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episode2 ~北村真姫side~
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佐倉麻美が入ってきて二週間が過ぎた。
夏菜が麻美をグループに連れ込もうとしてるとき、私は何度も反対した。
麻美と同じような境遇を経験していた私は、夏菜がグループに連れ込んでくれたことで本当に心が救われた。
だから夏菜の行動が正しいことも麻美を助けることが出来ることも分かっていた。
でも、寂しかった。
大好きな夏菜が取られてしまう気がした。
夏菜の特別でいたかった。
麻美をこのグループに入れることは私は特別じゃないということだ。
でも夏菜は私の機嫌をどんなに取っても、
どんなに理解を示してくれても、
麻美に手を差し伸べることを諦めなかった。
そこが夏菜のムカつくところだ。
私のワガママも頑固さも全部受け止めて包んでくれるくせに
自分の正義だけは絶対貫く。
だから今回だけは私が折れた。
麻美はムカつくところがない。
すぐ人に合わせるし、
私のワガママは知らんぷりをする。
夏菜はどんなに当たっても怒っても
笑って許してくれるからさらにムカついた。
夏菜といると自分の汚さに気付く。
夏菜といると自分が嫌いになる。
大好きなはずなのにムカつく。
麻美が入ってきて、麻美を受け入れ始めた反面、
私は夏菜に当たることが増えた。
「北村、夏菜知らね?」
藤崎が私の席に来て訊ねてきた。
「トイレでも行ってるんじゃない?
私は知らないけど?」
冷たく答えると藤崎の眉が険しく動く。
あー。キレてんだなー。
大宮に比べて分かりにくいが藤崎も夏菜を大事にしている。
その証拠に例え口には出さなくとも
誰かが夏菜のことを悪く言うとこうして表情が険しくなる。
「だってほんとに知らないんだもん。」
私は呆れて言い訳をする。
「別に俺何も言ってねーけど。」
困ったように息を吐くと、じゃあ。と手を上げて席を離れていく。
夏菜がどんなに誰にでも平等でも私に優しくても
このグループにいる限り夏菜の存在に私はかき消される。
別にグループの中心人物でいたい訳じゃない。
目立ちたい訳でもない。
でも、女としての劣等感は私に重くのし掛かっていた。
大宮と藤崎に好意があるわけではない。
友だちとして大事に思ってるからこそ
自分もちゃんと友だちとして夏菜のように認めて欲しい。
夏菜が羨ましい。
夏菜が教室に戻ってくると
藤崎は夏菜の方をちらっと見ただけで話しかけなかった。
きっと夏菜に用事があった訳じゃなく、
いつも一緒の私がここにいるのに
夏菜がいなかったから心配だったのだと思う。
大宮だったら、焦って探しにいくところだろう。
丁度、大宮は隣のクラスの女子から呼び出しを食らっていた。
藤崎と違って愛想がいい彼は告白しやすいらしく
すぐ呼び出される。
いい答えを貰った人の存在を耳にしたことはないが。
夏菜はまっすぐに私の方に歩いてきた。
「さっきね!
トイレに行く途中で窓にでっかいバッタがいたの!
女子が怖がってたから私が捕まえて逃がしたんだ!
私、男前じゃない?ね?惚れた?」
夏菜はおどけて言う。
笑わせようとしてるのか。
でも今の私には笑えなかった。
「ちゃんと手洗ったの?汚い。」
思ったよりきつい言葉と低い声が出た。
教室にシーンとした空気が流れる。
はっと夏菜の方を見る。
夏菜はさほど傷付く様子もなく笑っていた。
「手洗ってなかったら逆にやばくない?
私、トイレにも行ってきたのに!」
教室の悪い空気を消し去るように明るくそう言って
夏菜は私の席から離れた。
夏菜の向かう先は麻美の席だ。
「ねえ聞いて!さっきね!
トイレに行く途中でね!」
「大丈夫だよ。聞こえてたから。
夏菜ちゃん、意外と強いんだね!」
夏菜の興奮を抑えるように麻美は答える。
「意外じゃないよ!超強いから!
私、漢字検定1級だから!」
「何で理系にしたのか分からないね!
