10 / 11
第10話
しおりを挟む
翌日。
私はドゥローの個人屋敷にやってきた。なんだかんだ見慣れた屋敷だからね、道に迷う事も無く来れた訳だけど、既にお嬢様は到着していたようだ。
「よーし野郎共! 今日はお嬢様の為に身を粉にして殴りこむぞ! はい、ラッセーララッセーラ!」
「「「「ラッセーラッセーラッセーラッ!!」」」」
「ちょ、ちょっとお待ちなさい!! ロモラッドさん、これは一体何の騒ぎですの?!!」
お嬢様は下から、神輿の上に乗っている私に向かって声を荒げている。
神輿を担いでいるのは、昨日の内に私が話を持ち掛けた学園の男連中だ。夏休み中だからね、暇してる連中なんてたくさんいるんだよ。
私は神輿から降りて、お嬢様へと今日の意気込みを伝えたのだ。
「これであの男に引導を渡すならと思って、気合入れてこんなの用意しました。それに神輿に乗せられるなんて、いかにも令嬢っぽくないですか?」
「上手い事を言ったつもりですの?! 悪い冗談が過ぎますわよ!!」
「えぇ~」
ま、そんなこんなで乗り込んでいくわけで。屋敷の門の前では奴に私兵が列をなしていた。
あの野郎、流石に私が乗り込んでくると読んでいたな。だからこそ男連中を連れてきたのだ。
私は後ろで待機している男達に檄を飛ばす。
「者共、自分に生きろ! 自分の為に、自分の正直に生きて掴める自由を味わうのだ! 我々が取るべき道は一生の搾取を甘受する事では無い! 保身無き自由への行進であるッ。今こそ一部特権階級の支配政権から脱却し、腐敗した権力にケジメを付けさせるのだァ!!」
「そうだっ! 今こそ立ち上がる時!!」
「俺たちは体制に組み敷かれた豚じゃない!!」
「「「「「うおおおおおおおお!!!」」」」」
男達は一斉に行進を始め、私兵共に向かって全力でぶつかっていく。
「「「「「「人民平等民主主義ボンバー!!!!」」」」」
そして、男達が放った渾身のタックルが炸裂していく。その光景に呆気に取られていたのか、奴の私兵は為す術もなく蹴散らされていった。
「じゃあ行きましょうか。面倒くさいゴタゴタは連中が片付けてくれるでしょ」
「何なんですの貴女達……」
呆れられてしまった。
でもウチの学園の連中ってこういう事に乗り気なのばかりだからね、仕方ないね。
というわけで無事に屋敷の中に乗り込むことに成功した。
そこの大広間、悪趣味な成金じみた内装のその部屋に奴は居た。
「ロモラッドお前ぇ! 何の脈絡もなく唐突に現れて! 無礼な奴ッ!!」
「無礼なのはお互い様。お抱えの私兵は外でぶっ飛ばされてここには来ないよ。さあ観念してお縄につきな!」
「何が観念しろだ! ……おお、よく見たらルーゼンスを連れて来たのか。ならば話は早い、今日こそ俺のものになれルーゼンス!!」
私の後ろに隠れていたお嬢様は一歩前へと出た。
その顔には、今日で全てを終わらせると言わんばかりの決意がありありと浮かんでいた。
「ドゥローさん、今まではっきりと申し上げなかったわたくしも悪いのかもしれません。それを認めるのははなはだ不本意ですが……ドゥローさん、わたくしはあなたのことが大嫌いですの! 顔も見たくありませんし一生関わりたくもありません! ですので、わたくしが貴方のような方の妻になる事は未来永劫ございませんわ!」
「な!? そんな馬鹿な!!? ……お前か、お前が言わせているのかロモラッドォォ!!!」
はたまた何でそうなるわけよ? 相も変わらず頭がおかしいというか、話が通じないというか。
「もういい、こうなった以上力ずくで連れて帰るしかないようだ。おいロモラッド、決闘だ! 俺はな、お前みたいな身分の低い成り上がりのクソ女がいけ好かない! 偶々家が近い幼馴染というだけで調子に乗って! 俺をいつも見下してッ!!」
「アンタのことは昔から馬鹿だとは思っていたけど、見下しての部分は完全に被害妄想だからね。って言っても聞かないか。……仕方ない、決闘に乗ってやろうじゃん!」
「ロモラッドさん。……いえ、この際思いっきりやってあげなさい!」
「ほいさ!」
お嬢様からのぶっ飛ばし許可も降りたし、さあやるぞ!
