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苗字変えます!
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「選挙に出る時はな、当然本名で届け出んとダメだ。
たまに芸能人が芸名を使う事があるが、あれは誰でも知っていて、それで通じるからなんだ。
つまり、アンタが立候補するときには本名以外は使えんてことだ。」
櫻井がそう説明すると、優は首を傾げた。
「それなら、ワタシ…
あ、いや、僕は、本名の田坂で出るしかないんじゃ?」
「そうだ。
本名で出にゃならん。
だが、本名は山縣にする。」
「えっ」
「簡単な話だ。
山縣家と養子縁組をする。
ただ、それだけの事。」
「えっ」
「もう、奥様にはお話ししてある。
普通養子縁組なんて、すぐに出来る。
キミは単身者だから、苗字も変わるというわけだ。」
「…」
「選挙を優位に戦うためには、山縣先生のお名前を最大限に活用しなければなりません。
ご理解下さい。」
平端も、櫻井の説明に補足し、フォローを入れた。
「そんな簡単に養子になれるんですか?」
「ええ。
簡単ですよ。
特別養子縁組だったら、時間がかかる場合もありますが。」
「…」
「奥様とは明日、アポを取ってある。
ご自宅に行って、顔合わせをしよう。」
優は、櫻井の話を聞いても、もう、一切のリアクションを取らなかった。
何もかもが既定路線として決められており、自分はそのレールの上を強引に歩かされている。
ため息しか出てこない優であった。
たまに芸能人が芸名を使う事があるが、あれは誰でも知っていて、それで通じるからなんだ。
つまり、アンタが立候補するときには本名以外は使えんてことだ。」
櫻井がそう説明すると、優は首を傾げた。
「それなら、ワタシ…
あ、いや、僕は、本名の田坂で出るしかないんじゃ?」
「そうだ。
本名で出にゃならん。
だが、本名は山縣にする。」
「えっ」
「簡単な話だ。
山縣家と養子縁組をする。
ただ、それだけの事。」
「えっ」
「もう、奥様にはお話ししてある。
普通養子縁組なんて、すぐに出来る。
キミは単身者だから、苗字も変わるというわけだ。」
「…」
「選挙を優位に戦うためには、山縣先生のお名前を最大限に活用しなければなりません。
ご理解下さい。」
平端も、櫻井の説明に補足し、フォローを入れた。
「そんな簡単に養子になれるんですか?」
「ええ。
簡単ですよ。
特別養子縁組だったら、時間がかかる場合もありますが。」
「…」
「奥様とは明日、アポを取ってある。
ご自宅に行って、顔合わせをしよう。」
優は、櫻井の話を聞いても、もう、一切のリアクションを取らなかった。
何もかもが既定路線として決められており、自分はそのレールの上を強引に歩かされている。
ため息しか出てこない優であった。
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