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こんなに幸せでいいのだろうか
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ふわりと少し薄い唇が重なる。
目を擦り起きるとそこには愛しい人がいる。
「今日はもう少し寝ていていいので、取り敢えず私を離してください。」
本当はこのお日様みたいに暖かく、いい匂いのする愛しい人を離したくないがもう朝なので仕方なく離す。するとこっちは名残惜しいのにさっさと僕から離れて動き出す。
少し不貞腐れていると濡れた冷たい手拭いが顔を覆った。
「それで目を冷やして下さい。朝食は私が代わるので。」
言われた通りに目を冷やしてまた夢の中に帰るとやがて、朝食のいい匂いが鼻を擽る。
その匂いに耐えきれなくなり、身体を起こすとネズミが席に着き、嬉しそうに出し巻き卵をつまみ食いしている。
「シュネッちは大味だけんど。うん、今日は及第点を授けようぞ!! 」
「つまみ食いが偉そうに言うな。」
シュネーが呆れつつも焼き魚をテーブルに運ぶ。起きてきた僕に気付くと満面の笑みで「おはよう。」と声を掛けた。
それがとても可愛くて綺麗で嬉しくて幸せで、何だかまた目から涙がちょちょぎれそうになる。
僕ってこんなに涙腺弱かったっけ。
ー 僕はこんなに幸せでいいのだろうか。
心の中でふわりと雪が降り積もる。
雪のように白くて誰よりも優しくて誰よりも僕を愛してくれる。ずっと求めてきたものがストンと嵌る感覚。やっと僕のもとに帰って来てくれたような不思議な。
でもそんな不思議な感覚よりも……。
「愛おしい。」その言葉が僕の中で占める。
君を優しく抱き締めると少し困った表情を浮かべた。分かってる。まだ、朝食並べてる途中だもんね。
でもまた僕が泣いてると分かると抱き締め返して背中をさすってくれる。その表情はとても優しくて瞳は揺れず、真っ直ぐ僕だけを見つめてる。
「何だぁ? 甘えたか? 」
ネズミはそう少し弄ったがそれ以上は黙ってみてた。嬉しそうにまたつまみ食いして出し巻き卵を頬張っていたが。
「ねぇ、シュネー。ご褒美の件なんだけど。」
「……まさか、まだ続いていたとは思いませんでしたよ。」
「一体何をさせる気だ。」とシュネーは少し警戒したが、離れはしなかった。少し眉間に皺を寄せてみせたがすぐ優しい表情に戻った。
「デートしない? 」
「……毎日二人で歩いてるじゃないですか。」
「シュネッち。仕事とデートを一緒にしちゃダメでい。」
どうやらデートというものを理解はしているようだが、ピンとはきていないようだ。ネズミがやれやれと呆れながらおかずの和え物をシュネーの代わりにテーブルに並べる。
「シュネッち。デートってぇのは愛し合う二人がイたす為にシチュエーションで盛り上げて、人前でチュッチュッしたり青姦したり……。」
「ネズミ…。シュネーがドン引きしてるから間違った解釈を刷り込まないで。……シュネーは真に受けて逃げようとしないで。」
「冗談…ですよね。」と縋るような瞳が僕を腕の中から見上げる。
本人が地味に気にしてる身長差。
シュネーも伸びてはいるのだが、本当にもうすぐ止まるんじゃないかって程、緩やかしか伸びない背。
僕は悪いけどこのまま止まって欲しいと思ってる。身長差で僕を見る時に上目遣いになるのが愛くるしい。
本人に言うと気にして背を伸ばす努力をし始めるので言わないが。
チュッと音を立てて口付けを落とすとシュネーの顔が真っ赤に染まる。
お風呂に一緒に入った時はこんな表情浮かべなかったのに口付けは何度やっても慣れないようでこうやってすぐ赤くなる。
「ねぇ、僕に委ねてくれない? 何時もみたいに一緒に歩くと思ってもらって大丈夫だから。」
「……はぁ、もう好きにすればいいじゃないですか。」
何だか諦めたかのように身体を預ける。それでも身体は熱く耳まで赤い。「もう貴方のなんだから。」ボソッと蚊の鳴くような声でそう呟く。
少し熱を帯びた潤んだ瞳を伏せて。
この子は何処まで僕を堕としたいのだろうか。結婚は冤罪が晴れて、ここを出れてからだと言っていた。それまで夜の営みは程々にして欲しいと言っていた。
持つだろうか?
僕の理性はそこまで持つだろうか?
やはり毎日少しずつでも触らせてもらわないとここを出た時、暴走して手酷くやり兼ねない。
程々ならいいのなら別に毎日でも。
いや、それじゃ結局、シュネーの身体が……。
「リヒッちゃん。シュネッちは戦力。程々に。」
ネズミが先に朝御飯を頂きながら、こちらに念を押してくる。その表情はおちゃらけているが目は真剣だ。
分かってる。
何時また、ディーガ達が攻めてくるとも分からない。なら、無理はさせられない。もう、シュネーをアイツに渡したくない。触らせたくない。
目を擦り起きるとそこには愛しい人がいる。
「今日はもう少し寝ていていいので、取り敢えず私を離してください。」
本当はこのお日様みたいに暖かく、いい匂いのする愛しい人を離したくないがもう朝なので仕方なく離す。するとこっちは名残惜しいのにさっさと僕から離れて動き出す。
少し不貞腐れていると濡れた冷たい手拭いが顔を覆った。
「それで目を冷やして下さい。朝食は私が代わるので。」
言われた通りに目を冷やしてまた夢の中に帰るとやがて、朝食のいい匂いが鼻を擽る。
その匂いに耐えきれなくなり、身体を起こすとネズミが席に着き、嬉しそうに出し巻き卵をつまみ食いしている。
「シュネッちは大味だけんど。うん、今日は及第点を授けようぞ!! 」
「つまみ食いが偉そうに言うな。」
シュネーが呆れつつも焼き魚をテーブルに運ぶ。起きてきた僕に気付くと満面の笑みで「おはよう。」と声を掛けた。
それがとても可愛くて綺麗で嬉しくて幸せで、何だかまた目から涙がちょちょぎれそうになる。
僕ってこんなに涙腺弱かったっけ。
ー 僕はこんなに幸せでいいのだろうか。
心の中でふわりと雪が降り積もる。
雪のように白くて誰よりも優しくて誰よりも僕を愛してくれる。ずっと求めてきたものがストンと嵌る感覚。やっと僕のもとに帰って来てくれたような不思議な。
でもそんな不思議な感覚よりも……。
「愛おしい。」その言葉が僕の中で占める。
君を優しく抱き締めると少し困った表情を浮かべた。分かってる。まだ、朝食並べてる途中だもんね。
でもまた僕が泣いてると分かると抱き締め返して背中をさすってくれる。その表情はとても優しくて瞳は揺れず、真っ直ぐ僕だけを見つめてる。
「何だぁ? 甘えたか? 」
ネズミはそう少し弄ったがそれ以上は黙ってみてた。嬉しそうにまたつまみ食いして出し巻き卵を頬張っていたが。
「ねぇ、シュネー。ご褒美の件なんだけど。」
「……まさか、まだ続いていたとは思いませんでしたよ。」
「一体何をさせる気だ。」とシュネーは少し警戒したが、離れはしなかった。少し眉間に皺を寄せてみせたがすぐ優しい表情に戻った。
「デートしない? 」
「……毎日二人で歩いてるじゃないですか。」
「シュネッち。仕事とデートを一緒にしちゃダメでい。」
どうやらデートというものを理解はしているようだが、ピンとはきていないようだ。ネズミがやれやれと呆れながらおかずの和え物をシュネーの代わりにテーブルに並べる。
「シュネッち。デートってぇのは愛し合う二人がイたす為にシチュエーションで盛り上げて、人前でチュッチュッしたり青姦したり……。」
「ネズミ…。シュネーがドン引きしてるから間違った解釈を刷り込まないで。……シュネーは真に受けて逃げようとしないで。」
「冗談…ですよね。」と縋るような瞳が僕を腕の中から見上げる。
本人が地味に気にしてる身長差。
シュネーも伸びてはいるのだが、本当にもうすぐ止まるんじゃないかって程、緩やかしか伸びない背。
僕は悪いけどこのまま止まって欲しいと思ってる。身長差で僕を見る時に上目遣いになるのが愛くるしい。
本人に言うと気にして背を伸ばす努力をし始めるので言わないが。
チュッと音を立てて口付けを落とすとシュネーの顔が真っ赤に染まる。
お風呂に一緒に入った時はこんな表情浮かべなかったのに口付けは何度やっても慣れないようでこうやってすぐ赤くなる。
「ねぇ、僕に委ねてくれない? 何時もみたいに一緒に歩くと思ってもらって大丈夫だから。」
「……はぁ、もう好きにすればいいじゃないですか。」
何だか諦めたかのように身体を預ける。それでも身体は熱く耳まで赤い。「もう貴方のなんだから。」ボソッと蚊の鳴くような声でそう呟く。
少し熱を帯びた潤んだ瞳を伏せて。
この子は何処まで僕を堕としたいのだろうか。結婚は冤罪が晴れて、ここを出れてからだと言っていた。それまで夜の営みは程々にして欲しいと言っていた。
持つだろうか?
僕の理性はそこまで持つだろうか?
やはり毎日少しずつでも触らせてもらわないとここを出た時、暴走して手酷くやり兼ねない。
程々ならいいのなら別に毎日でも。
いや、それじゃ結局、シュネーの身体が……。
「リヒッちゃん。シュネッちは戦力。程々に。」
ネズミが先に朝御飯を頂きながら、こちらに念を押してくる。その表情はおちゃらけているが目は真剣だ。
分かってる。
何時また、ディーガ達が攻めてくるとも分からない。なら、無理はさせられない。もう、シュネーをアイツに渡したくない。触らせたくない。
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