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争奪戦勃発!?

55.人には不得手というものがあるんだが

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「ねぇ、遊びだったのかって聞いているんだけど?」
石像ってそう簡単に元には戻らないよな。きっと頭の中が真っ白になってどうにも出来ないのだろう。
「ニアリーム!!」
「はっ!?これは姫様。」
ディディの一喝で我に返ったニアリームが、何事も無かったかのように立ち上がる。
「ご機嫌麗しゅう、本日も一段とお美しい。して、本日はどの様な用件で当家に?」
・・・
記憶が飛んだのか?
俺らを迎え入れた時の態度に戻ってやがる。あまりのショックに此処で起きた事は、防衛本能により無かった事になったのだろうか。
と、思ったが気のせいだった。直ぐにユアナの胸元に目が泳いだという事は、今は必死に何事も無かった事を演じているだけだろう。

「リアはあたしにとって、大事な薬師であり友人なの。商品を広めたいと言ってきたけど、貴族を相手にするのが初めてだと不安も口にしていたのよ。」
言ってないが?
友人でもねぇし。
「心配で居ても立っても居られないから来たのよ。」
最初から居たけどな。
「近所でもリアちゃんと呼ばれ親しまれているこの子が、上手く出来ているかどうか不安だったの。」
うぜぇ、黙れババァ。
それは俺に対するただの嫌がらせじゃねぇか。
「ご心配には及びません。私はこれでも貴族であり、紳士であるよう努めております。姫様もご存知かと思いましたが。」
「は?今この女性を口説いていたわよね?」
「・・・」
ディディがユアナに視線を送りながら言うと、ニアリームはユアナとは反対方向に目を背けた。
「あたしは遊びで使い捨てだって言ったわよね?」
「いや、そこまでは申しておりません!」
アホだ。
「そこまでは?」
「あ、いえ、その・・・」
ディディの言葉を直ぐに否定したニアリームだったが、またも目を逸らして口ごもる。まんまと引っ掛かったと言うか、嘘は付けない性格なのかも知れない。

「姫さまとそんな関係だったなんて・・・私も弄ぼうとしたのですね。」
追い打ちを掛けるようにユアナが身嗜みを整えながらソファーから立ち上がり、俺の後ろに隠れるように回り込む。
「そんな事はありません、私がユアナさんに言った気持ちは本心です!」
いやもう泥沼だから、潔く諦めろよ。
「あたしの事が遊びだったなら、何故アーデルトと争いを始めたの?」
「いえ、決して遊びのつもりは・・・」
飽きた。
「じゃぁどのつもり?」
言い淀むニアリームに、ディディはさらに詰め寄って目を細めた。
「最初は、その、本気と言うか・・・。アーデルトもそうだったので、後に引けなくなったというか・・・」
本末転倒な話しだな。
「だとしても、本人同士で決着を付けるならともかく、兵を起こし騒乱を招こうなどど、この国の貴族としてあるまじき行為よ。」
「仰る通りです。」
「争いの種が無いのなら、もう戦う必要もないでしょ?」
何とか収まりそうだな。
「ですが、アーデルトがその気である以上引けません!」
お前が引いたら終わりだろ。
「私が最初に折れたら、アーデルトの奴が勝ち誇るに決まっています!」
・・・
呆れて何も言えねぇ。
「これからアーデルトにも止める様、言いに行くから。もう止めなさい。」
「分かりました・・・」

現状では自分だけだから腑に落ちてないな。まぁ、アーデルトの奴も同様に嵌めてやるが。
「今回の事は不問にするけど、次にアーデルトと同じ問題を起こしたら、問答無用で爵位剥奪を王に提案するからね。」
「はい、承知致しました。」
ディディ云々は忘れ、自分たちの自尊心に振り回されていたようにしか見えないが。項垂れるニアリームを見る限り多分、そうなんだろうな。
「さ、次はレブレスト伯の領に行くわよ。」
張り切るディディを、俺は手を振って追い払う。が、不服そうに頬を膨らませやっがった。
「なんでよ?」
「俺は薬を売りに来てんだよ、外で待ってろ。」
「えぇ・・・使用人が困っちゃうでしょ。」
確かに、姫が一人突っ立っていたら状況判断に苦しみそうだな。
「それは仕方がねぇ、すぐ終わるから待ってろ。」
「うん。」

俺は膝を付いたままで項垂れるニアリームに近付くと、肩に手を回して小声で話しかける。
「さっきのやつ、買ってくれんだろ?」
「いや、今はそういう気分にはなれないんだ。また後日にしてくれないか?」
鬱陶しいな。
「おいおい、このままアーデルトと引き分けのままで良いのか?」
そう聞くと、虚ろだったニアリームの瞳に意志が宿ったような気がした。こういうのは、現状を利用して焚きつけるに限るよな。
「一介の薬屋がどうにか出来るとでも?」
「それはお前次第だろう。ただ、間接的に補助は可能だ。アーデルトより先に意中の人を見付け一緒になったら、気分がいいだろ?」
「詳しく!」
やっぱアホだ、良い食いつきだな。
「さっきの香り、実はちょっと混ぜ物がしてあってな。」
「混ぜ物だと?毒の類ではあるまいな。」
「似たようなものだが、効果はユアナとあんたの行動で実証されたわけだ。」
「まさか、先程の気分の高揚はあの香りの所為か!?」
「そうだ。」
実際に体験したんだから、説得力もあるよなぁ。こうやって別の方向に誘導すれば、今後の保険にもなるだろう。ぶっちゃけこいつらが自滅したところで、俺には関係無いんだが。
「分かった、是非買わせてくれ。」
「それにな、アーデルトよりも良い女を見付ける事だな、あいつと同じ女を好きになっても、同程度でしかない。」
「い、言われてみればそうだな。そんな単純な事さえ考えられなくなっていたとは・・・」
どんだけアーデルトと張り合いたいんだよ、本当にバカみてぇな奴等だな。

「でだ、この効果を付加するには、売値がもっと高額になる。」
「構わん。」
「10枚だ。」
「問題無い。いや、20枚出そう、。そのかわり、アーデルトには回すな。どうだ?」
ほっほぅ。
良い感じだぞ。
「良いだろう、数日内には用意して持ってくるよ。」
「あぁ、頼んだ。」
いやぁ、売れて良かった。ディディに協力しただけじゃ俺の損だからな。ディディから報酬もらいつつ、商売もしないとな。

「よし、終わった。次に行こうぜ。」
「そう。」
俺が立ち上がって言うと、ディディが待ちくたびれたとばかりに頷く。そこで俺の横にユアナが移動してきて、ニアリームに目を向けた。
「先程の話しは、ごめんなさい。」
律儀な事だな。
「いえ、私の方こそ突然で申し訳なかった。今日の事は忘れていただけると有難い。」
「分かったわ。」



「で、何の話しをしていたの?」
「は?何のって、俺は薬を売りに来ていたんだが?」
屋敷を出ると、聞いて来たディディの愚問に、何を言っているんだと問い返す。
「え、マジ?あたしの事が解決したらいいじゃない。」
「それじゃ俺とディディが計った事になるじゃねぇか。俺は商売をしに来ていた、だろ?」
「あ、言われてみればそっか。」
知り合いだから疑われても仕方が無い状況だ。それでも、偶然を装っておく事に越した事は無い。多分、ニアリームは気付かないと思うがな。
馬鹿そうだったから。
「ねぇ、私の演技、大丈夫だった?ちょっと緊張しちゃって。」
「大丈夫も何も、上手くいったじゃないか。」
「そう?」
「あぁ、良い感じだったよ。」
ニアリームが居なかったら、俺が釣られてたくらいにな。
「良かった。ちょっと不安だったのよね。」
「その調子で次も頼むよ。」
「分かったわ。」
問題は、ユアナにも効果が及んでしまっている事だな。まぁ、今と同様の状況なら問題ないか。



その後、アーデルトのところで同じ事をしたが、まったく同じ状況になって終わった。やっぱこの二人はアホだ。
ちなみに、口約束なんてのはしてないのと一緒だからな、アーデルトにも薬は売りつけてやった。くっくっく、良い儲けだったよ。
「いやぁ、ありがと。解決もそうだけど、私の事も有耶無耶になったのがなお良かったわ。」
「だな、感謝しろ。」
「もちろん、してるよ。って事で、これ報酬ね。」
ディディは言うと、鞄から少し大きめの袋を出して渡してくる。それをユアナに受け取ってもらった。
「え、こんなに!?」
中身を確認したユアナが驚きの声を出す。
「うん、ちょっと増しといた。解決したのもそうだし、今後に釘を刺す事も出来た。予想以上の結果だからね。」
この貴族二人が同じ問題を起こした時、また相談されても困るからな。その可能性を断つための保険のようなものだった。別に国の事を考えてやったわけじゃない。
「当然だな。こんなくだらない問題はもう持ち込むなよ。」
「分かってるって。それよりリア。」
そこでディディが悪い顔つきになる。何にも反省してないなこいつ、そう思うには十分だった。
「あのアロマ、アレを混ぜてるんでしょ?」
「気付いたか。」
「いくら?」
「お前には二度と売らん!」
そんな事だろうと思ったよ。
「なんでよ!?人間は失敗して成長するのよ、失敗は成功の素って言うでしょ、次は大丈夫よ。」
あぁ、アホな事を言ってんな。
「失敗は失敗を呼ぶんだよ。より大きなな。」
「やってみなければ分からないでしょ。」
「成功した時に、失敗の素が活きるんだよ。成功もしていないのに成功の素とか言う奴は、次も失敗するもんだ。」
失敗は成功の素ってのは結果論だ。あの失敗があったからこそ、この成功に活かせたという話しになる。成功しなくても、成功の見通しが立っている、次は間違いなく成功する、そういう根拠があってこその言葉だ。
「・・・リアって、冷たいね。」
次に行き着く場所は感情論。
「やはり、お前には売れん。」
「ちぇっ、ケチ。」
とは言うが、怒っても不貞腐れているわけでもなかった。
「ま、まだ前に買った方は残っているいるしねぇ。でも今回は本当に助かったわ。」
・・・
良い予感はしないな。
「もう面倒事を持ってくんなよ。」
「分かってるよ。一応、それなりに人生歩んだ方だし。」
ならいいけど。
「じゃ、あたしは城に戻るね。一応、今回は争いの仲裁を名目にしたから出歩けたけど、遅いと小言言う奴が居るからさ。」
「あぁ、気を付けてな。」
小言を言われたく無きゃもう少し考えて行動しろよ。とは面倒なんで言わなかった。笑顔で去っていくディディに手を振って、俺たちも店に戻る。

「今回の報酬な、前に言っていた宴会に使おうと思ってさ。」
「え、こんなに使えるの?」
「大量の酒と肉と野菜、結構な値段になりそうじゃねぇか。」
「それでも、この金貨の量は使い切れないんじゃない?」
「余ったら、家に回すだけだ。」
帰りながらそんな会話をしていると、ユアナが俺の頭に手を乗せると軽く撫でた。いや、おこちゃまじゃねぇよ。
「口は悪いけど、リアちゃんは良い子よねぇ。たまに変な事してくるけど。」
「良い子じゃねぇっての。」
言いながらユアナの手を払う。しかし変な事程度に思われているならばいい、今後ももっとしよう。
「こういう事を言われると、照れるよね。悪ぶってるくせに。」
うっせぇわ!





「リア、買って来たわよ。」
「お疲れ、ありがとな。」
アニタがダイニングのテーブルに、両手で抱えた紙袋を置くと、ゴトンと重そうな音を立てる。
「こんな大量の塩、何に使うのよ?お店の人も不思議な顔をしていたわよ。」
仕事帰りに買ってきてもらった塩は、店のステップアップに必要なものだ。
「そりゃそうだろうな。」
「ついでに、口元が緩んでいたわ。」
「塩自体が高価だからな。それより、アニタは料理得意だよな。」
「得意ってほどでもないけど、こんなに使わないわよ?」
「別に全部使えってわけじゃないさ。」
俺は言いながら、小皿をいくつも並べていくと、そこに塩を少しずつ乗せていく。

調合の知識に伴って、当然使用する成分の知識も持っている。植物やその他生物、鉱物などいろいろだ。付随して生物の特徴なども備わっている。
何が言いたいか、その知識の使い道は調合だけに留まらない。アロマもその副産物だ。その応用で塩に混ぜ物をして、香りを付けた塩を作ろうと思うのは当然の流れだよな。

「それ、薬草?」
「ん、まぁ、そんな感じ。」
大丈夫そうなのはエリサに確認してもらい、実際に食べてみたりはした。その中で当たりは幾つかある。その一つがバルイという葉っぱだが、これは生前にあったバジルと同等の香りだ。バジルは色んな料理に使われるハーブであり、塩との相性も良い。
「口にしてみるか?」
「大丈夫なの?」
「あぁ。料理をするアニタには是非感想を聞きたいんだ。」
そう言うと、アニタは乾燥バルイを混ぜた塩を舌の上に少量乗せ、口も目も閉じて確認を始める。
「うん・・・この香り、ちょっと爽やかな感じ。もう少し量が多くても良いと思うわ。」
「なるほど、分かった。」

こっちに来て圧倒的に少ないと思ったのはスパイスだ。珈琲を探している最中に、売っている店は見付けたんだが、分かるものと分からないものがある。
当然珈琲は見付けたが、生なので自分で種子を取り出して焙煎、挽くまでをやるのが面倒だったので、グラードの店に通っている。ちなみにグラードは全部自分でやっているってんだから、俺としては有難い事だ。
その店の中で直ぐに分かったのは胡椒の実だ。フルぺという実らしいが、一般的なのは煮込むときに一緒に使うらしい。こいつを乾燥させると、生前にあった黒胡椒と同様のものになる。
俺は薬師だから、この乾燥させた実を磨る事は簡単だ。

「こいつはちょっと辛みのある実だ。」
磨った胡椒を塩に混ぜて、アニタの方に皿を出す。先程と同じ様にアニタが少量を舌に乗せた。
「あ、この香り。こういう使い方もあるのね・・・うん、これは凄く良いかも、料理にも使いやすいわ。」
「それは自信作だ。」
まぁ、自信作も何も、生前は胡椒があって当たり前の生活だっただけだが。
「こんなの作って、どうするの?」
「薬だけじゃ芸が無いからな、新しい店舗ではこういうのも売ろうかと思って。そこで、料理の得意なアニタに味見兼、実際に使ってもらおうかと。」
「なるほど。」
「こんな料理に使える、という説明書きと一緒に売ったら、買いやすいだろ?」
「うんうん、良いんじゃない。そういう事だったら任せてよ。」
ただ、俺が混ぜるよりはアニタに任せた方が、良い配分をしてくれそうだ。
「で、引っ越し後はアニタが作ってくれないか?」
「え、私が?」
「あぁ。使える物は俺が餞別して混ぜれる状態にはする。細かい配分等は、アニタがやった方が良いと思っているんだ。」
アニタは少し考えていたが、直ぐに笑みを作って頷いた。
「うん、やってみる。」

よし、これで新しい店で売ろうと思っていたハーブソルトと、アロマの準備は整ってきた。
他に有用そうなスパイスは唐辛子と山椒があった。俺は好きなんだが、これが当たるかどうかは試してみないと分からない。
ハーブで言えばタイムやローズマリー、セージあたりか。この辺はアニタと相談しながら作っていけばいい。

「ところでさ、前に話した宴会の件は行けるんだろ?」
「もちろんよ。わざわざ休みに合わせてくれなくても良かったのに。」
店を休みにしてまで行くんだ、当然アニタにも参加してもらわねばならない。俺が持っているのは分かっている。だからこそ、今の俺は乗っていると言っていい。それは、今此処に居る面子のお陰もあるが、集まったのはやはり俺が持っているからだろう。
だが、それに胡坐をかいているだけでは、何れ去っていくのではないか?繋ぎとめる必要があるんじゃないか?そう思ったからこそ、今回の企画だ。持っていようと未来という不確定なものは信用しない。自分が楽しく過ごすために必要だと思うのなら、やっておくべきだと思っているからだ。
「それ、さぼりだろ。」
「違うわよ!これでも信頼されるようになってきたから、余程の事が無い限り、事前に言えばちゃんと休めるの。」
確かに、アニタは真面目な方ではあるが、いまいち信用ならない部分もあるな。
「当日の買い出しは頼むぞ、マーレとエリサは荷物持ちにしよう。」
「そうね。結構な人数が集まるんでしょ?」
「まぁな。」
確実に10人以上だが、食いそうな奴等も居るからな、大量の食材を買う事になるだろう。出来れば荷車くらいは欲しいところだ。

「ただいま・・・って、胡椒の匂い?」
その時、新築を立てる土地に行っていたマーレとエリサが戻って来た。
「あぁ、ちょっと今ハーブソルトの試作中。」
「そんなのまで作るんだ。」
マーレは一瞬驚いた顔をしたが、直ぐに胡椒を混ぜた皿に手を伸ばす。知っているからこそ、色で分かったんだろうな。
「私も味見していい?」
「もちろんだ。」
そういや、マーレも料理が出来るんだったな。
「あ、すごーい!良いじゃんこれ。」
「そうだ、マーレも手伝ってよ、これを使った試作料理。ってかマーレしか頼めないけど。」
「うん、良いよ。」
なるほど、確かに一人でやるより良いものが出来そうだな。
「家には食材をゴミに変える人間の方が多いから。」
・・・
うっせぇ。
得手不得手は誰にでもあるだろうが。
ちなみに店舗の方から小さく「うっ」という呻きが聞こえた気がするが、気のせいではないだろう。エリサに関しては自分の事も含まれているという認識は無い。

「リアの方は順調なようね。」
溜息を吐くようにマーレが言った。まだ行き詰っているのだろうか。
「なんだ、図面の方は進んでないのか?」
「ううん、大分構想は固まってきたのよ。細かいところでね。」
なら、順調じゃねぇか。
「その拘り、楽しみにしてるよ。」
「任せておいて。」

新商品も順調に出来ているし、新居の方も問題無さそうだ。新しい家が現実味を帯びて来たと思うと、笑いが込み上げて来る。
俺、怖いくらいに順調じゃねぇか。
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