくくすぐってね?」
「おう、わかった。」

たいして難しい注文ではない。
要は腕上げるから腋を優しくくすぐれということだ。



「じゃあ、いくぞ。」
「うん…。」

俺は、布地の薄い服で包んだ妹の腋を優しくくすぐった。
こしょこしょこしょこしょ…。

「ん~ふふ…くすぐったい…ふふ…。」

可愛い反応だ。

優しくくすぐっていて、なおかつ無理やりでないからこそ見られる貴重な反応、俺はそれを脳に焼きつけんとばかりに妹を見つめる。

ただ、俺にだってわがままがないわけではない。
頼まれた側としては、こっちの要求も受け入れてほしいものだ。
おそらく、妹はそれも想定にいれているはず、などという馬鹿な思考を抱いた。

俺は、腰あたりにある、服と肌の間に手を入れ、直で腋を優しくくすぐった。

さわさわさわさわ…。

「ひゃあ!?お兄ちゃん…それはぁ///……いや…なんでもない…くすぐったくて…いい…。」

よほど慣れていないのだろう、妹はくすぐったいのと同時に快楽を感じているかのような反応をする。

一瞬俺は緩めかけたが、妹の言葉を聞き、スベスベの妹の腋をくすぐり続ける。

妹はがんばって腕を上げたままにしている。

さわさわさわさわさわさわさわさわ…。

「んん…ふふ…くふふ…ふひ…はあ…はあ……ふふふ…んふう…うふふ…。」

大笑いしそうでしない、そんな感じの妹の反応は、なんとも言えない可愛らしさがある。


それから30分ぐらいくすぐり続け、俺は一旦くすぐりを止め、妹に一つ質問する。

「他にくすぐってほしいところはあるか?」
「えっと…じゃあ…足裏…。」

妹は靴下を脱いでうつ伏せ状態になった。

俺の前に差し出された足は、くすぐってほしいと言わんばかりにきれいだった。

俺はまず右足を優しく掴み、足裏をそっとくすぐる。

こしょこしょこしょこしょ…。

「んふっ…ふふ…ん~…。」

まだ耐えれる領域だろうか、妹の反応は薄い。

今度は腋をくすぐったときと同じ感じにくすぐってみる。

さわさわさわさわ…。

「んふぅ~…ふふふ…ん~…ふふ…。」

さっきよりは反応は大きい。

(足は優しくしないほうがいいかな?)

俺は足裏をピンと張らせるように足を固定し、思いっきりくすぐった。

「ふひゃあああ!?あははははははははははははははははは!ちょ、ちょっと!?お兄ちゃん!?さ、さすがに…それはあああはははははははははは!」

やり過ぎただろうか。

俺はすぐにくすぐりを止め、足を離した。

「ご、ごめん。さすがにやりすぎたよ。」
「はあ…はあ…はあ…うぅん…大丈夫…。」

妹を息を荒くしながらも、どこかプラスの感情を持っているような顔をしながら返答する。

最初に注意したにも関わらず、俺がそれをやっても怒らないどころか、逆に喜んでるような顔をするということは、おそらく妹はクセになっているのだろう。

それは的中していると言うかのような言葉が、妹から出てきた。

「ねえ、お兄ちゃん、くすぐりでゲームしようよ。」
「ゲーム?」
「そう。私が笑ったらお仕置きっていうルールで。」
「笑わなかったらどうするんだ?」
「何もないよ?」

自分が負けた時の条件は指定しながらも、俺が負けた時の条件は指定しない。
しかも、それを自分から言い出すという。

このような発言、誰がどう考えてもMだと思ってしまう。

「くすぐり方は自由。だけど、拘束器具は使わないで。制限時間は2分ね。」
「ルールは以上か?」
「うん。罰ゲームは、拘束くすぐり3分。」

拘束くすぐりだと…!?

最初とはかなり意見が変わっているが、俺はツッコまないことにした。

そして俺は、ある作戦を瞬時に考えた。

「それじゃあ、用意…スタート!」

俺はすぐに考えたことを実行する。

「え?きゃ!?」

両足を使って妹の腕を万歳状態に固定した。

だが、この状況を理解させるために、俺は最後のチャンスを妹に与えた。

「どうする?取り消しするなら今だぞ?」

普通なら、ルールを追加してその場逃れをするだろうが、今の状態の妹は、ルール追加も取り消しもしないだろう。

「…いや…耐えてみせます…。」
「そうこなくっちゃ。」

俺はガラ空きになった妹の腋を思いっきりくすぐった。

「ん!?くぅぅぅぅぅぅぅぅ!!ん~~~!!!あ、あははははははははははは!」

予想通り、彼女はすぐに笑った。
当然だ、もともとくすぐり自体は苦手なんだから。

「俺の勝ちだね。」
そういうと、妹は無言でポケットから紐を俺に差し出し、机の柱部分の両手を置いた。

なんで紐なんか持ってんだよ。

そして、そこに縛れということだろうか。

俺は妹の腕と机の足を結び合わせた。

そして、妹の上に馬乗りになった。

さっきと状況はさほど変わらないが、手の行動範囲はさっきより狭い。

俺は、その状態になった妹の腋を思いっきりくすぐり始めた。

「あははははははははははは!くすぐったいいいい!あははははははははははは!」

その後、彼女の要望により、結局10分間くすぐった。
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