天明奇聞 ~たとえば意知が死ななかったら~

ご隠居

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次期将軍・家基の死に疑いを抱く者の死 ~御医師子息・池原雲亮良明の一橋治済への「宣戦布告」~ 中篇 山村良旺の証拠湮滅

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「これは…、數馬かずまあらず…」

 登耶とや平賀ひらが源内げんない絵筆えふでによる似絵にせえにして、そううめいた。

しからば、このかおは…」

 池原いけはら良明よしあきらさきうながすや、登耶とやは「三之助さんのすけぞ…」とやはりうめようにしてこたえた。

三之助さんのすけとは…、山村様やまむらさま実子じっし三之助さんのすけ良記殿たかのりどのでござりまするな?」

 池原いけはら良明よしあきらたしかめるようたずねた。

山村やまむら良旺たかあきらつながりのない養嗣子ようしし數馬かずま良音たかおとではなく、じつである三之助さんのすけ良記たかのり家督かとくがせたく、そこで良旺たかあきら養嗣子ようしし數馬かずま始末しまつしたうたがいがある…」

 池原いけはら良明よしあきら登耶とやわって寶蓮院ほうれんいんからそう説明せつめいされていたからだ。

 無論むろん、それは一面いちめん真実しんじつではあるが、しかしあくまで一面いちめんにしかぎない。

山村やまむら數馬かずま家基いえもと暗殺あんさつ毒殺どくさつした主犯しゅはん一橋ひとつばし治済はるさだ…、治済はるさだ医師いし…、西之丸にしのまるおく医師いし小川おがわ子雍たねやす山添直辰やまぞえなおとき本丸奥ほんまるおく医師いしたちばな元周もとちか、そして本丸ほんまるおもてばん医師いし遊佐ゆさ信庭のぶにわ天野あまの敬登たかなり峯岸瑞興みねぎしよしおきの6人を使嗾しそうして家基いえもと毒殺どくさつ、しかもその治済はるさだ養父ちち良旺たかあきらまでが加担かたんしている…」

 それが大元おおもと真実しんじつであり、寶蓮院ほうれんいんはそのことをこのだんになってようやくに池原いけはら良明よしあきら打明うちあけた。

 池原いけはら良明よしあきら当然とうぜんまるくし、

しからば數馬かずま殿どのまでも一橋ひとつばし民部卿様みんぶのきょうさまにかかったと?それでいまは、三之助さんのすけ殿どの數馬かずま殿どののフリをしている、と?」

 寶蓮院ほうれんいん登耶とや二人ふたりたしかめるようたずねた。

 するとこれには寶蓮院ほうれんいんが「左様さよう」とこたえたうえで、

「それも大目付おおめつけ正木まさき殿どのにかかったものとゆる…」

 そう付加つけくわえたのであった。

大目付おおめつけの?そはまた一体いったい…」

 くびかしげる池原いけはら良明よしあきらたいして寶蓮院ほうれんいん山村やまむら數馬かずま大目付おおめつけ正木まさき康恒やすつねに「告発こくはつ」した直後ちょくご連絡れんらくがつかなくなったことを打明うちあけたのだ。

成程なるほど…、しからばその、正木まさきさまもまた、一橋ひとつばし民部卿様みんぶのきょうさまいきがかかっていた、と…」

 それで正木まさき康恒やすつねくちふさがれたのかと、池原いけはら良明よしあきら示唆しさし、寶蓮院ほうれんいんも「左様さよう」とうなずいた。

しからばこのことを、ただちに上様うえさま御耳おみみに…」

 池原いけはら良明よしあきら寶蓮院ほうれんいん将軍しょうぐん家治いえはるへの「告発こくはつ」をすすめた。

 山村やまむら數馬かずまころされたというかくたるあかしはまだない。

 あくまで、山村やまむら三之助さんのすけ數馬かずまふんしていることがかっただけで、これとて厳密げんみつに言えばまだ、かくたるあかし段階レベルにはたっしてはいまい。たのみのつな平賀ひらが源内げんない似絵にせえだけだからだ。

 だがそれでも山村やまむら數馬かずま生存せいぞんしている可能性かのうせいかぎりなくひくいであろう。それも一橋ひとつばし治済はるさだにかかった蓋然性がいぜんせいがかなりたかい。

