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兆候
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「ヒロト…」
抱きしめた事で、少し落ち着きを取り戻したヒロトに、海里は話しかけた。
「えっ、何?」
「今の気持ちってどんな感じ?
男と女の割合」
「うん。
体が男に戻ってるのはもちろん認識できてるんだけど、頭の中…うーん
なんて言うんだろ
心の部分が女性のままっていうか…」
「そうか…」
「うん。」
「恋愛対象って、男なの?」
「えっ…
うん。
そう…」
「なるほどな。」
「コレって本当に戻れるのかなあ。」
「お前の叔父さんに賭けるしかないだろ。
解決策を見つけてくれるよ。」
「ダメだったら?
ワタシ、こんな感じで学校に行けないわ。」
「見た目はフツーにヒロトなんだから大丈夫だろ?」
「イヤよ。
体育の時間とか、みんなの前で着替えたくないし、体を見られるのもイヤ。」
「みんなからは何も変わっちゃいないんだから、お前が我慢すればいいだけじゃんか。」
「ダメ。
耐えられないわ。
そんなの。
気持ちの部分がこんなに変わっちゃってるんだもん。」
「難しいな。」
「もし、元に戻れないのなら、叔父さんに言って、また女にしてもらうわ。
体と心が一致した方がラクに生きられるもの。」
「まあ、そりゃそうだけど…」
「ねえ、海里は、ワタシが女の体になってるときにエッチしたじゃん。」
「うん…
ごめん…」
「いいのよ。
合意の上だから。
今、ワタシは、男に戻った状態だけど、キスとかできる?
ワタシは心の部分が女のままだから全然出来るし、したいけど…
海里は、やっぱキモいと思う?」
ヒロトの質問に、黙ってしまう海里だったが
すぐに、顔を上げ
「いや、できるよ。」
と、ハッキリと言い切った。
抱きしめた事で、少し落ち着きを取り戻したヒロトに、海里は話しかけた。
「えっ、何?」
「今の気持ちってどんな感じ?
男と女の割合」
「うん。
体が男に戻ってるのはもちろん認識できてるんだけど、頭の中…うーん
なんて言うんだろ
心の部分が女性のままっていうか…」
「そうか…」
「うん。」
「恋愛対象って、男なの?」
「えっ…
うん。
そう…」
「なるほどな。」
「コレって本当に戻れるのかなあ。」
「お前の叔父さんに賭けるしかないだろ。
解決策を見つけてくれるよ。」
「ダメだったら?
ワタシ、こんな感じで学校に行けないわ。」
「見た目はフツーにヒロトなんだから大丈夫だろ?」
「イヤよ。
体育の時間とか、みんなの前で着替えたくないし、体を見られるのもイヤ。」
「みんなからは何も変わっちゃいないんだから、お前が我慢すればいいだけじゃんか。」
「ダメ。
耐えられないわ。
そんなの。
気持ちの部分がこんなに変わっちゃってるんだもん。」
「難しいな。」
「もし、元に戻れないのなら、叔父さんに言って、また女にしてもらうわ。
体と心が一致した方がラクに生きられるもの。」
「まあ、そりゃそうだけど…」
「ねえ、海里は、ワタシが女の体になってるときにエッチしたじゃん。」
「うん…
ごめん…」
「いいのよ。
合意の上だから。
今、ワタシは、男に戻った状態だけど、キスとかできる?
ワタシは心の部分が女のままだから全然出来るし、したいけど…
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すぐに、顔を上げ
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と、ハッキリと言い切った。
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