魔法少女チナツ

あるちゃいる

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魔法少女1-3

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 鏡を見た時パンツを下げたままだった事に気が付いた俺は掃除のおばさんが目を瞑ったまま叫んでいるのを確認して素早くパンツを上げた。

 すると鏡の中のオッサンは光包まれて美少女へと変わった。

 ほっと胸をなでおろし、掃除のおばさんに声を掛けた。

 「だ、大丈夫ですか?急に叫ぶからびっくりしました」

 と、最初から少女でしたよ風にしながら女の子っぽく驚いたフリをした。

 するとおばさんは目を見開いて俺を見た。

 目を擦り何度も確認しては再び目を擦り
 ようやくだと理解してくれたようだ。

 トイレから出る時

 「働き過ぎかねぇ……」

 と、呟くおばさんの声が聴こえた。




 そんな事があってから俺はトイレに行くときは多目的の方に行くことにした。
 そして、どんなに漏れそうでも鍵は確認しようと心に誓ったのだ。


 美少女になって5日もするとだいぶ慣れて、暇さえあれば外に出る日が増えた。

 街を歩いたり、公園で遊んだりそれはそれは楽しく少女っぽく遊んでいたら声をかけられた。

 「君! 小学生だよね? 学校はどうしたんだね? 私は補導員をしているものだ!」

 と言いながらツカツカとやって来て腕を捕まれ補導された。

 「学校は何処かね? 親は? 住所を言い給え!」

 と、それはもうしつこく聞かれたが、頑なに何も言わずに俯いていた。

 するとこっちに来い!と怒鳴り
 公園の多目的トイレに連れ込まれた。

 (なんだ? 何するんだ?)
 と、困惑していると……

 「ぶひっ」”カチャカチャ……”
 っと、何処かで豚が鳴いた気がした。

 「ぶひっぶひっ」”プルン”

 と、今度は二回鳴いたのでよーく確認すると
 その声は補導員と名乗る男から聞こえる。

 その男の顔を見上げると
 いつだったか鏡で見た変態の顔をしていた。

 顔全体がぬるやかに歪み
 頬は微妙に火照って赤く
 口からヨダレまで垂らし
 何故か下半身を脱いでいた。

 「学校に行かない悪い子はお仕置きだねぇ」

 と、俺の身体を舐める様に見てきた男は突然俺を突き飛ばし後ろ向きにするとスカートに手を入れて一気にパンツを脱がした。

 俺は突き飛ばされたお陰で頭を壁にぶつけてイラッとして振り返り、ソイツの前に仁王立ちになった。

 一瞬固まった男は俺の下半身と身体を見た。
 すると男の目はみるみる内にデカくなり、そして……


 掃除のおばさん以上の声で叫んだ。


 「うぎゃああああっ⁉へ、変態⁉」


 俺の愚息を直視しながら叫ぶ男の胸ぐらを掴み持ち上げると、力強く拳を握り思いっきり殴り飛ばした。

 「変態はお前だろうがあああっ‼」

 と、叫びながら



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