「舐めるな! 俺はお前の下じゃない!!」
ドゥローのアホは短杖を懐から取り出すと私に向かって突き出してきた。
でも残念、そっからのパターンはお見通しだ。
私の目論見通り奴は火球を放って来た。いやぁ見える見える! お決まりのパターンだわいさ。
ひょひょい避けてみたらドゥローくんったらお顔真っ赤にしちゃって、可愛いんだから。……いや本当は可愛くも何ともないけど。
「お前はいつもそうだ! ロクに魔法も使えない出来損ないのポンコツの癖してっ、いつもいつも俺を……!!」
わけのわからん逆恨みはごめんだ。
折角だから最近身につけたあの技で行くぞ。
「うおおおおお!!!」
「当たれ……当たれぇえええ!!!」
だが当たらない。奴の攻撃を掻い潜って急接近。
見よ! 荒々しい大海に吹き荒れる嵐の如き凄絶なこの一撃をッ!!
私はドゥローの背後に回り込み、その両腕を掴んだ。
「は、離せ!? 離せぇええ!!」
その両腕をクロスしてロック! そのまま肩車の要領で持ち上げ後方に――。
「日本海式竜巻固めぇぇぇいやぁッ!!!」
「ぐぐわあ!!!?」
ズドンッ!! 大きな音を立てて背中と後頭部を地面に叩きつけられたドゥローは、もはや完全グロッキー状態だ。
私はホールドを解いて、人差し指を天井へと向けた。
「イッチバァーン! てなわけで私の勝ちだなぁドゥローお坊ちゃま?」
「ロモラッドっ……。お前、お前は……っ。俺は、お前をッ! ………………」
何が言いたかったのか知らないが、そのまま気絶しちゃった。
「ロモラッドさん。随分とその、すごい技をお持ちですのね……」
これは流石に引かれたかな? そりゃあ初見ならば圧倒もされるであろう私の秘儀。
「昔から魔法というのが苦手でして。代わりにこういうのばっか覚えたんですよ、ははははは!」
私はドゥローの個人屋敷にやってきた。なんだかんだ見慣れた屋敷だからね、道に迷う事も無く来れた訳だけど、既にお嬢様は到着していたようだ。
「よーし野郎共! 今日はお嬢様の為に身を粉にして殴りこむぞ! はい、ラッセーララッセーラ!」
「「「「ラッセーラッセーラッセーラッ!!」」」」
「ちょ、ちょっとお待ちなさい!! ロモラッドさん、これは一体何の騒ぎですの?!!」
お嬢様は下から、神輿の上に乗っている私に向かって声を荒げている。
神輿を担いでいるのは、昨日の内に私が話を持ち掛けた学園の男連中だ。夏休み中だからね、暇してる連中なんてたくさんいるんだよ。
私は神輿から降りて、お嬢様へと今日の意気込みを伝えたのだ。
「これであの男に引導を渡すならと思って、気合入れてこんなの用意しました。それに神輿に乗せられるなんて、いかにも令嬢っぽくないですか?」
「上手い事を言ったつもりですの?! 悪い冗談が過ぎますわよ!!」
「えぇ~」
ま、そんなこんなで乗り込んでいくわけで。屋敷の門の前では奴に私兵が列をなしていた。
あの野郎、流石に私が乗り込んでくると読んでいたな。だからこそ男連中を連れてきたのだ。
私は後ろで待機している男達に檄を飛ばす。
「者共、自分に生きろ! 自分の為に、自分の正直に生きて掴める自由を味わうのだ! 我々が取るべき道は一生の搾取を甘受する事では無い! 保身無き自由への行進であるッ。今こそ一部特権階級の支配政権から脱却し、腐敗した権力にケジメを付けさせるのだァ!!」
「そうだっ! 今こそ立ち上がる時!!」
「俺たちは体制に組み敷かれた豚じゃない!!」
「「「「「うおおおおおおおお!!!」」」」」
男達は一斉に行進を始め、私兵共に向かって全力でぶつかっていく。
「「「「「「人民平等民主主義ボンバー!!!!」」」」」
そして、男達が放った渾身のタックルが炸裂していく。その光景に呆気に取られていたのか、奴の私兵は為す術もなく蹴散らされていった。
「じゃあ行きましょうか。面倒くさいゴタゴタは連中が片付けてくれるでしょ」
「何なんですの貴女達……」
呆れられてしまった。
でもウチの学園の連中ってこういう事に乗り気なのばかりだからね、仕方ないね。
というわけで無事に屋敷の中に乗り込むことに成功した。
そこの大広間、悪趣味な成金じみた内装のその部屋に奴は居た。
「ロモラッドお前ぇ! 何の脈絡もなく唐突に現れて! 無礼な奴ッ!!」
「無礼なのはお互い様。お抱えの私兵は外でぶっ飛ばされてここには来ないよ。さあ観念してお縄につきな!」
「何が観念しろだ! ……おお、よく見たらルーゼンスを連れて来たのか。ならば話は早い、今日こそ俺のものになれルーゼンス!!」
私の後ろに隠れていたお嬢様は一歩前へと出た。
その顔には、今日で全てを終わらせると言わんばかりの決意がありありと浮かんでいた。
「ドゥローさん、今まではっきりと申し上げなかったわたくしも悪いのかもしれません。それを認めるのははなはだ不本意ですが……ドゥローさん、わたくしはあなたのことが大嫌いですの! 顔も見たくありませんし一生関わりたくもありません! ですので、わたくしが貴方のような方の妻になる事は未来永劫ございませんわ!」
