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転生から開拓へ

008話 初夜は暴走しちゃうよね

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ジェニファーを伴侶にもらった。
とうとう俺も結婚をした、素人童貞じゃ無くなったよ。

俺の初めては、大学を卒業するときに、童貞仲間とお店にいって・・・まあなんか、うーん・・ギガントトロールみたいな女性が現れた・・・・・そこからの記憶があいまいだ、消し去りたい記憶だったんだ・・・・・

でも、17歳の美しく恥じらいを持つジェニファーの体をみて、今度は俺が変わってしまったよ。
あれほど、ジェニファーを守るといっておきながら、暴走してしまった・・・

一回目を、泣きながらジェニファーは俺を受け入れてた。 
そんなビーナスな表情を見て・・・俺の理性は吹っ飛んでしまったよ・・
二回目セカンド暴走特急をしてしまった。
それを4回も繰り返してしまった、でもだんだんジェニファーも痛みもなくなり、最後は俺と共にね。
4回目は一緒だったよ、ふふふ
今日の事は、俺が1000年2000年生きても忘れないだろうな。いや日記を書いておこう。

さて伴侶を得る、いわゆる結婚なんだが、この世界、いやこの地域かな、結婚式というものは無いんだ。
この島には宗教的な物は無い、しいて言えばグラス教だな、この島の人たちは孤児達から始まっているから、神よりグラスさんを信じていた。
グラスさんの神論については、『神はいる、信仰するのはいいが頼ってはいけない、神も万能ではない。
この世界の悪しき事の原因は神の力による物もある。』そんなんだから、住民は神よりもグラスさんを信じていたようだね。

だから結婚式は、グラスさんが取り持っていたようだよ。
グラスさんがいなくなってから、俺に結婚を取り持ってくれ!って来たけどさ、まあ何回かやったけどやり方も分からないから、村長のザックさんが行ってくれるようになった。

俺達も村長にお願いしたら、
結婚おめでとう仲良くね
で終わったよ・・・・それだけ

ジェニファーに至っては、両親もいない子だったので、働いている施設に俺と結婚をすることを報告して
退職して終わりだったようだ。何とも味気ない物である。

結婚で女性が男と一緒に住み、契りを交わせば婚姻成立みたいなね。
だから昨日の晩が俺達が夫婦になった瞬間というわけだ。

ジェニファーは幸せそうに寝ている
その寝顔を見ているだけで、幸せがこみ上げてくる。
これはこれで幸せだが、やはり何か形的な物をしたいな・・・
俺はネットルームで指輪を選んだ、こんな大事なものを無限に使えるポチッでいいのか思ったが、
この地域の装飾品は貧層だからね、特別なものを用意したかったってのもある。
さて、内緒でザックさんに相談しよう

ジェニファーが起きた、おはようのチュウをしよう。

「おはよう ジェニファー」

「あ・・・おはようございますキンタロウさん」
ああ幸せの朝だ、この朝のチュも日記に書いておこう・・・

ジェニファーは恥ずかしそうに服を着て 朝ごはんの支度に入る

ジェニファー
「今日は子供達にも報告をしに行ってきます、担当が変わるので引き継がないといけないし」

「そっか・・分かった、俺はいつもの日課とちょっとザックさんの所にもいくよ」

いつもの日課・・
剣の素振りと練習、魔法訓練そして農作業だ・・・まるで農業物語だな・・異世界で農業やりますみたいな・・・
まあ、いずれいろんな事に巻き込まれていく、それまでやりたい事はやっておこう。

いつもの剣で練習をする
この剣は調べても分からなかった、注文履歴にはあるのだがもう一個注文しようとしても注文できない
前世界でも特別な剣だったはずである、恐ろしい切れ味だ、しかも刃こぼれひとつしない
俺はネットで居合道なども研究しそれの練習もした、町の防衛兵との稽古も行っている
やはり闘う力は付けていなくてはいけない。

1年たったが、俺はまだ身体能力が高いだけの守護者だ。
理解する力で、前世界の剣術は、色々と身についてきた、
新陰流、タイ捨流、一身抜刀流、示現流・・その中で魔法を使いながら応用が出来そうな
考えの二天一流、そう宮本武蔵の剣が俺には合っているようだ
二天一流は使える者は何でも使う、二刀流のイメージを持つかもしれないが
二刀は二天一流の一つの戦法にすぎない、剣技に型という物は必要ない、ただ持つ武器に対して
無駄なく闘う感じだ、その分難しい。

大分強くなった気でいたが、村人が前任のグラスさんと比較すると天と地だそうだ、だから呼び名もいつの間にか
「金ちゃん」である
俺は昔から、八方美人で、いろんな人から好かれる傾向があった
だからそれなりに出世した、ただそんな性格が、上からの仕事を受けやすく、下からも頼られ
そして過労死か・・・・自分の長所だと思っていた所が原因だけに複雑だ。

とはいえ気軽に話しかけてくれる方が気が楽だし、この世界では体力もある
どんどん頼ってほしいもんだ。
それに金太郎という名前だから、前の世界でも金ちゃんがあだ名だった。
俺も嫌がってなかったしね、この名前の宿命だよ。

農作業は魔法練習にもなる、水まきで水魔法、耕す作業は土魔法、残滓を燃やすのに火の魔法、
太陽光の代わりに光りの魔法で光合成を行わせたり、闇の魔法で害虫を殺す、風の魔法で肥料を均等にまいたりね。
シロとクロの糞を魔法で持ち上げて一か所に集めるのも風の魔法だ。
風の魔法は空間を司る魔法でもあるので収穫にも使える
糞を発酵させるための、菌を増やすのは闇の魔法。菌類は闇の属性で操れるんだ、これはいずれ発酵食品
にも使えるだろう。

農作業と魔法練習は、本当に合理的に行える。

春先には苺の収穫もできたが、さほど大きな実はできなかった。路地物ではこんなもんだろうな、
少ない収穫だったがみんな美味しいといってくれた、ランナーが伸びてきたら村人に株分けしてあげようと思う。

畑の方は耕作面積を増やした、ナス科と瓜科の野菜を新しい畑で、古い畑には豆科とオクラを新しく植えた、秋口に捲いた菜の花が丘で咲いている、これは、耕作していない草地に適当にまいたので手間いらずだ、そして菜の花も野菜となる美味しいんだよね。  

我が家改造計画の次の目標は、下水だ家から離れた場所に汚水溜まりの穴を作りそこに水と共に汚水を流しこみ土魔法で蓋をする、汚水だまりが溜まったら、火の魔法で乾燥させて、汚泥灰を作る灰は肥料として果樹園に巻く、という工事を考えている。

汚水管などいくつかはポチって用意して少しずつ土の魔法で穴をほりつなげている
今月中にはできそうだ。

そうそう家畜は増えている、鶏を飼った。これはポチッではなくこの地域でも育てられている
ヒヨコから育てたのでみんな慣れている。

既に卵も産んで、新しいひよこも増えている
結構農作業も忙しいよ。

今度は犬を飼いたい、この地域では犬はいない、魔物の犬みたいなのはいるが可愛くはない 
やはりポチるかな、ラブラドールあたりがいいかな、柴犬もいい夢は膨らむ。

この村に来て1年、いろいろな新しい作物を村にもたらしたので、前任のグラスさんとは違う形で村人たちに受入れれられている。
これはこれでありだろう。

なんか開拓物語になっているが、
ちゃんと魔物退治もしているぞ、ただ現れる魔物はさほど強いのが出てこない、犬の魔物が中心だ。
数が多い時は、俺の所にも要請が来るが、大半が村人の男どもで対処している。俺は怪我した人を治癒魔法で直したりしている。
探検は基本的に一人で言っている、丘の裏手のグラス山で探検と狩りを行っている。

今日もそろそろ日が暮れる。
今日の農作業はこんなもんかな、家に戻り本棚の本を読む、まだ分からないことだらけだからね。
本棚をみると昨日まで見なかった本がある・・・
あれ?こんな本あったか?

銘も何もない本だ・・・・

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