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しおりを挟む目が覚めると、長い黒髪が目に入った。
あぁ、昨日は、、
身体は綺麗になっている。おそらくあの男がしてくれたのだろう。
「起きたのかしら?」
「、あぁ、、、」
男は眠そうな目でこちらを見ている。
「身体、、私じゃさすがにあなたのこと運べないから、最低限だけど、拭いたりしたわ、、、」
「そうか、悪いな、、」
「いいのよ、私のせいだから」
「はっ、そうだな、、、」
男は寝ながら抱きついてくる。
「きつい、、、」
「良いじゃない?」
俺は男の腕に囲まれたまま背を向ける。
「え~、こっち向いてよ、、、」
「断る」
しばらく無言の時間が続く。
「ねぇ、大事なこと話してもいい?」
「なんだ」
「今回のこと。そんなすぐに許してなんて言わないわ、、、でも、たまに会って、話したりはしたいわ、、、」
「、、、」
男の腕に力が入る。
「それで、、、許してくれるなら、、私と付き合って欲しい、、」
「、、、俺の気持ちは無視か、、?」
「っ!そうよね、、あなた、私の事なんて好きに、ならないわよね、、」
男は悲しげな声で言った。
「、、、勘違いするな、、、俺は、なんとも思ってないやつに、身体を開いたりしない、、、」
「っ!それって、、」
「っ、これ以上は、言わねぇ、、自分で考えろ、、、」
「優しいわね、、、」
男は優しく笑った。
「っ、手どけろ、、、シャワーしてぇ、、、」
「はーい」
男は腕を離す。
俺はベットから出ようとするが、腰が痛く、力が入らない。
「1人でいける、、?」
「、、、」
「一緒にシャワーしましょうか、、」
「くそっ、、、」
男は楽しそうに笑う。
「ふふっ、ほら行きましょ?立てないんでしょう?」
俺は男の肩に支えられるように立つ。
「お前、、やりすぎだ、、、」
「約束の通りにしたまでよ、?まぁ、次からは気をつけるわ、、」
「勝手に次を作んな」
「次は付き合ってからね?」
「まだ何も言ってないだろ、、、」
「ふっ、冗談よ、、」
そういう男の顔は少し寂しそうだった。
「まったく、、、」
俺はため息をつく。
そして、男の唇を奪う。軽く触れるだけのキス。
「いまはこれで我慢しとけ」
「っ!」
男は顔を真っ赤にした。
「っ、ますます好きになるわよ、!?」
「ははっ、勝手になっとけ」
2人の笑い声は浴室へと向かった。
浴室からは幸せそうな声が響いていた。
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