倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第１４章 【ナム王太子】討たれ、【ツモ国滅亡】により【新生倭国】建国及び、【女王・日御子】即位す！！

〔１７７〕【ナム】の【空中公開処刑】で亡き母の【墓前】に捧ぐ！

　　【ミカ】は当初、【タニハの大御所】が亡き母と祖母の墓前に【ナムの生首】を供えねば、死んでも死にきれん！と、叫んだ通り、【大御所】と同じ気持ちであった。


されど、この【空中公開処刑】は【ハヤテ】率いる【イト軍・アキ軍】及び【ヤマト】率いる【ヤマト軍・タニハ軍】５２００余が目撃している。


【ミカ】は【ナム】の身体を３本の矢が貫いた時点で、長年に渡る恨み辛みを晴らせて、ホッとした刹那セツナ、【力】が抜け、【ナムの死体】を含む数十名を危うくも、地面に叩きつけるところであった。

そうなる寸前に、【死体】を除いた数十名の落下を【念動力サイコキネシス】で防いだ。

【死体】だけは、頭から落下し、頭蓋骨が粉々に砕け、脳漿ノウショウが多量の血と共に、飛び散った！

・・・この【念動力】は使い方によっては【悪魔】にも【神】にもなる！・・・
・・・これ以上、この【力】を人殺しには使えない・・・
・・・そうだ！こういうことは【ハヤテ】に、否、【ヤマトの父上】にお任せしよう！・・・


・・・ラビナ！聞こえてる？・・・


・・・ハイ！姉上！おめでとうござりまする・・・
・・・【日輪の御子】の完全覚醒ですね！・・・


・・・めでたくなんかないわよ！・・・

・・・この【力】を使って、人殺しすると、私は地獄に落ちるわ！・・・
・・・そこで、【ヤマトの父上】にお任せすることにします・・・
・・・この数十人の中には、【ナムの息子達】や参謀の将軍達が含まれています・・・
・・・この者達の処分、殺すも、逃がすも、すべてお任せします・・・


【ミカ】は、この空中に浮遊している数十人を【ヤマト軍】の方角へ、空中を飛ばせて、軟着地させた！