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島につきました!
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翌日……
俺達は宿で一泊し、町の外に出てエンシェントドラゴンの島に向かう。道中……空を飛んでるから空中か?……何もなければ今日の夕方には着く予定だ。
「そういえば……」
島に向かって皆で飛んでいるとバッカスが思い出したように口を開いた。また、何か見つけたのか?
「バッカス?どうかしましたか?」
リリアも気になったようで聞いている。
「エンシェントドラゴンってほとんどの個体に名前があるよな?あのエンシェントドラゴンの名前を聞いてないなって思ってよ。」
「確かに……聞いてないわね。」
「ないのでしょうか?」
「どうだろうな?あのドラゴンは基本的に島から出ることはないって言ってたからな。名乗るっていう習慣がないだけかもしれないぞ?」
「そうかもしれないな。まぁ…とりあえず、気になっただけだ。また、聞けばいいだけだな。」
「おう!なら、早く行って聞こうぜ!」
そうして、俺達はエンシェントドラゴンが住む島に向けてスピードアップしたのだった。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!ス、スピードあげるなんて……こえぇ……」
……父さんのそんな言葉を無視して……
俺達が空を飛んでかれこれ四時間が経ち島が見えてきた。朝の九時から飛んでたから…一時くらいだな。予定よりも早くついた。
「あら、島が見えてきたわね。」
「ふふふ~楽しみだわ~」
お母さん組がそんなことを言う。
「ねぇ!勇輝!あの島って魔物?っているの?」
「…そうだな。わりと強い部類に入る魔物がウジャウジャいるぞ。」
島にいる生き物の魔力を探知するとそれなりの強さの魔物がいることが分かった。島の中央にその他の魔物とは比べ物にならないくらいのデカイ魔力がある。この魔力がエンシェントドラゴンのだな。
「ホント!?見てみたい!」
……なかなかいないぞ?魔物を自分から見てみたいって言う人。弱い魔物でも死ぬ可能性がないわけじゃないしほとんどの人が自分から魔物を見たいとは言わないんだが……魔物がいない世界から来たら見てみたいもの……か?……俺はそんなことなかったんだけどな……どちらかと言えば、魔法を使いたいっていう気持ちの方が強かったな。
「まぁ…俺達の中の誰か一人を連れて行くなら大丈夫だぞ。」
「やったー!めっちゃ楽しみ!」
「……なんで楽しみなんだ……」
父さんが何か言ってるが……まぁ、スルーだ!気にしてたら時間がかかるからな!
島が見えて三十分が経ち、俺達は島に上陸した。
「ついたわね。早速、エンシェントドラゴンの元に行きましょう。」
俺達は距離が近かったため歩いてエンシェントドラゴンの元に行った。
『……来たか…先日ぶりだな。』
「ああ、俺の母さんとリリアの母さんでフィアリー王国の王妃さんがお前に会いたがっててな。今日はそれもあって来た。」
「勇輝の母の夏菜よ~」
「私はシエルよ。フィアリー王国の王妃でもあるわ。」
「私は美空!よろしく!」
「………あ…俺か……俺は孝介だ。」
父さんは空を飛んだダメージがまだ残ってるのか少し遠い目をしてるな。
『うむ……我はグラディアだ。よろしく頼む、人の子よ。』
グラディアか……名前はあったんだな。
「グラディア……グラでもいいか?」
バッカスが問いかける。
まぁ……確かに……呼びにくい…か?
『構わぬ。他の者も好きに呼ぶといい。』
「分かった。それなら、俺もグラと呼ばせてもらう。」
『分かった。』
それから俺達は昼食を食べてから、島を探検することにした。グラ曰く、鉱石等がたくさんあるだろうってことだからそれも探すつもりだ。
「色々と見つかりそうだな。」
「そうだな。ついでに強い魔物と戦えるし、めちゃくちゃいいな。」
「ハァ……バッカス……まったく貴方は……」
ハハハ……バッカスは相変わらずだな……
俺達は宿で一泊し、町の外に出てエンシェントドラゴンの島に向かう。道中……空を飛んでるから空中か?……何もなければ今日の夕方には着く予定だ。
「そういえば……」
島に向かって皆で飛んでいるとバッカスが思い出したように口を開いた。また、何か見つけたのか?
