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祖国––––シルヴァンへと帰還して二年が過ぎた。
私は王都を走る馬車に乗りながら、街道にて手を振ってくれている民達に笑みを向ける。
「フィリア王女様、あれから二年が経ちましたが……今や貴方はこの国で最も慕われておりますね」
「言いすぎよ、リューグ」
「畏れながら否定をさせてください。言いすぎではなく、真実です」
街道を走る馬車に向けられる、溢れんばかりの民達の声援。
この国に帰ってくるまで、こんな評価を受けるなんて思っていなかった。
私が帰還する前に心配していた事は全て杞憂だったようね。
「シルヴァンに帰国してからのフィリア様は、以前よりも精力的に外交に勤しみ。今日も他国との交易路の開拓計画を結んだ。今までの功績に民は称賛しておりますよ」
「同情を寄せてくれる国が多くいてくれたからよ。政略的に見ても、私の立場は都合が良かったの」
護衛騎士のリューグの言う通り、私は外交にて一定の成果を出した。
それもあの五年間の苦しみを知った国が同情してくれたからだ。
ゆえに私は、国に戻ってからただゆっくりする訳ではなく、その同情される立場で外交に力を注いだ。
狡いかもしれないが、逞しく生きるのもシルヴァンの王女の務めだ。
◇◇◇
「お父様、無事に––––国との交易路の計画を進めてまいりました。こちらの要望通りに進めそうです」
「フィリア、よくぞ成し遂げた。王家を代表して礼をする」
城に戻れば、我がシルヴァン王家の国王へと報告をする。
一国の主として威厳があり、貴族からも恐ろしくも頼れると評価を受ける父。
そんな父が、私の肩に手を置く。
「どこも疲れてはいないか? もしお前を侮る外交をされたなら必ず報告せよ。必ずだぞ?」
「ありませんでしたよ。––––国の方は、非常に友好的な方でしたから」
「本当か? またお前が酷い扱いをされていたら、私はもう耐えきれんぞ」
心配してくれる父の姿に、二年前に帰還して早々の事を思い出す。
父は泣きながら謝罪をしてくれて、ハーヴィンに嫁がせた自責の念で体重をかなり落としてしまったほどだ。
王女として厳しい教育、過酷な日々にて父と接する機会は少なかったが。
想像よりも愛されて、心配されていたのだと二年前に思い知らされた。
「二年前も伝えた通り。もし同じようなことがあれば……今度こそお父様を信じて相談します。お母様や兄様たちも」
「あぁ、二年前に言った通り。私達はたとえお前に子が産まれなくとも決して見放したりなどしない。だから決して一人で抱えずに、何かあれば伝えよ。いいな」
本当に情けない事だけど、私もあの五年間の中で家族を信じて頼るべきだった。
それが唯一の落ち度で、最善ではなかった選択だと今は思う。
こんなにも愛してくれる家族を、もっと頼っていれば……きっと幸せだっただろうから。
「ところでフィリア。お前に客人が来ているぞ」
「客人ですか?」
「あぁ……先に言っておくが、会うのはお前の自由にしていい」
普通、私への客人として通されるならば一国の要人ばかり。
ゆえに会う、会わないの選択など……普段なら許されもしないのに。
「いったい、どなたが?」
「……––––だ」
その名を聞いた私は、少しの迷いの末。
来訪したその方に会う事を決めて、客室へと向かった。
「お久しぶりです。フィリア様」
客室にて待っていて彼は、綺麗な礼と共に私の名を呼ぶ。
二年前と変わらぬ穏やかな笑みのまま、静かな声色で……
「久しぶりですね、ルアンス」
「お会いしてくださり嬉しいです」
「今のハーヴィン国を牽引する貴方を、無下にはできないでしょう?」
あれからハーヴィン国は、王家の撤廃を選択した。
もはや崩れ去った王家の権威にしがみつかず、潔く新たな国家制度を模索したのは得策だろう。
今はハーヴィン公国として、貴族を中心とした国に変わっている。
ルアンスは元王家として酷い立場であっただろうが、半年前に公爵の地位になったと報告を受けている。
