くすぐり小説【想像したことを書き綴るだけ】

ホロン

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短編小説 - 家族・友達・仲間くすぐり

掲示板でくすぐりプレイ

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「やったぁ!やっとプレイができるぅ!」

平日の終わりかけ、金曜日の午後11時ごろ、私はとある掲示板見て喜んだ。
その掲示板とは、くすぐり掲示板のことだ。

私は、くすぐられたいという願望を持つくすぐりフェチだ。
その中でも、ハードな方を好む。

そして先ほど、くすぐりプレイの約束を、とある同い年の男性と交わした。
するのは明日で、5時間ほどくすぐってもらう。
くすぐりフェチ歴はそんなに長くなく、掲示板を利用したのもこれが初めてだが、思っていたよりスムーズに、プレイ相手を見つけることができた。

私はとにかく楽しみだったらめ、その夜はあまりよく寝付けれなかった。

翌朝、私は早くプレイがしたい思いで待ちきれず、待ち合わせの30分前についてしまった。
それで、今はもう20分経ったころだ。
まだ予定までは10分ほどあったのだが…。

「すみません。長谷川さんですか?」
「は、はい!佐々木さんで合ってますか?」
「はい。今日はよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくお願いします!」

お相手の佐々木さんがきた。

見かけはすごく優しい。
そしてすごくイケメンだ。
こんな人にくすぐってもらえるなんて夢のようだと思いながらも、この人がドSになったらどうなるだろうと考えてもいた。
そんなことを考えながら、私は佐々木さんとホテルに向かった。

「今日はご要望通りくすぐっていいんですよね?」
「はい!それでお願いします!」

準備が終わり、くすぐりが始まる。

「じゃあまずは弱点を把握したいので優しくくすぐります。」

そういうと彼は私の首をくすぐりはじめた。

「ん…くふ…ん…。」

彼は雰囲気が変わったのかと思うぐらい無言でくすぐっている。

「腕を上げてください。」

私は言われたとおりに腕を上げる。
すると今度は、腋と腋腹とお腹の順番にくすぐりをしてくる。

「ひゃう!?ん~…ふふふふふ…!」

腋と腋腹部分で思わず笑ってしまう。

「股を開いてください。」

私は言われたとおりに開く。
すると、少し想像外のところにくすぐったさが来る。

「あひゃ!?くひひひひ…!」

内股をくすぐられ、私はほんの少し足を閉じようとしてしまう。
だが、すぐに戻す。
その間、彼は無言でくすぐる。

「最後に座って、足裏をこちらに向けてください。」

言われたとおりにすると、彼は両足を掴んできた。
そして、足裏をくすぐった。

「ん~!!んひひひひ…!ん~!」

また大きい反応を出してしまう。
こうされると、自分は結構弱点が多いんだなと気づいた。
これだけ反応が大きいと、弱点を把握するのは容易かったであろう。

「ありがとうございます。ではくすぐり始めましょうか。」
「はい。」

そう言って彼は拘束具を用意し、私を拘束した。

(手慣れている…プレイしたことあるのかな…。)

今回の拘束は、膝立ちx字拘束。
通常のx字拘束と比べ、足の裏もくすぐれる便利な拘束具だ。

彼はそれに加えて、アイマスクをつけてきた。
アイマスクをなんでつけるのか私は分からなかったが、実際につけてみると、彼の手の動きは予測できないのがすぐにわかった。

(これじゃあ…いつくすぐられるのか…分からない…。)

普通なら怖くなるだろうが、やられることがくすぐりだとわかっているため、私は少し興奮していた。

「それじゃあ始めますね。」

私はその言葉を聞くと同時に身構えようとした。
だがそれを予測していたのか、身構える前に先にくすぐりが来て、私はそれに耐えるどころではなくなった。

「ひゃ!?そ、それは!あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

典型的な、腋と腋腹の交互くすぐりだ。
身構えてさえいれば、少しは耐えれただろうが、不意打ちなら耐えることなどほぼ不可能なのだ。

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!?ちょっと!きつ!あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

普通に並大抵ぐらいにくすぐったいから普通に笑ってしまう。
だから普通に嬉し恥ずかしいし、普通に苦しい。

初プレイでここまでされるとは思ってなかったが、くすぐりフェチかつドMである私にとってはいいようにも思えた。

一方で、ずっと同じくすぐり方だと飽きてしまうのは、初プレイの私でも思うこと。
例えば、誰かが皮膚のどこかをサワサワしてたとすると、最初は感覚はあると思うが、次第にその感覚は薄れる。
くすぐりも同じで、いくら動かしてるといえど、ずっと同じ作業では感覚が少しずつ薄れ、そして飽きてしまう。

それをわかってなのか、簡単に飽きさせないという意思を彼は証明してきた。
まだ序盤だというのに、服の中に侵入し、腋腹を揉むようにくすぐってきた。

「いひゃ!にゃはははははははははははははは!」

お互いの皮膚はすべすべに潤っていて、滑りやすく、その分だけくすぐったさに反映する。
動きは激しく触りは優しく、それを直でやられるもんだから、それはもう何かとトびそうだった。

スピードも一切落ちることなく、私の体力をどんどん削るように、休む暇を与えずくすぐりまくる。

(やばい!くすぐったすぎる!呼吸が…どんどん乱れていく…。息がしづらい…。)

「あははははははははははは!ゴホッ!ゴホッ!あがはははははははは!」

呼吸が乱れてきた影響で、私は咳き込んでしまった。
その様子を見た彼は、さすがに心配になったのだろうか、くすぐりを止めた。
私はその間に少しでも休み、呼吸を整えようとした。

「はあ…はあ…はあ…はあ…。」

彼はその間、何も言わなかった。
私が回復するのを待っているのだろう。

「はあ…はあ…はあ…ふぅ~…。」

呼吸はだいぶ整った。

余裕を取り戻した時に気づいたのだが、自分の服がびしょ濡れだった。

今の時期は夏の終わり頃。
ほんの少しだけ冷房がついてるが、くすぐったさのあまりもがいてた私にとっては、もっと冷房をつけてほしいほどだった。

このときは何も考えていなかったが、私はこの時、彼にエアコンの温度を下げるようお願いするべきだったかもしれない。

私の体がすでに汗まみれということは、それを直でくすぐっていた彼の手もびしょ濡れだということ。
汗はヌルヌルして、一般的には気持ち悪いと感じるだろうが、くすぐりではそれはあまり気にならないどころか、そのヌルヌルがくすぐりやすさをあげ、簡易ローションの役割を果たす。
つまり…。

「な!?ん~!くく…あはははははははははは!ちょっと!合図くらい!出して!ください!あはははははははははははは!」

先ほどよりもくすぐったさが増すのだ。

彼は次に私の足裏と内股をくすぐり始めた。
しかもただくすぐっているわけではなく、足裏と内股でくすぐり方が違う。
内股は、肌に優しく触れるようにくすぐり、足裏は全体をかき回すように満遍なくくすぐっている。

それに、最初の一瞬だけ、彼は腕を「添え」、そしてくすぐりだした。
私に余裕を与えたつもりなのだろう。
なめられたものだと思ったが、実際私は全然耐えれなかった。

さらに、笑いながら少しきついことを言った私に対して、彼はこう返答した。

「自分の状況…ちゃんと理解しているのかな?」

内股をくすぐっていた手がもう一方の足裏に移動。
それだけでなく、同じ足裏をまったく違うくすぐり方で攻めてきた。

左は早い。
くすぐったさの量が多すぎる。

対して右は、反応しやすい部分を的確にかつ繊細にくすぐっている。
くすぐったさの質が良すぎる。

それぞれ目的の違ったくすぐりに、私は圧倒され、さらにその技術によって慣れる事さえできなくなった。

「あははははははははははは!わ、わかってますう!わかってますからぁ!許して!あははははははははははは!苦しい!あははははははは!」
「ほんとに理解してるかわからないからなあ…。ちょっとだけお仕置きタイムといこう。」

(え!?お仕置きタイム!?)

何されるか分からないことに対して、私は身構えながらも思わずドキドキしてしまった。
私はこういうことが自覚できるほど好きなので、止まらないくすぐりで笑いながら、内心では少し期待していた。

「教えてくれた情報によると、長谷川さんはドMらしいね?」
「あははははははははは!はい!そうですう!あははははははははははは!」

くすぐられながらなんとか質問に答える。
彼はそれを確認するとある装置を私につけ、動かした。

「や…それは…それ…は…。」
「お仕置きはこのくらいで許してやろう。今日は俺一人だからな。」
『今日は』?

もしかして3人以上でプレイすることもあるのだろうか。

それより、私は装置から伝わる振動に悶えていた。
というのも、彼がつけたのは他でもない電気マッサージ機、略称電マと呼ばれるものだったからだ。
それを秘部に当てられ、動かされ、アソコを刺激され、そしてそれが初めてだった私は、それに悶えるのと、いやでも考えてしまうのとで、恥ずかしさがマックスの状態となった。

(こんな…姿…まじまじと…見ないで…。)

悶えながら気づいたが、いつのまにか彼が真正面に来ていた。
服があるから裸ではないとはいえ、この反応を見られるだけでも相当に恥ずかしい。
そして多分、彼がそれをわかっている。
だから、反応を楽しみながら私を煽っている。

「だめ…だって…止めて…。」
「止めてほしいの?」
「うん…あぅん…。」

そういうと、彼はニコッと笑い…。

「じゃあこれに耐えてみて?」
「え?あひゃああはははははははははははは!ダメ!やめてぇ!あがはははははははははがはははははがはははははは!」

いきなり服の中に手を入れ、直で腋とお腹をくすぐってきた。
しかも、ただくすぐっているわけではなく、電マによる振動を忘れさせない程度の絶妙な加減でくすぐっていた。

「ほら、耐えないと終わらないよ?」
「あははははははははははははははは!無理ぃ!無理ですぅ!あははははははははははははは!許してくださいぃ!あはははははははははははは!」

(やばい…もう…我慢が…。)

股の感覚に限界が近づいていた。

力を入れ続ければ、振動によって脱力させられ、力を抜けばそのまま気持ちよさに汚染され、それを耐えるために体力が必要なのに、くすぐりによってそれも奪われていく。

(ダメ…!まだ…!まだ…!)

私は意地で力を入れ続けた。
しかし、それに合わせたかのように、彼は耳元で囁き、私にトドメを入れた。

「いいよ、我慢しなくても。」

急な優しい言葉のせいで、私は戸惑い、驚き、そして謎の安心を一瞬だけ感じ、それによって体の全力がかなり抜けた。
そして…。

「ああああ!ダメェええええ!あははははははははははははは!」

私はイかされた。

股に伝わるヌトっとした感覚のせいで、私の脳はシャットダウンした。
それ以降、私の思考は止まり、彼は最後に気絶させようというレベルのくすぐりでどんどん私の体を崩壊させていった。
言葉すら喋れなくなって1時間後、私の体の全てが限界を越えそうなギリギリで、お仕置きタイムは終わった。

くすぐりが終わった後は、私は佐々木さんとフェチトークをした。

どうやら彼は、界隈でもテクニシャンの部類はいるらしく、後でTwitterなどを確認すると、すごい人気ぶりだった。
この界隈にも人気はあるのだなと私は思った。

イかされた後の感覚は夜寝るまで残り、私の体は一日中きゅんきゅんしたままだった。
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