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魔法少女2-5
しおりを挟むホナミさんの家を逃げる様に飛び出した俺は追い掛けて来る気配がしたので走りながらパンツをずらした。
そのままコンビニへと入りコーヒーを買って外に出る。
ホナミさんは魔法少女になってまで追い掛けて来たようで、箒に跨って飛んでいた。
それを色んな人に撮影されながら探し回っていた。
うっかり目でも合ったら大変と思い缶コーヒーをちびちびしながら携帯を開き、動画を観てるふりをする。
携帯の画面に薄っすらと横切る箒少女が確認できた。
戻ってこないのも確認すると、俺は駅へと急いだ。
家に帰ると急いで自分の荷物を纏めて再び家を出た。
その足で母親の寝泊まりする病院へと向かうと、医者に五千万円の小切手を渡した。
そのお金で母をパンフレットにある老人ホームへ入れてほしいと頼む。
今から俺が会っても騒ぎ出すだけなのでと言って頭を下げてそのまま病院を後にした。
次に不動産へ行って団地をそのままの状態で売った。
処理費用やらなんやら掛かるからと二束三文で叩かれたが後悔はしていない。
そして俺は完全にこの場所から痕跡を消した。
住所は移さなかった。
転移届を出せばまた追われる身になるからだ。
なぜ俺がこんなにも素早く行動しているかというと、通帳の最後ページに書かれていた言葉のお陰だった。
ホナミさんの通帳に赤字の数字が羅列してるのを見た瞬間思い出したのだ
【共に暮らす者は全てを分かち合う事とする】
つまりだ! あの贅沢に使った借金が、ホナミさんと暮らすことによって俺にも返済義務が生じるという事だ!
見つかったら共倒れだっ!
俺は飛行機に乗り込むと一路西へと飛んだ。
沖縄へと行くためだ!
もしかしたらバカンスで沖縄へと来るかもしれないが!
まさか俺がそこに居るとは思わないはずだ!
関東統一するような事を言っておいたからな!
沖縄行きの飛行機へと乗り込むと直ぐに毛布を被った。
あれから数ヶ月が経ち、俺は沖縄で暮らす変態協会メンバーを適度に倒しながら過ごしていた。
すると、新居の届け出はしていない、が郵便受けの中に手紙が二通届いていた。
その一通を見てみると、魔法少女協会からだった。
中を開けると其処には……
【魔法少女ホナミ破産】
と、書かれていた。
なんとあの人総額二十億円も使い込んでいた様で、流石に看過できないと踏んだ魔法少女協会はホナミさんを売るようだ。
見せしめの為でもあるのだろう。
爪一枚残さず値段が付いていた……
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