「な!? そんな馬鹿な!!? ……お前か、お前が言わせているのかロモラッドォォ!!!」
はたまた何でそうなるわけよ? 相も変わらず頭がおかしいというか、話が通じないというか。
「もういい、こうなった以上力ずくで連れて帰るしかないようだ。おいロモラッド、決闘だ! 俺はな、お前みたいな身分の低い成り上がりのクソ女がいけ好かない! 偶々家が近い幼馴染というだけで調子に乗って! 俺をいつも見下してッ!!」
「アンタのことは昔から馬鹿だとは思っていたけど、見下しての部分は完全に被害妄想だからね。って言っても聞かないか。……仕方ない、決闘に乗ってやろうじゃん!」
「ロモラッドさん。……いえ、この際思いっきりやってあげなさい!」
「ほいさ!」
お嬢様からのぶっ飛ばし許可も降りたし、さあやるぞ!
「舐めるな! 俺はお前の下じゃない!!」
ドゥローのアホは短杖を懐から取り出すと私に向かって突き出してきた。
でも残念、そっからのパターンはお見通しだ。
私の目論見通り奴は火球を放って来た。いやぁ見える見える! お決まりのパターンだわいさ。
ひょひょい避けてみたらドゥローくんったらお顔真っ赤にしちゃって、可愛いんだから。……いや本当は可愛くも何ともないけど。
「お前はいつもそうだ! ロクに魔法も使えない出来損ないのポンコツの癖してっ、いつもいつも俺を……!!」
わけのわからん逆恨みはごめんだ。
折角だから最近身につけたあの技で行くぞ。
「うおおおおお!!!」
「当たれ……当たれぇえええ!!!」
だが当たらない。奴の攻撃を掻い潜って急接近。
見よ! 荒々しい大海に吹き荒れる嵐の如き凄絶なこの一撃をッ!!
私はドゥローの背後に回り込み、その両腕を掴んだ。
「は、離せ!? 離せぇええ!!」
その両腕をクロスしてロック! そのまま肩車の要領で持ち上げ後方に――。
「日本海式竜巻固めぇぇぇいやぁッ!!!」
「ぐぐわあ!!!?」
ズドンッ!! 大きな音を立てて背中と後頭部を地面に叩きつけられたドゥローは、もはや完全グロッキー状態だ。
私はホールドを解いて、人差し指を天井へと向けた。
「イッチバァーン! てなわけで私の勝ちだなぁドゥローお坊ちゃま?」
「ロモラッドっ……。お前、お前は……っ。俺は、お前をッ! ………………」
何が言いたかったのか知らないが、そのまま気絶しちゃった。
「ロモラッドさん。随分とその、すごい技をお持ちですのね……」
これは流石に引かれたかな? そりゃあ初見ならば圧倒もされるであろう私の秘儀。
「昔から魔法というのが苦手でして。代わりにこういうのばっか覚えたんですよ、ははははは!」
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件
水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
以後、
寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言
甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。
さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?
自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?
由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。
皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。
ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。
「誰が、お前を愛していないと言った」
守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。
これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
悪役令嬢を断罪したくせに、今さら溺愛とか都合が良すぎますわ!
nacat
恋愛
侯爵令嬢リディアは、無実の罪で婚約者の王太子に断罪された。
冷笑を浮かべ、すべてを捨てて国外へ去った彼女が、数年後、驚くべき姿で帰ってくる。
誰もが羨む天才魔導師として──。
今さら後悔する王太子、ざまぁを噛みしめる貴族令嬢たち。
そして、リディアをひそかに守ってきた公爵の青年が、ようやく想いを告げる時が来た。
これは、不当な断罪を受けた少女が、自分の誇りと愛を取り戻す溺愛系ロマンス。
すべての「裏切られた少女」たちに捧ぐ、痛快で甘く切ない逆転劇。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる