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第94話 あなたが好き
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馬車が王都を出て加速を始める。
揺れが少し大きくなり、馬のひづめの音も間隔が短くなって来る。
とうとう私の逃走が始まったんだと、そう思った。
思った瞬間――。
「キララ?」
私の瞳から、ぽつりと涙の粒が一滴、膝の上に零れ落ちた。
ああ、やっぱり耐えられなかった。そう頭の片隅で冷静な私がぼやく。
絶対に傷つけたくないなんて思う相手とのお別れを、私が耐えられるわけないのだ。ただでさえ私の涙腺は緩みやすいというのに。むしろ王都を出るまでよく保ったと褒めるべきかもしれない。
私が両手で顔を押さえても、涙は止まる事を知らないかのように溢れ続けた。
私の背中をルドルフさまが無言でさすってくれる。慰めてくれる。
でも今の私には優しくなんてしないで欲しかった。
こんな愚かで我が儘で罪深い私は、そんな事をしてもらうに値しない存在なんだから。
私は声も出ないまま、ただひたすらに泣き続けていた。
――ふと、この場所で聞こえるはずのない声が聞こえた気がして顔をあげる。
「どうしたんだい?」
ルドルフさまは不思議そうな表情で私の顔を覗き込んでくる。
私がその声を望み過ぎて空耳が聞こえてしまったのだろう。そう考えたら、今の自分がよけい惨めになった気がして……。
「――らっ!」
――空耳じゃない?
ホントに、ホントなの!? でもなんで?
こんなところで聞こえるはずがない。
あの人はお城に居て、国のみんなのために働かなきゃいけないのに。
「――雲母っ!」
聞こえたっ。
今度は先ほどよりも近くで。はっきりと。
それに続く様にして、誰何の声や、私の名前を呼ぶ人に止まるよう呼び掛ける声が聞こえる。
ああ、そんなにまで無理をしてこの場所に居るんだ。
そうまでして私の名前を呼んでくれるんだ。
あの人の熱い想いを想像するだけで、私の胸は熱くなっていく。
もう、止まれなかった。
私の体は突き出されるように馬車の窓へと向かう。
カーテンの留め金が外れる数秒でさえもどかしく感じた。
急いで窓に身を乗り出して確認する。
そこに居たのは――。
「雲母っ!!」
「――っ!!」
私が必死に顔を合わせまいとしていた相手。
好きで。好きで――大好きで。
この世界の誰よりも愛しい人。
ああ、もう。
本当に、なんでここに居るの……グラジオス。
視界が歪み、馬に乗って私めがけて必死に駆けてくるグラジオスの姿が見えなくなる。
何故だろう。突き放さなきゃいけないと分かっているのに、私は必死になって腕を伸ばしていた。グラジオスを求めていた。
本当に自分勝手で、醜い私。
でも私は――。
「キララっ。君は私のものだっ!」
――え?
グイッと背後から抱きすくめられる。
それをしたのは当然一人しかいない。
ルドルフさま。
彼は私に約束してくれたはずだ。私を愛さないと。
なのに、なんで?
混乱する私を、ルドルフさまは馬車の中に引き込んだ。
「キララは私のものなんだ。他の奴になんか目をむけないでくれっ。私だけを見て、私の為だけに歌ってくれ」
ルドルフさまの手が体が、焼ける様に熱い。
触れ合っている所からルドルフさまの熱と共に、ルドルフさまの私への想いが侵入してくる。
信じられなかった。いつも冷静で飄々としているルドルフさまが、私にこんな強い執着を抱いていただなんて。
「雲母っ」
グラジオスが私を呼ぶ声で我に返る。
迫りくる怒号のせいか、その声は焦りに満ちていた。
多分この馬車を含めた一団の護衛がグラジオスを追っているのだろう。
帝国の皇位継承者が乗る馬車へと近づいたのだ。どのような処遇が為されるかは想像するに難くなかった。
――グラジオスが危ない。
私は止める様に――護衛とグラジオスのどちらに何を止める様言いたいのかは分からなかったが――言おうとして、声が出せない事を思い出した。
言わなければならないのに。
でもどれだけ望んでも声は出ない。
――グラジオスを助けて。
そういう願いを込めて、私を抱きしめているルドルフさまへ視線を向ける。
人の心を見抜く特技を持っているルドルフさまなら分かってくれるはず。そんな期待を込めてルドルフさまの美しいサファイアブルーの瞳を見つめたのだが――。
「キララ。外に居るのはただの暴漢だよ」
その望みは届かない。
「お願いだ。私を選んでくれたはずだろう? 外に居るのは私達の命を狙う暴漢だよ。いいね?」
――いやっ、ダメっ。グラジオスっ!!
