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拷問7日目 〜昼休憩〜
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「いやあ、おかげで楽しめたわ。ありがとうな。」
拷問を済ませ気絶したルタを独房にぶち込み、リーモンはショクッシュに通信で感謝する。
「いやいや、此方こそ楽しかったよ。
伝説の勇者の息子なんて、怖い顔したゴリラみたいなのを想像してたから、ちょっとビックリしちゃった。
んー、なんていうか山男と優男の中間?そんなカンジだね。」
「そうだな。あれほどの美しさ、魔族にでもそうそういねえだろ?」
「うん。仕事忘れて思わず見惚れそうになっちゃったよ。」
ふたりは笑い合う。
「……その、どうなの?魔王様の依頼。
僕の触手はたしかに拷問向けのもあるけど、基本イロモノだからさ。
なんで呼んだんだろう、他に手が無いのかなって勘繰っちゃったよ。」
リーモンはチッチッと食指を振る。
「見くびるなよ。アイツはこれまで数多の拷問に耐えてきたらしいが…
初日で反抗心をヘシ折って、2日目で奴隷根性を叩き込んで、それから快楽を与えて躾けてやってるところだよ。」
「あはは!やっぱりリーモンは凄いね。」
ショクッシュは少し間を置いて、小声で尋ねる。
「…惚れてるの?」
「まあな。」
「担当とはいえ、魔王様の所有物扱いなんでしょ?
大丈夫なの?」
「問題ねえ。
拷問に成功した暁には、奴を貰い受ける約束だ。」
「へえ。そんなに入れ込んでるんだ。」
「まあな。」
ショクッシュはうんうんとかぶりを振る。
「リーモンにそんなお相手が出来るなんて、父さんもきっと喜んでるよ。
今どこに居て何をしてるのかは分からないけど。」
「ああ、師匠なら元気だぜ。
先週面会に来てくれて、こないだは俺の代わりに奴隷の調教をしてくれた。」
「え?」
ショクッシュは目を丸くして身を乗り出す。
「父さんに会ったの?」
「ああ。ちょっと待ってろ。」
リーモンは以前の師匠との手紙のやり取りと写真を見せる。
「…驚いた。養子とはいえ息子の僕でさえ何年も顔を見てなかったのに。」
「それは俺も同じだ。
だから依頼初日に師匠が来たときは、そりゃもうビビったモンよ。」
「あはは、そうなんだ。神出鬼没のあの人らしいや。」
ショクッシュははしゃいでいた様子から、ふぅと息をつく。
「とりあえず父さんとリーモンが元気そうで良かったよ。」
「まあ俺は依頼にしくじったらタダじゃ済まねえ立場ではあるんだけどな。」
「ううん、リーモンなら大丈夫だよ。
なんたって君は父さん自慢の一番弟子で、僕の兄弟子なんだから。
それじゃあ、またね。」
「おう。また依頼が終わったときに、師匠と一緒に祝杯に付き合ってくれ。」
リーモンは通信を切った。
拷問を済ませ気絶したルタを独房にぶち込み、リーモンはショクッシュに通信で感謝する。
「いやいや、此方こそ楽しかったよ。
伝説の勇者の息子なんて、怖い顔したゴリラみたいなのを想像してたから、ちょっとビックリしちゃった。
んー、なんていうか山男と優男の中間?そんなカンジだね。」
「そうだな。あれほどの美しさ、魔族にでもそうそういねえだろ?」
「うん。仕事忘れて思わず見惚れそうになっちゃったよ。」
ふたりは笑い合う。
「……その、どうなの?魔王様の依頼。
僕の触手はたしかに拷問向けのもあるけど、基本イロモノだからさ。
なんで呼んだんだろう、他に手が無いのかなって勘繰っちゃったよ。」
リーモンはチッチッと食指を振る。
「見くびるなよ。アイツはこれまで数多の拷問に耐えてきたらしいが…
初日で反抗心をヘシ折って、2日目で奴隷根性を叩き込んで、それから快楽を与えて躾けてやってるところだよ。」
「あはは!やっぱりリーモンは凄いね。」
ショクッシュは少し間を置いて、小声で尋ねる。
「…惚れてるの?」
「まあな。」
「担当とはいえ、魔王様の所有物扱いなんでしょ?
大丈夫なの?」
「問題ねえ。
拷問に成功した暁には、奴を貰い受ける約束だ。」
「へえ。そんなに入れ込んでるんだ。」
「まあな。」
ショクッシュはうんうんとかぶりを振る。
「リーモンにそんなお相手が出来るなんて、父さんもきっと喜んでるよ。
今どこに居て何をしてるのかは分からないけど。」
「ああ、師匠なら元気だぜ。
先週面会に来てくれて、こないだは俺の代わりに奴隷の調教をしてくれた。」
「え?」
ショクッシュは目を丸くして身を乗り出す。
「父さんに会ったの?」
「ああ。ちょっと待ってろ。」
リーモンは以前の師匠との手紙のやり取りと写真を見せる。
「…驚いた。養子とはいえ息子の僕でさえ何年も顔を見てなかったのに。」
「それは俺も同じだ。
だから依頼初日に師匠が来たときは、そりゃもうビビったモンよ。」
「あはは、そうなんだ。神出鬼没のあの人らしいや。」
ショクッシュははしゃいでいた様子から、ふぅと息をつく。
「とりあえず父さんとリーモンが元気そうで良かったよ。」
「まあ俺は依頼にしくじったらタダじゃ済まねえ立場ではあるんだけどな。」
「ううん、リーモンなら大丈夫だよ。
なんたって君は父さん自慢の一番弟子で、僕の兄弟子なんだから。
それじゃあ、またね。」
「おう。また依頼が終わったときに、師匠と一緒に祝杯に付き合ってくれ。」
リーモンは通信を切った。
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