短編エロ

黒弧 追兎

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.博士成功!?【騎乗位 拘束 襲い受け】

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「ん、ー、すー」
「ッ!!やった、っ」

 あの件から一ヶ月。博士が助手に淹れてあげたり差し入れするものは全て毒見と強制的に口に流し込まされた一ヶ月。やっとついに助手の警戒も和らぎ毒見もしなくなった助手の飲み物に博士はもう一度薬を忍ばせた。
 助手の目を盗んで媚薬を作り続けたがどうしても素材の性質上、甘みや粘度が出てしまうので媚薬は諦め自らの開発した睡眠薬を助手の紅茶に溶かし込んだ。効果は折り紙付き、副作用も少なく抜群に眠れると高評価がつく高品質である。別にバレた時に媚薬だとやばいとかそんなことは考えていない。

「んーっ、ッよっ、!助手くん案外重たいっ!はっ、ーっ」

 椅子に座り完全に眠った力の抜けた身体は同じぐらいの身長とはいえ研究所に篭りきりの博士では背中で背負うことすら難しい。あまり身体を揺らすと睡眠薬を飲んだからと言って起きるかもしれないので背中と膝の裏に手を入れ立ち上がった勢いで抱き抱える。研究所に篭り切りの博士が人一人を抱え運ぶのは難しく危うく積み上がっていた資料を薙ぎ倒していく。

「ッ、よし!できたっ、」

 部屋中に紙片をばら撒き荒らしながら助手をベッドへと運び終えた博士は助手の部屋に何故か転がっていた手錠で四肢を拘束し服を肌蹴させる。

「助手くんっ、やば……んっ、ちゅ……っ~、ふふ、じょしゅ、くんっ、んんちゅ」

 無防備に肌を晒し寝息を立てる助手の姿に激しく欲情を掻き立てられた博士は興奮を隠しきれないまま助手の身体に唇を合わせ真っ赤な痕を残していく。
 いつもは押し倒す前に返り討ちに遭い見上げるしか出来ない助手を見下ろし、押し倒している事実に酷く昂り身体を火照らせる。
 快楽を享受することしか、与えられる快感に塗り尽くされた頭は考えられず痕をつける余裕もなかった博士は、常日頃から白衣から覗く白い肌に自らの痕を刻みたかった。

「んぅ、ぁぐ……ちゅ、ん、はっ……あ、ぐぁむ、ぅう……は、はぁっ」

 真っ赤な鬱血痕を残してはその上から涎だらけの甘噛みの痕が重ねられていく。涎に塗れた赤い歯型と痕を自分が付けたというだけで高揚感に恍惚とした吐息を洩らす。
 寝ている大好きな人になんでもできるという背徳感に溺れ身体を震わし助手の身体に自らの身体を擦り付ける。

「んん、ぁ……は、はかせ、ぁかわいぃですね、ふふ」
「ッ、!?じょ、じょしゅくん?おきた、?」

 助手の惚けた寝言に博士は一瞬で助手の上で固まり様子を伺う。服を脱がされ四肢を拘束して動けない状態の助手でも博士を押し倒してしまえそうな気がした博士は一旦身体を起こし激しく脈を打つ心臓を治めようと手を当てる。
 薬を盛ったのはどうせ後々バレることは分かっている上での犯行なので起きないうちはせめて助手の身体を堪能したい。

「……ん、ーぅ、……ー、」
「ねっ、ねてるはずっ」

 ぺたぺたと身体を触っても閉じた瞳に寝ていることを確認する。今目を覚まされたら困る博士は安堵を浮かべる。

「まだねてて……っ!、あっ」

 胸、腹、と下に下がっていった指先は緩く起ち上がり熱をもった陰茎に触れた。
 博士との夢でも見ているのか寝息を立てながら時々笑みを浮かべる助手の姿と陰茎に目を奪われる。
 いつも博士のナカを埋め尽くし激しい快楽で博士を苛む陰茎。ナカで脈を打つ陰茎の熱さを思い出して下腹の奥が熱を孕んでずくずくと疼き出す。

「いや、でも……ッ、ぁあ……ちょっと、ちょっとだけだし、助手くん寝てるし……っんん、んぅ」

 助手との情事を思い出しゆっくりと撫で弄う博士の手の中で熱を持ち始めた陰茎に興奮に溜まった咥内の唾液を嚥下する。
 譫言にちょっとだけ、と呟く博士は指を咥え舐め唾液で濡らしていく。

「ッおきないで、ね……ふ、ぅうあ……ぁっ、んん、ぁんっ……やば、ッ~」

 一度思えば火のついた身体は止まらない。きゅんきゅんとヒクつき情欲を増していく後孔に唾液を纏わせた指を這わせる。助手に抱かれ続ける間に後孔の快楽を覚えた博士は嫌悪感などすっかり消えていた。それどころか快楽の虜となった博士は助手を犯すことよりも犯されたいと思うようになっていた。
 卑猥な水音を発しながらするりと指先を呑み込んでしまう後孔に助手の指の感触を思い出し堪らなくずくりと甘く重たい快楽が蘇る。

「は、はっ、あ……ッ、ああッ……はいっれくるっ、ッ~、ぁふ、ぁああっ……んふふ、すきっ、じょしゅくんすきっ、ぃッ、!」
「んんっ……ぁ、ふ、っ……んんぐっ」

 目の前で反り立つ陰茎に耐えられなくなった博士は解しもそこそこに後孔に陰茎を触れさせる。鈴口から溢れ出る先走りを滑りにして後孔へと挿入される陰茎に熱い吐息を洩らし快感を感受する姿は淫猥に色香を放っている。

「ぁふっ、ぁあッ……あん、んぅッ、~っ!ひっ、ぃああッきもちぃっ、すきッすきぃ、ッ~~、んんっ、ぅん……ちゅ、んんッ」
「んっ、んっ、んぐ……んん、は、はっはかっ、はかせ?へ、んッぅうなにして、?うごけなっ、なんでっ、んんぅッ」
「じょしゅ、くんっおきちゃった、えっ、まっ、……よかった……あっ、あぁあっ、ごめっ、ちょっとだけだからぁ、きもちっ、あふ、ぁんッ」

 口内をあたたかくて柔らかいものが這いよる感触に助手の瞼が開かれる。
 目の前でキスを繰り返し涎でぐちゃぐちゃに頬を紅潮させた博士が恍惚として助手の陰茎を呑み込み腰を揺らす姿に状況が理解出来ていない助手は首を傾げ身体を起こそうとした。が助手の四肢を拘束する手錠は無事役目を果たしたようで身体を起こすことは叶わず金属音を鳴らすだけだった。
 助手が起きたことで焦りに動きを止めた博士だったが身体の自由が利かず狼狽する助手の姿に安堵の息を吐き、抽挿を再度始めた。

「ちょっ、はかせっなんでッ、もっ!なんでもいいからっ、ぁぐ、はずしてっ、!!こんなのっ、ッ」
「ぁあ、んぅッ、ごめんっ、ちょっとだけッ、っ~、ひぃうっ!……ッああっ、ぁんんッ!、っ」
「ッ、~~もぅ!あんたってほんとっ、ッ~、ひどいですよっ!!そんな姿みせられたらっ!」

 ごめんすこしだけ、ちょっとだけ。譫言に呟きながら快楽を貪る身体は歯止めが利かず腰を揺らし水音を響かせる博士の厭らしさに助手は堪らなく喉をならす。どうにか手錠を外せないかと身体を揺らすが博士が跨いだ状態で力も上手く出せず、博士が落ちてしまうかもしれないことを考えれば力一杯暴れることなども出来ず悔しげに歯噛みを繰り返す。

「ッ、はかせっ、シたいならおれが気持ちよくしてあげますからっ、ね?」
「やだぁっ、ッ~あぁ……ッ、!!じょしゅくん、ッのきもちよすぎるからっ、やだッ、ッあ、あぁ、ッ~、!!」
「はかせっ、!……ッ、ぁんん、んぅ!?ちょ、んむ……ぅ、んんっ、……っ~、あとでおぼえといてっ、くださいね、!」

 身体の上で淫靡に腰を揺らめかせ甘い喘ぎ声を発する博士の痴態に膨らむ助手の陰茎に堪らないと博士はひくり、と身体を跳ねさせる。
 助手の身体を好きにしている。その背徳感に浸り快感を感受する博士にはこのあとの事など頭にない。

「すきっ、じょしゅくんすきッ、ぁふ……ッ、~!あっ、ぁあッ、ひ、っいあ……いっ、イくっ、イッ~!、~~~ぁあ!!ぁっ、なかでてるっ、ッ~、!!」
「ふっ、ぅぐ……はっ、ぁあ、もっ……ッはっは、ぁあ!」

 眩い閃光が目蓋の裏を駆け抜けていく。許容量の超えた快楽に震え、締めつける胎に白濁が流し込まれる。
 強く脈を打つ陰茎から吐精された精液は後孔内を満たし脱力した博士の太腿に伝い線を描いていく。絶頂の余韻に閉じられない口を半開きに時折ひくり、と身体を跳ねさせる博士の卑猥で情欲を誘う姿に一度出した助手の陰茎が勃ち上がる。

「はっ、は……はかせ、?これ外してくれます?なにもしませんから、ね?」
「んっ、ぁう……あっ、ぁあッ……っ~、ぁなにも、しない?ほんと……?」
「っ、はい……っ」

 抜く動作すらも快感へと変換される博士の身体はカクリカクリ、と震えながらゆっくりと陰茎を抜いていく。どろりと恍惚に蕩けきった博士を前に生唾を飲み込んだ助手は薄暗い欲望を悟られ逃げられない様に、四肢の手錠が解除されるまで虎視眈々とその時を待つ。

 カチャ……カランッ

「ん、とれたっ、いっ……へ?助手くん、?んっぅむッ、!?ンぐッ……っん……ッ~ぅあ、んんぅ!」

 最後の一つ、右手首の手錠を解かれた助手の行動は早く助手の上から退いた博士の腕を掴み押し倒し口付けを繰り返す。激しく舌を絡め唾液を攪拌させれば快楽に目を見開き弛緩していく博士の身体。

「んっ、んふふ……はかせッ、は……はっ、ぁ覚悟できてますよね、?」

 獰猛で欲情に燃えた瞳に博士はこれからの恐怖と自らも気付かぬ興奮に甘く身震いを繰り返す。

「まっ、て?助手くんっ俺もう、イけないッ、……ぁんっ、あぅ……ひっ、ぃ!」
「待ちませんよッあんな姿見せられて我慢できるわけないじゃないですかっ!!博士にはしっかり反省してもらいますからっ、!」
「……やら、まっれ……まっ、ぁっ、ぁあっ~、ッ~~!!ぁあぁあ!っ、~~、!!」

 一度の絶頂に萎えるどころか硬く反り立つ陰茎が後孔に押し付けられる。
 入りきらない精液が溢れるそこは助手の陰茎もするりと呑み込む。勢いよく突き上げられ前立腺も奥も全て打ちつける抽挿の苦痛とも呼べるほどの快感に痙攣を繰り返す。

「あぁぁあッ、!!きもちッいっ、んぁやばぁあっ、!!むりぃ!、やぁ、ぁあッああぁあっ!、ひっぃいッ~~!!ごめっ!っぉごめんんんっ、!!やら、ぁあ!ぁああッッ!!!」
「はっ、はっ……!はかせっ、はかせっ!すきっ、すき!っ、はは、かわいいっ!!」

 博士の後悔の悲鳴にも似た喘ぎ声と焦らされ続けた助手の興奮し切った荒い息遣いが部屋の中に響き続ける。胎の精液が泡立つほど激しい抽挿は博士の声が枯れるほどまで続き、ふしだらな粘着とした水音が部屋中に響き渡っていた。

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