私はもがき、暴れる。でもルドルフさまの拘束する力は私がどうすることもできないほど強くて……。
「雲母っ! 俺も一緒に……っ!」
また声が聞こえる。グラジオスの声が。
彼の言葉の意味は――。
ああ、もしかしてグラジオスは前に言った通りの事をしたのかもしれない。
グラジオスは言った。私の為に、王位を捨てると。国を捨てると。
私のために、今までグラジオスが積み上げて来た全てを捨てられるって。
涙で前が見えなくなる刹那に見えたグラジオスは、確か――そうだ。みすぼらしい服を着て、この国の王と分かるような服など来ていなかった。
グラジオスは、たった一人の人間として私を追いかけてきてくれたのだ。
――なんで、なんで私のためにそんな事が出来るの?
そんな価値、私に無いよ。無いのに……。
「キララっ、お願いだよ」
「雲母っ」
二人の男性が同時に私を呼ぶ。
私は――。
「――キララ?」
私の口から歌が漏れていた。
声を失ったはずなのに。
私の魂から溢れ出た想いが言葉となり、歌を紡ぎ出していた。
その歌は――。
――Departures ~あなたにおくるアイの歌~――
別れの歌だった。
その事に安心したのか、ルドルフさまの手が緩む。
でも、違う。
この歌は、運命に別たれて、でも、それでも大好きで大好きで。狂おしいほど相手の事を愛している。
そんな気持ちが籠められた歌なんだ。
――なんで私はこの歌を歌っているのだろう。
私は歌いながら自分自身に問いかける。
答えは出ない。
でもこの歌《こたえ》は私の口から生まれ続けている。
私は嘘をつくけれど、歌は嘘をつかない。
それはつまり――私が、グラジオスと離れたくないんだ。
ずっと傍に居たくて、一緒に歌いたくて。
――愛してあげたい。愛されたい。
愛し合いたい。
「違うっ。キララ、この歌は……っ」
歌が進み、この歌に籠められた本当の想いがルドルフ様にも伝わる。
ごめんなさい、ルドルフさま。こんなに良くしてくれたのに私は貴方を……裏切ってしまう。
でも私が心から好きなのはただ一人で……。
「キララはあいつを――」
好きになっちゃいけないのに好きになってしまって。
沢山の別れなくちゃいけない理由があるのに……そんな事出来なくなってしまった。
私は緩んだルドルフさまの腕《かいな》から脱すると、馬車の扉に駆け寄り、開け放つ。
強い風が飛び込んで私の髪を、グラジオスを助けるために短く切った髪を揺らす。
今度は、私が助けられる番だ。
足元の道は凄い勢いで過ぎていく。
ここに落ちたら確実に死んでしまうだろう。
それでも私は入り口の壁に手をかけて身を乗り出し、空いている手を伸ばす。
グラジオスへと。
相変わらず私の口から言葉を紡ぐことは出来ない。その代わりに歌が生まれ、私の想いをグラジオスに届けてくれる。
「雲母っ」
護衛の兵士に組み付かれていたグラジオスが、私の姿を認め、兵士を振り払う。
「雲母っ!」
――グラジオスっ。
更に手を伸ばす。少しでも早くに触れ合いたかったから。
背後でルドルフさまの悲鳴混じりの声が聞こえ、馬車の速度が緩む。
急速に私とグラジオスの距離は縮み――。
私は飛び出した。
そして――。
「雲母……」
グラジオスに飛びついて彼の体を抱きしめる。
グラジオスも私をしっかりと抱き留めてくれた。
ああもう。なんで私は言えないんだろう。言葉に出来ないんだろう。
「もう、離さない」
うん、絶対に離さないで。また私がどこかに行ってしまわない様に。
馬鹿なことしない様に。
「愛してる」
私もだよ。
「誰よりも」
何よりも。
――私はあなたの事が好き。
揺れが少し大きくなり、馬のひづめの音も間隔が短くなって来る。
とうとう私の逃走が始まったんだと、そう思った。
思った瞬間――。
「キララ?」
私の瞳から、ぽつりと涙の粒が一滴、膝の上に零れ落ちた。
ああ、やっぱり耐えられなかった。そう頭の片隅で冷静な私がぼやく。
