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自慰を見られて検診される

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 ベッドから起き上がると下半身からねっとりとした粘着質な液体が出てきた。最近、濡れている事が多い。部屋に備え付きのシャワールームに真っすぐ向かった。シャワーヘッドを汚れている場所に当てると変な声が一瞬出た。誰にも聞かれてないからいいけれど、聞かれたら恥ずかしい。

「あれ?胸がよく当たるな?」

 身体を洗っていると胸が少し大きくなった事に気がついた。急いで洗って、クローゼットの中にある制服と下着を着用すると胸もお尻も大きくなってる。
 ブラジャーだって、この前買い替えたばかりなのに乳首が出そうになっている。
 黒色のレースのGカップでパンツはTバックで紐で結ぶタイプだ。

 綺麗に洗ってくれたセーラー服を着用すると何とかチャックは弾ける事はなく形を保っている。急いでコルセットを脱いだせいで着方が分からないため、セーラー服で過ごすことになってしまった。
 全身鏡の前で立っているけれど、ムラムラしてあそこに擦れて下着が濡れてしまう。いっぱい食べたせいで、おっぱいとお尻が大きくなっちゃった。3年も経ったら、どうなってしまうんだろう。

 ベッドに上がると仰向けになった。胸が大きいせいで下の方が見えにくい。下着を脱いでおまんこを指で刺激した。…………くちゅくちゅ厭らしい音がする。部屋は広いし、ベッドは天幕がついている。ドア側を突然開けられても見られる事はない。ドアは必ずノックされるからすぐに気がつく。

「ふぁ、はぁ、きもちいい。もっと。こしゅって…………」

 人差し指と中指で花芯を擦って自分を慰める。こっちに来てから自慰をしていなくて、少しだけ溜まっていたらしい。片手で胸を弄りながら、余った手で中に一本だけ指を入れると変な声が漏れた。声を抑えるために俯せになって、枕に顔を伏せた。…………指一本じゃ物足りない。気持ちが良くて奥の方まで指を入れて気持ちよくなろうとした。

 奥は気持ちがいい。何でか知らないけれど分かっている。足を広げて、もうすぐ大きな波がきそうと身構えていた。

「ふぅふぅ、ィっ――」

「…………雪美様」

「…………!!」

 声の方に顔を向けると私を見下ろしているエリオットの姿が近くにあった。嘘でしょ、こんなに近くに何でいるの?表情が固く怒っているようにも見える。勇者でも聖女でもない女を家に招いたら、オナニーしていると知って何を思っているのだろう。昨日の件もあるのに。

 恥ずかしい。恥ずかしくて、目を合わせられない。
 自慰するところをみられるなんて、夢であってほしい。

「息が苦しそうですね、体調はすぐれないのでしょうか?」

「…………うん」

 俯せの姿勢のままで声だけで反応する。こんなところ見られたくない。

「エリオットが確認させていただきますね」

「ええっ、いや、今はちょっと「ダメです! もしもの事があったらいけませんからね」

 会話をしている時に指を抜こうとしたのに抜けなくて。天幕が開いてエリオットは全てを察してくれた。
 なんで最近こんなのばっかり。

「じょ、女性でも性欲があって当然です。雪美様は少々お強い…………いえ、無いよりも多い方がいいと思います。もしかして病気かもしれないので主治医に検診して貰いましょう」

「病気?性欲が強いから?わざわざお医者様を呼ばなくてもいいよ」

 お金かかるといけないし。ただのオナニーなのに。

「いけません。異世界の女性は熱が身体に溜まる事があり、発散しないと高熱が出て寝込んでしまうのです。だから、今していたのは身体の熱を外に出すために自慰をしていたのではと思いまして。違いますか?」

「そ、そうなんです。お腹の中が熱くて仕方がなくて」

「では私が確認しましょう」

「え?なんでエリオットが」

「騎士団長になる前は医者にも興味があって勉強していましたから。熱を吐き出させる方法を知っています」

「恥ずかしいから、やめて…………」

 なんで上手くいかないんだろう。大切なところ見られちゃう。ここは結婚する人しか見せたらいけない場所なのに。

「そうですね。雪美様のおっしゃる通り恥ずかしいですね」

「エリオット…………」

 異世界人同士、話が通じた。このまま変な事をしていたことも忘れて、いつものように過ごすんだ。それで…………。

「エリオットも一緒に熱を出します。ひとりでするから恥ずかしいのでしょう。熱の出し方を教えてあげますね」

 エリオットの話しに乗って場をしのごうと思ったのに、思わず方向になってしまうのである。小さな声で「おっきぃ」なんて呟いたことを忘れて、人間国宝の顔なのにちんぽも生唾飲み込んでしまうほど凄いって。神様、設定盛り過ぎでしょ?

 頬を赤くしたエリオットが全裸になっていた。指を抜かされて仰向けになると下半身が丸見えで、エリオットが触診を始めた。

「ここが赤くなってますね。大丈夫かな。分かりますか?皮も剥けて大きくなってますね」

「ちょっと、ほんとに、あっ」

 指先で触れられたせいで腰が小さく跳ねた。エリオットはクリトリスに何度も触れては、息を吹きかけている。お尻が自然に締まり太ももは力を無くして大きく開く。両手で隠そうとしたら、手を太ももに誘導されその上から手のひらで優しく押された。おまんこ見ながら、おちんちん扱いてる。匂いを嗅がれて恥ずかしい、嗅がないで。

「手は太ももに当ててください。診察の邪魔になってます。最近エッチな夢を見ていますか?」

「うっ…………わかりません、みないでぇ、もう弄らないから」

「これくらいなら軟膏を塗れば治るでしょう、今から塗るので我慢してくださいね」

 エリオットが部屋の引き出しから箱を取り出した。軟膏を開けるとオレンジのような柑橘類のいい匂いがした。そういえば塗るってエリオットが話していた。まさか、エリオットが塗るとか?そんなAVみたいなことがありえるわけないじゃない。冗談だよね?

「お熱吐き出しましょうね」

 ヒヤッとした感覚が下半身に当てられると円を描くように薬を塗られる。薬だから達しちゃダメ。我慢しているのに、それなのにエリオットは指を中に入れてきた。長くて大きな指が気持ちいい。エリオットの指の剣ダコが気持ちのいい所に当たって、腰が反りかえってしまう。指を動かして奥に当たっているおかげで気持ちがいい。エリオットの指が中で何処かを擦ると力が抜けて達してしまった。

「雪美様の淫乱な姿のせいで、エリオットも熱が出ますっ、いつものように飲んでください!」

「んぉっ、ふぇ、いふぃものようにって(いつものようにって?)」

「お口をもごもごして精子をどれだけ欲しいんですか?美味しい甘いミルクですから。乳首も弄ってないのに勃起して、本当にやらしい」

 エリオットの動きが止まると口内に美味しいミルクの味が感じられた。舌で擦って口を窄めて最後の一滴まで飲み干す。飲みなれている感覚がして、本当は嫌なのに喜んで飲んでいる自分が気持ちが悪い。

 グラスに注がれた水を渡されて流し込むように飲み干した。精子なんて飲んだことがないのに、なんかおかしいよ。

「また、おかしい事をしましたか?」

 エリオットが気を利かせてくれているのに、自分の事ばっかりで情けなくなる。目を合わせることが出来なくて、無言になってしまった。

「熱が吐き出せて良かったです。後で部屋に食事を運ばせますね」

 タオルで身体を綺麗に拭いてくれている時に、奥からどんどん粘着質な液体が出てくる。指でエリオットが掻きだしてくれて、その刺激でまた達した。

「まって、まだ抜かないで」

「どうしてですか?」

「…………まだイってるから。まだ、だめ」

 私がいいと言うまでエリオットは指を中に入れてくれた。いつの間にか眠っていて。メイドさんたちが身支度を整えてくれたところで目を覚ました。

 最低最悪な事をしてしまった。エリオットの指を玩具代わりに使って眠るなんて。
 異世界に来てから身体が変だ。今度、きちんと診察してもらって元通りの自分に戻りたい。そのためなら何だって努力する。

 ♢♢♢

 年齢が近いメイドさん達と話をすると向こうの世界と同じで、どの男子が格好いいか話題になった。

「エリオット様の事はどう思いますか?」

「エリオット?格好いいと思うけれど」

 黄色い歓声が庭中に木霊した。エリオットは使用人たちに好かれていて、うっとりした顔でそれはそれは丁寧に何処がいいのか教えてくれた。

「エリオット様は天才です。12歳で最年少で騎士団に入団しになって17歳で騎士団長になったのです。」

「もしかして、エリオットは17歳ですか?」

「そうですが、いかがなさいましたか」

「そんな凄い人を呼び捨てにして、同じ年なのに一緒に住まわせてもらって」

「そんなことエリオット様は気にしていませんよ」

 あの日からエリオットに対して緊張してしまい、目を合わせる事すら出来なくなってしまった。恥ずかしい。消えてしまいたい。治療行為だと分かっているけれど、毎日一緒に眠り、朝起きると治療をされている。

 思い出したら、下着が濡れてしまう。気をつけないと。

 一緒に湯浴みをするけれど、目を閉じて身体を見ないようにしてくれる。異世界の人をお世話するために警備を含めてして側にいるのに。エリオットは勃起するけれど手を出すようなことはしない。血管が浮き出た雄の匂いが強いおちんちんが近くにあると思わずつばを飲み込んでしまう。

 スケベな心を我慢しているけれど、異世界の人間の立場を利用して襲うかもしれないと懸念している。こんなこと前は考えなかったのに。

「エリオット、今頃何をしているのかな。騎士団長って何をしているんだろう」

「差し入れをお持ちしてはいかがでしょうか?」

 それは好感度アップ作戦ってことだよね。異世界の料理をこっちでも食べられるチャンスだ。

「差し入れ!いいですね、何がいいだろう。カツサンドにマフィンに飲み物に、考えただけで楽しい。失敗しないように試作して、味見しないと。練習をしましょう」
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