雨と猫 <止むころには>

 薄暗い道、人がいてもうっすらと影が見える程に暗い道。
 その日、1人の女性がぽつぽつと鳴り響く音といっしょにその女性もまた、大きく透明な粒を落としていた。

  右手に握っているのは赤いドライバー。赤いといっても持ち手が赤いのではない。尖った先端が赤いのだ。


 そんな彼女のもとに合わられたのは一匹の猫だった。


 何をやっているのか、何故そこにいるのか、その答えは雨が止むころには...
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