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ペイントボウ

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 フレイムバウンドを倒した【マスクドダンジョン】の2人とバースト寺田であったが、その際にドロップアイテムとして弓と盾がフレイムバウンドを倒した地点に現れ、バースト寺田は失態から助けてもらった事で遠慮するがダンジョンプリズマー達より敵を引き付け数を減らしたからもらう権利はあると言われ、ドロップアイテムを分け合う事になる。

「そういう事なら俺はこの盾をもらうぜ、少しは防御も気にした方がいいだろうし、じゃあな俺は先に降りるぜ」
「ああ、また共闘できるといいな」
「お気を付けを」
『お、無駄口叩かず去っていったカッコいい!』
『まあ、いたたまれなかった可能性も0じゃないけどね』
『剣と盾、王道装備ですな!』

 そして改めてホワイトペインターは弓を拾う前にダンジョンプリズマーに尋ねる。

「でも、この弓、本当に私がもらっていいの?私がした事ってバーストさんのケガを治したくらいよ」
「それがなければバースト氏は確実にやられていただろうし、我々もフレイムバウンドを切り抜けられてていたかどうか分からん、だからその弓は君が持つ権利がある」
「分かったわ、今回は私があなたのお言葉に甘えるわ」

 ホワイトペインターが弓を所持する意思を示すと仮面のディスプレイにメッセージが表示された。

『この武器はあなたの固有武器となります、他の武器も使用できますが固有武器には今後ダンジョン攻略を進めるたびに特殊効果が追加されます。固有武器への名称登録をお願いします』
「え⁉固有武器、これが私の……」
「何?待ってくれ、確かホワイトペインターはロッドを所持していなかったか?」
「その時はこの表示はなかった、名称登録か……じゃあペイントボウってしましょうか」
『おお、ペイントボウ!』
『弓は本来英語でボウっていうから博識らしいホワイトペインターさんっぽいな』

 ダンジョンプリズマーはホワイトペインターが持つペイントボウについて気になる事があり、効果の確認を勧める。

「ホワイトペインター、その弓は私のプリズムレイザーみたいに変形はしなさそうであるし、効果の確認をしてみてはどうだ?」
「そうね、弓はあっても矢は見当たらないし、どう使うかの確認は必要ね」

 ホワイトペインターは仮面のスイッチを押してディスプレイ画面で所持アイテムをチェックし、ペイントボウについての確認をする。

『ペイントボウ:弓の形状をしている光弾射出機、魔力量に応じ使用回数及び仕様威力を調整できる』

「なるほど、弓の形をしたエネルギー光弾射出機ね、魔力を消費する遠距離武器ね」

 遠距離武器を手に入れ、戦闘の幅が広がると考えるホワイトペインターであった。
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