「元王家であった貴方の立場、今の地位になるのは並大抵の努力ではなかったはずよ」
「今のフィリア様程の功績ではありませんが、それなりに積み重ねた結果です」
ルアンスは「それに……」と、言葉を続けた。
「実は兄が、あの後。牢の中から証言をしてくれたんです」
「証言?」
「僕が母のカミラから受けていた扱い。本来の功績、受けるはずだった評価。裁かれる寸前まで……兄が証言してくれた」
「っ!」
「おかげで僕は貴族からの評価も変わった。兄は自らの立場が悪くなろうとも、その証言を皆に訴えてくれたのです」
「そう、だったのですね」
「そして兄は査問会の判決通り、その罪による裁きを受けました。ですが最後に……牢に遺書が残されていたんです」
ルアンスは机に一枚の紙を置く。
筆に書かれた文字、丁寧で綺麗な文字が私の目に映った。
–––– ––––
ルアンス、俺が頼める義理ではない事は重々承知している。
しかしこの不甲斐ない兄の頼みを聞いてほしい。
この国を争いなく、この騒ぎを平定してほしい。
王家制度は直ぐに撤廃し、貴族による統治による国家制度を模索するんだ。
もはや権威を失った王家に意味はない。
この国を建て直すのは、不甲斐ない王家を裁いた今だけしかない。
民、貴族が一丸となっている今だからこそ、王家撤廃をしても立ち直れるはずだ。
どうか、頼むルアンス。
この国の未来を、平和へと導いてほしい。
–––– ––––
驚きだ……まさか。
「ハーヴィン国が公国となったのは、エリクの提案だったの?」
「えぇ、兄が遺書と共に新たな公国制度を記しており、それが今の我が国の礎となっています」
「……」
「不甲斐ない兄でしたが、兄が王となるための努力していたのは確かだったのでしょう」
認めざるを得ないだろう。
少なくとも、今のハーヴィン国の公国制度の礎となる知恵など、私にはないのだから。
「そう……エリクが貴方のために、そこまでしていたなんてね」
驚く私だが、ルアンスは首を横に振る。
そして私をその綺麗な瞳で見つめた。
「僕のためではなく、きっと貴方のためです。フィリア様」
「私?」
「遺書の裏を見てください」
言われるままに遺書をひっくり返せば、小さな文字が書かれていた。
『あの日の彼女との約束は果たせなかったが、せめて両国の平和を築くために力を尽くしてほしい。頼む』
その文字に、私はかつてエリクと初めて対面した際の言葉を思い出す。
緊張していた私に対して、彼が語りかけてくれた言葉。
『僕らの結婚が、両国の平和を示すものになるようにしていこう』
政略結婚した意味。
エリクと私が、結婚をした際に目指していた大義。
そのために……エリクは最後に。
「不甲斐ない人ですね……本当に」
手紙を見ながら、私は小さく呟く。
ほんの少し、だけど確かにあったエリクが王太子として見せていた姿を思い出す。
自らの初心な恋心に最後の灯が宿った気がした。
「でも、約束は守ってくれたのね」
どうして、道を踏み外したのか。
もし彼が私を信じて全てを打ち明けたなら、どのような未来になっていたか。
たらればの話だけど、あり得ない事だけど。
つい、考えずにはいられない。
「政略の目的だけでも、貴方は果たしてくれた。なら私にはもう……遺恨はない」
かつて政略の目的であった、両国の平和。
争いのない国を目指すために、今日も、明日も前に進むだけと心に誓おう。
この幸せを守るためにも。
私は絶対に道を踏み外しはしない。
それが、私があの五年間の末に手に入れた教訓だから。
私は王都を走る馬車に乗りながら、街道にて手を振ってくれている民達に笑みを向ける。
「フィリア王女様、あれから二年が経ちましたが……今や貴方はこの国で最も慕われておりますね」
「言いすぎよ、リューグ」
「畏れながら否定をさせてください。言いすぎではなく、真実です」
街道を走る馬車に向けられる、溢れんばかりの民達の声援。
この国に帰ってくるまで、こんな評価を受けるなんて思っていなかった。
私が帰還する前に心配していた事は全て杞憂だったようね。
