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37 バイオリカバリーマシン(①④)
01
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~あらすじ~
国々が争い続ける世界。
毎日、多くの人間達が戦争で命を落としていた。
とある技術大国で奇跡の装置が完成したのは、そんな時だった。
それは、どんな重傷者でも回復させるという究極のカプセル装置「バイオリカバリーマシン」。
そして、完成したばかりの試作機に、瀕死の重傷を負った英雄が入れられたのだった。
*
床に設置された大きなカプセルの中に、一人の男が入れられていた。
その男は、この国で最も戦果を挙げている英雄バルディン。
20代後半の彼は、一騎当千の実力を持つ戦士だ。
だが、先日の大きな戦いの中で、彼は敵の集中砲火を浴びて致命傷を受けてしまった。
現在は生死の境を彷徨っている状態だ。
そんな彼が一糸纏わぬ身体で横たわっていた。
その筋肉に覆われた体は、戦いで傷ついた生々しい傷跡が残っている。
「じゃあ、マシンを起動するわね」
白衣を着たブロンドの美人が、確認を取るように周りを見渡した。
女性研究員達はそれに同意するように首を縦に振る。
彼女達は、このマシンを開発した研究チームのメンバーだ。
そのチームを率いるのはシェリー。今しがた皆に声をかけたブロンドの美人である。
彼女は若干25歳で研究チームのチーフを務める天才科学者だ。
シェリーがスイッチを押すと、起動音と共にカプセルの蓋がしまった。
蓋は透明な素材でできているので、内部の様子は簡単に視認できる。
シェリーを始めとした研究員達は、カプセルの周りを取り囲んで中を見守っていた。
シュルシュル・・・
にゅるにゅる・・・
カプセルの中では内壁から、2つの触手が出ていた。
その触手達はバルディンの口と鼻に吸い付き、彼の身体に空気を送っている。
「エアー確保も順調ね」
「はい、ここからが本番ですね」
そして、カプセルは次の動作に入った。
先ほどよりも小さな触手達が大量に出てきたのだ。
それらは彼の身体へと先端を向けた。
そして・・・
びゅるううう!
ぴゅうううう!
どぴゅどぴゅ!
ぶぴゅぴゅ!
触手の先端から一斉に飛び出す白濁の液体。
それは、彼の身体へと次々に降りかかっていった。
瞬く間に白濁に覆われていく英雄の身体。
筋肉に覆われた胴体や手足、更には端正な顔にまでヌルヌルの白濁にまみれた。
「治療液の塗布も順調ね」
「はい。・・・でも、液量が多いですね」
「最初だからね。確実に成功させたいから、多めに設定したのよ」
シェリーは涼し気な顔でそう言った。
サブリーダーである研究員が指摘したように、バルディンの身体には過剰なほどに白濁にまみれている。
彼の身体から滴り落ちたぬるぬるの白濁が、彼の身体の周りに池を作っているほどだ。
治療液は、人体を回復させるための栄養素を多量に含んでいる。
さらに、それを効率良く人体に吸収させるために質感なども追及した結果、現在のような見た目になったのだ。
だが、その見た目は完全に精液にしか見えなかった。
国の英雄であるイケメンが精液そっくりの白濁液まみれになっているという卑猥な姿に、研究員達は頬を染めてしまっている。
「次のステップに入ったわね」
触手達は治療液を吐き出し終えると、ゆっくりとバルディンの身体に近づいていった。
にゅるにゅる・・・
ちゅるちゅる・・・
彼の肉体に擦り付くように動く触手達。
頭からつま先に至るまで無数の触手達が這いまわっていく。
「無事スキャンできていますね」
「そうね。傷口もしっかり感知できているようだし、問題なさそうね」
シェリーの言う通り、彼の身体の中についた傷には触手が重点的に擦り付いていた。
特に、彼に致命傷を与えた大きな傷には、多くの触手達が集まって蠢いている。
触手達は、先程たっぷりと浴びせた治療液を、傷口に塗り込んでいたのだった。
だが、傷口ではないところにまで、触手達は入り込んでいた。
にゅるにゅるにゅる・・・
ちゅくちゅくちゅく・・・
触手は、耳やへそにまで侵入して白濁を擦り付けていた。
それらは傷ではないのだが、触手達はうまく識別できないのだ。
