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ついにきた婚約破棄!名演技でさらば魔法学校!
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「レオンハルト様、私はそのような事はしておりませんわ」
「言い訳がましい!連れて行け!」
悲し気に俯くと水魔法を使ってポタポタ涙を流す。水魔法は勢いよく出すことが格好いいと思う人が多く涙を流すことに使う人は私以外いないだろう。
本物の涙と共に頬に涙が伝っていく。
ああ、長かった婚約だった。この国では娯楽がないのでドラマのような泣き方をすると魅入ってしまうのだ。気分は海外ドラマの別れのシーンをイメージして、18歳らしく涙を流した。
淑女教育で涙の流し方なんて教えてないから分からないだろう。
この日のために練習したのだ。努力が台無しになって惨めになる少女の泣き方を。声の出し方を。
「うっ、ひっく、ううう」
会場がざわめいている中、衛兵に連れて行かれて馬車に乗せられた。行先知ってます。だから抵抗せずに乗っている!
沈んだ空気の中、俯いて泣いているフリを続けた。
この後のセックスのために!!ヒャッハー!
前世を思い出すとAVではインタビューがある。男とセックスする前の初めての出演のセクシー女優が
『どうしてAVに出ようと思ったの?』
『元々エッチな事が好きで……』
と顔を赤くするのだ。何事も恥じらいが大切ということは知っている。
『セックスしたことがないけれどオナニーいっぱいしてました!アヘ顔ダブルピース』
なんてしてはいけない。おっといけない。そろそろ高級娼婦館に到着するみたいだ。セックスする前に前戯はすでに始まっていたのであった。
この婚約にはメリットはなかった。
何故したのか?
それは父親の研究を手助けしてやりたかったからだ。
この世界では獣に襲われて手足を失う人がいる。聖魔法に長けた神官たちですら治すことが難しい。義足や義手も発展していないので、木でつくられた重いものをつけている。
父は宰相であり異端な医者だった。
この世界で手足を生やす技術の開発をしていたのだった。
母親が死んだとき、通常埋葬する遺体も検体として使って体内構造の確認をしていた。
父は他人に興味がない。
ただ父のやっている事が魔法を持たない人間を救うことになる事は私は分かっていた。
父の妨害になるのは新聞社や貴族だ。それを抑えるにはトップを何とかするしかない。使えない第二王子も黙っているなら手ごまに出来る。
技術が進歩したらちんぽだって大きく出来るかもしれないからな。
父の実験は治験の段階に進んでいる。戦場で目を失った騎士の細胞を取り出して、目を作ることに成功して手術を受けさせた。通常他人の目を移植すると拒絶反応を起こすが今のところそれはない。
生前目が悪く苦労したので目が見えないことの苦悩はよく分かる。
この世界に眼鏡はあるが物凄く重い。
それも何とかするつもりだ。
娼婦館の部屋の一室で身を綺麗にされて、セックス前の腹ごしらえをする。セックスは体力勝負だから遠慮してはいけない。キツイコルセット着用の生活はここで終わるのだ。
「すいません、牛肉のフィレと黒パンのフルーツサンドと紅茶砂糖なしでお願いします。あとデザートでフルーツの盛り合わせパフェを下さい」
運ばれた食事をモリモリ食べて少し眠ることにした。のんびりした時間を過ごすことが出来る最高の時間。
再婚約とかふざけたことをすることは分かっているので、出来ないようにあらかじめ契約書を書き換えている。
リリアは粗末なちんぽに耐えられるのだろうか。
「言い訳がましい!連れて行け!」
悲し気に俯くと水魔法を使ってポタポタ涙を流す。水魔法は勢いよく出すことが格好いいと思う人が多く涙を流すことに使う人は私以外いないだろう。
本物の涙と共に頬に涙が伝っていく。
ああ、長かった婚約だった。この国では娯楽がないのでドラマのような泣き方をすると魅入ってしまうのだ。気分は海外ドラマの別れのシーンをイメージして、18歳らしく涙を流した。
淑女教育で涙の流し方なんて教えてないから分からないだろう。
この日のために練習したのだ。努力が台無しになって惨めになる少女の泣き方を。声の出し方を。
「うっ、ひっく、ううう」
会場がざわめいている中、衛兵に連れて行かれて馬車に乗せられた。行先知ってます。だから抵抗せずに乗っている!
沈んだ空気の中、俯いて泣いているフリを続けた。
この後のセックスのために!!ヒャッハー!
前世を思い出すとAVではインタビューがある。男とセックスする前の初めての出演のセクシー女優が
『どうしてAVに出ようと思ったの?』
『元々エッチな事が好きで……』
と顔を赤くするのだ。何事も恥じらいが大切ということは知っている。
『セックスしたことがないけれどオナニーいっぱいしてました!アヘ顔ダブルピース』
なんてしてはいけない。おっといけない。そろそろ高級娼婦館に到着するみたいだ。セックスする前に前戯はすでに始まっていたのであった。
この婚約にはメリットはなかった。
何故したのか?
それは父親の研究を手助けしてやりたかったからだ。
この世界では獣に襲われて手足を失う人がいる。聖魔法に長けた神官たちですら治すことが難しい。義足や義手も発展していないので、木でつくられた重いものをつけている。
父は宰相であり異端な医者だった。
この世界で手足を生やす技術の開発をしていたのだった。
母親が死んだとき、通常埋葬する遺体も検体として使って体内構造の確認をしていた。
父は他人に興味がない。
ただ父のやっている事が魔法を持たない人間を救うことになる事は私は分かっていた。
父の妨害になるのは新聞社や貴族だ。それを抑えるにはトップを何とかするしかない。使えない第二王子も黙っているなら手ごまに出来る。
技術が進歩したらちんぽだって大きく出来るかもしれないからな。
父の実験は治験の段階に進んでいる。戦場で目を失った騎士の細胞を取り出して、目を作ることに成功して手術を受けさせた。通常他人の目を移植すると拒絶反応を起こすが今のところそれはない。
生前目が悪く苦労したので目が見えないことの苦悩はよく分かる。
この世界に眼鏡はあるが物凄く重い。
それも何とかするつもりだ。
娼婦館の部屋の一室で身を綺麗にされて、セックス前の腹ごしらえをする。セックスは体力勝負だから遠慮してはいけない。キツイコルセット着用の生活はここで終わるのだ。
「すいません、牛肉のフィレと黒パンのフルーツサンドと紅茶砂糖なしでお願いします。あとデザートでフルーツの盛り合わせパフェを下さい」
運ばれた食事をモリモリ食べて少し眠ることにした。のんびりした時間を過ごすことが出来る最高の時間。
再婚約とかふざけたことをすることは分かっているので、出来ないようにあらかじめ契約書を書き換えている。
リリアは粗末なちんぽに耐えられるのだろうか。
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