覇王はトラウマごと疫病神を愛しすべてを覆す

ちろる

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「いやぁ、若いって元気だなっ……余裕の二発目っすか?」

 淫らな言葉でしいたげながら体内を深くえぐられ、時也ときやさんの熱が中でどくどくと脈打ち、張り詰めた血管、凹凸おうとつの形までもが肉襞にくひだに刻み込まれて。

 激しく背後から身体を打ち付けられるたび背はしなり、尻は勝手に高く持ち上がり、少しでも時也さんと密着しようと四肢が勝手に動き出す。

 突き上げられる瞬間の、息が詰まる感覚がたまらなく気持ちが良い。

 時也さんが引き抜かれ、押し詰められるたびに口からはだらしなく体液が枕にしたたり、濡れた声は制御が出来なくなってしまう。

 熱の放出を伴わない絶頂感が何度も波が押し寄せては引き、身体が壊れたように痙攣を繰り返して、頭の中が狂ってしまいそうなほどにい。

 過ぎる快楽に身体を支える二の腕が限界を迎えて、ふにゃりと突っ伏すと、敏感になっている胸の突起がシーツにこすれて、その感触にさえ痛いくらいに感じる。

ひじりちゃんっ……後ろ向けるか?」

 問われるまま、伏せた四つん這いの無理な姿勢のまま首を傾けて限界まで後ろを振り返ってみたら、激しく唇を求められて。

 しかし唇にはやはり届ききらずに、口角を、頬を、耳をむしゃぶられながら背中に体温を感じれば、今度こそいただきへと追い込まれる。

「と、きやさっ……俺、もうっ……」

 吐精を懇願すれば、肌を打ち付ける艶かしい音が加速して、熱気が上がっていくのがわかる。

 時也さんの荒い呼気が耳に届いてぞくぞくと全身が粟立って、彼もまた極まろうとしている気配に、同時に果てたくて腹にギュッと力を込めて搾り取ろうと導く。

「もう、駄目っ……時也さっ……っ、うっ――ん、く!」

 身体中を震わせながら二度目の精を吐き出して、くたりとベッドに頭から伏せれば、時也さんが「俺もっ……」と一呼吸置いて劣情の証を中に吐き出したのがわかった。

 断続的に体内に染み込ませられる熱い飛沫の衝撃に、身体の大事なパーツがひとつかふたつ外れたのではないかと思うほどに、びくびくと痙攣を繰り返す。

 白い肌が情欲色に染められて、全身が時也さんの熱で刻み込まれれば、息をするのもままならない。

 五感の全てで時也さんを感じられるこの距離が、切ないくらい嬉しくて、快楽による生理的な涙は意思を持った雫として落涙らくるいした。
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