「懸念していた通りですね。穴は全て傷口とみなしていますね」
「そうね。でも、悪影響は無さそうだし、放っておいてもいいでしょう」
「はい。・・・あ」
シェリーの言葉に頷いたサブリーダーだったが・・・彼女の口から言葉が漏れた。
彼女の目は、バルディンの股間へと向いていた。
彼の肉棒の先端に、触手の一つが張り付いていたのだ。
「あら、尿道にまで小さな触手が入ってしまっているのね」
「そのようです。あと・・・」
触手は、肉棒の下にある陰嚢の更に下・・・肛門にまで侵入しようとしていた。
肛門への侵入を助けるために、他の触手達が彼の股に巻き付いている。
それによって、彼の股は強引に開かされ・・・彼の恥部は研究員達に丸見えになってしまっていた。
「ああ・・・男の人の・・・恥ずかしい部分が、全部丸見え・・・」
研究員達は若い女性ばかりだ。
そんな彼女達にとって、目の前の光景は刺激が強すぎた。
精悍な男性が、触手達によって精液に似た白濁を身体に塗り付けられている卑猥な姿。
しかも、無防備に恥部まで曝け出されてしまっているのだ。
この装置を用いなければ、普段決して目にすることのできない姿だろう。
「これが、英雄バルディンの・・・はぁ、はぁ・・・」
治療を受けているのがバルディンであったことも、彼女達を興奮させた原因の一つかもしれない。
彼女達の中には、彼に憧れを持つ女性も少なくなかったからだ。
英雄の痴態に、研究員達は顔を紅潮させ、息を荒くしていた。
「あっ・・・」
研究員の一人がそんな声を上げた。
「どうしたの?」
「あ、あの・・・彼の、おちん・・いえ、ペニスが・・・」
シェリーの問いかけに、顔を真っ赤にした研究員が指をさして答えた。
「あら、勃起してしまったのね」
バルディンの肉棒は、存在を主張するように大きくなっていた。
触手達による刺激に反応してしまったようだ。
そして、彼の肉棒の変化に気づいた触手達は思わぬ行動に出た。
ぐっぐっぐ・・・
しゅりしゅり・・
彼の肉棒や全身の筋肉へ強めに先端を押し付けたのである。
「これは・・・マッサージモードに入ってるわね」
触手達は、肉体の緊張を感知して彼の身体にマッサージを施し始めたのだった。
勃起したことによって誤作動を起こしたのだ。
肉棒や身体中のあらゆる部位に触手達がグイグイと刺激を加え、筋肉の運動と血液の循環を促進させる。
敏感な内ももや陰嚢にまで、触手がにゅるにゅると擦り付けられていた。
それによって、彼の肉棒は更なる刺激を受けてしまったのだった。
「チーフ、彼の呼吸が荒くなっています。・・・マシンを停止したほうがいいのでは?」
サブリーダーが異常事態を前にそう進言した。
彼の命の危険を考えての進言だったが、シェリーはそれを却下したのだった。
「いえ、このまま続けましょう。今後のためにデータを取るのよ。ただ、彼の身体への負担を軽減するために、体内に高濃度の治療液を注入しましょう。それで対処できるはずよ」
シェリーは代替案を出して、すぐに実行に移されることになった。
そして、彼の体内に治療液を注入すべく、マシンを操作したのだった。
びゅるびゅるびゅる・・・
ぶびゅびゅびゅびゅびゅ!
彼の口に繋がっている触手と、肛門に侵入していた触手から高濃度の治療液が放出された。
口内と肛内に排出される熱い特濃の白濁。
それは、別の白濁を排出させるための引き金になってしまったのだった。
ぶびゅびゅびゅうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!
突然、バルディンの肉棒から大量の白濁が発射された。
それは、正真正銘の精液。
彼は、触手と治療液の刺激を受け続け、射精してしまったのである。
びちゃびちゃびちゃ!
「「きゃあっ!?」」
カプセルの透明な蓋に、内側から勢いよく叩きつけられた白濁の噴水。
それに驚いた研究員達は、目の前で起こった出来事に驚きの声を上げてしまった。
中には、目の前の光景を直視できずに、顔を反らす者や、顔を手で覆い隠す者もいた。
「目を反らさないで。あなた達は研究員なのよ。最後まで見届けなさい」
「「は、はい・・・」」
シェリーに咎められて、彼女達は真っ赤な顔でカプセルの中を見つめた。
びゅるるるる!びゅびゅびゅびゅっ!
