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燐光石 -3-
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翌日、僕は高校で物理教師と二人、打ち合わせを実施した。
「絆創膏を貼ってるんだね」
物理教師が、僕の右手の甲を見て、言った。
「昨日は包帯だったんです。でも、まあそんなに大きな焼印でもないし、絆創膏にしました。痒くて仕方ないですけどね」
「傷として完治して痣状になるまでには、何週間もかかるだろうね。組織液なんかが浸潤してくると思うから、暫くは絆創膏をこまめに取り換えた方がいいだろうね」
「ええ、保健の先生も、そう言っていました」
物理教師は、四切画用紙程度の大きさにプリントされた、人形山の地図を机の上に広げた。等高線の縞模様に目が眩みそうだ。
「本当はみんなでできるといいんだけれどね。こればっかりは手伝えない」物理教師は、ぽつりと言った。「さあ、本題に入ろう。まずは、スケジュールの話からかな」
「大体、どのくらいの期間をかけて、僕らは浄化作業を行う事になるんでしょうか」
物理教師は、頷いた。
「正直、あまり時間はないんだ。想定している期間は六十日間。遅くとも十月末までには終わらせたい」
六十日間だって?
「思ったよりも短い期間ですね…。一年くらいかけて、ゆっくりやるものだと勝手に思ってました」
「もし、木百合さんや君の体調に異変があった場合、これよりも、更に早く終える事も考えなくてはならない。寒くなって葉が落ちると、毒が山から放出されやすいと言われている。だから、夏の間に終わらせたいのさ。夏の噴火だったのは、ある意味、幸運だったんだよ」
「体調面は気になりますね。特に、毒の浄化を行うウミが、本当に何ともないのかは、とても心配で…」
「そうだね。だから、休息は当然必要だし、木百合さんや君の体調確認を定期的にやらなきゃいけないから、活動は週に三日間。土日は学校と同様、休みにする。だから、実質十週間で、三十日間しか活動日はない。もっと言うと、一日ごとの活動時間は、日が沈み始めてから二時間程度。日没後に活動開始するのは、夏休みが明ければ日中は普通に学校で勉強を続けてもらわなきゃいけないのもあるけれど、何よりも燐光石は暗闇の方が発見しやすいから。二時間で切り上げるのは、長時間人形山に留まる事で、光の毒の影響が君にもあるかもしれないし、それに獣に襲われるリスクがあるからね。熊はこの島にはいないけれど、イノシシくらいはでるかも」
実質三十日で、一日あたり二時間…。たったの六十時間で人形山全体の燐光石を集めてこなければならないのか…。
「僕が二時間かけて集めてきた燐光石を、ウミが浄化する、って訳ですね」
物理教師は首肯した。
「活動の拠点は、神社の社になるよ。君が人形山に入っている間、木百合さんは社の中で神主さんと待機する事になるね。君が燐光石を集めて社にもどって、木百合さんに渡す。そして木百合さんが浄化を行う。浄化された石は…多分、お祓いをした後に、山に戻すんじゃないかな」
活動の全体像がつかめてきた。
「そうすると、この地図は三十分割すればいいんでしょうか? この、赤色で既に線が引いてあるのは…」
「そうだね。理屈では三十分割。この線は、ぼくができるだけ効率的に人形山を攻略できるように、高低差や面積なんかを考慮して分割したエリアを示している。できるものなら、一回の活動で、一区画以上、できれば二区画を回る事ができれば、ある程度余裕をもった活動ができるんじゃないかな」
「この…頂上のあたりだけ、エリアから外されているのは、何故ですか?」
「噴火口の近くだね。神主さんから言われているのだけれど、山頂付近は聖域だから、浄化活動だとしても、決して近づいてはいけない事になっているそうだよ。まあ、僕に言わせれば、噴火したばかりの山頂付近は、ちょっとした谷あいにガス溜まりができていて危険だから、という事だと思うけれどね。だから、この区画は地図からも外してあるのさ。ガスの濃度によっては一呼吸で死ぬから気を付けてね。この区画に燐光石が残るのは、やむを得ないだろうな。どのみち、本当の意味で完全に全てを人の手で除去してしまう事は不可能だよ」
さらっと恐ろしい事を言う…。
「もし、浄化作業の期間に、また人形山が噴火してしまったら…どういう対応になりますか?」
「もう、噴火はしない。しないよ。地震は収まってるし、ガス濃度も平常時に戻っているからね」
あれ? でも、噴火の可能性があるから、島外退避させるんじゃなかったのか?