その前に漢字検定で強さが決まることを知らなかったよ。」
麻美は夏菜の意味不明のボケを笑ってツッコんだ。
その姿はまるで私以外の3人がしていたコントのような会話だった。
ふと視線を感じると藤崎が呆れたようにこっちを見ていた。
刺さるような鋭い目が嫌だ。
藤崎の目はすべてを見透かすような気がする。
彼の視線が言う。素直になれよ。と。
うるさいな。分かってるよ。
私だって大宮と藤崎みたいに、麻美みたいに、
夏菜のバカみたいな話に合わせてふざけたい。
夏菜みたいにみんなを笑わせたい。
でも、出来ない。
夏菜が手を差し伸べてくれたのは
私だからじゃなかった。特別だからじゃなかった。
私だけが夏菜を特別に思っていた。
だから傍にいて笑っていられた。
夏菜の隣にいて笑う女の子は私だけじゃない。
私よりも夏菜を上手に輝かせる子がいる。
それに気付くと素直になれなくなった。
ひねくれたみたいにひどい言葉しか言えない。
気付いてほしくて、特別だと言ってほしくて。
でも、もう夏菜は言ってはくれない。
夏菜が一人でトイレに行くようになった理由を私は知っている。
麻美の存在だ。
麻美は夏菜からトイレに誘われても着いていかない。
多分、私に気を遣っているのだ。
トイレに行くときくらいは夏菜を独り占めしなよ。と。
それは私が麻美を夏菜が取られると敵視していたことを分かっていたからだ。
でも、夏菜はそれを素直には受け取らなかった。
麻美が誘っても来ないなら私のことも誘わない。
どちらかを一人にしてどちらかと行動することは選ばない。
夏菜は絶対正義を貫く。
ほんとにムカつく。
「真姫!麻美ちゃん!
今週の土曜日遊びに行こう!」
ある日夏菜が急な提案をして来た。
「えー、外に出たくないよ~。」
麻美がだらけたように言う。
麻美は基本的に外に出たがらないタイプだ。
いつもは人に合わせるくせに夏菜相手には正直に言う。
「えー、一緒行こうよ~。」
負けじと夏菜も麻美と同じイントネーションで言った。
お前は子供か。
「夏菜は何したいの?」
駄々っ子のように麻美の手を掴み揺らしている夏菜に訊ねる。
「真姫は?何したい?」
案の定何も計画は立ててないらしく純粋無垢な目が私を捉えた。
「カラオケ?いつも行ってるし?」
「でも、麻美ちゃんが…」
珍しく顔に困惑の表情を浮かべる夏菜。
困ったな~。と今にでも言い出しそうだ。
「何?」
「私カラオケ苦手~。」
麻美がいつもの夏菜のようにおどけた口調で言う。
「何でそれを夏菜だけ知ってるの?」
まさか前に麻美をカラオケに誘った?
私には何も言わず?
多分またキツい口調だったと思う。
一瞬冷たい空気が流れた。
「そうだよ!何で夏菜ちゃん知ってるの?」
するとほんとに不思議そうに麻美が言った。
頭上に"?"が浮かんでいるかのようだ。
夏菜は少し黙るといつものふざけた笑顔に戻った。
「だって麻美が音楽の時間真面目に歌ってるとこ見たことないもん。
いつも口パクでしょ?
だから歌うの苦手なのかな?って思ってさ~。」
「え~!何で見てるの?」
「えー、自然と視界に入るんだもん~。
まさかこれが恋!?」
「やめてよ~。私はノーマルな恋がしたい~。」
麻美と夏菜のふざけた会話が頭に入ってこない。
夏菜は不思議だ。
この子の目はいつも何を見ているのだろう。
この子は何を考えているのだろう。
背筋が少し、ほんと少しだけ、ゾクリとした。
「真姫はカラオケ好きだもんね!
こないだボーリングもしたいって言ってなかった?