「バッカス?どうかしましたか?」
リリアも気になったようで聞いている。
「エンシェントドラゴンってほとんどの個体に名前があるよな?あのエンシェントドラゴンの名前を聞いてないなって思ってよ。」
「確かに……聞いてないわね。」
「ないのでしょうか?」
「どうだろうな?あのドラゴンは基本的に島から出ることはないって言ってたからな。名乗るっていう習慣がないだけかもしれないぞ?」
「そうかもしれないな。まぁ…とりあえず、気になっただけだ。また、聞けばいいだけだな。」
「おう!なら、早く行って聞こうぜ!」
そうして、俺達はエンシェントドラゴンが住む島に向けてスピードアップしたのだった。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!ス、スピードあげるなんて……こえぇ……」
……父さんのそんな言葉を無視して……
俺達が空を飛んでかれこれ四時間が経ち島が見えてきた。朝の九時から飛んでたから…一時くらいだな。予定よりも早くついた。
「あら、島が見えてきたわね。」
「ふふふ~楽しみだわ~」
お母さん組がそんなことを言う。
「ねぇ!勇輝!あの島って魔物?っているの?」
「…そうだな。わりと強い部類に入る魔物がウジャウジャいるぞ。」
島にいる生き物の魔力を探知するとそれなりの強さの魔物がいることが分かった。島の中央にその他の魔物とは比べ物にならないくらいのデカイ魔力がある。この魔力がエンシェントドラゴンのだな。
「ホント!?見てみたい!」
……なかなかいないぞ?魔物を自分から見てみたいって言う人。弱い魔物でも死ぬ可能性がないわけじゃないしほとんどの人が自分から魔物を見たいとは言わないんだが……魔物がいない世界から来たら見てみたいもの……か?……俺はそんなことなかったんだけどな……どちらかと言えば、魔法を使いたいっていう気持ちの方が強かったな。
「まぁ…俺達の中の誰か一人を連れて行くなら大丈夫だぞ。」
「やったー!めっちゃ楽しみ!」
「……なんで楽しみなんだ……」
父さんが何か言ってるが……まぁ、スルーだ!気にしてたら時間がかかるからな!
島が見えて三十分が経ち、俺達は島に上陸した。
「ついたわね。早速、エンシェントドラゴンの元に行きましょう。」
俺達は距離が近かったため歩いてエンシェントドラゴンの元に行った。
『……来たか…先日ぶりだな。』
「ああ、俺の母さんとリリアの母さんでフィアリー王国の王妃さんがお前に会いたがっててな。今日はそれもあって来た。」
「勇輝の母の夏菜よ~」
「私はシエルよ。フィアリー王国の王妃でもあるわ。」
「私は美空!よろしく!」
「………あ…俺か……俺は孝介だ。」
父さんは空を飛んだダメージがまだ残ってるのか少し遠い目をしてるな。
『うむ……我はグラディアだ。よろしく頼む、人の子よ。』
グラディアか……名前はあったんだな。
「グラディア……グラでもいいか?」
バッカスが問いかける。
まぁ……確かに……呼びにくい…か?
『構わぬ。他の者も好きに呼ぶといい。』
「分かった。それなら、俺もグラと呼ばせてもらう。」
『分かった。』
それから俺達は昼食を食べてから、島を探検することにした。グラ曰く、鉱石等がたくさんあるだろうってことだからそれも探すつもりだ。
「色々と見つかりそうだな。」
「そうだな。ついでに強い魔物と戦えるし、めちゃくちゃいいな。」
「ハァ……バッカス……まったく貴方は……」
ハハハ……バッカスは相変わらずだな……
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