「噴火をしないのであれば、なんで半数を島外退避させるんでしょう?」
僕の言葉に、物理教師は少しだけ、考えるような素振りを見せた。
「う~ん、それはぼくにも解らないんだよね。念のため、という事なのだろうけれど。少なくともぼくは、もう噴火はしないとみている。あと、僕も残留組だけれど、恐らく健康被害については調査をするはずだ。これは推測だけれど、燐光石による影響の対照実験を、残留組と退避組で行うと思うよ。島外退避を一年間にしたのは、そういう理由があるだろうね」
でも、燐光石の毒について、住民たちは知らない…。では、一体、誰が正しい情報を把握して、指示を出しているんだろう。それもこれも、古杜家が背景にあるんだろうか…。
「燐光石の量は、一つのエリアあたり、どのくらいの個数が想定されるんでしょうか?」
「さあ…そればっかりは、実際に活動をしてみないと解らないね。町に降った数はそんなに多くはなかったけれど、噴火口に近い人形山の森の方が、降った密度は高いと思う。雨でかなり落とされたとは思うけれど、木の枝なんかに引っかかってる場合もあるだろうから、探索は注意する必要があるね。あと、動物が飲み込んでしまうケースもある。これがもし鳥だったりすると、人形山の外に持ち出してしまう可能性があるから、なんとしても捕まえる必要があるね…」
さすがに鳥を追いかける事は不可能だと思うが…。
「燐光石の量によっては、ウミの浄化が追い付かない場合もあるでしょうから、そのあたりはスケジュールの調整は発生しそうでしょうか」
「可能性はあるね。でも、そうならない事を祈るばかりだよ」
僕は、もし、ウミの体力が、全数浄化までもたなかったら、その時はどうするのか…とは訊けなかったし…それは、思いもよらなかった。
「絆創膏を貼ってるんだね」
物理教師が、僕の右手の甲を見て、言った。
「昨日は包帯だったんです。でも、まあそんなに大きな焼印でもないし、絆創膏にしました。痒くて仕方ないですけどね」
「傷として完治して痣状になるまでには、何週間もかかるだろうね。組織液なんかが浸潤してくると思うから、暫くは絆創膏をこまめに取り換えた方がいいだろうね」
「ええ、保健の先生も、そう言っていました」
物理教師は、四切画用紙程度の大きさにプリントされた、人形山の地図を机の上に広げた。等高線の縞模様に目が眩みそうだ。
「本当はみんなでできるといいんだけれどね。こればっかりは手伝えない」物理教師は、ぽつりと言った。「さあ、本題に入ろう。まずは、スケジュールの話からかな」
「大体、どのくらいの期間をかけて、僕らは浄化作業を行う事になるんでしょうか」
物理教師は、頷いた。
「正直、あまり時間はないんだ。想定している期間は六十日間。遅くとも十月末までには終わらせたい」
六十日間だって?
「思ったよりも短い期間ですね…。一年くらいかけて、ゆっくりやるものだと勝手に思ってました」
「もし、木百合さんや君の体調に異変があった場合、これよりも、更に早く終える事も考えなくてはならない。寒くなって葉が落ちると、毒が山から放出されやすいと言われている。だから、夏の間に終わらせたいのさ。夏の噴火だったのは、ある意味、幸運だったんだよ」
「体調面は気になりますね。特に、毒の浄化を行うウミが、本当に何ともないのかは、とても心配で…」
「そうだね。だから、休息は当然必要だし、木百合さんや君の体調確認を定期的にやらなきゃいけないから、活動は週に三日間。土日は学校と同様、休みにする。だから、実質十週間で、三十日間しか活動日はない。もっと言うと、一日ごとの活動時間は、日が沈み始めてから二時間程度。日没後に活動開始するのは、夏休みが明ければ日中は普通に学校で勉強を続けてもらわなきゃいけないのもあるけれど、何よりも燐光石は暗闇の方が発見しやすいから。二時間で切り上げるのは、長時間人形山に留まる事で、光の毒の影響が君にもあるかもしれないし、それに獣に襲われるリスクがあるからね。熊はこの島にはいないけれど、イノシシくらいはでるかも」
実質三十日で、一日あたり二時間…。たったの六十時間で人形山全体の燐光石を集めてこなければならないのか…。
「僕が二時間かけて集めてきた燐光石を、ウミが浄化する、って訳ですね」
物理教師は首肯した。
「活動の拠点は、神社の社になるよ。君が人形山に入っている間、木百合さんは社の中で神主さんと待機する事になるね。君が燐光石を集めて社にもどって、木百合さんに渡す。そして木百合さんが浄化を行う。浄化された石は…多分、お祓いをした後に、山に戻すんじゃないかな」
活動の全体像がつかめてきた。
「そうすると、この地図は三十分割すればいいんでしょうか? この、赤色で既に線が引いてあるのは…」
「そうだね。理屈では三十分割。この線は、ぼくができるだけ効率的に人形山を攻略できるように、高低差や面積なんかを考慮して分割したエリアを示している。できるものなら、一回の活動で、一区画以上、できれば二区画を回る事ができれば、ある程度余裕をもった活動ができるんじゃないかな」
「この…頂上のあたりだけ、エリアから外されているのは、何故ですか?」
「噴火口の近くだね。神主さんから言われているのだけれど、山頂付近は聖域だから、浄化活動だとしても、決して近づいてはいけない事になっているそうだよ。まあ、僕に言わせれば、噴火したばかりの山頂付近は、ちょっとした谷あいにガス溜まりができていて危険だから、という事だと思うけれどね。だから、この区画は地図からも外してあるのさ。ガスの濃度によっては一呼吸で死ぬから気を付けてね。この区画に燐光石が残るのは、やむを得ないだろうな。どのみち、本当の意味で完全に全てを人の手で除去してしまう事は不可能だよ」
さらっと恐ろしい事を言う…。
「もし、浄化作業の期間に、また人形山が噴火してしまったら…どういう対応になりますか?」
「もう、噴火はしない。しないよ。地震は収まってるし、ガス濃度も平常時に戻っているからね」
あれ? でも、噴火の可能性があるから、島外退避させるんじゃなかったのか?
「噴火をしないのであれば、なんで半数を島外退避させるんでしょう?」
僕の言葉に、物理教師は少しだけ、考えるような素振りを見せた。
「う~ん、それはぼくにも解らないんだよね。念のため、という事なのだろうけれど。少なくともぼくは、もう噴火はしないとみている。あと、僕も残留組だけれど、恐らく健康被害については調査をするはずだ。これは推測だけれど、燐光石による影響の対照実験を、残留組と退避組で行うと思うよ。島外退避を一年間にしたのは、そういう理由があるだろうね」
でも、燐光石の毒について、住民たちは知らない…。では、一体、誰が正しい情報を把握して、指示を出しているんだろう。それもこれも、古杜家が背景にあるんだろうか…。
「燐光石の量は、一つのエリアあたり、どのくらいの個数が想定されるんでしょうか?」
「さあ…そればっかりは、実際に活動をしてみないと解らないね。町に降った数はそんなに多くはなかったけれど、噴火口に近い人形山の森の方が、降った密度は高いと思う。雨でかなり落とされたとは思うけれど、木の枝なんかに引っかかってる場合もあるだろうから、探索は注意する必要があるね。あと、動物が飲み込んでしまうケースもある。これがもし鳥だったりすると、人形山の外に持ち出してしまう可能性があるから、なんとしても捕まえる必要があるね…」
さすがに鳥を追いかける事は不可能だと思うが…。
「燐光石の量によっては、ウミの浄化が追い付かない場合もあるでしょうから、そのあたりはスケジュールの調整は発生しそうでしょうか」
「可能性はあるね。でも、そうならない事を祈るばかりだよ」
僕は、もし、ウミの体力が、全数浄化までもたなかったら、その時はどうするのか…とは訊けなかったし…それは、思いもよらなかった。
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