皆でボーリングしようよ~。」
私の顔を覗き込みながら夏菜が提案した。
「私もボーリングならしたい!」
さっきまで乗り気じゃなかった麻美が急にテンションをあげた。
夏菜は一瞬麻美の方を見てニコッと笑うと
また私を真っ直ぐ見た。
同意を求める顔だ。
「うん。ボーリングしよう。」
私は頷いた。
夏菜は最初からこう収まることを分かっていたような気がした。
私がカラオケかボーリングをしたがること。
麻美はカラオケを嫌がりボーリングをしたいと言うこと。
またほんとに少しだけ背筋がゾクリとした。
ムカついたわけではない。
ただ夏菜の何かにほんの少しだけ恐怖を感じた。
夏菜が麻美をグループに連れ込もうとしてるとき、私は何度も反対した。
麻美と同じような境遇を経験していた私は、夏菜がグループに連れ込んでくれたことで本当に心が救われた。
だから夏菜の行動が正しいことも麻美を助けることが出来ることも分かっていた。
でも、寂しかった。
大好きな夏菜が取られてしまう気がした。
夏菜の特別でいたかった。
麻美をこのグループに入れることは私は特別じゃないということだ。
でも夏菜は私の機嫌をどんなに取っても、
どんなに理解を示してくれても、
麻美に手を差し伸べることを諦めなかった。
そこが夏菜のムカつくところだ。
私のワガママも頑固さも全部受け止めて包んでくれるくせに
自分の正義だけは絶対貫く。
だから今回だけは私が折れた。
麻美はムカつくところがない。
すぐ人に合わせるし、
私のワガママは知らんぷりをする。
夏菜はどんなに当たっても怒っても
笑って許してくれるからさらにムカついた。
夏菜といると自分の汚さに気付く。
夏菜といると自分が嫌いになる。
大好きなはずなのにムカつく。
麻美が入ってきて、麻美を受け入れ始めた反面、
私は夏菜に当たることが増えた。
「北村、夏菜知らね?」
藤崎が私の席に来て訊ねてきた。
「トイレでも行ってるんじゃない?
私は知らないけど?」
冷たく答えると藤崎の眉が険しく動く。
あー。キレてんだなー。
大宮に比べて分かりにくいが藤崎も夏菜を大事にしている。
その証拠に例え口には出さなくとも
誰かが夏菜のことを悪く言うとこうして表情が険しくなる。
「だってほんとに知らないんだもん。」
私は呆れて言い訳をする。
「別に俺何も言ってねーけど。」
困ったように息を吐くと、じゃあ。と手を上げて席を離れていく。
夏菜がどんなに誰にでも平等でも私に優しくても
このグループにいる限り夏菜の存在に私はかき消される。
別にグループの中心人物でいたい訳じゃない。
目立ちたい訳でもない。
でも、女としての劣等感は私に重くのし掛かっていた。
大宮と藤崎に好意があるわけではない。
友だちとして大事に思ってるからこそ
自分もちゃんと友だちとして夏菜のように認めて欲しい。
夏菜が羨ましい。
夏菜が教室に戻ってくると
藤崎は夏菜の方をちらっと見ただけで話しかけなかった。
きっと夏菜に用事があった訳じゃなく、
いつも一緒の私がここにいるのに
夏菜がいなかったから心配だったのだと思う。
大宮だったら、焦って探しにいくところだろう。
丁度、大宮は隣のクラスの女子から呼び出しを食らっていた。
藤崎と違って愛想がいい彼は告白しやすいらしく
すぐ呼び出される。
いい答えを貰った人の存在を耳にしたことはないが。
夏菜はまっすぐに私の方に歩いてきた。
「さっきね!
トイレに行く途中で窓にでっかいバッタがいたの!
女子が怖がってたから私が捕まえて逃がしたんだ!
私、男前じゃない?ね?惚れた?」
夏菜はおどけて言う。
笑わせようとしてるのか。
でも今の私には笑えなかった。
「ちゃんと手洗ったの?汚い。」
思ったよりきつい言葉と低い声が出た。
教室にシーンとした空気が流れる。
はっと夏菜の方を見る。
夏菜はさほど傷付く様子もなく笑っていた。
「手洗ってなかったら逆にやばくない?
私、トイレにも行ってきたのに!」
教室の悪い空気を消し去るように明るくそう言って
夏菜は私の席から離れた。
夏菜の向かう先は麻美の席だ。
「ねえ聞いて!さっきね!
トイレに行く途中でね!」
「大丈夫だよ。聞こえてたから。
夏菜ちゃん、意外と強いんだね!」
夏菜の興奮を抑えるように麻美は答える。
「意外じゃないよ!超強いから!
私、漢字検定1級だから!」
「何で理系にしたのか分からないね!
