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第9章
どんな気持ち?
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「…なぜ隠れたんだ」
「………」
勢いでルークも押し込んでしまった…。
上手い言い訳考えないと…!
「た、体調があまり良くなさそうだなと思いまして…」
「違うだろう」
「うっ……」
違うよ違うけどさ。
うまく騙されてくれてもよかったんだよ?
「お前…」
「は、はい!」
どうしよう…ルシアだって気づかれた?
「あいつらの侍女か?」
「いいえ?」
間髪入れずに答えてしまったが、それは断じて違う。
ユリアをいじめている子たちに関して言えば、今すぐにでも問い詰めに行きたいくらいだ。
「ではなぜ隠れる?」
「………」
「答えろ」
一歩後退すれば、ルークは一歩つめる。
その繰り返しで、とうとう壁に背中が当たり逃げられないところまで追い詰められる。
少しあいたドアの隙間からユリアの方を見れば、ちょうどフォレストがユリアを救出しているところだった。
フォレストが来たならもう隠れている必要はない。見られても大丈夫なはずだ。
図らずもルークも押さえられたし。
安心してドアの方から前に目線を向けると。
「おい」
「……はい」
うわイケメン…じゃなくて!
近い近い!!
いつのまにかルークは私の目前まで来ていた。
「そんな格好で何をしている?ルシア」
「っ……」
あぁ…バレてしまった……。
まあこんなに近くに来てわからないっていうのもなんだけどさ。
薄暗かったから大丈夫だと思ってた私は甘かった。
うん…そりゃわかるよね。
「…騙しててごめんなさい」
「………」
ルークの背後で怒りの炎が燃えてるのが見えるよ…。
「なぜそんな格好を?」
「ユリアが心配で…」
「普通に出席するのでは何か不都合が?」
「…ありません」
来る途中でユリアにあげたなんて言えない。
癪だが、ユリアのいじめの件はまだ公にできないのだ。
「本当に騙していてごめんなさい」
ここはひたすら謝るしかない。
じっとルークの目を見ながら謝罪の言葉を紡いでいく。
「…騙していたことに関して怒っているのではない。何か余程の事情があったんだろ。ただ…」
「ただ…?」
騙していたことに怒ってないなら、何に対して怒ってるんだろう。
ユリアのいじめのこと?
部屋に無理やり押し込んだこと?
皆目見当もつかない。
でも、怒ってるっていうよりは…悲しそうな表情だ。
「…ドレスを着てほしかった」
それだけ言うとパッと離れて、客間から出て行ってしまう。
後に残った私はその場にペタンと座り込む。
なんのドレス?なんて聞かなくてもわかる。
「…………ごめん、なさいっ……!」
あれはルークが選んでくれたドレス。
他の誰でもない、ルークが。私のために。
「なんで…気づかなかったのっ?」
自然と涙が頬を伝う。
なんでなんて、そんなことわかりきっている。
私が気づかないふりをしたんだ…。
気づかないふりをして。
私がルークを傷つけた。
「………」
勢いでルークも押し込んでしまった…。
上手い言い訳考えないと…!
「た、体調があまり良くなさそうだなと思いまして…」
「違うだろう」
「うっ……」
違うよ違うけどさ。
うまく騙されてくれてもよかったんだよ?
「お前…」
「は、はい!」
どうしよう…ルシアだって気づかれた?
「あいつらの侍女か?」
「いいえ?」
間髪入れずに答えてしまったが、それは断じて違う。
ユリアをいじめている子たちに関して言えば、今すぐにでも問い詰めに行きたいくらいだ。
「ではなぜ隠れる?」
「………」
「答えろ」
一歩後退すれば、ルークは一歩つめる。
その繰り返しで、とうとう壁に背中が当たり逃げられないところまで追い詰められる。
少しあいたドアの隙間からユリアの方を見れば、ちょうどフォレストがユリアを救出しているところだった。
フォレストが来たならもう隠れている必要はない。見られても大丈夫なはずだ。
図らずもルークも押さえられたし。
安心してドアの方から前に目線を向けると。
「おい」
「……はい」
うわイケメン…じゃなくて!
近い近い!!
いつのまにかルークは私の目前まで来ていた。
「そんな格好で何をしている?ルシア」
「っ……」
あぁ…バレてしまった……。
まあこんなに近くに来てわからないっていうのもなんだけどさ。
薄暗かったから大丈夫だと思ってた私は甘かった。
うん…そりゃわかるよね。
「…騙しててごめんなさい」
「………」
ルークの背後で怒りの炎が燃えてるのが見えるよ…。
「なぜそんな格好を?」
「ユリアが心配で…」
「普通に出席するのでは何か不都合が?」
「…ありません」
来る途中でユリアにあげたなんて言えない。
癪だが、ユリアのいじめの件はまだ公にできないのだ。
「本当に騙していてごめんなさい」
ここはひたすら謝るしかない。
じっとルークの目を見ながら謝罪の言葉を紡いでいく。
「…騙していたことに関して怒っているのではない。何か余程の事情があったんだろ。ただ…」
「ただ…?」
騙していたことに怒ってないなら、何に対して怒ってるんだろう。
ユリアのいじめのこと?
部屋に無理やり押し込んだこと?
皆目見当もつかない。
でも、怒ってるっていうよりは…悲しそうな表情だ。
「…ドレスを着てほしかった」
それだけ言うとパッと離れて、客間から出て行ってしまう。
後に残った私はその場にペタンと座り込む。
なんのドレス?なんて聞かなくてもわかる。
「…………ごめん、なさいっ……!」
あれはルークが選んでくれたドレス。
他の誰でもない、ルークが。私のために。
「なんで…気づかなかったのっ?」
自然と涙が頬を伝う。
なんでなんて、そんなことわかりきっている。
私が気づかないふりをしたんだ…。
気づかないふりをして。
私がルークを傷つけた。
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