姫君殺しの騎士様

淡雪 理依奈

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なぞのうらないし

呪いと呪縛

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「馬鹿じゃないのか?」
俺が、もう少しましな嘘をつけと思っているのを心中察したのかだよねぇーと笑顔で同意する奴。

「んー、呪い…ってゆうのおかしいかな。
強いて言うなら伝統の呪縛。と言ったところかな。」

呪いよりも、わけのわからない表現を持ち出す奴に苛立ちよりも疑問と肯定、否定が増えていく。

こんな訳の分からない話嘘だ。
信用されてない中で
こんな話をするのは真実だからではないか。
現状アレではあいつ以外に犯人はいなかっただろう?
自分の目を疑うのか?

たくさんの言葉が頭に溢れて消えること無くぎゅうぎゅうと詰め込まれる。

そんな中で凌ぎの言葉で思い出した話があった。
「伝統と言えばこんな話を聞いたことがある。まぁ、伝統…と言えばいいのか怪談と言えばいいのかよく分からない話だが
王国を作る身分の高いものの騎士達は満月の夜に主君に化物退治を依頼されたらしい…化物は無事に討ち取られ騎士達は城に帰った…が、国はまるで戦争が起こったような有り様だった。

そう、退治した化物は国の怒りが具現化したもので壊したことにより国が崩壊した…とか。」

よく分からない上に言ってしまえば起こりうるわけもない話なのだが…

「んー…まぁ、君怪談の続き話のようなお話の話があるのだよ。その化物は死ぬ寸前、王へ姫への不平不満が出たわけだ。
王族ってやつは勝手だからね。
で、怒りを収めください~と結託した村人達は
王族を満50歳で殺されると言う習わしを作った。
そして、収まった。」

奴の機嫌は微妙で少し驚いたが、すぐにその話を持ち出されると思ってなかったらしい。
焦らして、聞いて欲しいというヤツなのだ。

…めんどくさい

「…何故、過去形なんだ?
だから、それにのっとってお前は王処刑したのではないか?」

そう言うと、やれやれと頭をふる。

「理解は早いし先読みもできる。なのに想像は苦手なのかな?
まぁ、そこら辺は今回の味噌だから…仕方ないんだけど。」

ニヤニヤと、さっきの失点を返すかのように笑う奴にアリスさんは終始驚きの表情を浮かべている。
多分猫かぶっていたのだろういきなりこんな本性をまのあたりにしたら最悪であろうに…
少し同情してしまった。

「で、なんなんですか?」
少し乗ってあげると、ふふっと気味の悪い笑みから話は始まった。

「誰かはわからないけど…」


「このしきたりをおかしな儀式を繰り返そうとしてる奴が居るってことさ。」


「だから、嵌められた。


君も、私も。」
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