 ここまで判明はんめいした事実じじつがそのことを物語ものがたっており、そうであれば仮令たとえかくたるあかしがないいま段階レベルでも、

充分じゅうぶんに…」

 将軍しょうぐん家治いえはる告発こくはつするにあたいしよう。

 寶蓮院ほうれんいん池原いけはら良明よしあきらとはおなおもいであったので、良明よしあきらすすめにうなずいた。

 だが問題もんだい如何いかにして家治いえはる告発こくはつするか、であった。

 まさかに、スマホで手軽てがるに、というわけにもゆくまい。この時代じだいかる便利べんり通信つうしん機器ききは、

かげかたちも…」

 見当みあたらない。

 そうであれば畢竟ひっきょう人力じんりき、この場合ばあい家治いえはるもとへとあしはこび、家治いえはるみみれる、ということである。将軍しょうぐん家治いえはるへの「告発こくはつ」とはつまりはそういうことである。

 だがこれにはたかいハードルがある。

 なにしろ相手あいて天下てんが将軍しょうぐんまさしく天下人てんがびとである。その天下人てんかびとたる家治いえはるもとへと、そのそばまで、

だれでも…」

 簡単かんたん近付ちかづけるというものではない。

 当然とうぜんかぎられたものしか近付ちかづけない。

「やはり…、この上様うえさま御耳おみみれるしかあるまい…」

 寶蓮院ほうれんいんはポツリとそうつぶやいた。

 成程なるほど寶蓮院ほうれんいんなれば将軍しょうぐん家治いえはるそばまで近付ちかづよう

 寶蓮院ほうれんいん将軍家ファミリー御三卿ごさんきょう、それも筆頭ひっとう田安家たやすけ始祖しそ宗武むねたけ御簾中ごれんじゅうとして、御城えどじょう本丸大奥ほんまるおおおくへとのぼることがゆるされており、そのおりには将軍しょうぐん家治いえはるとも歓談かんだんすることがしばしばであった。

 ならば寶蓮院ほうれんいんみずからが家治いえはる告発こくはつするのが一番いちばん近道ちかみちであり、確実かくじつと言えた。

 だがそれを意外いがいにも登耶とやせいした。

おそれながら…」

 登耶とやはそう切出きりだすと、将軍しょうぐん家治いえはるいまはまだ、愛息あいそく家基いえもと先立さきだたれて悲嘆ひたんれており、しかも家基いえもと葬送そうそうひかえておれば、かる大事だいじまえにして、身内みうちである數馬かずま失踪しっそうけん家治いえはるみみようものなら、家治いえはるにまたひとつ、心痛しんつうやさせることとなり、それでは家治いえはる申訳もうしわけないと、寶蓮院ほうれんいん家治いえはるへの告発こくはつおもとどまらせようとした。

 成程なるほど登耶とや言分いいぶんもっともであったが、しかしそれでいのかと、寶蓮院ほうれんいん登耶とやたずねた。

「ははっ…、されば一己いっき事情じじょうにて…、身内みうち行方ゆきかたれずと、ただそれだけでおそおおくも上様うえさま御心みこころまどわせ申上もうしあげては…、また寶蓮院様ほうれんいんさま御手おてわずらわせましては申訳もうしわけなく…」

 無論むろん登耶とやとしては本音ほんねを言えば、

今直いますぐにでも…」

 寶蓮院ほうれんいんかいして、将軍しょうぐん家治いえはるへと大事だいじ義弟おとうと數馬かずま失踪しっそうけん告発こくはつしてしいところであった。

 そうすればそれを端緒たんしょ數馬かずま本格的ほんかくてき捜索そうさくはじまるにちがいないからだ。

 だがしかしそれをすれば、

田安家たやすけでは身内みうち可愛かわいさから私情しじょう優先ゆうせんさせた…」

 そのそしりはまぬがれまい。

 それはひとえに、御三卿筆頭ごさんきょうひっとうたる田安家たやすけきずけるにほかならず、登耶とやはそれをおそれ、

断腸だんちょうおもいで…」

 ぐにでも将軍しょうぐん家治いえはる告発こくはつしようとする寶蓮院ほうれんいんおもとどまらせたのだ。

 寶蓮院ほうれんいんけん婦人ふじんほまれたかかったが、登耶とやもまた寶蓮院ほうれんいんおとらぬけん夫人ふじんであったのだ。

左様さようか…」

 寶蓮院ほうれんいんもまたけん夫人ふじんであるがゆえに、登耶とや胸中きょうちゅうがそれこそ、

ように…」

 理解りかい出来できた。

 そこで寶蓮院ほうれんいんもまた、登耶とや同様どうよう

断腸だんちょうおもいで…」

 将軍しょうぐん家治いえはるへの「告発こくはつ」をおもとどまった。

 だがこの、登耶とやや、そして寶蓮院ほうれんいんの「奥床おくゆかしさ」が山村やまむら良旺たかあきらに「証拠湮滅しょうこいんめつ」の機会きかいあたえてしまうこととなった。



 寶蓮院ほうれんいん登耶とや山村やまむら數馬かずま失踪しっそうけん将軍しょうぐん家治いえはるへの「告発こくはつ」をおもとどまったのとおなころ山村やまむら良旺たかあきら三之助さんのすけともくびかしげていた。

 田安家たやすけからそれほどかずしてふたたび、見舞みまいがてら數馬かずまもとい三之助さんのすけ医師いしされたことに、くびかしげていたのだ。

「よもや…、數馬かずまめがこと、田安家たやすけ勘付かんづかれたのでござりましょうか…」

 三之助さんのすけちち良旺たかあきらおそおそるそうたずねた。

 數馬かずまころしたことが田安家たやすけ発覚バレたのか―、三之助さんのすけちち良旺たかあきらにそう示唆しさしていた。

「かもれぬ…、そなたもってのとおり、田安家たやすけにてらす登耶とや數馬かずま義理ぎりとはもうせ、あねであるによって…」

竹本たけもと又八郎またはちろうからのしらせによれば、登耶とやあて三之助さんのすけからの書状しょじょうとどいたよし…」

左様さよう…、田安家たやすけよりまずは侍医じい高島朔庵たかしまさくあんめが当家とうけへと差遣さしつかわされたのはその直後ちょくご…、數馬かずまめがやまいにてつとめやすんでいることを聞及ききおよびと…、かる口実こうじつにて…、無論むろん、それはあくまで口実こうじつぎず…、真実まこと數馬かずまやまいなのかどうか…」

數馬かずまめがきているのか、どうか…、でござりまするな?」

左様さよう…、それでそなたには數馬かずまめにふんしてもらい、高島朔庵たかしまさくあんめの往診おうしんけてもろうたわけだが…」

「されば登耶とやあてのそれな…、數馬かずまめの書状しょじょうには大目付おおめつけ正木まさきさまうことも…、正木まさきさま一橋ひとつばし民部卿様みんぶのきょうさまがことを告発こくはつおよぶことが…」

おそらくはしたためられていたであろうよ…、それだけではあるまい…、そなたが數馬かずまめにふんしていることも登耶とや勘付かんづかれたやもれぬ…」

「まさか…、高島朔庵たかしまさくあんめはこの三之助さんのすけもとより、數馬かずまめのかおらぬはず…」

たしかに…、なれど高島朔庵たかしまさくあんめが往診おうしんせし相手あいて真実まこと數馬かずまではのうて三之助さんのすけではないかと、その可能性かのうせい登耶とやめにささやいたものがあったやもれぬ…」

「それが…、今日きょう往診おうしんおとずれし池原いけはらなにがしなる医師いしだと?」

左様さよう…」

「なれど池原いけはらなにがしにしても高島朔庵同様たかしまさくあんどうよう、この三之助さんのすけもとより、數馬かずまかおらぬはず…」

左様さよう…、なれどそなたがかおうつしたとしたらどうだな?」

かおを、うつす?」

 三之助さんのすけくびかしげた。

左様さよう…、されば池原いけはら雲亮うんりょうなる医師いしには附人つきびとがおったであろう?」

たしか、見習みならいだと紹介しょうかいされたかと…」

左様さよう…、なれど見習みならいともうしたわりにはそのものていたのは池原いけはら雲亮うんりょう手技しゅぎではのうて、そなたのかおぞ…」

「まさか…、この三之助さんのすけかおしっかとその脳裏のうり焼付やきつけ、あとで…、当家とうけ辞去じきょせし直後ちょくごにでもかみうつしたと?この三之助さんのすけかおを…、それな見習みならいなるものめが…」

 三之助さんのすけがやはりおそおそる、それも今度こんどこえふるわせてたずねた。

 するとちち良旺たかあきらうなずき、

「こうなったからにはぐにでも目附めつけ數馬かずまめの死亡しぼう届出とどけでて、數馬かずまめを火葬かそうしてしまわねばならぬな…」

 そう「証拠湮滅しょうこいんめつ」のだんくだした。

目附めつけ…、ともうされますると、井上いのうえ數馬かずま末吉すえよし善左衛門ぜんざえもんでござりまするな?」

 三之助さんのすけがそうたしかめるようたずねると、ちち良旺たかあきらうなずいた。

 旗本はたもと御家人ごけにん死亡しぼうした場合ばあい本丸ほんまる目附めつけへと届出とどけでて、その検死けんしける必要ひつようがあった。

 本丸ほんまる目附めつけぞく十人じゅうにん目附めつけともしょうされ、定員ていいんが10人であることからその俗称ぞくしょうかんせられた。

 それゆえ、安永8(1779)年3月のいま本丸ほんまる目附めつけは10人おり、そのなかでも井上いのうえ數馬かずま正在まさあり末吉すえよし善左衛門ぜんざえもん利隆としたかの2人は一橋ひとつばし治済はるさだいきがかかっていた。

 すなわ井上いのうえ數馬かずまじつ叔母おば本丸徒ほんまるかちがしら野々山ののやま弾右衛門だんえもん兼起かねおきもとへととついでいるのだが、この野々山ののやま弾右衛門だんえもん実弟じってい市郎右衛門いちろうえもん兼驍かねたけ一橋ひとつばし家臣かしんであった。

 そこで治済はるさだ野々山ののやま弾右衛門だんえもん市郎右衛門いちろうえもん兄弟きょうだいかいして井上いのうえ數馬かずまへと触手しょくしゅばしてこれを取込とりこむことに成功せいこうした。

 一方いっぽう末吉すえよし善左衛門ぜんざえもんいたってはもと一橋ひとつばし側用人そばようにんとして治済はるさだ側近そばちかくにつかえており、井上いのうえ數馬かずま以上いじょうに、

「バリバリの…」

 しん一橋ひとつばし治済はるさだシンパと言えた。

 そこで良旺たかあきらみずから、末吉すえよし善左衛門ぜんざえもんもとへとあしはこぶことにした。數馬かずまを「病死びょうし」として処理しょりしてくれるようたのためであった。

 末吉すえよし善左衛門ぜんざえもん井上いのうえ數馬かずまともに、治済はるさだの「陰謀いんぼう」は勿論もちろん把握はあくしており、そのなかには山村やまむら數馬かずまの「口封くちふうじ」をふくまれていた。

 山村やまむら良旺たかあきら当初とうしょ家基いえもと葬送そうそうわる4月に養嗣子ようしし數馬かずま死亡しぼうを、それも「病死びょうし」を目附めつけ末吉すえよし善左衛門ぜんざえもん井上いのうえ數馬かずまの2人に届出とどけで病死びょうしとして処理しょりしてもらうつもりでいた。

 末吉すえよし善左衛門ぜんざえもん井上いのうえ數馬かずまの2人にしても治済はるさだよりそのよう取計とりはからうようめいじられ、そのつもりでいた。

 山村やまむら數馬かずま遺骸いがい塩漬しおづけにしたのも、そのためであった。

 だが登耶とや義弟ぎてい山村やまむら數馬かずま確信かくしんしたとおもわれる―、その蓋然性がいぜんせいきわめてたか以上いじょう、4月までってはいられなかった。

「なれどいま數馬かずま届出とどけでれば折角せっかく葬送そうそう御役目おやくめが…」

 ちち良旺たかあきら家基いえもとの「葬儀委員そうぎいいん」というきわめてれがましい御役目おやくめおおかっていたが、それが數馬かずま公儀ばくふるところとなれば、

けがれ…」

 良旺たかあきら身内みうちによりそう意識いしきされ、そうなれば「葬儀委員そうぎいいん」の御役目おやくめ辞退じたいしなければならぬことになる。

 山村やまむら良旺たかあきら養嗣子ようしし數馬かずまを4月まで、それも家基いえもと葬送そうそうわるまで引延ひきのばそうとしたのはかる事情じじょうによる。

 だがいまとなっては最早もはや、4月までてない。

 それに家基いえもと葬送そうそうすでうごしており、良旺たかあきら家基いえもと葬送そうそう準備じゅんびになう「葬儀委員そうぎいいん」として、かなり具体的ぐたいてき実務じつむ担当たんとうしており、この段階だんかいでは身内みうちにより、

けがれた…」

 公儀ばくふにそう意識いしきされたとしても、それだけで辞退じたいせまられることにはならなかった。ここで家基いえもと葬送そうそうを、それも実務じつむ担当たんとうしていた良旺たかあきらに「葬儀委員そうぎいいん」をめられては、家基いえもと葬送そうそう支障ししょうるのは畢竟ひっきょうであったからだ。

 かくして山村やまむら良旺たかあきら早急そうきゅうなる「証拠湮滅しょうこいんめつ」のため本丸ほんまる目附めつけ末吉すえよし善左衛門ぜんざえもん屋敷やしきへとあしはこんだ。
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