その前に漢字検定で強さが決まることを知らなかったよ。」
麻美は夏菜の意味不明のボケを笑ってツッコんだ。
その姿はまるで私以外の3人がしていたコントのような会話だった。
ふと視線を感じると藤崎が呆れたようにこっちを見ていた。
刺さるような鋭い目が嫌だ。
藤崎の目はすべてを見透かすような気がする。
彼の視線が言う。素直になれよ。と。
うるさいな。分かってるよ。
私だって大宮と藤崎みたいに、麻美みたいに、
夏菜のバカみたいな話に合わせてふざけたい。
夏菜みたいにみんなを笑わせたい。
でも、出来ない。
夏菜が手を差し伸べてくれたのは
私だからじゃなかった。特別だからじゃなかった。
私だけが夏菜を特別に思っていた。
だから傍にいて笑っていられた。
夏菜の隣にいて笑う女の子は私だけじゃない。
私よりも夏菜を上手に輝かせる子がいる。
それに気付くと素直になれなくなった。
ひねくれたみたいにひどい言葉しか言えない。
気付いてほしくて、特別だと言ってほしくて。
でも、もう夏菜は言ってはくれない。
夏菜が一人でトイレに行くようになった理由を私は知っている。
麻美の存在だ。
麻美は夏菜からトイレに誘われても着いていかない。
多分、私に気を遣っているのだ。
トイレに行くときくらいは夏菜を独り占めしなよ。と。
それは私が麻美を夏菜が取られると敵視していたことを分かっていたからだ。
でも、夏菜はそれを素直には受け取らなかった。
麻美が誘っても来ないなら私のことも誘わない。
どちらかを一人にしてどちらかと行動することは選ばない。
夏菜は絶対正義を貫く。
ほんとにムカつく。
「真姫!麻美ちゃん!
今週の土曜日遊びに行こう!」
ある日夏菜が急な提案をして来た。
「えー、外に出たくないよ~。」
麻美がだらけたように言う。
麻美は基本的に外に出たがらないタイプだ。
いつもは人に合わせるくせに夏菜相手には正直に言う。
「えー、一緒行こうよ~。」
負けじと夏菜も麻美と同じイントネーションで言った。
お前は子供か。
「夏菜は何したいの?」
駄々っ子のように麻美の手を掴み揺らしている夏菜に訊ねる。
「真姫は?何したい?」
案の定何も計画は立ててないらしく純粋無垢な目が私を捉えた。
「カラオケ?いつも行ってるし?」
「でも、麻美ちゃんが…」
珍しく顔に困惑の表情を浮かべる夏菜。
困ったな~。と今にでも言い出しそうだ。
「何?」
「私カラオケ苦手~。」
麻美がいつもの夏菜のようにおどけた口調で言う。
「何でそれを夏菜だけ知ってるの?」
まさか前に麻美をカラオケに誘った?
私には何も言わず?
多分またキツい口調だったと思う。
一瞬冷たい空気が流れた。
「そうだよ!何で夏菜ちゃん知ってるの?」
するとほんとに不思議そうに麻美が言った。
頭上に"?"が浮かんでいるかのようだ。
夏菜は少し黙るといつものふざけた笑顔に戻った。
「だって麻美が音楽の時間真面目に歌ってるとこ見たことないもん。
いつも口パクでしょ?
だから歌うの苦手なのかな?って思ってさ~。」
「え~!何で見てるの?」
「えー、自然と視界に入るんだもん~。
まさかこれが恋!?」
「やめてよ~。私はノーマルな恋がしたい~。」
麻美と夏菜のふざけた会話が頭に入ってこない。
夏菜は不思議だ。
この子の目はいつも何を見ているのだろう。
この子は何を考えているのだろう。
背筋が少し、ほんと少しだけ、ゾクリとした。
「真姫はカラオケ好きだもんね!
こないだボーリングもしたいって言ってなかった?
皆でボーリングしようよ~。」
私の顔を覗き込みながら夏菜が提案した。
「私もボーリングならしたい!」
さっきまで乗り気じゃなかった麻美が急にテンションをあげた。
夏菜は一瞬麻美の方を見てニコッと笑うと
また私を真っ直ぐ見た。
同意を求める顔だ。
「うん。ボーリングしよう。」
私は頷いた。
夏菜は最初からこう収まることを分かっていたような気がした。
私がカラオケかボーリングをしたがること。
麻美はカラオケを嫌がりボーリングをしたいと言うこと。
またほんとに少しだけ背筋がゾクリとした。
ムカついたわけではない。
ただ夏菜の何かにほんの少しだけ恐怖を感じた。
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