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約束の十日目が来た。
その日の朝、北港からの定期便がレンの工房に小さな木箱を届けた。梱包は厳重だ。何重にも巻かれた緩衝材代わりの綿を解くと、中から現れたのは掌に収まるほどのレンズが一枚。北の海路を経由して届いたそれは、不純物を一切含まない最高純度のクリスタルガラスだ。
レンはそれを光にかざした。工房の窓から射し込む陽光がレンズを透過し、作業台の上に一切の歪みない円を描く。
「……いい仕事だな」
レンは短く呟き、すぐに作業に取り掛かった。
真鍮のフレームを削り出し、この特注レンズを固定する。さらに、焦点距離を微調整するための螺旋ネジを組み合わせる。
日没までには、即席だが精度の高い解析機が完成していた。
夜の帳が下りる頃、扉が控えめに叩かれた。
アリアだった。
「入ってくれ。準備はできている」
レンが招き入れると、アリアは少し緊張した面持ちで工房へ足を踏み入れた。
今日の彼女は、あの夜の艶やかなドレス姿ではない。動きやすい厚手の旅装束の外套に身を包み、足元も丈夫なブーツで固めている。
「レンズは、届いたの?」
「ああ。最高のがな」
レンは顎で作業台をしゃくった。
そこには、修復を終えた日誌と、真新しい真鍮の解析機、そして光源となる強力なアークランプがセットされている。
「始めよう。この終わりの頁が、どこへ続いているのか。その答え合わせだ」
レンは工房のガス灯を消した。
闇が部屋を満たす。雨戸の隙間から漏れる街明かりだけが、二人の輪郭をぼんやりと浮かび上がらせていた。
カチリ、とスイッチを入れる音。アークランプの白い光が走り、解析機のレンズを貫く。
レンは日誌のページを開いた。修復された百二十ページを過ぎ、白紙のページを繰り、穴だらけの三百十五ページを開く。
「光を通すぞ」
光束の前に、日誌をかざす。瞬間、工房の奥の壁に無数の光の点が投影された。
「わあ……」
アリアが息を呑む。
それは、煤けた煉瓦の壁に現れた、人工の星空だった。大小さまざまな光の点が、精緻な計算のもとに配置されている。ただのランダムな穴ではない。これは明らかに、特定の時間、特定の場所から見上げた夜空の模写だ。
レンは感動に浸ることなく、手元の計算尺を走らせた。壁に映し出された星々の角度、水平線との距離、そして日誌のあちらこちらのページに、少しづつ記されていた数式を照らし合わせる。
「……冬の大三角が天頂よりやや南へ傾いている。北極星の高度は……高いな」
レンの口から、無機質な数値が紡がれる。アリアは祈るように胸の前で手を組み、その背中を見つめていた。
「よし。出たぞ」
数分後、レンがペンを置いた。彼は投影された星図を指し示し、振り返る。
「北緯72度。この国よりも遥か北だ」
「北……?」
「ああ。これは、アッシュ・デューン……死の砂漠だな。かつては内海だったが、数十年前に干上がって塩の砂漠になった場所だ。草木一本生えない、北の最果てだよ」
レンの言葉に、アリアの表情が強張った。碧色の瞳が揺れ、困惑の色が広がる。
「砂漠……? そんなはずはないわ」
「計算に間違いはない。この星図が示す一点は、間違いなくその荒野の中心部だ」
「でも……違う……気がするの」
アリアは首を振った。彼女は何かを探るように自身のこめかみに指を当て、遠い記憶を手繰り寄せる。
「母様はこの本を、父様の形見だと言っていたけれど、私は父の顔を知らない。……でも、一度だけ会ったことがある気がするの」
「会った?」