バルディンはまだ射精を続けていた。
ビクビクと痙攣するたびに、彼の肉棒から精液が迸る。
彼の肉棒から放出された精液は黄ばみがかっていて、かなりの濃度であることが一目でわかった。
そんな特濃の精液が、大量に放出されていたのだ。
「すごい量ね。男は生命の危機に瀕すると種を残そうと大量に射精すると聞くけど、そのせいかしら?」
興味深げに観察したシェリーがそんなことを口にしたが、それに答える者はいなかった。
サブリーダーも含めて、全員が食い入るようにカプセルの中を見ていたからだ。
精液は、体勢的に彼の身体に向かって射出されていた。
そのため、彼の身体は、治療液の白濁の上から黄ばみがかった精液が上塗りされた状態になってしまっていた。
べちょぉ・・・
「ああ・・・顔にまで・・・」
研究員の一人が呟いたとおり、バルディンの顔にも精液がべっとりと付着していた。
カプセルの蓋の内側に付着した精液がボタボタと落下し、彼の身体に白濁の雨が降り注ぐ。
顔も胴体も四肢も・・・全てが黄ばんだ精液で汚れていった。
女性達に、じっくりと観察されながら・・・。
「ふふふ・・・すごいことになっちゃったわね」
英雄の痴態を前にして、シェリーはそんなことを呟いていた。
いつも冷静沈着で表情を変えない彼女の顔は、この時確かにニヤリと歪んでいたのだった。
*
~その後~
マシンによる治療が続けられたバルディンは、数日後に完全回復した。
コンディションが万全の状態になった彼は、その後すぐに戦線に復帰でき、更なる戦果を積み重ねたのだという。
そして、マシンの有用性を証明した彼女達はすぐに量産にとりかかり、多くの兵士達の命を救った。
戦争の勝利に大きく貢献したそのマシンは、奇跡の大発明として開発責任者であるシェリーと共に歴史に名を刻んだ。
だが、人々はそのマシンの副作用を知らなかった。
そのマシンで治療を受けたバルディンを始めとした多くの兵士達は、治療期間中に幾度も射精させられていた。
それによって、彼らは知らず知らずの内に被虐的な快感を植え付けられてしまったのだ。
こうして、この国はマゾ男ばかりになったのだった。
国々が争い続ける世界。
毎日、多くの人間達が戦争で命を落としていた。
とある技術大国で奇跡の装置が完成したのは、そんな時だった。
それは、どんな重傷者でも回復させるという究極のカプセル装置「バイオリカバリーマシン」。
そして、完成したばかりの試作機に、瀕死の重傷を負った英雄が入れられたのだった。
*
床に設置された大きなカプセルの中に、一人の男が入れられていた。
その男は、この国で最も戦果を挙げている英雄バルディン。
20代後半の彼は、一騎当千の実力を持つ戦士だ。
だが、先日の大きな戦いの中で、彼は敵の集中砲火を浴びて致命傷を受けてしまった。
現在は生死の境を彷徨っている状態だ。
そんな彼が一糸纏わぬ身体で横たわっていた。
その筋肉に覆われた体は、戦いで傷ついた生々しい傷跡が残っている。
「じゃあ、マシンを起動するわね」
白衣を着たブロンドの美人が、確認を取るように周りを見渡した。
女性研究員達はそれに同意するように首を縦に振る。
彼女達は、このマシンを開発した研究チームのメンバーだ。
そのチームを率いるのはシェリー。今しがた皆に声をかけたブロンドの美人である。
彼女は若干25歳で研究チームのチーフを務める天才科学者だ。
シェリーがスイッチを押すと、起動音と共にカプセルの蓋がしまった。
蓋は透明な素材でできているので、内部の様子は簡単に視認できる。
シェリーを始めとした研究員達は、カプセルの周りを取り囲んで中を見守っていた。
シュルシュル・・・
にゅるにゅる・・・
カプセルの中では内壁から、2つの触手が出ていた。
その触手達はバルディンの口と鼻に吸い付き、彼の身体に空気を送っている。
「エアー確保も順調ね」
「はい、ここからが本番ですね」
そして、カプセルは次の動作に入った。
先ほどよりも小さな触手達が大量に出てきたのだ。
それらは彼の身体へと先端を向けた。
そして・・・
びゅるううう!
ぴゅうううう!
どぴゅどぴゅ!
ぶぴゅぴゅ!
