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1日目

事後

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おしりの中に何かが流れ込んでくるのを感じた。

お兄さんがペニスを抜くと、二回も精液を注ぎ込まれたアナルからは、つーーっとその白い液体が溢れて下に流れた。

お兄さんがそれを手に取って翔に見せる。

「この精液、中に注いだから翔と俺の子供できるよ」

「……えっ?」

「これで正式に恋人になれたね、
…いや、もう夫婦か!翔はこれから俺のお嫁さんだ」


翔は混乱した。しかしそれ以上に気力を無くしていた。
まだ手足を拘束されて、動けないままになっている体は疲労を感じていた。
足は首輪からの鎖に引っ張られて強制的に曲げられ、背中は丸まり、お兄さんを見ると、同時に自分の足とお腹とペニスが見えるような格好だ。

お兄さんの拘束具はよくできていて、首輪、足枷、手錠それぞれに鎖を取り外しできるような穴がついていた。

翔が疲れたようにしていると、お兄さんは気づいて足枷と首輪を繋ぐ長い鎖を取り外してくれた。

いくらか楽になるが、両手同士、両足同士は短いチェーンで繋がれたままだ。これでは歩けるが走れないだろう。
そうしてベッドに座りなおすと、翔は脱出が困難なものになったことが理解出来た。

翔が少し動けるようになるとお兄さんは翔を抱えて持ち上げた。

「……お嫁さんにはお姫様抱っこの方がいいかな」

そう言ってお姫様抱っこの持ち方に直す。
翔は抵抗する元気がなかった。

また、そんな中、翔には一つ心配事が増えていた。

子供ができる…。

まだ子供が生まれる仕組みを知らない翔は、お兄さんの冗談を本気で捉えてしまった。

(今まで知らなかったけど、こうやって子供ってできるのか、どうしよう……)

子供ができたらどうやって育てるのか、それよりまず、どうやって産まれてくるのか、今まで疑問を持ったことがなかった問題が頭に浮かび上がってくる。



……お風呂場に連れ込まれると、お兄さんは持っていた鍵で足と手の枷をはずした。
小さな鍵穴にそれを差し込んで回すとカチャと音がなり、パカッと枷が開く

体は自由になった。あとは、お兄さんが隙を見せる時、そう、寝てる時に脱出をすればいいのだ。

翔は脱出の希望が見えてきてひとまず安心した。
夜まではもう何もしないでいよう。疲れた翔がそう考えていると、お兄さんはその翔の身体を洗い始めた。

油断していた翔はお兄さんの手が急に胸に触れてきてびっくりしたが、希望が見えて心に余裕ができたおかげか、強く抵抗はしない。
これで風呂場に来たのは三回目だ。

前にもおしりの中を洗われたので、今回は前と比べればまだ羞恥心は少し薄まっていた。
おしりの中から白いドロっとした液体が掻き出され、またお湯で中を洗われる。中の感覚が気持ち悪かったので少しすっきりする。

ふと、白い液体が出されたので子供はもうできないのではないか、と思った。
しかし、奥の方に入り込んでまだ残っている可能性もあるので心配は拭えなかった。


お兄さんが自分の体をささっと洗う。
一瞬、今逃げれるかも、と思ったが、お兄さんにまた追いつかれるだろうと思ったので、すぐ諦める。
また、自分から抵抗しなければ酷いことはあまりされないので、無意味に抵抗したくなかった。

お兄さんは怖い時はあるが、他のところではだいたい優しいのが翔には分かってきた。


しかし、お嫁さん、という呼ばれ方には納得がいかない翔であった…。

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