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第二話
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私は今診療所にいる。
聖女の力を使いお年寄りの治療を行っているのだ。
今治療をしているのはリン婆、かなりの腰痛持ちだが優しくて物知りである。
「ありがとね~聖女様」
「気にしないでおばあちゃん」
「本当に聖女様は優しいね~、でも婚約者のほうは悪い噂ばかりだよ」
悪い噂ってなんだろう?
こういう情報はあまり俗世と触れない私には入ってこないので興味がある。
「悪い噂って?」
「知らないのかい?あんたの婚約者のマリウスがまた一つ貴族の家を罠にはめて潰したらしいんだ」
「それって犯罪じゃないの?」
「マリウスが自分の証拠を一つも残さないのさ。だから悪いのは全て嵌められた貴族になって貴族の称号を剥奪されているんだよ」
マリウスならやりかねない。
性格はあれだが頭はものすごく良い、罪を擦り付けるくらい簡単にやってのけるだろう。
「この前もどこかの貴族のお嬢さんがマリウスに歯向かったらしくてね、仕返しを受けるんじゃないかって皆言ってるよ」
「何て名前の貴族?」
「ごめんね~最近物忘れがひどくて」
この時の私は嫌な予感がしていた。
今日はルナとカフェでお茶をする約束だ。
街に出れる機会なんて滅多にない私の唯一の楽しみである。
「ルナ、遅いな」
約束の時間になってもルナがカフェに来ない。
こんなことは今まで一度もなかったのに。
嫌な予感がした私はルナの屋敷に向かった。
「何これ…」
ルナの屋敷は門が閉められ売却の文字が書いた看板が掛けられていた。
私は急いで近所の住人に話を聞く。
「あの!そこの屋敷の住人はどこへ行ったんですか?」
「ああ、あそこのお嬢さん、ルナ様って言ったかな、その子がマリウス様に口答えしたらしくてね。脱税の罪に問われて貴族の称号を剥奪されてしまったらしい。本当にマリウス様はひどい方だよ」
「そんな…」
なんでルナがこんな目に。
私はすぐにマリウスを問い詰める。
「マリウス様!!何故ルナを罠にはめたのですか!?」
「なんだ急にきて、まずルナって誰だ?」
「この前マリウス様に口答えした女の子ですよ」
「ああ、いたなそんな奴。お前の友達だったのか。ジーナにひどいことを言うなと説教されてしまったよ」
「それで罠にはめたのですか?」
「なんのことだ?」
マリウスは呼んでいた本を閉じ、こちらをまっすぐ見る。
長年の付き合いだからわかる、この目は嘘をついている目だ。
「俺は説教された程度では怒らない紳士なんだよ」
平然と嘘をつくマリウス。
なんで息をするように嘘がつけるのか。
「…お前最近調子に乗ってるな」
マリウスはそう私にぎりぎり聞こえる程度の声で伝えると少しにやけ私の前から姿を消した。
聖女の力を使いお年寄りの治療を行っているのだ。
今治療をしているのはリン婆、かなりの腰痛持ちだが優しくて物知りである。
「ありがとね~聖女様」
「気にしないでおばあちゃん」
「本当に聖女様は優しいね~、でも婚約者のほうは悪い噂ばかりだよ」
悪い噂ってなんだろう?
こういう情報はあまり俗世と触れない私には入ってこないので興味がある。
「悪い噂って?」
「知らないのかい?あんたの婚約者のマリウスがまた一つ貴族の家を罠にはめて潰したらしいんだ」
「それって犯罪じゃないの?」
「マリウスが自分の証拠を一つも残さないのさ。だから悪いのは全て嵌められた貴族になって貴族の称号を剥奪されているんだよ」
マリウスならやりかねない。
性格はあれだが頭はものすごく良い、罪を擦り付けるくらい簡単にやってのけるだろう。
「この前もどこかの貴族のお嬢さんがマリウスに歯向かったらしくてね、仕返しを受けるんじゃないかって皆言ってるよ」
「何て名前の貴族?」
「ごめんね~最近物忘れがひどくて」
この時の私は嫌な予感がしていた。
今日はルナとカフェでお茶をする約束だ。
街に出れる機会なんて滅多にない私の唯一の楽しみである。
「ルナ、遅いな」
約束の時間になってもルナがカフェに来ない。
こんなことは今まで一度もなかったのに。
嫌な予感がした私はルナの屋敷に向かった。
「何これ…」
ルナの屋敷は門が閉められ売却の文字が書いた看板が掛けられていた。
私は急いで近所の住人に話を聞く。
「あの!そこの屋敷の住人はどこへ行ったんですか?」
「ああ、あそこのお嬢さん、ルナ様って言ったかな、その子がマリウス様に口答えしたらしくてね。脱税の罪に問われて貴族の称号を剥奪されてしまったらしい。本当にマリウス様はひどい方だよ」
「そんな…」
なんでルナがこんな目に。
私はすぐにマリウスを問い詰める。
「マリウス様!!何故ルナを罠にはめたのですか!?」
「なんだ急にきて、まずルナって誰だ?」
「この前マリウス様に口答えした女の子ですよ」
「ああ、いたなそんな奴。お前の友達だったのか。ジーナにひどいことを言うなと説教されてしまったよ」
「それで罠にはめたのですか?」
「なんのことだ?」
マリウスは呼んでいた本を閉じ、こちらをまっすぐ見る。
長年の付き合いだからわかる、この目は嘘をついている目だ。
「俺は説教された程度では怒らない紳士なんだよ」
平然と嘘をつくマリウス。
なんで息をするように嘘がつけるのか。
「…お前最近調子に乗ってるな」
マリウスはそう私にぎりぎり聞こえる程度の声で伝えると少しにやけ私の前から姿を消した。
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