「シルヴァンに帰国してからのフィリア様は、以前よりも精力的に外交に勤しみ。今日も他国との交易路の開拓計画を結んだ。今までの功績に民は称賛しておりますよ」
「同情を寄せてくれる国が多くいてくれたからよ。政略的に見ても、私の立場は都合が良かったの」
護衛騎士のリューグの言う通り、私は外交にて一定の成果を出した。
それもあの五年間の苦しみを知った国が同情してくれたからだ。
ゆえに私は、国に戻ってからただゆっくりする訳ではなく、その同情される立場で外交に力を注いだ。
狡いかもしれないが、逞しく生きるのもシルヴァンの王女の務めだ。
◇◇◇
「お父様、無事に––––国との交易路の計画を進めてまいりました。こちらの要望通りに進めそうです」
「フィリア、よくぞ成し遂げた。王家を代表して礼をする」
城に戻れば、我がシルヴァン王家の国王へと報告をする。
一国の主として威厳があり、貴族からも恐ろしくも頼れると評価を受ける父。
そんな父が、私の肩に手を置く。
「どこも疲れてはいないか? もしお前を侮る外交をされたなら必ず報告せよ。必ずだぞ?」
「ありませんでしたよ。––––国の方は、非常に友好的な方でしたから」
「本当か? またお前が酷い扱いをされていたら、私はもう耐えきれんぞ」
心配してくれる父の姿に、二年前に帰還して早々の事を思い出す。
父は泣きながら謝罪をしてくれて、ハーヴィンに嫁がせた自責の念で体重をかなり落としてしまったほどだ。
王女として厳しい教育、過酷な日々にて父と接する機会は少なかったが。
想像よりも愛されて、心配されていたのだと二年前に思い知らされた。
「二年前も伝えた通り。もし同じようなことがあれば……今度こそお父様を信じて相談します。お母様や兄様たちも」
「あぁ、二年前に言った通り。私達はたとえお前に子が産まれなくとも決して見放したりなどしない。だから決して一人で抱えずに、何かあれば伝えよ。いいな」
本当に情けない事だけど、私もあの五年間の中で家族を信じて頼るべきだった。
それが唯一の落ち度で、最善ではなかった選択だと今は思う。
こんなにも愛してくれる家族を、もっと頼っていれば……きっと幸せだっただろうから。
「ところでフィリア。お前に客人が来ているぞ」
「客人ですか?」
「あぁ……先に言っておくが、会うのはお前の自由にしていい」
普通、私への客人として通されるならば一国の要人ばかり。
ゆえに会う、会わないの選択など……普段なら許されもしないのに。
「いったい、どなたが?」
「……––––だ」
その名を聞いた私は、少しの迷いの末。
来訪したその方に会う事を決めて、客室へと向かった。
「お久しぶりです。フィリア様」
客室にて待っていて彼は、綺麗な礼と共に私の名を呼ぶ。
二年前と変わらぬ穏やかな笑みのまま、静かな声色で……
「久しぶりですね、ルアンス」
「お会いしてくださり嬉しいです」
「今のハーヴィン国を牽引する貴方を、無下にはできないでしょう?」
あれからハーヴィン国は、王家の撤廃を選択した。
もはや崩れ去った王家の権威にしがみつかず、潔く新たな国家制度を模索したのは得策だろう。
今はハーヴィン公国として、貴族を中心とした国に変わっている。
ルアンスは元王家として酷い立場であっただろうが、半年前に公爵の地位になったと報告を受けている。
「元王家であった貴方の立場、今の地位になるのは並大抵の努力ではなかったはずよ」
「今のフィリア様程の功績ではありませんが、それなりに積み重ねた結果です」
ルアンスは「それに……」と、言葉を続けた。
「実は兄が、あの後。牢の中から証言をしてくれたんです」
「証言?」
「僕が母のカミラから受けていた扱い。本来の功績、受けるはずだった評価。裁かれる寸前まで……兄が証言してくれた」
「っ!」
「おかげで僕は貴族からの評価も変わった。兄は自らの立場が悪くなろうとも、その証言を皆に訴えてくれたのです」
「そう、だったのですね」
「そして兄は査問会の判決通り、その罪による裁きを受けました。ですが最後に……牢に遺書が残されていたんです」
ルアンスは机に一枚の紙を置く。
筆に書かれた文字、丁寧で綺麗な文字が私の目に映った。
–––– ––––
ルアンス、俺が頼める義理ではない事は重々承知している。
しかしこの不甲斐ない兄の頼みを聞いてほしい。
この国を争いなく、この騒ぎを平定してほしい。
王家制度は直ぐに撤廃し、貴族による統治による国家制度を模索するんだ。
もはや権威を失った王家に意味はない。
この国を建て直すのは、不甲斐ない王家を裁いた今だけしかない。
民、貴族が一丸となっている今だからこそ、王家撤廃をしても立ち直れるはずだ。
どうか、頼むルアンス。
この国の未来を、平和へと導いてほしい。
–––– ––––
驚きだ……まさか。
「ハーヴィン国が公国となったのは、エリクの提案だったの?」
「えぇ、兄が遺書と共に新たな公国制度を記しており、それが今の我が国の礎となっています」
「……」
「不甲斐ない兄でしたが、兄が王となるための努力していたのは確かだったのでしょう」
認めざるを得ないだろう。
少なくとも、今のハーヴィン国の公国制度の礎となる知恵など、私にはないのだから。
「そう……エリクが貴方のために、そこまでしていたなんてね」
驚く私だが、ルアンスは首を横に振る。
そして私をその綺麗な瞳で見つめた。
「僕のためではなく、きっと貴方のためです。フィリア様」
「私?」
「遺書の裏を見てください」
言われるままに遺書をひっくり返せば、小さな文字が書かれていた。
『あの日の彼女との約束は果たせなかったが、せめて両国の平和を築くために力を尽くしてほしい。頼む』
その文字に、私はかつてエリクと初めて対面した際の言葉を思い出す。
緊張していた私に対して、彼が語りかけてくれた言葉。
『僕らの結婚が、両国の平和を示すものになるようにしていこう』
政略結婚した意味。
エリクと私が、結婚をした際に目指していた大義。
そのために……エリクは最後に。
「不甲斐ない人ですね……本当に」
手紙を見ながら、私は小さく呟く。
ほんの少し、だけど確かにあったエリクが王太子として見せていた姿を思い出す。
自らの初心な恋心に最後の灯が宿った気がした。
「でも、約束は守ってくれたのね」
どうして、道を踏み外したのか。
もし彼が私を信じて全てを打ち明けたなら、どのような未来になっていたか。
たらればの話だけど、あり得ない事だけど。
つい、考えずにはいられない。
「政略の目的だけでも、貴方は果たしてくれた。なら私にはもう……遺恨はない」
かつて政略の目的であった、両国の平和。
争いのない国を目指すために、今日も、明日も前に進むだけと心に誓おう。
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momonga様
ご感想ありがとうございます🌼*・
最後まで読んで下さり嬉しいです。
5年間の我慢を経て、自分を虐げてきた人達への用意周到なやり返しでしたね(≧∇≦)私は物語において各々の苦悩に対して、何かしらの答えとなる展開が好きで、許されなくても、どこか救いのあるお話が好きでもあります🍀*゜
気に入って貰えて嬉しいです!!
こちらこそ、読んでくださり、楽しんでもらえたなら凄く嬉しいです(*´˘`*)♡
ありがとうございました!!
エリクは政務を散々押し付け、罵倒していた間抜けなのに、なぜあたかも最後になって国の未来に有効な展望などを吐けたのか?矛盾ですな
七池潮様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
フィリアの物語を楽しんでもらえて良かったです!🌼*・
最後まで1人の王女として生きた彼女は、とても立派だったと私も思います(*´`*)💞
芯の通った主人公はかっこいいですよね!
本来はフィリアを誰かと結ばれるENDも考えていたのですが、こういった復讐劇は作中に恋愛展開が少ないのなら、むしろ結婚エンドは避けるべきだと判断しました。
悩んだ判断でしたが、褒めてもらえて嬉しいです!!(≧∇≦)
感想まで届けてくださって励みになります!!
本当にありがとうございました(ㅅ´꒳` )