123 / 131
番外編
外伝 雪の降る地で⑦
しおりを挟む
視界がふわりと歪む。
思考も何だか鈍る。
でも今は何も考えたくないからこれでいい。
俺の父親が雇い主を殺したなんて考えたくない。俺の父は立派な傭兵だった。仲間想いの人だった。
それで良いじゃないか…。
…………。
……………。
『このよはぁー、いんがおうほーってね。』
酔っぱらいが俺の肩の上で陽気にそんな悲しい事を言う。
何言ってんだ。
シュネー達に聞いた話だとお前、不当に巻き上げてた金で豪遊してたアホどもから何度も取り返して、その日食うにも困ってる奴に撒いてやったって言ってたぞ。
自分の手柄なんて求めず、ただ理想の為に、ちょっとでもこんな世の中が変わるようにって。
それでも盗むのは駄目?
そうだとしてもそれで命繋いだ奴までお前を責めるのはおかしいだろ。
お前は十分苦しんだだろう。
俺が騎士団長に殴られた時なんかよりもずっと痛くて苦しかった筈だろ。
なのに何でそれすら受け入れてんだ。
馬鹿だろ、お前。
人をおちょくって楽しんでるくせに何でそんな所だけアホなんだ。見てるこっちが頭にくるだろ。
あのクズな兄に無茶苦茶やられて深い傷を負った筈なのに兄を決して責めなかってシュネーの時みたいに。
言い返せよ。
そんなの因果応報でもない。
言い返したってバチなんて当たる訳がない。
でも………。
俺は………………。
『アンタの父は馬鹿な奴だったわん。』
何故か『刑受の森』で出会ったクジャクとかいう男とした会話が頭に浮かぶ。
何故だかあの時、俺に向けられる優しい視線が気になって、ネズミに違う寝ぐらに連れて行かれる前にもう一度会った。
何だかあのオカマみたいな男の知っている父の姿を知りたくなったんだ。
それなのにいきなりそんな事を言われて頭にきたが、その顔には馬鹿にしたような表情ではなく、後悔の色が浮かんでいた。だから思わず口から出てきそうになった言葉をしまった。
『でもね、本当に愛していたのん。アンタの母を。顔を見る事も叶わなかったアンタを愛していたのん。』
何だか今にも泣きそうにクジャクはそうふわりと優しい表情を浮かべた。何だか無性に何かが心から溢れそうだった。でも相手は罪人。あの時俺は感情をグッと奥にしまった。
ー 俺は愛されていたんだ。
顔も知らない父。
雇い主を殺してしまった父。
罪は償わなければいけない。
例えそれが生きる為でも。
ー そうだろ? ネズミ。
重たい目蓋を無理やりこじ開けるとライフ男爵が俺にジャラジャラと重い鎖を付けている所だった。
「何…して…やがるッ。」
「ふふっ、アルヴィンは僕のだからね。僕のモノの証を付けているのさ。」
首に付けられた重い枷。
その枷には重い鎖が付けられていて、その鎖をライフ男爵は引っ張り、俺を引き寄せる。
ライフ男爵の後ろには牢があり、その中では男達が虚な表情で繋がれている。
「ここは僕のコレクションルーム。邸にあった武器はね、彼等が死んでしまったら忘れるのが悲しいから邸に彼等の武器を飾るのさ。」
「ふざけ…る…な。」
「大丈夫。君は僕の運命のコレクション。他のコレクションとは違う。ダグラスの分まで可愛がってあげるよ。僕は優しいんだ。」
ニンマリとライフ男爵は笑う。
頰を撫でようと手を伸ばしてきたが、力を振り絞って動き辛い腕で叩き落とした。すると頰に焼けるような痛みが走った。
「アルヴィンは悪い子だね。手が痛いじゃないか。君は僕に償わなければいけないんだよ? 」
「償…う。だが、……それはお前の罪を償わせてからだ。」
「はぁ? 僕の罪?? 僕は至って良い子だよ。悪い子はアルヴィンでしょ? 」
「いんやぁ、お前さんは悪い子でしょうよ。」
いきなり会話に呑気な声が入ってくる。
横を見ると何時の間にかに背中に武器を括り付けたネズミが頬杖ついてカラカラ笑っている。
「な、何だッ!? お前ぇぇええ!!? 」