「ええ。とても小さな頃……嵐の夜だったわ。激しい雨と風の中で、背の高い男の人が私を抱きしめてくれた。私と同じ、黄金の髪の碧い目をした綺麗な人。その時、ひどく潮の……そう、海の匂いがしたの。乾いた砂の匂いじゃなかった。あの人がもし……もし父様なら……」
アリアは自身の腕を抱いた。
その男性が父だったのか、あるいはただの通りすがりだったのか、彼女には確証がない。けれど、その知らない男性の記憶と、この日誌の気配は、彼女の中で分かち難く結びついていた。
あの嵐の海と、黄金の髪の男性。それが彼女にとっての、父の唯一の手掛かりなのだ。
「日誌が指し示す場所と、私の記憶にある場所。……景色が違いすぎるわ」
「……確かめに行くしかないな」
レンが静かに言うと、アリアはハッとして顔を上げた。
「行くって……もしかして、私も?」
「君の持ち物だ。君が行かなくてどうする? それに、俺も気になる」
レンは解析機からレンズを取り外し、丁寧に布で包んだ。
「壊れた時計なら部品を換えれば直る。だが、この日誌は最後のページが欠けているんだ。現地に行って、君の記憶とこの座標、どっちが欠けているものなのか確かめない限り、修理は完了しない」
それは修復士としての理屈だったが、半分はある意味方便だった。数日前の夜、あの舞を見てしまったから。なぜか、このまま彼女を見過ごしてはいけない。レンは、そんな気がしてならなかった。
アリアは暫くの間、黙り込んでいたが、覚悟を決めたように強く頷いた。その瞳に、迷いを断ち切るような力強さがある。
「……行くわ。あの男の人の正体も、この日誌の意味も、行って確かめる」
「決まったな。じゃあ、この後すぐに旅立つぞ」
「わかった。準備をして、ここへ戻ってきたらいい?」
「ああ。夜明け前の列車に乗ろう。それに間に合うように戻ってきてくれ」
二人は頷きあうと、アリアは扉の向こうへと消えてゆき、レンは休むことなく荷造りを始めた。
☆
中央駅は、夜明け前だというのに蒸気と喧騒に包まれていた。
巨大なドーム状の屋根の下、何本ものプラットホームに黒鉄の列車が並び、出発の時を待っている。鼻の奥を突く、土が焼けるような鈍い石炭の匂いと、逃げ場を失った蒸気が白く渦巻く構内。
レンとアリアは、人混みに紛れて北行きの夜行列車『極光号』のホームに立っていた。
アリアは目深にフードを被り、襟を立てて顔を隠している。レンもまた、最低限の工具と日誌を入れた革鞄を肩に掛けていた。
発車を告げるベルが鳴り響く。鋭い汽笛がドームを震わせ、巨大な車輪が軋みを上げて動き出した。
二人は三等客車の硬いボックス席に座った。
窓の外を、駅のガス灯が流れていく。街の灯りが次第に遠ざかり、やがて漆黒の闇へと変わっていく。
「もう後戻りはできないな」
レンが呟くと、アリアは窓ガラスに映る自分を見つめながら答えた。
「ええ。なんだか、やっと動き出したんだって気がする。それにね」
そこまで言うと彼女は、座席の足元に置いていた鞄から、一つの袋を取った。そこから出したのは綺麗に重ねられているカード。
彼女はそのカードを見事な手さばきで繰ってゆく。
そして、手元で魔法のように広げたかと思うと一つに纏め、一番上のカードをゆっくりと捲った。
「ワンドのツー」
そう言った彼女は、満足そうに微笑みをレンに向けた。
「申し訳ないが……俺には、意味がわからない」
「旅立ちには最適って、そうカードは教えてくれてる」
「なるほど。それは心強いな」
レンも、彼女に倣うように、口角を少し上げた。
深い闇の中を列車は走り続ける。
北へ向けて。
その先にある、灰色の砂漠へ向かうために。
列車は速度を上げ、都市の光を置き去りにしていく。その数両後ろの席に、執拗な追跡者の視線があることを、二人はまだ知らない。