絶対に傷つけたくないなんて思う相手とのお別れを、私が耐えられるわけないのだ。ただでさえ私の涙腺は緩みやすいというのに。むしろ王都を出るまでよく保ったと褒めるべきかもしれない。
私が両手で顔を押さえても、涙は止まる事を知らないかのように溢れ続けた。
私の背中をルドルフさまが無言でさすってくれる。慰めてくれる。
でも今の私には優しくなんてしないで欲しかった。
こんな愚かで我が儘で罪深い私は、そんな事をしてもらうに値しない存在なんだから。
私は声も出ないまま、ただひたすらに泣き続けていた。
――ふと、この場所で聞こえるはずのない声が聞こえた気がして顔をあげる。
「どうしたんだい?」
ルドルフさまは不思議そうな表情で私の顔を覗き込んでくる。
私がその声を望み過ぎて空耳が聞こえてしまったのだろう。そう考えたら、今の自分がよけい惨めになった気がして……。
「――らっ!」
――空耳じゃない?
ホントに、ホントなの!? でもなんで?
こんなところで聞こえるはずがない。
あの人はお城に居て、国のみんなのために働かなきゃいけないのに。
「――雲母っ!」
聞こえたっ。
今度は先ほどよりも近くで。はっきりと。
それに続く様にして、誰何の声や、私の名前を呼ぶ人に止まるよう呼び掛ける声が聞こえる。
ああ、そんなにまで無理をしてこの場所に居るんだ。
そうまでして私の名前を呼んでくれるんだ。
あの人の熱い想いを想像するだけで、私の胸は熱くなっていく。
もう、止まれなかった。
私の体は突き出されるように馬車の窓へと向かう。
カーテンの留め金が外れる数秒でさえもどかしく感じた。
急いで窓に身を乗り出して確認する。
そこに居たのは――。
「雲母っ!!」
「――っ!!」
私が必死に顔を合わせまいとしていた相手。
好きで。好きで――大好きで。
この世界の誰よりも愛しい人。
ああ、もう。
本当に、なんでここに居るの……グラジオス。
視界が歪み、馬に乗って私めがけて必死に駆けてくるグラジオスの姿が見えなくなる。
何故だろう。突き放さなきゃいけないと分かっているのに、私は必死になって腕を伸ばしていた。グラジオスを求めていた。
本当に自分勝手で、醜い私。
でも私は――。
「キララっ。君は私のものだっ!」
――え?
グイッと背後から抱きすくめられる。
それをしたのは当然一人しかいない。
ルドルフさま。
彼は私に約束してくれたはずだ。私を愛さないと。
なのに、なんで?
混乱する私を、ルドルフさまは馬車の中に引き込んだ。
「キララは私のものなんだ。他の奴になんか目をむけないでくれっ。私だけを見て、私の為だけに歌ってくれ」
ルドルフさまの手が体が、焼ける様に熱い。
触れ合っている所からルドルフさまの熱と共に、ルドルフさまの私への想いが侵入してくる。
信じられなかった。いつも冷静で飄々としているルドルフさまが、私にこんな強い執着を抱いていただなんて。
「雲母っ」
グラジオスが私を呼ぶ声で我に返る。
迫りくる怒号のせいか、その声は焦りに満ちていた。
多分この馬車を含めた一団の護衛がグラジオスを追っているのだろう。
帝国の皇位継承者が乗る馬車へと近づいたのだ。どのような処遇が為されるかは想像するに難くなかった。
――グラジオスが危ない。
私は止める様に――護衛とグラジオスのどちらに何を止める様言いたいのかは分からなかったが――言おうとして、声が出せない事を思い出した。
言わなければならないのに。
でもどれだけ望んでも声は出ない。
――グラジオスを助けて。
そういう願いを込めて、私を抱きしめているルドルフさまへ視線を向ける。
人の心を見抜く特技を持っているルドルフさまなら分かってくれるはず。そんな期待を込めてルドルフさまの美しいサファイアブルーの瞳を見つめたのだが――。
「キララ。外に居るのはただの暴漢だよ」
その望みは届かない。
「お願いだ。私を選んでくれたはずだろう? 外に居るのは私達の命を狙う暴漢だよ。いいね?」
――いやっ、ダメっ。グラジオスっ!!
私はもがき、暴れる。でもルドルフさまの拘束する力は私がどうすることもできないほど強くて……。
「雲母っ! 俺も一緒に……っ!」
また声が聞こえる。グラジオスの声が。
彼の言葉の意味は――。
ああ、もしかしてグラジオスは前に言った通りの事をしたのかもしれない。
グラジオスは言った。私の為に、王位を捨てると。国を捨てると。
私のために、今までグラジオスが積み上げて来た全てを捨てられるって。
涙で前が見えなくなる刹那に見えたグラジオスは、確か――そうだ。みすぼらしい服を着て、この国の王と分かるような服など来ていなかった。
グラジオスは、たった一人の人間として私を追いかけてきてくれたのだ。
――なんで、なんで私のためにそんな事が出来るの?
そんな価値、私に無いよ。無いのに……。
「キララっ、お願いだよ」
「雲母っ」
二人の男性が同時に私を呼ぶ。
私は――。
「――キララ?」
私の口から歌が漏れていた。
声を失ったはずなのに。
私の魂から溢れ出た想いが言葉となり、歌を紡ぎ出していた。
その歌は――。
――Departures ~あなたにおくるアイの歌~――
別れの歌だった。
その事に安心したのか、ルドルフさまの手が緩む。
でも、違う。
この歌は、運命に別たれて、でも、それでも大好きで大好きで。狂おしいほど相手の事を愛している。
そんな気持ちが籠められた歌なんだ。
――なんで私はこの歌を歌っているのだろう。
私は歌いながら自分自身に問いかける。
答えは出ない。
でもこの歌《こたえ》は私の口から生まれ続けている。
私は嘘をつくけれど、歌は嘘をつかない。
それはつまり――私が、グラジオスと離れたくないんだ。
ずっと傍に居たくて、一緒に歌いたくて。
――愛してあげたい。愛されたい。
愛し合いたい。
「違うっ。キララ、この歌は……っ」
歌が進み、この歌に籠められた本当の想いがルドルフ様にも伝わる。
ごめんなさい、ルドルフさま。こんなに良くしてくれたのに私は貴方を……裏切ってしまう。
でも私が心から好きなのはただ一人で……。
「キララはあいつを――」
好きになっちゃいけないのに好きになってしまって。
沢山の別れなくちゃいけない理由があるのに……そんな事出来なくなってしまった。
私は緩んだルドルフさまの腕《かいな》から脱すると、馬車の扉に駆け寄り、開け放つ。
強い風が飛び込んで私の髪を、グラジオスを助けるために短く切った髪を揺らす。
今度は、私が助けられる番だ。
足元の道は凄い勢いで過ぎていく。
ここに落ちたら確実に死んでしまうだろう。
それでも私は入り口の壁に手をかけて身を乗り出し、空いている手を伸ばす。
グラジオスへと。
相変わらず私の口から言葉を紡ぐことは出来ない。その代わりに歌が生まれ、私の想いをグラジオスに届けてくれる。
「雲母っ」
護衛の兵士に組み付かれていたグラジオスが、私の姿を認め、兵士を振り払う。
「雲母っ!」
――グラジオスっ。
更に手を伸ばす。少しでも早くに触れ合いたかったから。
背後でルドルフさまの悲鳴混じりの声が聞こえ、馬車の速度が緩む。
急速に私とグラジオスの距離は縮み――。
私は飛び出した。
そして――。
「雲母……」
グラジオスに飛びついて彼の体を抱きしめる。
グラジオスも私をしっかりと抱き留めてくれた。
ああもう。なんで私は言えないんだろう。言葉に出来ないんだろう。
「もう、離さない」
うん、絶対に離さないで。また私がどこかに行ってしまわない様に。
馬鹿なことしない様に。
「愛してる」
私もだよ。
「誰よりも」
何よりも。
――私はあなたの事が好き。
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