触手の先端から一斉に飛び出す白濁の液体。
それは、彼の身体へと次々に降りかかっていった。
瞬く間に白濁に覆われていく英雄の身体。
筋肉に覆われた胴体や手足、更には端正な顔にまでヌルヌルの白濁にまみれた。
「治療液の塗布も順調ね」
「はい。・・・でも、液量が多いですね」
「最初だからね。確実に成功させたいから、多めに設定したのよ」
シェリーは涼し気な顔でそう言った。
サブリーダーである研究員が指摘したように、バルディンの身体には過剰なほどに白濁にまみれている。
彼の身体から滴り落ちたぬるぬるの白濁が、彼の身体の周りに池を作っているほどだ。
治療液は、人体を回復させるための栄養素を多量に含んでいる。
さらに、それを効率良く人体に吸収させるために質感なども追及した結果、現在のような見た目になったのだ。
だが、その見た目は完全に精液にしか見えなかった。
国の英雄であるイケメンが精液そっくりの白濁液まみれになっているという卑猥な姿に、研究員達は頬を染めてしまっている。
「次のステップに入ったわね」
触手達は治療液を吐き出し終えると、ゆっくりとバルディンの身体に近づいていった。
にゅるにゅる・・・
ちゅるちゅる・・・
彼の肉体に擦り付くように動く触手達。
頭からつま先に至るまで無数の触手達が這いまわっていく。
「無事スキャンできていますね」
「そうね。傷口もしっかり感知できているようだし、問題なさそうね」
シェリーの言う通り、彼の身体の中についた傷には触手が重点的に擦り付いていた。
特に、彼に致命傷を与えた大きな傷には、多くの触手達が集まって蠢いている。
触手達は、先程たっぷりと浴びせた治療液を、傷口に塗り込んでいたのだった。
だが、傷口ではないところにまで、触手達は入り込んでいた。
にゅるにゅるにゅる・・・
ちゅくちゅくちゅく・・・
触手は、耳やへそにまで侵入して白濁を擦り付けていた。
それらは傷ではないのだが、触手達はうまく識別できないのだ。
「懸念していた通りですね。穴は全て傷口とみなしていますね」
「そうね。でも、悪影響は無さそうだし、放っておいてもいいでしょう」
「はい。・・・あ」
シェリーの言葉に頷いたサブリーダーだったが・・・彼女の口から言葉が漏れた。
彼女の目は、バルディンの股間へと向いていた。
彼の肉棒の先端に、触手の一つが張り付いていたのだ。
「あら、尿道にまで小さな触手が入ってしまっているのね」
「そのようです。あと・・・」
触手は、肉棒の下にある陰嚢の更に下・・・肛門にまで侵入しようとしていた。
肛門への侵入を助けるために、他の触手達が彼の股に巻き付いている。
それによって、彼の股は強引に開かされ・・・彼の恥部は研究員達に丸見えになってしまっていた。
「ああ・・・男の人の・・・恥ずかしい部分が、全部丸見え・・・」
研究員達は若い女性ばかりだ。
そんな彼女達にとって、目の前の光景は刺激が強すぎた。
精悍な男性が、触手達によって精液に似た白濁を身体に塗り付けられている卑猥な姿。
しかも、無防備に恥部まで曝け出されてしまっているのだ。
この装置を用いなければ、普段決して目にすることのできない姿だろう。
「これが、英雄バルディンの・・・はぁ、はぁ・・・」
治療を受けているのがバルディンであったことも、彼女達を興奮させた原因の一つかもしれない。
彼女達の中には、彼に憧れを持つ女性も少なくなかったからだ。
英雄の痴態に、研究員達は顔を紅潮させ、息を荒くしていた。
「あっ・・・」
研究員の一人がそんな声を上げた。
「どうしたの?」
「あ、あの・・・彼の、おちん・・いえ、ペニスが・・・」
シェリーの問いかけに、顔を真っ赤にした研究員が指をさして答えた。
「あら、勃起してしまったのね」
バルディンの肉棒は、存在を主張するように大きくなっていた。
触手達による刺激に反応してしまったようだ。
そして、彼の肉棒の変化に気づいた触手達は思わぬ行動に出た。
ぐっぐっぐ・・・
しゅりしゅり・・
彼の肉棒や全身の筋肉へ強めに先端を押し付けたのである。
「これは・・・マッサージモードに入ってるわね」
触手達は、肉体の緊張を感知して彼の身体にマッサージを施し始めたのだった。
勃起したことによって誤作動を起こしたのだ。
肉棒や身体中のあらゆる部位に触手達がグイグイと刺激を加え、筋肉の運動と血液の循環を促進させる。
敏感な内ももや陰嚢にまで、触手がにゅるにゅると擦り付けられていた。
それによって、彼の肉棒は更なる刺激を受けてしまったのだった。
「チーフ、彼の呼吸が荒くなっています。・・・マシンを停止したほうがいいのでは?」
サブリーダーが異常事態を前にそう進言した。
彼の命の危険を考えての進言だったが、シェリーはそれを却下したのだった。
「いえ、このまま続けましょう。今後のためにデータを取るのよ。ただ、彼の身体への負担を軽減するために、体内に高濃度の治療液を注入しましょう。それで対処できるはずよ」
シェリーは代替案を出して、すぐに実行に移されることになった。
そして、彼の体内に治療液を注入すべく、マシンを操作したのだった。
びゅるびゅるびゅる・・・
ぶびゅびゅびゅびゅびゅ!
彼の口に繋がっている触手と、肛門に侵入していた触手から高濃度の治療液が放出された。
口内と肛内に排出される熱い特濃の白濁。
それは、別の白濁を排出させるための引き金になってしまったのだった。
ぶびゅびゅびゅうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!
突然、バルディンの肉棒から大量の白濁が発射された。
それは、正真正銘の精液。
彼は、触手と治療液の刺激を受け続け、射精してしまったのである。
びちゃびちゃびちゃ!
「「きゃあっ!?」」
カプセルの透明な蓋に、内側から勢いよく叩きつけられた白濁の噴水。
それに驚いた研究員達は、目の前で起こった出来事に驚きの声を上げてしまった。
中には、目の前の光景を直視できずに、顔を反らす者や、顔を手で覆い隠す者もいた。
「目を反らさないで。あなた達は研究員なのよ。最後まで見届けなさい」
「「は、はい・・・」」
シェリーに咎められて、彼女達は真っ赤な顔でカプセルの中を見つめた。
びゅるるるる!びゅびゅびゅびゅっ!
バルディンはまだ射精を続けていた。
ビクビクと痙攣するたびに、彼の肉棒から精液が迸る。
彼の肉棒から放出された精液は黄ばみがかっていて、かなりの濃度であることが一目でわかった。
そんな特濃の精液が、大量に放出されていたのだ。
「すごい量ね。男は生命の危機に瀕すると種を残そうと大量に射精すると聞くけど、そのせいかしら?」
興味深げに観察したシェリーがそんなことを口にしたが、それに答える者はいなかった。
サブリーダーも含めて、全員が食い入るようにカプセルの中を見ていたからだ。
精液は、体勢的に彼の身体に向かって射出されていた。
そのため、彼の身体は、治療液の白濁の上から黄ばみがかった精液が上塗りされた状態になってしまっていた。
べちょぉ・・・
「ああ・・・顔にまで・・・」
研究員の一人が呟いたとおり、バルディンの顔にも精液がべっとりと付着していた。
カプセルの蓋の内側に付着した精液がボタボタと落下し、彼の身体に白濁の雨が降り注ぐ。
顔も胴体も四肢も・・・全てが黄ばんだ精液で汚れていった。
女性達に、じっくりと観察されながら・・・。
「ふふふ・・・すごいことになっちゃったわね」
英雄の痴態を前にして、シェリーはそんなことを呟いていた。
いつも冷静沈着で表情を変えない彼女の顔は、この時確かにニヤリと歪んでいたのだった。
*
~その後~
マシンによる治療が続けられたバルディンは、数日後に完全回復した。
コンディションが万全の状態になった彼は、その後すぐに戦線に復帰でき、更なる戦果を積み重ねたのだという。
そして、マシンの有用性を証明した彼女達はすぐに量産にとりかかり、多くの兵士達の命を救った。
戦争の勝利に大きく貢献したそのマシンは、奇跡の大発明として開発責任者であるシェリーと共に歴史に名を刻んだ。
だが、人々はそのマシンの副作用を知らなかった。
そのマシンで治療を受けたバルディンを始めとした多くの兵士達は、治療期間中に幾度も射精させられていた。
それによって、彼らは知らず知らずの内に被虐的な快感を植え付けられてしまったのだ。
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