ただ、レールの継ぎ目を刻む規則的な音だけが、これからの長い旅路を告げていた。
その日の朝、北港からの定期便がレンの工房に小さな木箱を届けた。梱包は厳重だ。何重にも巻かれた緩衝材代わりの綿を解くと、中から現れたのは掌に収まるほどのレンズが一枚。北の海路を経由して届いたそれは、不純物を一切含まない最高純度のクリスタルガラスだ。
レンはそれを光にかざした。工房の窓から射し込む陽光がレンズを透過し、作業台の上に一切の歪みない円を描く。
「……いい仕事だな」
レンは短く呟き、すぐに作業に取り掛かった。
真鍮のフレームを削り出し、この特注レンズを固定する。さらに、焦点距離を微調整するための螺旋ネジを組み合わせる。
日没までには、即席だが精度の高い解析機が完成していた。
夜の帳が下りる頃、扉が控えめに叩かれた。
アリアだった。
「入ってくれ。準備はできている」
レンが招き入れると、アリアは少し緊張した面持ちで工房へ足を踏み入れた。
今日の彼女は、あの夜の艶やかなドレス姿ではない。動きやすい厚手の旅装束の外套に身を包み、足元も丈夫なブーツで固めている。
「レンズは、届いたの?」
「ああ。最高のがな」
レンは顎で作業台をしゃくった。
そこには、修復を終えた日誌と、真新しい真鍮の解析機、そして光源となる強力なアークランプがセットされている。
「始めよう。この終わりの頁が、どこへ続いているのか。その答え合わせだ」
レンは工房のガス灯を消した。
闇が部屋を満たす。雨戸の隙間から漏れる街明かりだけが、二人の輪郭をぼんやりと浮かび上がらせていた。
カチリ、とスイッチを入れる音。アークランプの白い光が走り、解析機のレンズを貫く。
レンは日誌のページを開いた。修復された百二十ページを過ぎ、白紙のページを繰り、穴だらけの三百十五ページを開く。
「光を通すぞ」
光束の前に、日誌をかざす。瞬間、工房の奥の壁に無数の光の点が投影された。
「わあ……」
アリアが息を呑む。
それは、煤けた煉瓦の壁に現れた、人工の星空だった。大小さまざまな光の点が、精緻な計算のもとに配置されている。ただのランダムな穴ではない。これは明らかに、特定の時間、特定の場所から見上げた夜空の模写だ。
レンは感動に浸ることなく、手元の計算尺を走らせた。壁に映し出された星々の角度、水平線との距離、そして日誌のあちらこちらのページに、少しづつ記されていた数式を照らし合わせる。
「……冬の大三角が天頂よりやや南へ傾いている。北極星の高度は……高いな」
レンの口から、無機質な数値が紡がれる。アリアは祈るように胸の前で手を組み、その背中を見つめていた。
「よし。出たぞ」
数分後、レンがペンを置いた。彼は投影された星図を指し示し、振り返る。
「北緯72度。この国よりも遥か北だ」
「北……?」
「ああ。これは、アッシュ・デューン……死の砂漠だな。かつては内海だったが、数十年前に干上がって塩の砂漠になった場所だ。草木一本生えない、北の最果てだよ」
レンの言葉に、アリアの表情が強張った。碧色の瞳が揺れ、困惑の色が広がる。
「砂漠……? そんなはずはないわ」
「計算に間違いはない。この星図が示す一点は、間違いなくその荒野の中心部だ」
「でも……違う……気がするの」
アリアは首を振った。彼女は何かを探るように自身のこめかみに指を当て、遠い記憶を手繰り寄せる。
「母様はこの本を、父様の形見だと言っていたけれど、私は父の顔を知らない。……でも、一度だけ会ったことがある気がするの」
「会った?」
「ええ。とても小さな頃……嵐の夜だったわ。激しい雨と風の中で、背の高い男の人が私を抱きしめてくれた。私と同じ、黄金の髪の碧い目をした綺麗な人。その時、ひどく潮の……そう、海の匂いがしたの。乾いた砂の匂いじゃなかった。あの人がもし……もし父様なら……」
アリアは自身の腕を抱いた。
その男性が父だったのか、あるいはただの通りすがりだったのか、彼女には確証がない。けれど、その知らない男性の記憶と、この日誌の気配は、彼女の中で分かち難く結びついていた。
あの嵐の海と、黄金の髪の男性。それが彼女にとっての、父の唯一の手掛かりなのだ。
「日誌が指し示す場所と、私の記憶にある場所。……景色が違いすぎるわ」
「……確かめに行くしかないな」
レンが静かに言うと、アリアはハッとして顔を上げた。
「行くって……もしかして、私も?」
「君の持ち物だ。君が行かなくてどうする? それに、俺も気になる」
レンは解析機からレンズを取り外し、丁寧に布で包んだ。
「壊れた時計なら部品を換えれば直る。だが、この日誌は最後のページが欠けているんだ。現地に行って、君の記憶とこの座標、どっちが欠けているものなのか確かめない限り、修理は完了しない」
それは修復士としての理屈だったが、半分はある意味方便だった。数日前の夜、あの舞を見てしまったから。なぜか、このまま彼女を見過ごしてはいけない。レンは、そんな気がしてならなかった。
アリアは暫くの間、黙り込んでいたが、覚悟を決めたように強く頷いた。その瞳に、迷いを断ち切るような力強さがある。
「……行くわ。あの男の人の正体も、この日誌の意味も、行って確かめる」
「決まったな。じゃあ、この後すぐに旅立つぞ」
「わかった。準備をして、ここへ戻ってきたらいい?」
「ああ。夜明け前の列車に乗ろう。それに間に合うように戻ってきてくれ」
二人は頷きあうと、アリアは扉の向こうへと消えてゆき、レンは休むことなく荷造りを始めた。
☆
中央駅は、夜明け前だというのに蒸気と喧騒に包まれていた。
巨大なドーム状の屋根の下、何本ものプラットホームに黒鉄の列車が並び、出発の時を待っている。鼻の奥を突く、土が焼けるような鈍い石炭の匂いと、逃げ場を失った蒸気が白く渦巻く構内。
レンとアリアは、人混みに紛れて北行きの夜行列車『極光号』のホームに立っていた。
アリアは目深にフードを被り、襟を立てて顔を隠している。レンもまた、最低限の工具と日誌を入れた革鞄を肩に掛けていた。
発車を告げるベルが鳴り響く。鋭い汽笛がドームを震わせ、巨大な車輪が軋みを上げて動き出した。
二人は三等客車の硬いボックス席に座った。
窓の外を、駅のガス灯が流れていく。街の灯りが次第に遠ざかり、やがて漆黒の闇へと変わっていく。
「もう後戻りはできないな」
レンが呟くと、アリアは窓ガラスに映る自分を見つめながら答えた。
「ええ。なんだか、やっと動き出したんだって気がする。それにね」
そこまで言うと彼女は、座席の足元に置いていた鞄から、一つの袋を取った。そこから出したのは綺麗に重ねられているカード。
彼女はそのカードを見事な手さばきで繰ってゆく。
そして、手元で魔法のように広げたかと思うと一つに纏め、一番上のカードをゆっくりと捲った。
「ワンドのツー」
そう言った彼女は、満足そうに微笑みをレンに向けた。
「申し訳ないが……俺には、意味がわからない」
「旅立ちには最適って、そうカードは教えてくれてる」
「なるほど。それは心強いな」
レンも、彼女に倣うように、口角を少し上げた。
深い闇の中を列車は走り続ける。
北へ向けて。
その先にある、灰色の砂漠へ向かうために。
列車は速度を上げ、都市の光を置き去りにしていく。その数両後ろの席に、執拗な追跡者の視線があることを、二人はまだ知らない。
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