「オイラ雇っといて忘れなさんなよ。こんな天下無敵のイケメン雇っといて。」
切ないねぇ、とわざとらしく溜息をつき、弄りにかかる。いや、別にイケメンって程の顔はしてないよ、お前。
驚いたライフ男爵は俺の鎖を引っ張り、俺を連れて逃げようとしたが、脚をネズミに掬われて転けた。
ネズミはポケットから取り出した細長いモノで俺に付いた枷をチャカチャカと弄った。するといとも簡単に枷は外れた。
「……流石、元泥棒。」
「そこは天下の大泥棒って言って欲しいんでい。後イケメンを付けて!! 」
サラッと要求が貪欲。
さっきまでの暗い雰囲気をサラッとコイツはぶち壊す。
何時ものようにカラカラと笑っているが、しかし何故かコイツが怒ってる気がした。
「なぁ、ライフ男爵さんよぉ。アルヴィンの罪って何でい? 」
「アルヴィンの父は僕の父を殺したんだ。アルヴィンは僕に一生懸けて父の代わりに償わなければいけない。罪という運命で僕達は繋がってるんだよ。邪魔するなッ!! 」
「何で親の罪が子の罪になるんでい。それじゃあこの世は罪人だらけだねぇ。それに……。」
ネズミがふと俺を見て、手を差し出した。
その手を取ると引き上げられて、背中に背負っていた武器の斧をまだ力が入り辛い俺の手に握らせ、持ってた手拭いで斧を落とさぬように縛った。
その斧は父の斧だった。
「アルヴィンの親父さんは仲間の為に斧を振るった。その結果、例えクソ野郎でも殺してしまったのは罪かもしれないねぇ。でも、仲間の為に斧を振るって罪を背負える男って、随分とカッコ良くないかい? 」
「かっこいい? ただの人殺しだろ。」
「多くの傭兵の人生を奪ったお前さんがそれを言うんでい? ……少なくともオイラはそんな男だったら付いて行きたいねぇ。ねぇ、アルヴィン。」
ネズミがポンッと俺の背中を叩いた。
叩かれた所がじんわりと温かい。
ー 俺の父は……。
俺の父は『兜割りのダグラス』と呼ばれた強い傭兵だった。
俺の父は仲間想いの人だった。
俺の父は雇い主を殺した。
俺の父は……。
『アンタの母を。顔を見る事も叶わなかったアンタを愛していたのん。』
俺の父は母とまだ見ぬ俺を愛してくれていた。
「煩い。煩い。煩い。お前なんて死んじまえッ。」
ライフ男爵が地上に繋がる階段の隣にあったレバーを下ろした。するとガシャンと音を立てて、男達の牢が開いた。
「お、お前達の僕を守れッ。そのずっと笑ってる馬鹿を殺せッ。」
ライフ男爵が叫ぶと牢でモノのように動かなかった男達が立ち上がり、牢の前に飾ってあった武器を手に取った。
「えぇー、まさかの操れんの。何だかどっかで読んだ小説みたいに安直な展開だねぇ。」
カラカラと笑い、ネズミはクナイを握った。
「アルヴィン、動けるかい? 動けないならオイラ一人で片付けちゃうよぉ。」
「……お前に全て持ってかれてたまるか。」
「そーこなくっちゃねぇ。じゃないと張り合いがないよ、若人よ。」
身体はまだ上手く動かない。
それでも俺は一切下がる気はない。
斧は父のクセが付いているのにヤケに手に馴染んだ。大勢の敵を前にして思わず笑みが溢れる。
ー コイツ等全員倒したら俺は騎士団長のような男に近付けるだろうか。
目の前の敵にタカが外れる。
身体が上手く動かないなんて良いハンデじゃないか。
思考も何だか鈍る。
でも今は何も考えたくないからこれでいい。
俺の父親が雇い主を殺したなんて考えたくない。俺の父は立派な傭兵だった。仲間想いの人だった。
それで良いじゃないか…。
…………。
……………。
『このよはぁー、いんがおうほーってね。』
酔っぱらいが俺の肩の上で陽気にそんな悲しい事を言う。
何言ってんだ。
シュネー達に聞いた話だとお前、不当に巻き上げてた金で豪遊してたアホどもから何度も取り返して、その日食うにも困ってる奴に撒いてやったって言ってたぞ。
自分の手柄なんて求めず、ただ理想の為に、ちょっとでもこんな世の中が変わるようにって。
それでも盗むのは駄目?
そうだとしてもそれで命繋いだ奴までお前を責めるのはおかしいだろ。
お前は十分苦しんだだろう。
俺が騎士団長に殴られた時なんかよりもずっと痛くて苦しかった筈だろ。
なのに何でそれすら受け入れてんだ。
馬鹿だろ、お前。
人をおちょくって楽しんでるくせに何でそんな所だけアホなんだ。見てるこっちが頭にくるだろ。
あのクズな兄に無茶苦茶やられて深い傷を負った筈なのに兄を決して責めなかってシュネーの時みたいに。
言い返せよ。
そんなの因果応報でもない。
言い返したってバチなんて当たる訳がない。
でも………。
俺は………………。
『アンタの父は馬鹿な奴だったわん。』
何故か『刑受の森』で出会ったクジャクとかいう男とした会話が頭に浮かぶ。
何故だかあの時、俺に向けられる優しい視線が気になって、ネズミに違う寝ぐらに連れて行かれる前にもう一度会った。
何だかあのオカマみたいな男の知っている父の姿を知りたくなったんだ。
それなのにいきなりそんな事を言われて頭にきたが、その顔には馬鹿にしたような表情ではなく、後悔の色が浮かんでいた。だから思わず口から出てきそうになった言葉をしまった。
『でもね、本当に愛していたのん。アンタの母を。顔を見る事も叶わなかったアンタを愛していたのん。』
何だか今にも泣きそうにクジャクはそうふわりと優しい表情を浮かべた。何だか無性に何かが心から溢れそうだった。でも相手は罪人。あの時俺は感情をグッと奥にしまった。
ー 俺は愛されていたんだ。
顔も知らない父。
雇い主を殺してしまった父。
罪は償わなければいけない。
例えそれが生きる為でも。
ー そうだろ? ネズミ。
重たい目蓋を無理やりこじ開けるとライフ男爵が俺にジャラジャラと重い鎖を付けている所だった。
「何…して…やがるッ。」
「ふふっ、アルヴィンは僕のだからね。僕のモノの証を付けているのさ。」
首に付けられた重い枷。
その枷には重い鎖が付けられていて、その鎖をライフ男爵は引っ張り、俺を引き寄せる。
ライフ男爵の後ろには牢があり、その中では男達が虚な表情で繋がれている。
「ここは僕のコレクションルーム。邸にあった武器はね、彼等が死んでしまったら忘れるのが悲しいから邸に彼等の武器を飾るのさ。」
「ふざけ…る…な。」
「大丈夫。君は僕の運命のコレクション。他のコレクションとは違う。ダグラスの分まで可愛がってあげるよ。僕は優しいんだ。」
ニンマリとライフ男爵は笑う。
頰を撫でようと手を伸ばしてきたが、力を振り絞って動き辛い腕で叩き落とした。すると頰に焼けるような痛みが走った。
「アルヴィンは悪い子だね。手が痛いじゃないか。君は僕に償わなければいけないんだよ? 」
「償…う。だが、……それはお前の罪を償わせてからだ。」
「はぁ? 僕の罪?? 僕は至って良い子だよ。悪い子はアルヴィンでしょ? 」
「いんやぁ、お前さんは悪い子でしょうよ。」
いきなり会話に呑気な声が入ってくる。
横を見ると何時の間にかに背中に武器を括り付けたネズミが頬杖ついてカラカラ笑っている。
「な、何だッ!? お前ぇぇええ!!? 」
「オイラ雇っといて忘れなさんなよ。こんな天下無敵のイケメン雇っといて。」
切ないねぇ、とわざとらしく溜息をつき、弄りにかかる。いや、別にイケメンって程の顔はしてないよ、お前。
驚いたライフ男爵は俺の鎖を引っ張り、俺を連れて逃げようとしたが、脚をネズミに掬われて転けた。
ネズミはポケットから取り出した細長いモノで俺に付いた枷をチャカチャカと弄った。するといとも簡単に枷は外れた。
「……流石、元泥棒。」
「そこは天下の大泥棒って言って欲しいんでい。後イケメンを付けて!! 」
サラッと要求が貪欲。
さっきまでの暗い雰囲気をサラッとコイツはぶち壊す。
何時ものようにカラカラと笑っているが、しかし何故かコイツが怒ってる気がした。
「なぁ、ライフ男爵さんよぉ。アルヴィンの罪って何でい? 」
「アルヴィンの父は僕の父を殺したんだ。アルヴィンは僕に一生懸けて父の代わりに償わなければいけない。罪という運命で僕達は繋がってるんだよ。邪魔するなッ!! 」
「何で親の罪が子の罪になるんでい。それじゃあこの世は罪人だらけだねぇ。それに……。」
ネズミがふと俺を見て、手を差し出した。
その手を取ると引き上げられて、背中に背負っていた武器の斧をまだ力が入り辛い俺の手に握らせ、持ってた手拭いで斧を落とさぬように縛った。
その斧は父の斧だった。
「アルヴィンの親父さんは仲間の為に斧を振るった。その結果、例えクソ野郎でも殺してしまったのは罪かもしれないねぇ。でも、仲間の為に斧を振るって罪を背負える男って、随分とカッコ良くないかい? 」
「かっこいい? ただの人殺しだろ。」
「多くの傭兵の人生を奪ったお前さんがそれを言うんでい? ……少なくともオイラはそんな男だったら付いて行きたいねぇ。ねぇ、アルヴィン。」
ネズミがポンッと俺の背中を叩いた。
叩かれた所がじんわりと温かい。
ー 俺の父は……。
俺の父は『兜割りのダグラス』と呼ばれた強い傭兵だった。
俺の父は仲間想いの人だった。
俺の父は雇い主を殺した。
俺の父は……。
『アンタの母を。顔を見る事も叶わなかったアンタを愛していたのん。』
俺の父は母とまだ見ぬ俺を愛してくれていた。
「煩い。煩い。煩い。お前なんて死んじまえッ。」
ライフ男爵が地上に繋がる階段の隣にあったレバーを下ろした。するとガシャンと音を立てて、男達の牢が開いた。
「お、お前達の僕を守れッ。そのずっと笑ってる馬鹿を殺せッ。」
ライフ男爵が叫ぶと牢でモノのように動かなかった男達が立ち上がり、牢の前に飾ってあった武器を手に取った。
「えぇー、まさかの操れんの。何だかどっかで読んだ小説みたいに安直な展開だねぇ。」
カラカラと笑い、ネズミはクナイを握った。
「アルヴィン、動けるかい? 動けないならオイラ一人で片付けちゃうよぉ。」
「……お前に全て持ってかれてたまるか。」
「そーこなくっちゃねぇ。じゃないと張り合いがないよ、若人よ。」
身体はまだ上手く動かない。
それでも俺は一切下がる気はない。
斧は父のクセが付いているのにヤケに手に馴染んだ。大勢の敵を前にして思わず笑みが溢れる。
ー コイツ等全員倒したら俺は騎士団長のような男に近付けるだろうか。
目の前の敵にタカが外れる。
身体が上手く動かないなんて良いハンデじゃないか。
28
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
悪辣と花煙り――悪役令嬢の従者が大嫌いな騎士様に喰われる話――
ロ
BL
「ずっと前から、おまえが好きなんだ」
と、俺を容赦なく犯している男は、互いに互いを嫌い合っている(筈の)騎士様で――――。
「悪役令嬢」に仕えている性悪で悪辣な従者が、「没落エンド」とやらを回避しようと、裏で暗躍していたら、大嫌いな騎士様に見つかってしまった。双方の利益のために手を組んだものの、嫌いなことに変わりはないので、うっかり煽ってやったら、何故かがっつり喰われてしまった話。
※ムーンライトノベルズでも公開しています(https://novel18.syosetu.com/n4448gl/)
お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
婚約破棄させた愛し合う2人にザマァされた俺。とその後
結人
BL
王太子妃になるために頑張ってた公爵家の三男アランが愛する2人の愛でザマァされ…溺愛される話。
※男しかいない世界で男同士でも結婚できます。子供はなんかしたら作ることができます。きっと…。
全5話完結。予約更新します。
異世界転生したと思ったら、悪役令嬢(男)だった
カイリ
BL
16年間公爵令息として何不自由ない生活を送ってきたヴィンセント。
ある日突然、前世の記憶がよみがえってきて、ここがゲームの世界であると知る。
俺、いつ死んだの?!
死んだことにも驚きが隠せないが、何より自分が転生してしまったのは悪役令嬢だった。
男なのに悪役令嬢ってどういうこと?
乙女げーのキャラクターが男女逆転してしまった世界の話です。
ゆっくり更新していく予定です。
設定等甘いかもしれませんがご容赦ください。
ボスルートがあるなんて聞いてない!
雪
BL
夜寝て、朝起きたらサブ垢の姿でゲームの世界に!?
キャラメイクを終え、明日から早速遊ぼうとベッドに入ったはず。
それがどうして外に!?しかも森!?ここどこだよ!
ゲームとは違う動きをするも、なんだかんだゲーム通りに進んでしまい....?
あれ?お前ボスキャラじゃなかったっけ?
不器用イケメン×楽観的イケメン(中身モブ)
※更新遅め
弟のために悪役になる!~ヒロインに会うまで可愛がった結果~
荷居人(にいと)
BL
BL大賞20位。読者様ありがとうございました。
弟が生まれた日、足を滑らせ、階段から落ち、頭を打った俺は、前世の記憶を思い出す。
そして知る。今の自分は乙女ゲーム『王座の証』で平凡な顔、平凡な頭、平凡な運動能力、全てに置いて普通、全てに置いて完璧で優秀な弟はどんなに後に生まれようと次期王の継承権がいく、王にふさわしい赤の瞳と黒髪を持ち、親の愛さえ奪った弟に恨みを覚える悪役の兄であると。
でも今の俺はそんな弟の苦労を知っているし、生まれたばかりの弟は可愛い。
そんな可愛い弟が幸せになるためにはヒロインと結婚して王になることだろう。悪役になれば死ぬ。わかってはいるが、前世の後悔を繰り返さないため、将来処刑されるとわかっていたとしても、弟の幸せを願います!
・・・でもヒロインに会うまでは可愛がってもいいよね?
本編は完結。番外編が本編越えたのでタイトルも変えた。ある意味間違ってはいない。可愛がらなければ番外編もないのだから。
そしてまさかのモブの恋愛まで始まったようだ。
お気に入り1000突破は私の作品の中で初作品でございます!ありがとうございます!
2018/10/10より章の整理を致しました。ご迷惑おかけします。
2018/10/7.23時25分確認。BLランキング1位だと・・・?
2018/10/24.話がワンパターン化してきた気がするのでまた意欲が湧き、書きたいネタができるまでとりあえず完結といたします。
2018/11/3.久々の更新。BL小説大賞応募したので思い付きを更新してみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる