60 / 197
一橋邸に仕える納戸頭の堀内平左衛門氏芳の証言 2
しおりを挟む
「されば…、それな紫の袱紗を高橋又四郎は如何にして持ち出したのだ?まさかに、相役であるそなたに黙って…、無断にて持ち出したわけでもあるまいて…」
又四郎が無断で…、同僚の平左衛門にも内緒にて、紫の袱紗を持ち出したならば、又四郎が紫の袱紗を持ち出して、昨日の昼から行方が分からないと、平左衛門がそう答えられる筈がないからだ。
「されば高橋又四郎は治済卿様のご意向にて、と…」
「左様な口実にて…、相役であるそなたに対して、斯かる口実を告げて紫の袱紗を持ち出したと申すか?」
「はい」
「そのことを…、果たして真、一橋卿様におかせられては紫の袱紗をご所望なのか、そのことを確かめたか?」
景漸がそう尋ねると平左衛門は表情を曇らせた。それで景漸には十分であったが、それでも一応、訊かずばなるまい。
「その表情から察するに、確かめなかったのか?」
景漸がそう誘導訊問を施すと平左衛門も漸くに、小さい声でだが、「はい」と答えることができた。
「されば何ゆえに確かめなんだ?それとも確かめぬのが通例なのか?」
無論、そんな筈はないであろうが、それでも景漸は一応、尋ねたのであった。
「無論、確かめるのが通例にて…」
平左衛門は如何にも、「済まなさそう…」に答えたものである。
それに対して景漸はと言うと、平左衛門を責めることがこの訊問の目的ではないので、口調を和らげた。
「いや、別段、そなたを責めるつもりはないのだ。成程、これで例えば…、それこそ、換金可能な、それも値の張るものであらば確かめもしようが、ご老中の田沼様を前にして斯様に申すは気が引けるのだが、袱紗一枚程度では、例えそれが特注の品であろうとも、いざ換金ともなれば、それほどの値は期待でき申さず…、いや、そもそも換金が可能なのかどうかも疑わしく、されば紫の袱紗の一枚程度ではいちいち、一橋卿様に確かめるまでもないと、左様に思うたのであろう?」
景漸が平左衛門に寄り添うようにそう言うと、平左衛門は何度も頷いたものである。それこそ、
「藁にも縋る…」
今の平左衛門の顔たるや、そのような故事を景漸たちに連想させた。
ともあれ景漸は質問を続けた。
「されば高橋又四郎の行方が昨日の昼過ぎより知れぬと、そのことは一橋卿様に伝え申したのか?」
「いえ…」
「余計な心配はかけまいと?」
「それもありますが、すぐに帰参するに相違あるまいと…」
「何ゆえに左様に思うたのだ?以前にも…、それも度々あるからか?邸を空けしことが…」
景漸は気を利かせて平左衛門にそう尋ねた。
それに対して平左衛門は「度々ではありませぬが…」と何とも微妙な言い回しで答えた。
「度々ではないと申すと…」
「月次御礼などの式日にては…」
「邸を空けることが多いと申すか?高橋又四郎は…」
「左様で…」
「そはまた、何ゆえぞ…」
「恐らくは家老が邸を空けるゆえ、ではないかと…」
成程、と景漸は思った。昨日のような月次御礼ともなると、御三卿もまた、将軍との間にて、
「主従の絆…」
それが「再確認」できるというわけで、つまりは家老が江戸城へと登城するわけで、そうなると邸には家老の姿がなくなるので、その間、他の家臣は、
「大いに羽が伸ばせる…」
というものであった。御三卿家老はご公儀…、幕府よりその御三卿の邸へと派遣された附人、つまりは御三卿の、
「お目付役」
としての色彩を帯びていたものの、同時に、その御三卿の邸に仕える他の家臣の「お目付役」でもあった。
要は他の家臣を監督と言えば聞こえは良いが、その仕事ぶりについて監視するのもまた、御三卿家老の役目であった。
尤も、御三卿家老は留守居と並ぶ、さしずめ旗本にとっての出世双六における、
「あがり…」
そのようなポストであるだけに、比較的、高齢者が多く、ゆえにまともにその本来の任務とも言うべき、「お目付役」としての機能を果たせるのかと言うと、それは甚だ疑問であり、つまりはお飾りの家老が一般的であった。
そんな中、一橋邸に派遣された家老の田沼意致だけはその唯一の例外と言えよう。何しろ意致はまだ、齢41に過ぎないからだ。
意致はまだまだ、「現役世代と言え、つまりは「お目付役」としての機能を十分に果たせるというわけだ。
いや、意致は治済に対しては、治済の求めに応ずる格好で、相役…、同僚である水谷勝富と共に、治済の息・豊千代を次期将軍として西之丸入りを果たさせるべく、中奥や表向、果ては大奥に工作したために、意致は御三卿に対する「お目付役」としての機能は最早、失ってしまった観があるが、それでも他の家臣に対する「お目付役」としての機能までは失っておらず、意致は邸にいる間は常に他の家臣の働きぶりについて目を光らせていた。
それでも昨日のような、月次御礼の式日などにおいては家老が二人揃って江戸城へと登城してくれるお蔭で、他の家臣は大いに羽を伸ばせるのだ。
とりわけ意致という家老を戴いている、一橋邸に仕える他の家臣がそうであり、それゆえ月次御礼の式日などで江戸城に登城すべく、邸を留守にするとなると、他の家臣は大喜びであり、つい羽目を外しがちとなり、ひいては、
「邸を空けることもあり得た…」
堀内平左衛門はそのことを景漸に示唆したのであった。
「話は分かったが…、なれど仮にその通りだとして…、家老が不在なのを良いことに、邸を空けたとしても、家老が邸へと帰って来るまでの間に、戻るものではあるまいか?」
景漸は常識的に考えてそう尋ねたのであった。
「それはまぁ、その通りではござるが、なれど家老にしても一々、確かめることはせず…」
平左衛門は答え難そうにしながらも、そう答えた。
平左衛門のその答えは必要最小限であり、いや、それをも下回るものやも知れず、人によっては理解出来なかったやも知れぬが、その点、景漸は勘が良いのですぐに飲み込めた。
「家老も己が月次御礼の式日などで御城へと登城すべく邸を留守にせし時には、家臣の留守につきても…、他の家臣が羽を伸ばすことにつきても大目に見、ゆえに一日程度、他の家臣が邸を空けたとしても大目に見てやる、と?」
景漸がそう勘を働かせて尋ねると、平左衛門は「左様で…」とやはり答え難そうにしながら、答えた。
成程、御三卿家老たる者…、とりわけ意致はその程度の「緩急」はつけられるものらしい。
「されば高橋又四郎もまた、家老が不在なのを良いことに羽を伸ばすべく、邸を空けてはどこぞに一泊することがあるのか?」
景漸がさらに質問を続けると、平左衛門はまるで我が事のように申し訳なさそうにして、「はい…」と答えた。
「いや、最前も申した通り、別段そなたを責めようというわけではないのだ…」
景漸はさらに口調を和らげてそう告げた。
「はぁ…」
「そこでだ、平左衛門よ、高橋又四郎は一体、どこで一泊せしか、心当たりはあるか?」
大の男が羽を伸ばすべく、一泊する場所と言えば「相場は決まっており、景漸にしてもその「相場」は勿論、心得ていたものの、それでも一応、尋ねないわけにはゆかなかった。
一方、平左衛門はさらに申し訳なさそうに、
「恐らくは遊所の類ではないかと…」
そう答えたのであった。要は吉原や岡場所などの遊里というわけだ。平左衛門が申し訳なさそうに答えたのも無理からぬことではあった。
それに対して景漸はと言うと、平左衛門が口にした通り、仮に高橋又四郎が遊所にて、つまりは吉原か、あるいは岡場所にて一泊しとしても、景漸自身はそれほど問題だとは思えなかった。
無論、褒められた話ではないが、さりとて景漸には別段、糾弾すべきような話でもないようにも思えた。
又四郎が無断で…、同僚の平左衛門にも内緒にて、紫の袱紗を持ち出したならば、又四郎が紫の袱紗を持ち出して、昨日の昼から行方が分からないと、平左衛門がそう答えられる筈がないからだ。
「されば高橋又四郎は治済卿様のご意向にて、と…」
「左様な口実にて…、相役であるそなたに対して、斯かる口実を告げて紫の袱紗を持ち出したと申すか?」
「はい」
「そのことを…、果たして真、一橋卿様におかせられては紫の袱紗をご所望なのか、そのことを確かめたか?」
景漸がそう尋ねると平左衛門は表情を曇らせた。それで景漸には十分であったが、それでも一応、訊かずばなるまい。
「その表情から察するに、確かめなかったのか?」
景漸がそう誘導訊問を施すと平左衛門も漸くに、小さい声でだが、「はい」と答えることができた。
「されば何ゆえに確かめなんだ?それとも確かめぬのが通例なのか?」
無論、そんな筈はないであろうが、それでも景漸は一応、尋ねたのであった。
「無論、確かめるのが通例にて…」
平左衛門は如何にも、「済まなさそう…」に答えたものである。
それに対して景漸はと言うと、平左衛門を責めることがこの訊問の目的ではないので、口調を和らげた。
「いや、別段、そなたを責めるつもりはないのだ。成程、これで例えば…、それこそ、換金可能な、それも値の張るものであらば確かめもしようが、ご老中の田沼様を前にして斯様に申すは気が引けるのだが、袱紗一枚程度では、例えそれが特注の品であろうとも、いざ換金ともなれば、それほどの値は期待でき申さず…、いや、そもそも換金が可能なのかどうかも疑わしく、されば紫の袱紗の一枚程度ではいちいち、一橋卿様に確かめるまでもないと、左様に思うたのであろう?」
景漸が平左衛門に寄り添うようにそう言うと、平左衛門は何度も頷いたものである。それこそ、
「藁にも縋る…」
今の平左衛門の顔たるや、そのような故事を景漸たちに連想させた。
ともあれ景漸は質問を続けた。
「されば高橋又四郎の行方が昨日の昼過ぎより知れぬと、そのことは一橋卿様に伝え申したのか?」
「いえ…」
「余計な心配はかけまいと?」
「それもありますが、すぐに帰参するに相違あるまいと…」
「何ゆえに左様に思うたのだ?以前にも…、それも度々あるからか?邸を空けしことが…」
景漸は気を利かせて平左衛門にそう尋ねた。
それに対して平左衛門は「度々ではありませぬが…」と何とも微妙な言い回しで答えた。
「度々ではないと申すと…」
「月次御礼などの式日にては…」
「邸を空けることが多いと申すか?高橋又四郎は…」
「左様で…」
「そはまた、何ゆえぞ…」
「恐らくは家老が邸を空けるゆえ、ではないかと…」
成程、と景漸は思った。昨日のような月次御礼ともなると、御三卿もまた、将軍との間にて、
「主従の絆…」
それが「再確認」できるというわけで、つまりは家老が江戸城へと登城するわけで、そうなると邸には家老の姿がなくなるので、その間、他の家臣は、
「大いに羽が伸ばせる…」
というものであった。御三卿家老はご公儀…、幕府よりその御三卿の邸へと派遣された附人、つまりは御三卿の、
「お目付役」
としての色彩を帯びていたものの、同時に、その御三卿の邸に仕える他の家臣の「お目付役」でもあった。
要は他の家臣を監督と言えば聞こえは良いが、その仕事ぶりについて監視するのもまた、御三卿家老の役目であった。
尤も、御三卿家老は留守居と並ぶ、さしずめ旗本にとっての出世双六における、
「あがり…」
そのようなポストであるだけに、比較的、高齢者が多く、ゆえにまともにその本来の任務とも言うべき、「お目付役」としての機能を果たせるのかと言うと、それは甚だ疑問であり、つまりはお飾りの家老が一般的であった。
そんな中、一橋邸に派遣された家老の田沼意致だけはその唯一の例外と言えよう。何しろ意致はまだ、齢41に過ぎないからだ。
意致はまだまだ、「現役世代と言え、つまりは「お目付役」としての機能を十分に果たせるというわけだ。
いや、意致は治済に対しては、治済の求めに応ずる格好で、相役…、同僚である水谷勝富と共に、治済の息・豊千代を次期将軍として西之丸入りを果たさせるべく、中奥や表向、果ては大奥に工作したために、意致は御三卿に対する「お目付役」としての機能は最早、失ってしまった観があるが、それでも他の家臣に対する「お目付役」としての機能までは失っておらず、意致は邸にいる間は常に他の家臣の働きぶりについて目を光らせていた。
それでも昨日のような、月次御礼の式日などにおいては家老が二人揃って江戸城へと登城してくれるお蔭で、他の家臣は大いに羽を伸ばせるのだ。
とりわけ意致という家老を戴いている、一橋邸に仕える他の家臣がそうであり、それゆえ月次御礼の式日などで江戸城に登城すべく、邸を留守にするとなると、他の家臣は大喜びであり、つい羽目を外しがちとなり、ひいては、
「邸を空けることもあり得た…」
堀内平左衛門はそのことを景漸に示唆したのであった。
「話は分かったが…、なれど仮にその通りだとして…、家老が不在なのを良いことに、邸を空けたとしても、家老が邸へと帰って来るまでの間に、戻るものではあるまいか?」
景漸は常識的に考えてそう尋ねたのであった。
「それはまぁ、その通りではござるが、なれど家老にしても一々、確かめることはせず…」
平左衛門は答え難そうにしながらも、そう答えた。
平左衛門のその答えは必要最小限であり、いや、それをも下回るものやも知れず、人によっては理解出来なかったやも知れぬが、その点、景漸は勘が良いのですぐに飲み込めた。
「家老も己が月次御礼の式日などで御城へと登城すべく邸を留守にせし時には、家臣の留守につきても…、他の家臣が羽を伸ばすことにつきても大目に見、ゆえに一日程度、他の家臣が邸を空けたとしても大目に見てやる、と?」
景漸がそう勘を働かせて尋ねると、平左衛門は「左様で…」とやはり答え難そうにしながら、答えた。
成程、御三卿家老たる者…、とりわけ意致はその程度の「緩急」はつけられるものらしい。
「されば高橋又四郎もまた、家老が不在なのを良いことに羽を伸ばすべく、邸を空けてはどこぞに一泊することがあるのか?」
景漸がさらに質問を続けると、平左衛門はまるで我が事のように申し訳なさそうにして、「はい…」と答えた。
「いや、最前も申した通り、別段そなたを責めようというわけではないのだ…」
景漸はさらに口調を和らげてそう告げた。
「はぁ…」
「そこでだ、平左衛門よ、高橋又四郎は一体、どこで一泊せしか、心当たりはあるか?」
大の男が羽を伸ばすべく、一泊する場所と言えば「相場は決まっており、景漸にしてもその「相場」は勿論、心得ていたものの、それでも一応、尋ねないわけにはゆかなかった。
一方、平左衛門はさらに申し訳なさそうに、
「恐らくは遊所の類ではないかと…」
そう答えたのであった。要は吉原や岡場所などの遊里というわけだ。平左衛門が申し訳なさそうに答えたのも無理からぬことではあった。
それに対して景漸はと言うと、平左衛門が口にした通り、仮に高橋又四郎が遊所にて、つまりは吉原か、あるいは岡場所にて一泊しとしても、景漸自身はそれほど問題だとは思えなかった。
無論、褒められた話ではないが、さりとて景漸には別段、糾弾すべきような話でもないようにも思えた。
0
あなたにおすすめの小説
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
If太平洋戦争 日本が懸命な判断をしていたら
みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら?
国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。
真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…そして終戦工作 分水嶺で下された「if」の決断。
破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦
そしてそこから繋がる新たな近代史へ
天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜
岩 大志
ファンタジー
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!???
そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。
改大和型戦艦一番艦「若狭」抜錨す
みにみ
歴史・時代
史実の第二次世界大戦が起きず、各国は技術力を誇示するための
「第二次海軍休日」崩壊後の無制限建艦競争に突入した
航空機技術も発達したが、それ以上に電子射撃装置が劇的に進化。
航空攻撃を無力化する防御陣形が確立されたことで、海戦の決定打は再び「巨大な砲」へと回帰した。
そんな中⑤計画で建造された改大和型戦艦「若狭」 彼女が歩む太平洋の航跡は
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる